便衣兵

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　　便衣兵 熊猫 2003/11/15 00:10:06 
　　└Re:便衣 渡辺 2003/11/15 02:12:59  (修正1回)
　　　└この【便衣兵】は、他の掲示板で便衣兵とは... 熊猫 2003/11/15 15:54:26

　　便衣兵 熊猫 2003/11/15 00:10:06  ツリーへ

便衣兵 返事を書くノートメニュー

熊猫 <dhcvsuquwp> 2003/11/15 00:10:06

別の掲示板で便衣兵とは何か議論してみました。期待したほど、つんつんされませんでしたので、この場所で本格的につんつんされたほうが勉強になるかなと（冷汗）。

【便衣】
一般的に「平服」「普段着」となっていますが、その場合「便服」と言ったほうが適切だと思います。「便衣」とは、現在は中国語で刑事（平服を着た警察官）という意味で使われています。
つまり、軍人や警察官などが「制服を着ずに任務を遂行する」場合に使われる言葉です。
たとえ軍人であろうと非番の日や、任務遂行以外の行為に対しては便衣とは申しません。私服を着て彼女とデートをする軍人は便衣兵ではありません。

【便衣兵】
①「便衣兵」とは、敵兵を欺くため出撃時から便衣（市民服）を着て戦闘に従事している正規兵のこと。したがって、軍服を脱いだ兵士を「便衣兵」と呼ぶことは間違いであると思われる、あくまで、武器を携行して実際の戦闘行為を行う戦闘者のことをいう。
②ゲリラ＝便衣兵の解釈は、間違いとまでは申しませんが少し違います。ゲリラは当然正規兵ではない場合もゲリラであり、便衣兵は少なくとも正規兵が便衣した場合です。
注：肯定派の笠原十九司氏は、ゲリラ＝便衣兵の解釈と解釈しています。（南京事件Ｐ144）ゲリラではない。正しく表現するならば、ゲリラのようなもの。
③皆無ではありませんが、本来の意味での戦闘者としての便衣兵は、南京では殆ど存在しなかった。
④「便衣兵」と認定するには実際の戦闘行為をした現行犯或は、武器携帯の有無が必要である。
⑤任務遂行中である。
⑥当時の日本軍は、正規兵の便衣行為だけでなく市民兵も便衣兵と認識していた。

　　└Re:便衣 渡辺 2003/11/15 02:12:59  (修正1回) ツリーへ

Re: 便衣兵 返事を書くノートメニュー

渡辺 <oogeblxyju> 2003/11/15 02:12:59 ** この記事は1回修正されてます

Re:便衣

ゲリラは「便衣隊」、個人は「便衣（児）」と呼んでいるようですが、後者は一般的に平服の軍人・警官をさしていると思われます。（愛知大学編纂『中日大辞典』,1996年,p.124）

「便衣兵」議論の本来の意図は、ゲリラを「便衣兵」と呼ぶことによって、「便衣」（私服）に着替えた兵士をゲリラだとして、敗残兵の殺害を肯定しようとするところにあります。
熊猫さんが、④でご指摘のとおり、ゲリラは少なくとも兵器を現に所持していなくてはなりません。

日本軍においても、夏服で参戦した部隊が、寒さをしのぐために中国の「便衣」をまとったり、夏には褌ひとつ、場合によっては工兵が全裸で川に入ることもありました。こういう兵はゲリラとは呼びません。
また、激しい戦闘の後では、衣類がボロボロになり平服との区別もできないことがあります。
下記の文書は、軍によって作成された対外的な文書ですが、投降兵が平服に着替えていること自体は問題としていません。↓
http://hist1937.hp.infoseek.co.jp/document/red-cross1.gif
-----
（二）衣、食、住及び慰安
　投降時ノ兵服ハ汚損甚シク或ハ故意ニ便服ト着換へ来ルモノアリ且漸次寒気加ハルヲ以テ毛布、襦袢、其他必要被服ヲ貸與シアリ
　食事ハ毎食共我軍兵員ト全然同一食物ヲ供シアリ
　准士官以上ハ獨房ニ、下士官兵ハ集團シテ収容ス
　毎週日曜ハ慰安日トシ時間ヲ限リ娯楽室ニ於テ慰安セシメ特ニ茶菓ヲ給ス、娯楽室ニハ囲基、麻雀、楽器等ヲ設ケアリ
-----

