[思考錯誤INDEX] [新規発言] [掲示板内検索] [問答有用] [南京事件資料集][とほほ空間] [旧K-K掲示板][旧思考錯誤]
  この資料の出典 タラリ 2004/01/08 23:19:39 
  第3機関銃中隊と言えば… K−K 2004/01/09 23:51:30 
   └正解です ゆう 2004/01/10 00:26:32  (修正1回)
    └よかった。ネタになる。 タラリ 2004/01/10 15:26:45 
     └久々HPにアップしました。 タラリ 2004/01/10 22:00:38  (修正1回)
      ├立ち読み『プロパガンダ戦「南京事件」』改... 渡辺 2004/01/11 02:22:49  (修正3回)
      ├「斬り落とした首を持つ陸戦隊員」 渡辺 2004/01/13 17:56:35 
      ├「プロパガンダ写真の研究」の研究というの... 靴屋 2004/01/13 18:08:30 
      ├渡辺さんと靴屋さんのご指摘について。 タラリ 2004/01/13 19:06:51 
      │└KenMagazine 渡辺 2004/01/14 14:30:03  (修正3回)
      ├続編をupしました。 タラリ 2004/01/14 21:26:09  (修正2回)
      ├「南京事件の真実」サイト更新のお知らせ タラリ 2004/01/16 21:24:07 
      │└目を閉じた女性 渡辺 2004/02/07 14:49:10 
      ├さらに、続編をUPしました。 タラリ 2004/01/22 22:09:40 
      ├資料:中国軍の日本刀+日本刀の反りとは 渡辺 2004/01/27 00:47:35  (修正3回)
      │└中学生の頃、日本刀の鑑定を習っていました... 熊猫 2004/01/27 02:02:19 
      │ └小学生の頃、日本刀を使っていました。 渡辺 2004/01/28 01:48:27  (修正1回)
      │  └もしかして軍刀では? 熊猫 2004/01/29 20:52:02 
      │   └不明です 渡辺 2004/01/30 02:19:04 
      └ニセ写真攻撃−斬首解決編をupしました。 タラリ 2004/01/27 22:02:28 
       ├これはすごい ja2047 2004/01/28 06:19:42  (修正2回)
       │└>これは大きな水瓶のように見えますが。 タラリ 2004/01/28 17:21:28 
       └タラリさんに敗北した熊猫です。 熊猫 2004/01/30 20:38:51 

  この資料の出典 タラリ 2004/01/08 23:19:39  ツリーへ

この資料の出典 返事を書く ノートメニュー
タラリ <vgezpxzsqe> 2004/01/08 23:19:39
『南京大屠殺図証』中央档案館 中国第二歴史档案館 吉林証社会科学院 合編
吉林人民出版社
という本を買い求めました。

pp85に下記のような日記の写真があります。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・・・上っているが、敵のものか友軍のものか共に言い競いている。午前十一時聯隊
本部に追い着き連隊の指揮下に入る、昼食をとる。前方の道路の橋が落とされている
ので舟で人馬を渡す。布川一男君に二度目の再会 タバコほまれ一個を与える。橋の
たもとで約一時間の時間を費やす。橋の付近に五、六個の支那軍の死体がやかれたり、
或いは首をはねられて倒れている。話では砲兵隊の将校がためし切りをやったそうで
ある。此の付近では毎晩のように敗残兵が来襲してくると警備隊の兵が言っていた。

(ここまで手書きの日記↑縦書き)

(写真説明は日本の活字、横書き↓)
 中国兵捕虜「ためし斬り」を記したM・N伍長日記
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
↑ここまでが写真として掲示

(全体の説明として中国簡体字で↓)

図222 日軍十六師団二十連隊第三機関銃中隊M・N伍長日記:1937年11月
22日,在無錫付近看到了被[石+欠][てへん+卓]■■的中国軍人的死体、听説
是砲兵隊軍官”試斬”的。
 
      ◇        ◇        ◇

百人斬りの否定派が、よく「砲兵隊長、副官は白兵戦や試しきりにも出られない」と
いう反論を出してきます。この資料はそれへの反駁の一部になります。この写真を見
ますと、日本の書籍からのコピーのようです。この資料の出典をご存じの方がおられ
ましたら、教えて下さい。

