「百人斬り」東京地裁判決(部分-049)
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《紹介:野田少尉を連行した警察官の陳述》
- (キ) Hの陳述
Hは,昭和21年ないし22年ころ,X警察署に勤務し,野田少尉を連行した警察官であるところ,野田少尉が,連行に際して,Hに対し,
「 Hさん,いくら敵兵といえど人間ですよ。人が人を斬る,多くの人を斬れても斬る人は頭が狂ってくるのではないでしょうか。また如何なる銘刀といえども多くの人を斬れば『ノコギリ』のようになるでしょう。私は刀は多く持っておりません。 」,「 あの話は創作ですよ。中国ではこの話を証拠とするでしょうが,私はやっていないことはやっていないと言います。私に責任があれば,その責任は立派に果たします。 」
と話していた旨述べている(甲76)。
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