この文書の作成者を見れば、これが、日本軍の公式見解であることが分かります。↓
http://hist1937.hp.infoseek.co.jp/document/red-cross0.gif
[出典：アジア歴史資料センター（レファレンスコード：C20010022255）「赤十字国際派遣員「ワットビル」大佐の日本赤十字活動状況視察に関する調書の件（大日記乙輯昭和１２年）」]

熊猫さん:>③皆無ではありませんが、本来の意味での戦闘者としての便衣兵は、南京では殆ど存在しなかった。

これについては、日本軍の南京占領後、少なくとも「南京事件」とされている時期には無かったのではないかと思いますが、どのような例があるでしょうか？

　　　└この【便衣兵】は、他の掲示板で便衣兵とは... 熊猫 2003/11/15 15:54:26  ツリーへ

Re: Re:便衣 返事を書くノートメニュー

熊猫 <dhcvsuquwp> 2003/11/15 15:54:26

この【便衣兵】は、他の掲示板で便衣兵とは何か？
　他の掲示板で否定派、肯定派が参加者みんなで考えようと私が提案したものです。これは私が論破型の投稿をしているのではと反省して、多くの方が自分の考えを投稿しやすいように配慮したいと思ったからです。どうも、南京事件の掲示板は中傷合戦と揚足取りが好きな方が多いような気がして、相手を論破することに専念するのは、個人的に好きではありません。
　私が２ＣＨに参加しないのは、その様な理由からです。
　紹介していただいた資料については全く知りませんでした。まだまだ修行不足ということになりますね（笑）。有難うございます。

③の戦闘者としての便衣兵については、私も疑問視しています。否定派の方が、何を根拠に主張しているのか良くわかりません。
・小林よしのり氏の「戦争論」の、「南京の安全区に2万人の国民党ゲリラが入り込み、日本兵に化けて略奪・強盗・強姦・放火を繰り返し、これをすべて日本軍のしわざに見せかけていた」が元ネタとなっていると思います。
・東中野修道氏の「南京虐殺の徹底検証」の可能性もありますが、某ＵＲＬからの引用と考えています。
・エスピー報告書を元に主張するのかとの質問に対し、「そうだ」との回答がありましたが、どこまで信じてよいのやらわかりません。
否定派の方が漠然と主張されてますので、論破が目的ではなくみんなのの考えを引き出すのが目的で、譲歩したかたちとなっています。この件は、試行錯誤の皆さんから指摘されるだろうなと思っていました。再度、論議して内容を変えるようにしたいと思っている箇所です。

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熊猫 <dhcvsuquwp> 2003/11/15 00:10:06
別の掲示板で便衣兵とは何か議論してみました。期待したほど、つんつんされませんでしたので、この場所で本格的につんつんされたほうが勉強になるかなと（冷汗）。【便衣】一般的に「平服」「普段着」となっていますが、その場合「便服」と言ったほうが適切だと思います。「便衣」とは、現在は中国語で刑事（平服を着た警察官）という意味で使われています。つまり、軍人や警察官などが「制服を着ずに任務を遂行する」場合に使われる言葉です。たとえ軍人であろうと非番の日や、任務遂行以外の行為に対しては便衣とは申しません。私服を着て彼女とデートをする軍人は便衣兵ではありません。【便衣兵】 ①「便衣兵」とは、敵兵を欺くため出撃時から便衣（市民服）を着て戦闘に従事している正規兵のこと。したがって、軍服を脱いだ兵士を「便衣兵」と呼ぶことは間違いであると思われる、あくまで、武器を携行して実際の戦闘行為を行う戦闘者のことをいう。 ②ゲリラ＝便衣兵の解釈は、間違いとまでは申しませんが少し違います。ゲリラは当然正規兵ではない場合もゲリラであり、便衣兵は少なくとも正規兵が便衣した場合です。注：肯定派の笠原十九司氏は、ゲリラ＝便衣兵の解釈と解釈しています。（南京事件Ｐ144）ゲリラではない。正しく表現するならば、ゲリラのようなもの。 ③皆無ではありませんが、本来の意味での戦闘者としての便衣兵は、南京では殆ど存在しなかった。 ④「便衣兵」と認定するには実際の戦闘行為をした現行犯或は、武器携帯の有無が必要である。 ⑤任務遂行中である。 ⑥当時の日本軍は、正規兵の便衣行為だけでなく市民兵も便衣兵と認識していた。

