ラーベ日記、１２月９日の射撃音	返事を書く ノートメニュー
ゆう <pmyqfxtjon> 2004/02/11 12:21:47 ** この記事は1回修正されてます
例の「ラーベ武器商人説」が載っている、田中正明氏の「月刊日本」の論稿を入手しました。まあ、内容は松尾さんのページに載っている通りで、私としては、ただ、自分のHPの、「私はこの論稿を入手していないので、松尾さんのページより引用しました」の一言をとりたいがために入手したようなものですが・・・。 http://www.history.gr.jp/nanking/rabe.html しかし改めて読み返すと、これ、「トンデモ」のレベルです。私のページで既に間違いを指摘した内容も多く含まれていますが、ついでにひとつ、次の記述を批判するコンテンツをつくっておきました。 ＞十二月九日、松井軍司令官は休戦を命じ、城内の唐生智軍に対して『降伏勧告のビラ』を空から全市にばら撒いて講和を呼びかけている。その間攻撃を中止して、十日正午まで待機した。そして唐生智司令官の使者を中山門で待った。 ＞　しかるにラーベの十二月九日の日記には、「中華門から砲声と機関銃の射撃音が聞こえ、安全区内に響いている。明かりが消され、暗闇の中を負傷者が足を引きずるようにして歩いているのが見える・・・」　全然「降伏勧告のビラ」も休戦のことも触れておらず、戦闘は続いていたことになっている。 http://www.geocities.co.jp/WallStreet/8503/rabe4.html 「証言による南京戦史」（７）に、ちゃんと「戦闘が続いていた」記述が出てくるんですけれどね。まあ、松尾さんご自身が、「証言による南京戦史」をアップしてくださるそうですので、楽しみにお待ちすることにしましょう（^^） ・・・しかし松尾さん、田中氏のこんな無茶苦茶な論稿、いつまで掲示しつづけるんでしょうね。 ＊なかほどに、山際喜一氏の『南京城光華門一番乗りの実相』という雑誌論稿からの引用文を掲示したのですが、どの雑誌からのコピーなのかわからなくなってしまいました（^^; 　「北陸史学」の「高野源治論文」と同時にコピーしましたので、「北陸」関係のローカル雑誌だったと思うのですが・・・。もしおわかりの方がいらっしゃいましたら、教えて下さい。

Re: ラーベ日記、１２月９日の射撃音	返事を書く ノートメニュー
渡辺 <oogeblxyju> 2004/02/11 15:48:01
『南京城光華門一番乗りの実相』 ゆうさん:> >＊なかほどに、山際喜一氏の『南京城光華門一番乗りの実相』という雑誌論稿からの引用文を掲示したのですが、どの雑誌からのコピーなのかわからなくなってしまいました（^^; 　 それは、『歴史と人物』６０年冬号, pp.254-263 です。 p.262 にある、 --- ．．．私たちは、 「弾丸がない、弾を送れ」 　と叫んでいた。中国兵がそれをあざ笑い、城壁の上から上手な日本語で、 「弾丸がなくて戦争ができますか」 　と叫んできたのを、私は明瞭に憶えている。 --- 　これは、『還俗記』の著者で日本での留学経験があり、光華門の指揮を執っていた鈕先銘の可能性が高いと思いますが、いかが？ 参考：「鈕先銘証言を記した崔萬秋『抗戦第二年代』 」 http://t-t-japan.com/bbs/article/t/tohoho/6/bywqrf/bywqrf.html

Re: 『南京城光華門一番乗りの実相』	返事を書く ノートメニュー
ゆう <pmyqfxtjon> 2004/02/11 16:24:09
思い出しました（^^; そういえば、例の「田中氏の松井日記捏造」の板倉論文と一緒に、コピーしたのでした。 しかし、何でこんなに早く反応があるのか。渡辺さんの底知れぬ資料収集能力、本当に不思議です。

Re: 思い出しました（^^;	返事を書く ノートメニュー
渡辺 <oogeblxyju> 2004/02/12 00:45:32 ** この記事は1回修正されてます
Re:思い出しました（^^; ゆうさん:> >しかし、何でこんなに早く反応があるのか。渡辺さんの底知れぬ資料収集能力、本当に不思議です。 　自分が忘れていたり、うっかりしていたことを知っている人がいると、それがなんかすごいように見えるだけです（＾＾） 　『抗戦第二年代』の記事と重なるところがあったので、一度、時間関係をチェックしてみたいなと思って、たまたま憶えていたというのが真相です。 　私が資料を複写するときに、その表紙や目次、それに出版年の書かれている頁もなぜ複写するのかご理解いただけると思います。