  第3機関銃中隊と言えば… K−K 2004/01/09 23:51:30  ツリーへ

Re: この資料の出典 返事を書く ノートメニュー
K−K <ecoepxmujl> 2004/01/09 23:51:30
第3機関銃中隊と言えば…

 階級が違うのですが、第3機関銃中隊のM・Nというと、牧原信夫上等兵かもしれません。
 しかし、残念ながら、南京戦史には12月10日からしか掲載されていませんので、11月22日の記述は確認できません。

 記憶が定かではないのですが、この日記は、『南京事件・京都師団関係資料集』井口和起ほか編(青木書店、1989.12)にも載っていたと思いました。もしかしたら、こっちには、11月の分も載っているかも知れませんね。

   └正解です ゆう 2004/01/10 00:26:32  (修正1回) ツリーへ

Re: 第3機関銃中隊と言えば… 返事を書く ノートメニュー
ゆう <pmyqfxtjon> 2004/01/10 00:26:32 ** この記事は1回修正されてます
正解です

私の手元に、「京都師団関係資料集」の「牧原信夫日記」がありますが、その「11月22日」の記述です。

    └よかった。ネタになる。 タラリ 2004/01/10 15:26:45  ツリーへ

Re: 正解です 返事を書く ノートメニュー
タラリ <vgezpxzsqe> 2004/01/10 15:26:45
よかった。ネタになる。
みなさん、ありがとうございます。

     └久々HPにアップしました。 タラリ 2004/01/10 22:00:38  (修正1回) ツリーへ

Re: よかった。ネタになる。 返事を書く ノートメニュー
タラリ <vgezpxzsqe> 2004/01/10 22:00:38 ** この記事は1回修正されてます
久々HPにアップしました。
松尾一郎さんの出版記念として、
「『プロパガンダ写真研究家』松尾一郎の目の節穴度」と週刊新潮ふうのタイトルを付けてみました。
続編がありますのでご期待下さい。
http://www.nextftp.com/tarari/Matsuo/zanshu_hen.htm

      ├立ち読み『プロパガンダ戦「南京事件」』改... 渡辺 2004/01/11 02:22:49  (修正3回) ツリーへ

Re: 久々HPにアップしました。 返事を書く ノートメニュー
渡辺 <oogeblxyju> 2004/01/11 02:22:49 ** この記事は3回修正されてます
立ち読み『プロパガンダ戦「南京事件」』改訂04.2.3

タラリさん、
>久々HPにアップしました。

ごくろうさま(^^)

影の件、力作です。

今日、立ち寄った本屋さんで、松尾書をちらりと立ち読みしました。松尾氏には失礼ですが、正直、こんなもんで光人社が立派な装丁の本にしてくれるのか、「いいな!」と驚きました(^^;

合成写真、特に光が強くて照り返しのある屋外の写真なんか難しくて、簡単に合成できませんって、自分でやってみなさいと旧思考錯誤板で、2,3回投稿したのにね。
それから、銃剣で刺殺している写真ですね、「ルック」より「チャイナ・ウイークリー・レビュー」1938年8月13日号(南京とキャプションあり)の方が掲載が早く、これは今までにも知られているんですけどね。一番理解できなかったのは、これが「南京事件」の期間より遅いと、宣伝写真だということでチャンチャンと終わりにしてしまう松尾氏の思考回路です。暖かくなっても、こんなことをしていたんだということなのに...

まだ上海南站の幼児の泣き叫ぶ写真をヤラセなんていってるんですね。これは、相当腰を入れて「旧K−K板」(2004.2.3修正)に投稿したのにね。 The Battle of China で使われた部分ではなく、前後も収録されているキャスルフィルムの News Prade The Year of 1937 (入手可能)を見れば本物であることが分かると言ってあげたのに。それから、「ライフ」にもあたってないんでしょ。問題の写真の右頁には、幼児の左腕がひじのあたりから失われている心いたむ写真があります。これもヤラセっちゅうか。発煙筒をたいたなんて、どうやって分かったんだ、お前は見てきたのか、こういうものを捏造された宣伝写真などとアホかいなと、これが率直な感想です。

