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災害救助と自衛隊 とほほ 2005/01/14 03:09:25
└クラウゼウイッツを一回読む必要があります... ななせ。 2005/01/14 23:05:23
└クラウゼウイッツを一回読む必要があります... とほほ 2005/01/15 01:39:37 (修正1回)
├戦争論はナポレオンから生まれました。 ななせ。 2005/01/16 23:40:19
│└ななせさん、問題としているところはですね... とほほ 2005/01/17 04:56:11
│ └そう言えば昔、アラブは口伝の文化と読んだ... ななせ。 2005/01/17 22:01:13
├>アジアの右翼は馬鹿が多いのだ。 ななせ。 2005/01/18 22:37:39
└>政治・外交から武力を排すべきと言う主張... ななせ。 2005/01/19 22:32:01
災害救助と自衛隊 とほほ 2005/01/14 03:09:25 ツリーへ
災害救助と自衛隊 |
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とほほ <csqrkrwfrq>
2005/01/14 03:09:25 |
実はこのテーマは以前に議論した事がある。 例のお馬鹿慎太郎の「東京の街に戦車を走らせよう」のスローガンのもと行われた「東京レスキュー」の時である。
当然、慎太郎のお馬鹿なパフォーマンスには徹底抗議と反対声明を出した私ではあるが、「自衛隊の災害救助」に関しては積極的に自衛隊を活用すべきである、と言う考え方をしていた。軍備廃棄論からするととてもではないが容認できない事であるのだが、私はどこかに矛盾を抱えているような気がしてならないのだ。
何時の出来事であるのかハッキリとは思い出せないが、自衛隊の艦船が遭難しているヨットか何かを発見してそれを救助しなかった事が報道された事がある。訓練とはいえ作戦行動中で部下の発見の報告を受けても救助活動が出来なかったのである。これは軍備廃棄論からすると自衛隊のこの行動は論理的に正しい、とにかく強大な武器を持つ自衛隊は徹底的にシビリアンコントロールされておらねばならず、救難活動とはいえ制限されなければならない、それを許すと自衛隊の自由度が増大する。
が、実際にはこの自衛隊の行動は批判の的になったし、平和主義陣営からもそれ見たことかとばかりに「自衛隊は国民を守るためにあるのではない」と言う論調が主導権を握ったように思える。こうした事が今度は逆に政権に利用された、自衛隊が積極的に災害救助に乗り出してきたのだ。 この辺の史実関係は私の感覚である、事実は皆さんの方で確認して欲しい。
ともあれそうした経緯を私なりに認識した上で慎太郎の東京レスキューの時に為された災害時自衛隊不要論に対して反論を試みた。災害時自衛隊不要論によれば自衛隊の装備や技術は災害救助の役には立たない、と言う論調であるのだが、非常時である、使えるものは猫の手でも投入すべきである。「橋が壊れていたら自衛隊の架橋部隊が役に立つだろう」と言えば「いや、あんなものはただのいかだであり、何の役にも立たない」と来る、しかしいかだでも何でも火災から逃れる場所が川しかないのであればそこに橋があれば逃げる事が出来るのだ、それで命が助かる人が一人でもいたら良いのだ。
正直「ではそうした装備が自衛隊のものではなく、災害救助隊と言う組織を作りそれが行うものであれば問題はないのか?」と議論したところ、大分有効であった、自衛隊積極登用派にはこれで何の異論もないはずである。異論があるとすれば「自衛隊(軍隊)でなくてはならない」根拠を示す必要があり、その根拠を示そうと思えば憲法の精神を踏み躙る事になるのは自明である。
しかし軍備廃棄論の警戒を排除する論理の構築は難しい、なぜだろう?と考えたときに災害救助隊と軍隊の組織的体質の共通項を発見したのだ。つまり両者とも平時はやる事がない、と言うことである。しかも災害救助隊は軍隊への転換が容易である。この部分をうまく解決できれば、軍備廃棄論からも積極登用論からも反論は出ないのだ。