Re: 便衣兵	返事を書くノートメニュー
渡辺 <oogeblxyju> 2003/11/15 02:12:59 ** この記事は1回修正されてます
Re:便衣ゲリラは「便衣隊」、個人は「便衣（児）」と呼んでいるようですが、後者は一般的に平服の軍人・警官をさしていると思われます。（愛知大学編纂『中日大辞典』,1996年,p.124）「便衣兵」議論の本来の意図は、ゲリラを「便衣兵」と呼ぶことによって、「便衣」（私服）に着替えた兵士をゲリラだとして、敗残兵の殺害を肯定しようとするところにあります。熊猫さんが、④でご指摘のとおり、ゲリラは少なくとも兵器を現に所持していなくてはなりません。日本軍においても、夏服で参戦した部隊が、寒さをしのぐために中国の「便衣」をまとったり、夏には褌ひとつ、場合によっては工兵が全裸で川に入ることもありました。こういう兵はゲリラとは呼びません。また、激しい戦闘の後では、衣類がボロボロになり平服との区別もできないことがあります。下記の文書は、軍によって作成された対外的な文書ですが、投降兵が平服に着替えていること自体は問題としていません。↓ http://hist1937.hp.infoseek.co.jp/document/red-cross1.gif ----- （二）衣、食、住及び慰安　投降時ノ兵服ハ汚損甚シク或ハ故意ニ便服ト着換へ来ルモノアリ且漸次寒気加ハルヲ以テ毛布、襦袢、其他必要被服ヲ貸與シアリ　食事ハ毎食共我軍兵員ト全然同一食物ヲ供シアリ　准士官以上ハ獨房ニ、下士官兵ハ集團シテ収容ス　毎週日曜ハ慰安日トシ時間ヲ限リ娯楽室ニ於テ慰安セシメ特ニ茶菓ヲ給ス、娯楽室ニハ囲基、麻雀、楽器等ヲ設ケアリ ----- この文書の作成者を見れば、これが、日本軍の公式見解であることが分かります。↓ http://hist1937.hp.infoseek.co.jp/document/red-cross0.gif [出典：アジア歴史資料センター（レファレンスコード：C20010022255）「赤十字国際派遣員「ワットビル」大佐の日本赤十字活動状況視察に関する調書の件（大日記乙輯昭和１２年）」] 熊猫さん:>③皆無ではありませんが、本来の意味での戦闘者としての便衣兵は、南京では殆ど存在しなかった。これについては、日本軍の南京占領後、少なくとも「南京事件」とされている時期には無かったのではないかと思いますが、どのような例があるでしょうか？

Re: Re:便衣	返事を書くノートメニュー
熊猫 <dhcvsuquwp> 2003/11/15 15:54:26
この【便衣兵】は、他の掲示板で便衣兵とは何か？　他の掲示板で否定派、肯定派が参加者みんなで考えようと私が提案したものです。これは私が論破型の投稿をしているのではと反省して、多くの方が自分の考えを投稿しやすいように配慮したいと思ったからです。どうも、南京事件の掲示板は中傷合戦と揚足取りが好きな方が多いような気がして、相手を論破することに専念するのは、個人的に好きではありません。　私が２ＣＨに参加しないのは、その様な理由からです。　紹介していただいた資料については全く知りませんでした。まだまだ修行不足ということになりますね（笑）。有難うございます。 ③の戦闘者としての便衣兵については、私も疑問視しています。否定派の方が、何を根拠に主張しているのか良くわかりません。・小林よしのり氏の「戦争論」の、「南京の安全区に2万人の国民党ゲリラが入り込み、日本兵に化けて略奪・強盗・強姦・放火を繰り返し、これをすべて日本軍のしわざに見せかけていた」が元ネタとなっていると思います。・東中野修道氏の「南京虐殺の徹底検証」の可能性もありますが、某ＵＲＬからの引用と考えています。・エスピー報告書を元に主張するのかとの質問に対し、「そうだ」との回答がありましたが、どこまで信じてよいのやらわかりません。否定派の方が漠然と主張されてますので、論破が目的ではなくみんなのの考えを引き出すのが目的で、譲歩したかたちとなっています。この件は、試行錯誤の皆さんから指摘されるだろうなと思っていました。再度、論議して内容を変えるようにしたいと思っている箇所です。