タラリさんの続編に期待しています。

-- 補足 2004.2.3 --
「旧K−K板」に投稿したものは発見できませんでしたが、そよかさん「飛翔」板「資料室」に保存されている投稿がありますので、紹介いたします。
2001/07/31「上海南駅で泣き叫ぶ子供の写真について」 No: 1339
http://hyper10.amuser-net.ne.jp/~auto/b22/usr/soyoka/brd1/bbs.cgi?up=front&low=59

      ├「斬り落とした首を持つ陸戦隊員」 渡辺 2004/01/13 17:56:35  ツリーへ

Re: 久々HPにアップしました。 返事を書く ノートメニュー
渡辺 <oogeblxyju> 2004/01/13 17:56:35
「斬り落とした首を持つ陸戦隊員」

タラリさん、
下記URLの
http://www.nextftp.com/tarari/Matsuo/zanshu_hen.htm
「2.斬り落とした首を持つ陸戦隊員」の写真について。
松尾書には「論拠2.・・・この写真を見るとアゴがしっかり閉じられている・・・」とありますが、初出と思われるKen誌の大きな写真を見ると、半分開けた状態で口の中に舌が見えます。HPの掲載写真は、Ken誌の写真と比べると、日本刀の刃の部分のハレージョンがないし、ペンで輪郭を整えようとした形跡がありますので、これを元に論じるのは問題があります。(他の写真も、初出のものについて論じるべきですが...)
結局、タラリさんが指摘されるように「神経支配が途絶した状況では中間位となる。」が正解のようで、写真もそうなっています。
必要であれば、写真をスキャンいたしますが、A4サイズより大きいので分割することになります。
凄惨な話しで失礼しました。

      ├「プロパガンダ写真の研究」の研究というの... 靴屋 2004/01/13 18:08:30  ツリーへ

Re: 久々HPにアップしました。 返事を書く ノートメニュー
靴屋 <uypqsyhqon> 2004/01/13 18:08:30
「プロパガンダ写真の研究」の研究というのは見たことがないので、新鮮な驚きがあります。今後も期待してます。

ところで、そのページで一点気になったことがあります。「もし逆足であると、10kg位の鉄棒を振り下ろすわけであるから・・・」とありますが、日本刀ってたしか一キロくらいだったように思います。刀剣友の会に所属しているわけでもないので(笑)、そんなに詳しいわけではありませんが、幾ら何でも十キロはないのではないでしょうか。

参考までに見つけたサイトを・・・
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Kouen/9135/katanatokotoba.html

      ├渡辺さんと靴屋さんのご指摘について。 タラリ 2004/01/13 19:06:51  ツリーへ

Re: 久々HPにアップしました。 返事を書く ノートメニュー
タラリ <vgezpxzsqe> 2004/01/13 19:06:51
渡辺さんと靴屋さんのご指摘について。

渡辺さん、ご指摘、大変、ありがとうございます。
渡辺さんの投稿は旧思考錯誤板ではなく、K−K板の過去ログ1のことですね。
なるほど、原版、初出から議論するのが最善でしょうが、私の力ではまだまだ(汗)。
今ある材料だけで目を皿のようにして検討しています。

ときに坂本多喜二撮影の場所とチャイナ・ウイークリー・レビューは同じなので
しょうか。渡辺さんのご意見を伺いたいと思います。

キャスルフィルムをお持ちとはすごいですね。南駅爆撃の件は渡辺さんがまとめて
HP化されてはどうでしょう。私には材料がありません。

Ken誌というのは知りません。ところで、予想した通り「それでも捏造だーー」コーラス
が始まっています。すみません、画像を送って下さい。サイト掲載のmail adressは
容量が低いので、通常mail adressでお願いします。

靴屋さん、ご指摘、あ、ありがとうございます。
大間違いでした(大汗)。今までどの否定派にも言われなかってよかった。
早速訂正します。

      │└KenMagazine 渡辺 2004/01/14 14:30:03  (修正3回) ツリーへ

Re: 渡辺さんと靴屋さんのご指摘について。 返事を書く ノートメニュー
渡辺 <oogeblxyju> 2004/01/14 14:30:03 ** この記事は3回修正されてます
Ken Magazine