人類の文明とはなんとも愚かしいものである。今回の津波災害でも多くの人が不審に思ったはずだ。ある小島は津波で道路も橋も港も破壊され救助に行くことさえ出来ない、と報道される。しかし人類の技術文明は、それが戦争であれば、簡単に人員物資を送る事が出来るのだ、事実ノルマンディー上陸作戦ではないが何万何十万と言う人員を短時間で供給してきた実績が人類にはある。
自衛隊には揚陸艇がない。これは専守防衛の立場から不必要な軍備であるからだ、しかしこれがあればインフラの破壊された島への揚陸が可能になる。だから揚陸艇を装備した他国の軍隊はこれを活用すべきであるのだが、出来ない。問題が多すぎるのだ。何が問題であるのかは自明の事でそれが軍隊だから問題なのである。侵略戦争の訓練そのものになってしまう。
であるから、軍隊を装備しない国家の揚陸艇であれば受け入れられるだろう。結局非武装国家が最終的な解決であるのだが、だからといって現状を自衛隊不要論で済ませてしまうことは現実的でもなく政権の「自衛隊の国際貢献」と言うプロバガンダに利用されるだけである。 そこで私が考えたのが「災害救助隊構想」である。
この構想は一つ考えられるのが自衛隊とは全く別個の独立した組織を自衛隊並みの予算で編成する事なのであるがこれは国家予算の面からも現実性に欠ける。とすればやはり自衛隊の転用しかない。とにかく自衛隊が国際貢献するときには「自衛隊(軍隊)」ではない形での組織化が必要なのである。自衛隊の任務として災害救助訓練も可能であろうし、装備も可能であろう。将来的な軍縮軍備廃棄に向けても現実的な構想である、軍備廃棄による経済上のダメージも軽減でき雇用も確保できる。
政権が声高に「自衛隊の国際貢献」を叫ぶ時、この構想は平和主義非武装主義にとって有力な戦略にはなりはしないだろうか?
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└クラウゼウイッツを一回読む必要があります... ななせ。 2005/01/14 23:05:23 ツリーへ
Re: 災害救助と自衛隊
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ななせ。 <exyhrtekpc>
2005/01/14 23:05:23 |
クラウゼウイッツを一回読む必要がありますね。 それからでしょ。前提が無いもの知識の。 政治的目的と軍事的目的を考えるべきと思うの。 何より国家が政治目的として国民に何が得かでしょ。 国家の目的を知っていますか。まあ国の必要性なのですが。国が必要が無ければ・・・・。 知っていれば解説をお願いしますの。 |
└クラウゼウイッツを一回読む必要があります... とほほ 2005/01/15 01:39:37 (修正1回) ツリーへ
Re: クラウゼウイッツを一回読む必要があります...
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とほほ <csqrkrwfrq>
2005/01/15 01:39:37 ** この記事は1回修正されてます |
>
クラウゼウイッツを一回読む必要がありますね。
て言うか(^^; なんでクラウゼウイッツを前提にしなくてはならないのか、説明義務は
ななせ
さんにありますでしょう?
政治・外交から武力を排すべきと言う主張に対してクラウゼウイッツを前提にしたところで議論にならない。彼の戦争論が正しい事を
ななせ さんは論証しなくては、、。
#補足 何かを前提に議論する時にはその何かに対して合意を得ておらねばならず、これは議論の基本である。例えばクラウゼウイッツの戦争論と言うのはこれまた欠かせない前提がある。つまりネーションステイトが大前提となっている。ところがアジア史でネーションステートを前提に語るのは無理があり、現実にアジアは現在でもネーションステートが成熟しているとは言えない。
日本の文化を守れだの、アジアにはアジアの文明があるだの言っている連中に限って、この西欧的思想概念である「ネーションステイト」を何の疑いもなく大前提としてしまっている。だから、アジアの右翼は馬鹿が多いのだ。
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├戦争論はナポレオンから生まれました。 ななせ。 2005/01/16 23:40:19 ツリーへ
Re: クラウゼウイッツを一回読む必要があります...
