No. | P. | 内容 | 撮影者 初出誌 |
東中野氏の否定根拠 | 画像 click |
否定根拠への疑問 | 検証記事リンク | 写真判定 |
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95 | 153 | 晒し首 | Life3801 昭和13年1月10日号 |
一読したところ、読者に「日本軍の仕業」と受け止めさせるような写真説明ではあるが、首を斬り、それをバリケード上に置いたのが誰か、写真を撮影したのが誰か、その確証は何一つ無かった。したがって、この写真はそれ以来登場しなくなっていた。 |
■私が注目するのは、初出誌の発行日です。Life誌の1月10日号に 「徹底的な反日家であった中国人の首が、南京陥落直前の12月14日(ママ)、南京郊外の鉄条網のバリケードにくさびで打ちつけられた。その首は、凍るような天候の中で良好な痛みのない状態で、南京の方に顔を向けられていた」 というキャプションがつけられたとすれば、驚くべきことです。 素直に読めば、極めて迅速なる写真の掲載です。 ■従って、羅瑾氏の「16枚の写真帳」のように、日本兵が現像依頼した写真のコピーが写真館から流出したというよりも、上海経由で直接、Life誌に写真が特別スクープとして持ち込まれた、と考えるのが妥当です。 もちろん、東中野氏がそれとなく誘導しているように、南京攻略の遥か以前の「満州馬賊などによるさらし首の写真だろう」を、完全に否定することはできません。 しかし、東中野氏が続くページで紹介している「満州馬賊などによるさらし首の写真」は皆、『みやげもの残虐写真』として絵はがきになっていたり、雑誌に掲載されたりしているのです。それに対してこの写真はそういうことが報告されていません。 ■私は、これほどインパクトの強い写真が、出所として Life誌に限られていることこそが、信憑性を高めていると思います。 ■「写真を撮影したのが誰か、その確証は何一つ無かった。したがって、この写真はそれ以来登場しなくなっていた。」は、東中野氏の単なる主観か印象操作にすぎません。1975年に『LIFE AT WAR』でこの写真が再発表され、話題になったのでその後、日本の出版物にも登場するようになったと考えて、少しも無理はありません。 ■匿名人によるタレコミ写真であることは確かなようです。それ以外には、このような写真がLifeに掲載される可能性は考えられません。心の奥底が「反日平和」でありながら面従腹背。それを隠して写真を撮り匿名でLifeに投稿した人士とは、一体どのような人物なのでしょうか? 日本人かも知れず、中国人かも知れず。まさしく謎の『大作戦』ですね。 |
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