タラリさん、
さきほど、画像をアップした url をメールでお知らせいたしました。
--追加 --
問題の雑誌は、 Ken 1938年8月11日号です。
この雑誌は、離週・木曜発売で、1年26冊です。しかし、1年もたなかったはずです。
よく見ると、斬られた人は、左腕の状態から見て、後ろ手に縛られているようですね。
----

ところで、「初出」というのは、ちょっと雑な言い方だったと反省しています。確かに、問題の史料がいつから存在するかという意味で、「初出」をチェックする必要はありますが、その内容については通常の史料と同じように検討しなければいけませんね。
-- 追加 --
「初出」というなら、1938年7月刊行ということになっている『外人目睹中之日軍暴行』に掲載された写真のほうが先かも。
----

チャイナ・ウイークリー・レビューの件については、別便でお知らせいたします。

      ├続編をupしました。 タラリ 2004/01/14 21:26:09  (修正2回) ツリーへ

Re: 久々HPにアップしました。 返事を書く ノートメニュー
タラリ <vgezpxzsqe> 2004/01/14 21:26:09 ** この記事は2回修正されてます
続編をupしました。
前回に引き続き「『プロパガンダ写真研究家』松尾一郎の目の節穴度」第2弾、写真判定の杜撰−村瀬守保写真編をupしました。前回のページは大好評で、私もこれだれ反響があるとは思っていませんでした。今まで、この種のニセ写真攻撃に対して、あまりにも見え透いた言いがかりなので、誰もまとまった反撃をして来なかったということなのでしょう。その意味では非常に効果的だったわけです。今回は「捏造写真攻撃」ではなく、歪められた写真解釈についての批判ですが、写真を見ても黒と見えないものを白と言い、真っ黒なものさえ、まったく見えない、見えていない、という目の節穴ぶりです。一方で多くの方に励ましとご教示を頂いています。感謝します。http://www.nextftp.com/tarari/Matsuo/murase.htm

      ├「南京事件の真実」サイト更新のお知らせ タラリ 2004/01/16 21:24:07  ツリーへ

Re: 久々HPにアップしました。 返事を書く ノートメニュー
タラリ <vgezpxzsqe> 2004/01/16 21:24:07
「南京事件の真実」サイト更新のお知らせ

「『プロパガンダ写真研究家』松尾一郎の目の節穴度」第二弾
「ニセ写真攻撃−凌辱編」
http://www.nextftp.com/tarari/Matsuo/ryojoku.htm

      │└目を閉じた女性 渡辺 2004/02/07 14:49:10  ツリーへ

Re: 「南京事件の真実」サイト更新のお知らせ 返事を書く ノートメニュー
渡辺 <oogeblxyju> 2004/02/07 14:49:10
目を閉じた女性

タラリさん、ご苦労様、
決定的な反証が出てくると、松尾氏は沈黙してしまうというのが定型みたいですね(^^;
議論の方向がずいぶん変わって、「直刀」云々が撃沈されると、まぶたの閉じかたとか、"法医学"の世界に入ってきました。

私にはこういう忘れがたい経験があります。
学生時代、卒業論文の執筆も佳境に入った頃でした。
夜中に下宿に帰る途中で乗っていた電車が乗用車と衝突しました。それは、一瞬だったはずですが、不気味な音とともに電車が止まるまで非常に長く感じました。
停車すると、電車の右前方のドアに自動車がめり込んでいるのがわかりました。
近付いて車窓から見下ろすと、白い乗用車の屋根にスキー板が見え、更に視線を落とすと、助手席のダッシュボードの上に、目を閉じて眠るかのように穏やかな、白い女性の顔が街路灯の光に映し出されていました。
傷や血は見えませんでしたが、この女性が既に亡くなっていることを直感しました。
電車の運転手が呆然と立っており、救急車に連絡してくれと言われました。電車を降りると、もうもうと砂煙が立ち込め、二台の電車に挟まれてアコーデオンのように潰れ、その上、くの字に折れ曲がった乗用車が見えました。
窓から、息も絶え絶えとした土色というのでしょうか、黒褐色の男性の頭が突き出していましたが、自動車の損傷が激しいので、運転席にいるのか後部座席にいるのかさえ分かりませんでした。
飛び散った強化ガラスの破片を靴の裏に感じながら、近くの電話ボックスまで行き、生まれて初めて119番通報をしました。既に何件も連絡が入っているとのことでした。
同じ方向に行く乗客とタクシーに同乗して下宿に帰りました。
卒論を書き始めましたが、足の裏に残ったガラス片の感触がいつまでも消えませんでした。
翌日、現場を通ると、そこには事故直後に気が付かなかった血だまりの跡がありました。
後日、新聞を見ると、事故を起こした乗用車には、スキー帰りの4人が乗っており、男性二人が負傷、女性二人が死亡したとのことでした。それ以来、私はなるべく助手席には座らないことにしました(^^;

