「百人斬り」東京地裁判決(部分-050)

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《紹介:南京軍事裁判の裁判長、石美瑜に対するインタビュー(鈴木明「『南京大虐殺』のまぼろし」) 》
        • (ク) 石美瑜に対するインタビュー記事

          鈴木明は,上記「『南京大虐殺』のまぼろし」において,南京軍事裁判の裁判長であった石美瑜に対するインタビューを記載し,それによれば,石は,

          「  終戦のとき,中国には百万位の日本軍がいたが,約二千人の戦争犯罪人を残して,すべて帰国させた。しかも,その二千人の中で実際に処罰されたのは数百人で,死刑になったのは,数十人である。
            向井少尉たち三人については,日本人の書いた本に記載されていたもので,この本にある写真はお前か,ときいた時,彼は犯罪事実を容認した。証拠の刀もあった。この百人斬り事件は南京虐殺事件の代表的なもので,南京事件によって処罰されたのは,谷中将とこの三人しかいない。南京事件は大きな事件であり,彼等を処罰することによって,この事件を皆にわかってもらおうという意図はあった。
            無論,私たちの間にも,この三人は銃殺にしなくてもいいという意見はあった。しかし,五人の判事のうち三人が賛成すれば刑は決定されたし,更にこの種の裁判には何応欽将軍と蒋介石総統の直接の意見も入っていた。
            私個人の意見はいえないが,私は向井少尉が日本軍人として終始堂堂たる態度を少しも変えず,中国側のすべての裁判官に深い感銘を与えたことだけはいっておこう。彼は自分では無罪を信じていたかも知れない。彼はサムライであり,天皇の命令によりハラキリ精神で南京まで来たのであろう。先日の横井さんのニュースをきいた時,私はこれら戦犯の表情を思い出した。
            私は法律家だ。それぞれの法律を守ることが正しいと思っている。  」

          「  昔中国は日本と戦ったが,今はわれわれは兄弟だ。われわれは憶えていなければならないこともあるし,忘れなければならないこともある。最後に,もし向井少尉の息子さんに会うことがあったら,これだけいって下さい。向井少尉は,国のために死んだのです,と  」

          と述べたとされている(甲16)

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