『南京事件「証拠写真」をけんしょうする』P131の写真７８では小さくて解らないと思いますが、私が提示した写真では「南京駅の掲示物」であることが判ると思います。
http://t-t-japan.com/bbs/article/t/tohoho/11/dgrseh/bhuseh.html#bhuseh
http://t-t-japan.com/bbs/article/t/tohoho/11/dgrseh/wfvseh.html#wfvseh
ピッポさんには、「恥の写真帳」と言っている意味を理解していただくため、オマケの写真を提示しています（^^）


[管理人一回修正：レイアウト]

重要な見落としをしていました。「十時」という具体的な時間が書かれていますね。

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十二月十三日午前十時
小池部隊
林隊占領
客車八輪
汽関車三輪
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独立工兵第一連隊が所属する上海派遣軍の鹵獲物の中に、「機関車３輌」というのがあり林隊によるものである可能性が高いですね。

『大阪朝日新聞昭和十二年十二月三十日』の記事より
引用開始------------
敵の遺棄死骸八万四千
我方の戦死傷は四千八百
南京攻略戦の精算
【上海特電二十九日発　上海軍発表（二十九日午後六時）】
南京本防御戦攻撃より、南京城完全攻略に至る間、敵に與へたる打撃は既にその一部を発表せるもその後詳細なる調査によれば遺棄死骸のみをもつてするも八万四千の多きに達しこの間わが軍の被れる損害は戦死傷者合計約四千八百名あり、彼我損害の概要左の如し
一、我が方戦死八百、戦傷四千
二、敵方遺棄死骸八万四千、捕虜一万五百
三、鹵獲品の主要なるもの
小銃十二万九百、重軽機関銃三千二百、迫撃砲、曲射砲二百九十九、野戦砲四十
高射砲四十、重砲百十、拳銃百二十、戦車十、自動貨車四十、機関車三、客貨車六十、砲弾各種約合計四百七十万発その他食料品など莫大
引用終了---------

⇒『恥の写真帖』の全景。
失礼しました。東中野本の「Ａ−２」「Ａ−３」も提示します。
更に羅瑾さんと呉施さんの写真も提示します（^^）
[管理人一回修正：レイアウト]

(上記朝日新聞の引用にひきつづき）
上記、発表は上海派遣軍の公式発表なので、第十軍の数値は含まれていません。
“一、我が方戦死八百、戦傷四千”とありますので、戦死者：８００名・戦傷者：４０００名だったかどうか検証します。
上海から南京までの数値として、以下の資料と比較します。
『第九師団作戦経過の概要』より
引用開始--------------------------------------------------------
作戦期別　　　戦　死　　　　　戦　傷　　　　　合　計
上　海　　　３，８３３　　　８，５２７　　１２，３６０
追　撃　　　　　６３８　　　４，１０１　　　４，７８５
南　京　　　　　４６０　　　１，１５６　　　１，６１６
合　計　　　４，９７６　　１３，７８５　　１８，７６１
引用終了-------------------------------------------------------
第九師団だけで、オーバーしてしまいましたね(^^)

しからば、南京戦だけではどうなるか、再検討してみましょう。
『第十六師団状況報告』と『第九師団作戦経過の概要』より
引用開始--------------------------------------------------------
部　隊　　　　　　戦　死　　　　戦　傷　　　　　合　計
第九師団　　　　　４６０　　　１，１５６　　　１，６１６
第十六師団　　　　５０５　　　１，６８９　　　２，１９４
合　計　　　　　　９６５　　　２，８４５　　　３，８１０
熊猫注：第三師団や山田支隊等の数値が不明なので、実際には更に多いと思います。
引用終了-------------------------------------------------------
はて、困りました(^^；
“一、我が方戦死八百、戦傷四千”は何だったんでしょうかね。自軍の被害を過少報告したのかも知れませんね。

恥の写真帳にあるこの3枚の写真は何ですか？

朱成山　主編『南京大屠殺与国際救援図集』江蘇古籍出版社、平成14年

写真77は不鮮明なので『侵華日軍南京大屠殺暴行照片集』で見ると、手前に多くの死体らしきものが見え、遠くに馬一頭と兵士が見える。これが、昭和22年の南京裁判に証拠として提出されたというのであれば、その後に大いに使われてよかったはずだが、どうして1980年代まで出てこなかったのであろうか。