その女性の脈でも計って生死を確認したのかと言われても困りますが、新聞には即死とあったと記憶していますので縮刷版を調べてみましょう。日付は覚えていますから。
「松尾」板の投稿を覗いて、ふとこの経験を思い出しました。
しかし、こんなことが、なんで「南京事件」に関係あるんだろうかね。

あの、海軍兵士の服装はやはり陸戦隊みたいですね。
南京で現像に出された写真ということであれば、南京戦に参加した陸戦隊は1部隊だけですので、あるいは当時の記念写真などから写真に写っている人が特定できるかも知れませんね。

      ├さらに、続編をUPしました。 タラリ 2004/01/22 22:09:40  ツリーへ

Re: 久々HPにアップしました。 返事を書く ノートメニュー
タラリ <vgezpxzsqe> 2004/01/22 22:09:40
さらに、続編をUPしました。
「『プロパガンダ写真研究家』松尾一郎の目の節穴度」第3弾、写真判定の杜撰−総集編をupしました。

もうひとつ書く予定です。

      ├資料:中国軍の日本刀+日本刀の反りとは 渡辺 2004/01/27 00:47:35  (修正3回) ツリーへ

Re: 久々HPにアップしました。 返事を書く ノートメニュー
渡辺 <oogeblxyju> 2004/01/27 00:47:35 ** この記事は3回修正されてます
資料:中国軍の日本刀+日本刀の反りとは

以下、日本刀に関する参考資料として投稿いたします。
自動車のスプリングから日本刀を作ったという証言はウソだという議論が過去にありましたが、もう決着はついていますので、今回は投稿しません。もし、ご要望があれば、掲載いたします。

(1)
熊猫さん@某掲示板:>「日本刀・扇・硫黄」は日明貿易の日本の輸出品の代表選手ですから中国人が日本刀を持っていても不思議ではありませんが・・・。

「支那事変」当時、日本刀は中国軍にも出回っていたようです。

---
『刀と劍道』三月号、雄山閣、昭和15年、成瀬關次「血刀修理行(三)」p.82
- p.82 -
 此の城内[1]で押収した敵の遺棄諸兵器の中に、日本刀の刀身が三
振あった。内二振は、支那式軍刀とした為に、中心は細く摺りへ
らされて原形をとゞめず、一振は備前物の古刀らしく、一振はこ
れも古刀の未頃といったもの、共に身幅の細い、割に反りの浅い
二尺二寸程の手頃さであったが、一振は、新刀最上大業物『肥前
國住陸奥守忠吉』と立派に銘のあるもので、割に錆びても居らず
刃文もはつきりした獨特の丁子亂れで、恰も歯朶[しだ]の葉のやうに斜
に垂れ、黒味がゝつた錵[にえ][2]、深い匂ひ、それに刀が大振りで反り幾
分高く、重ねも厚く、長さは二尺四寸位、實に見事な雄偉なもの
であつた。
 あちこちで、支那の将校から分捕った日本刀の話はよく耳にし
たが、實物として見たのは今度が始めてゞあつた。日本の士官學
校に學んだ将校は勿論の事、其他にも彼是と<つて>を求めては手に
入れたものと見え、さうした日本刀も、可成り支那に流入してゐ
るらしく思へる。殊に、茲で見た三代忠吉の如きは、全くの<うぶ>
で、内地だつたら、目今のところ一千金は下るまいと思はるゝ尤
物であつた。