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ななせ。 <exyhrtekpc>
2005/01/16 23:40:19 |
戦争論はナポレオンから生まれました。 プロイセンがへたれでドイツが分解してましたからというか・・ありゃ第二帝国の時期がわからん。忘れた。 まあ。いいか。 本来はグスタフ・アドルフが妙な国家を作ったことが始まりです。 アジアの右翼とか言われても何なの・・トルコはアジアなの??アジアに封建制が在ったのは日本だけだし・・。アラブなんて部族国家だし・・・。 シナは易姓革命だし・・。日本とアジアは違うでしょ。 何となく大川周明がわかる今日この頃。 諭吉さんも大変だったと思います。
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│└ななせさん、問題としているところはですね... とほほ 2005/01/17 04:56:11 ツリーへ
Re: 戦争論はナポレオンから生まれました。
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とほほ <csqrkrwfrq>
2005/01/17 04:56:11 |
ななせさん、問題としているところはですね、そもそも国家と言うものは(この国家と言う概念が昨今のように統一して語られるのは極得意な現象である事は認めますね?)古代から戦争を前提に成り立ってきた。と言う者なのですよ。
私もこれはそう思ってます。しかしその国家は今までがそうであったからこれからもそうあらねばならない、自然の真理のようなものではないのです。現実にそうした戦争の悲惨さを反省し遅々としながらも人類は歩んできたし、進歩してきた。しかし結果は戦争の度合いをより深め、より悲惨なものへと歩み続けている。
しかしだからといって前進を否定し戦争を肯定するのは人類の進歩に対する逆行なのですよ。日本の封建制を打破したのは何なのか?世界平和に向けた若者たちのエネルギーではなかったのか、よく考えられてみると良い。
ななせさんがお気づきのように、日本には封建制が定着しておりアジア諸外国よりも遥かにネーションステイトを受け入れる素地があったのです。日本人が偉かったと言うよりもそうした下地が維新を動かした。維新のような革命は他のアジア諸国では起こりえない。だからこの革命は民衆革命ではなく言うなれば再覇権争奪戦です。
いいところにななせさんは気づいてますよ(^.^) トルコはヨーロッパなのアジアなの?今EU加盟で大きく揺れています。本来東洋だ西洋だなんて事を考える事が馬鹿馬鹿しい事だと体感として感じることの出来る地域がアラブでありペルシャでありトルコであり我々が子供の頃にあこがれた千一夜物語のエキゾチックな舞台なのです。
私ですね、ななせさんのような視点を持てる方ならきっと気に入っていただけるのではないか、と思う本があるんです。
「遊牧民から見た世界史」杉山正明著 http://www.nikkei-bookdirect.com/bookdirect/item.php?did=16229
ちょっと違った世界観を感じることが出来ますよ。同じ中華の一員アジアの一員が西欧の思想概念に囚われて争っているのが本当に馬鹿馬鹿しく思えてきますよ。
トルコがEUに加盟できなかったらよろこんでアジアの一員として迎えてあげたいですね(^.^) |
│ └そう言えば昔、アラブは口伝の文化と読んだ... ななせ。 2005/01/17 22:01:13 ツリーへ
Re: ななせさん、問題としているところはですね...
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ななせ。 <exyhrtekpc>
2005/01/17 22:01:13 |
そう言えば昔、アラブは口伝の文化と読んだなあ。 本は無駄というか、本を読む奴は馬鹿なんですとさ。 まあ、2000年近く前のコーランを読めるんで現代には合わないでしょ。あの部族は・・。 トルコの指導者は明治の日本にに学んでイスラム教国家では特殊ですよ。 そう言えばユダヤ人もあの辺りが起源ですよね。 アフリカのユダヤ人は怒るかも知れませんが。 刹那的に今だけ切り取って、国民国家は幻想と言ってもしょうがないと思いますよ。 長い歴史の上に現在の日本があるのですから。 あれ日本はブルジョワ革命とか言うんでないのですか?? 良く知りませんが。 私は7つの王冠を得たバルバロッサとグスタフアドルフが好きなもので、近代は流し読みです。 人はポリス的生き物ではないのですか? |
├>アジアの右翼は馬鹿が多いのだ。 ななせ。 2005/01/18 22:37:39 ツリーへ
Re: クラウゼウイッツを一回読む必要があります...
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ななせ。 <exyhrtekpc>
2005/01/18 22:37:39 |
>アジアの右翼は馬鹿が多いのだ。 賢いのは何処ですか? アジアの文明って何処にありますか? そもそも文明は関係ないと思うのですが? ロリコンの毛沢東によれば。 政治は血を流さない戦争であり、戦争は血を流す政治である。ですっつ。マキャベリだな。 そもそも成熟してる国とは何? 戦争論はドイツ人特有の観念論でもあるが使えたからね。 |
└>政治・外交から武力を排すべきと言う主張... ななせ。 2005/01/19 22:32:01 ツリーへ
Re: クラウゼウイッツを一回読む必要があります...
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ななせ。 <exyhrtekpc>
2005/01/19 22:32:01 |
>政治・外交から武力を排すべきと言う主張に対してクラウゼウイッツを で回答しましたよ。 武力は、政治・外交の一形態でしかない。 若しくは手段である。クラウゼウイッツはシビリアンコントロールを言ってるだけです。 政治的目的が軍事的目的に優先すると・・・・・。 文民が軍人に優先するわけではないのですよ。 使命、目的、目標、任務と言ったことに定義が必要ですね。国家の使命、目的、目標をどうぞ・・・。
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