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  続報・福田篤秦氏の証言 ゆう 2003/07/25 19:55:31  (修正2回)
  『朝日が明かす中国の嘘』について>ゆうさ... K−K 2003/07/26 01:20:20 

  続報・福田篤秦氏の証言 ゆう 2003/07/25 19:55:31  (修正2回) ツリーへ

続報・福田篤秦氏の証言 返事を書く ノートメニュー
ゆう <pmyqfxtjon> 2003/07/25 19:55:31 ** この記事は2回修正されてます
田中正明氏の最新刊、「朝日が明かす中国の嘘」を購入しました。

P203より「福田篤秦氏の証言」が掲載されていますが・・・。



私は、自分のHPで、「福田証言」には少なくとも5つの版があることを説明し、そのうち田中氏の「南京事件の総括」版は、過去の「毎日新聞社・一億人の昭和史」版を田中氏が適当にアレンジしたものであり資料価値が低い、という「推定」を行いました。この「総括」版は、松尾さんのページの紹介のおかげで、ネットの世界では最も有名なものです。

松尾さんのページの「総括」版「福田証言」紹介
http://www.history.gr.jp/nanking/reason04.html

私の解説「福田篤秦氏の証言(1)」
http://www.geocities.co.jp/WallStreet/8503/hukuda1.html


さて、「・・・中国の嘘」では、氏は、「2001年「総括」版」ではなく、なぜか大昔の「1984年「虚構」版」を採用しています。

これは、私の「推定」通り、「総括」版の資料価値を疑わせしめる一つの材料になる、と言えると思います。


ちなみに、松尾さんの紹介文です。

****************

高木書房「朝日が明かす 中国の嘘」はオススメ 投稿者:松尾一郎  投稿日: 7月24日(木)14時23分19秒

小さな出版社なので、書店には表立って置かれてないが・・・

 田中正明編著「朝日が明かす 中国の嘘」(高木書房)は、一読する価値あり。

 朝日新聞が当時報道した映像を中心に、従軍記者や時折引用される、福田氏などの在南京の人々の証言を、当時の証言をそのままに、上手く説明している。
 以外に新しいものであるにも関わらず、余り注目されていないが、一読の価値は確実にあると思う。

 「南京「虐殺」研究の最前線」とかいう、10年前に研究しつくされたような古臭い書籍にお金を出すくらいなら、まだはるかにマシ。(笑)
 展転社は売れないどころか、つまらないものに手を出して自滅するのを望んでいるのか?と思いたくなるような気がするのは気のせいだろうか。

****************

・・・う〜ん(^^)


この本をパラパラめくっていましたら、いきなり、「唐生智司令銃殺さる」という昭和12年12月27日の記事が目に飛び込んできました(P59)。この記事が誤報であった、という解説が入るのかと思ったら、どうやら田中氏はこれを「事実」と思い込んでいるようです。

冨澤繁信氏「南京事件の核心」と合わせ(早速買いましたが、この本の評価は松尾さんに賛成(笑))、美味しい「否定本」がまた増えました。「否定派」がこれらの本を真面目に受け取って議論するようになったら、私のページでも取り上げてみることにしましょう(笑)。


*個人的なことになりますが、明後日からしばらくネットに触れなくなります。しばしの「休憩」です。

  『朝日が明かす中国の嘘』について>ゆうさ... K−K 2003/07/26 01:20:20  ツリーへ

Re: 続報・福田篤秦氏の証言 返事を書く ノートメニュー
K−K <ecoepxmujl> 2003/07/26 01:20:20
『朝日が明かす 中国の嘘』について > ゆうさんへ

>さて、「・・・中国の嘘」では、氏は、「2001年「総括」版」ではなく、
>なぜか大昔の「1984年「虚構」版」を採用しています。
>これは、私の「推定」通り、「総括」版の資料価値を疑わせしめる一つの材料
>になる、と言えると思います。

 確かに、この推定は正しいと思います。

 もし、仮に「総括」版が、田中氏が「総括」版のために新たにインタビューをしたものであれば、内容が非常に詳しくなっている分、本来は、こちらが資料の内容としては価値があることになります。

 今回の『〜中国の嘘』に引用されているのが、「虚構」版であることを考えると、「虚構」版こそが生のインタビューであり、「総括」版は、「虚構」版を脚色したものだと言えるでしょう。そして、田中氏が行ったインタビューは、「虚構」版の時行ったものだけだったことになります。

 どこまでがインタビューの内容で、どこまでがそのインタビューを補ったものなのかを区別できないような代物には、資料的な価値を見出すことは難しいでしょうね。この様な資料に対する杜撰な態度が、例の松井日記改竄事件に繋がる一因となったのだと思います。


 資料として福田証言を扱う場合は、やはり、『一億人の昭和史』版を利用するのが妥当であるということになりますね。


※それにしても、田中正明氏はもう随分、高齢の筈ですが、頑張っているようですね(笑)。


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