-- 引用者註 --
< >で囲んだ部分は、原文では傍点。
[1] 曲阜県城(同書 p.91)
[2] 錵=刃の地肌の模様。
---

(2)
日本刀の反りの機能と、反りの程度

下記の通り「二尺二三寸の刀につけられた、五分内外の反り」とありますから、70cmの長さで1.5cm程度の反りですね。
刀の峰の部分で見れば、反りはもっと少ないですね。

---
『刀と劍道』四月号、雄山閣、昭和15年、成瀬關次「血刀修理行(四)」p.134
- p. 134 -
 序でに、物斬りの實際であるか、自分は前記のやうな戦闘物斬
りに偶然ぶつかつた事が二回、刀を以て敵の命脉を断つ色々な場
面を目撃する事二十数回、自己の試斬り三回の經験によるに、力
まかせに打ち下したゞけでは容易に斬れるものではない。負傷さ
せ深手を負はせる事は出来るであらう。“引き切る”といふ気持
それは意識的でなくても、平素さうした訓練をして置かぬ限り一
刀ですぱりとは行かない。刀には反りがあるから、叩いても引切
る理窟だといふものがあれば、それは空想に近い。叩いたゞけで
引切る作用を起さしむるには、二尺二三寸の刀で少なくも四五寸
以上の反りがなくては叶はぬが、そんなものは刀として用ひられ
ない。刀の反りといふものは、斬撃の圓形運動に順応する為即ち
振り廻しの便利の為につけられたもので、切断作用の為のもので
は決してない。二尺二三寸の刀につけられた、五分内外の反りが
刃先にどれだけの影響を真へ得るものか、平直面の上にその刀先
を置いて目測したゞけでも知れる事で、さうした作用に對しては
直刀と殆ど變らぬ事を發見するであらう。

---

      │└中学生の頃、日本刀の鑑定を習っていました... 熊猫 2004/01/27 02:02:19  ツリーへ

Re: 資料:中国軍の日本刀+日本刀の反りとは 返事を書く ノートメニュー
熊猫 <xhcvsuquwp> 2004/01/27 02:02:19
中学生の頃、日本刀の鑑定を習っていました。
学校の美術の先生が日本刀の鑑定士でしたし、家にも何本か日本刀がありましたので、日本刀のウンチクは子供の頃からよく聞かされておりました。
子供時代のお遊びですが・・・
  古い            新しい
・反りが深い         反りが浅い
・肉厚が厚い         肉厚が薄い
・剣先が丸い         剣先が鋭利
で刀の時代を鑑定するように習った記憶があります。その時の美術の先生の影響で、美術大学へ進学してしまいました(^^)。

      │ └小学生の頃、日本刀を使っていました。 渡辺 2004/01/28 01:48:27  (修正1回) ツリーへ

Re: 中学生の頃、日本刀の鑑定を習っていました... 返事を書く ノートメニュー
渡辺 <oogeblxyju> 2004/01/28 01:48:27 ** この記事は1回修正されてます
小学生の頃、日本刀を使っていました。

熊猫さん:>中学生の頃、日本刀の鑑定を習っていました。

あれ、まぁ。めずらしや。
ということは、日本刀については相当詳しくていらっしゃるわけですね。
(なお、成瀬氏は居合の権威のようです。一昨年頃検索したときは、居合関係のサイトに名前がでていましたので、まだご健在かも。)
それで、美術が専攻とな。あ、もしや建築科では...(^^)

ところで、わたし小学生の頃、日本刀を使っていました。といっても、20-30cmくらいのところで刃が切断されていました。これを鉈[なた]替わりに使っていたわけです。柄も時代劇に出てくるようなのが付いてました。
南京事件についてもよく知らず、山本七平を尊敬していたころですが、『私の中の日本軍』を読みましたら、日本刀で死者の指を切るのに苦労したというような記述があり、変だなぁと思ったことがありました。
なにしろ、我が家では、木を日本刀の鉈でバンバンぶった切っておりましたから、そんなに切れないものだとの認識はありませんでした(^^;

