思考錯誤画像資料検証板で考察された写真資料を、カメラポジション、撮影時系列の点からまとめたものです。
下記産経新聞記事にある「大人の男性がこの赤ん坊を抱きかかえ駅のホームから線路に運ぶシーンが出てくる。プロパガンダ写真研究会では『反日宣伝のやらせ写真を撮影するために現場を演出している課程が映像に写った』と判断し・・・」という説にはなんら根拠がないことがわかりました。
一連の写真と映像は、酷い爆撃被害を受けた駅舎側から赤ん坊と幼児を救い出し反対側のホームに運び出す、救助の過程を写したものであることに間違いありません。『演出している過程』などではありません。
写真集「レイプ・オブ・南京」
「反日宣伝用」を掲載、米やらせ映画の場面
史実のわい曲や誤りが指摘されている中国系アメリカ人、アイリス・チャン女史(30)の著書「レイプ・オブ・南京」と同じタイトルの写真集「レイプ・オブ南京」(史詠氏著)に使われた赤ん坊の写真は、米国の反日宣伝映画「バトル・オブ・チャイナ」に写っていることが、25日までの自由主義史観研究会(会長・藤岡信勝東大教授)に設置されたプロパガンダ写真研究会の調べでわかった。研究会では今日26日、これまで進めてきたチャン女史の著書への検証作業を、東京都内で開かれる「反撃集会」で発表する。
今回、明らかになったのは≪1937年8月28日正午、日本軍は上海南駅に爆撃を行い、待合室にいた200人あまりの人が亡くなり、けが人多数を出した。爆撃の後、血を流し泣きながら赤ん坊が1人残された≫とキャプションを付けた写真。
入手先は米国の雑誌「ライフ」となっており、この写真の発表について同書では≪この写真は世界中を駆け巡り、日本の侵略による残虐行為に対し世界中から非難が集まった≫と説明している。
この写真はライフ1937年の10月4日号に掲載され、同じ年のアメリカ雑誌「ルック」にも掲載された。しかし、ルックの写真では赤ん坊の横に男性と子供が立っている光景が写っており、ライフでは横の男性がカットされ、がれきに1人取り残された痛ましい姿のみが強調されている。
写真は”日本の侵略”を批判するさいに再三、登場するが、大阪市にある戦争資料館「大阪国際平和センター(ピースおおさか)」では「上海爆撃 泣き叫ぶ子供」と題して展示してきたが、「爆撃後の市街に赤ん坊1人だけでいる姿が不自然」として撤去された経緯のある、信ぴょう性に疑問が指摘されていた。
さらに米国で反日宣伝の目的で作られたやらせ映画「バトル・オブ・チャイナ」には、大人の男性がこの赤ん坊を抱きかかえ駅のホームから線路に運ぶシーンが出てくる。プロパガンダ写真研究会では「反日宣伝のやらせ写真を撮影するために現場を演出している課程が映像に写った」と判断し、今後もプロパガンダ写真の調査を続ける方針だ。(産経新聞・平成10年9月26日朝刊より)
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