      │  └もしかして軍刀では? 熊猫 2004/01/29 20:52:02  ツリーへ

Re: 小学生の頃、日本刀を使っていました。 返事を書く ノートメニュー
熊猫 <xhcvsuquwp> 2004/01/29 20:52:02
もしかして軍刀では?
戦後、家に軍刀のある家庭があり、「警察に届けた場合は半分に切断される。」と聞いたのを覚えています。工場で大量生産されたものが、渡辺さんの家にあった可能性があると思いますが・・・。

建築家ではありません。私は芸術学部美術学科です。油絵を描いていました。松尾さんの大好きな朝○新聞と毎○新聞の挿絵も頼まれて描いたことがあります。地方版でしたけど・・・。結婚の条件が、サラリーマンになることでしたので、今は元気なプロレタリアートです(^^)。

      │   └不明です 渡辺 2004/01/30 02:19:04  ツリーへ

Re: もしかして軍刀では? 返事を書く ノートメニュー
渡辺 <oogeblxyju> 2004/01/30 02:19:04
不明です

はいはい、戦後には日本刀を切断して使っていたはずです。
家にあったものには鍔[つば]はありませんが、時代劇に出てくるような柄がありました。近所の子どもに見せて、どうだ、本物だろといって自慢していたような記憶があります。

>油絵を描いていました。松尾さんの大好きな朝○新聞と毎○新聞の挿絵も頼まれて描いたことがあります

あららら、それではプロしゃあ〜りませんか。
高校のとき、私も油絵を少し画きましたが、後始末がめんどうなのと、けっこうお金がかかるので、いつしか止めてしまいました。現在では、作品らしきものは1枚しか残っていません。中学生の時にダリに出会って、シュルレアリズムやフロイトに熱を入れていましたね。今でも、キリコの絵が好きですよ。

      └ニセ写真攻撃−斬首解決編をupしました。 タラリ 2004/01/27 22:02:28  ツリーへ

Re: 久々HPにアップしました。 返事を書く ノートメニュー
タラリ <vgezpxzsqe> 2004/01/27 22:02:28
ニセ写真攻撃−斬首解決編をupしました。

「プロパガンダ写真研究家」松尾一郎の目の節穴度
ニセ写真攻撃−斬首解決編

斬首写真についての疑問はこれで解決ですね。
渡辺さん、ご協力ありがとうございました。
http://www.nextftp.com/tarari/Matsuo/kaiketsu.htm

       ├これはすごい ja2047 2004/01/28 06:19:42  (修正2回) ツリーへ

Re: ニセ写真攻撃−斬首解決編をupしました。 返事を書く ノートメニュー
ja2047 <zguiletmbk> 2004/01/28 06:19:42 ** この記事は2回修正されてます
これはすごい

光線の当たり具合とものの見え方の関係がこれで納得できました。
家屋の入り口のところで、直射日光の元で撮影されたのですね。

ついでに、刀身の実際の幅が、鍔のところで確認できます。
直射光の元で刀身がハレーションを起こしている様も明かです。



入り口の所にあるものは大きな水瓶のように見えますね。

       │└>これは大きな水瓶のように見えますが。 タラリ 2004/01/28 17:21:28  ツリーへ

Re: これはすごい 返事を書く ノートメニュー
タラリ <vgezpxzsqe> 2004/01/28 17:21:28
>これは大きな水瓶のように見えますが。

渡辺さんにも指摘されました。ただちに書き換えました。

       └タラリさんに敗北した熊猫です。 熊猫 2004/01/30 20:38:51  ツリーへ

Re: ニセ写真攻撃−斬首解決編をupしました。 返事を書く ノートメニュー
熊猫 <xhcvsuquwp> 2004/01/30 20:38:51
タラリさんに敗北した熊猫です。
某掲示板の日本刀の写真の件は、次回リターンマッチということで・・・・汗。あの写真を見たときはガックリしました(^^)。
柴田果の刀は軍刀ではなく日本刀と認識しているのですがURLを紹介します。
http://www.h4.dion.ne.jp/~t-ohmura/
九八式軍刀の「7」に柴田果の軍刀(?)の写真があります。

写真の奥に写っている「大壷(あるいは飾壷)」は、中国の家の入口に対で置いてあるものではないでしょうか?今でも中国のホテルやレストランの入口の左右に対で大きな壷を置いてあるのを見ます。


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