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[6334]「南京事件の真実」サイト宛ての質問mailより タラリ 09/3/3(火) 18:58
[6335]Re(1):「南京事件の真実」サイト宛ての質問mailより タラリ 09/3/3(火) 18:59
[6336]Re(1):「南京事件の真実」サイト宛ての質問mailより とほほ 09/3/3(火) 22:00

[6334]「南京事件の真実」サイト宛て...
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 タラリ E-MAIL  - 09/3/3(火) 18:58 -

引用なし
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   「南京事件の真実」サイトは、新規投稿がしばらくない今も、毎日90-120アクセスがあります。たまに質問のmailがありますが、その中で面白い、というか、代表的な質問がありました。

mailでお答えした上で、多くの人がこれと同じ疑問を持っているのではないかと思われるので、質問文と合わせて本掲示板に投稿したいとお願いしたところ、全文再掲示を快諾していただけたので、公開します。


> こんばんは!
> ホームページを見ました。
> あなたは日本の良心だと思います。

ありがとうございます。
ただ、良心と呼ぶに値する行為はなにごとかを賭けていないとだめですね。
私は真実を探求しているだけのことです。

> 否定派の人々があなたのホーム・ページを見たら
> 反論できるか知りたいです。

グース板やどこぞの掲示板を見て下さい。
クズのような反論、思い込みに溢れています。
否定派になるためにはある種、頭の悪さも必要だと思われます。

> お宅の仕事は何ですか?知りたいです。

個人情報になりますので。
ただ、心理的な解析には文章の素養と他者に対する質問から真実を見いだす訓練が役立ちました。

> そして南京事件に関心を持つようになった
> きっかけはなんですか?

数年前に有田芳生さんが主催する掲示板の常連でした。
そのとき降って湧いたかのように、南京事件否定論を始めて目にして簡単に反論したこと、そしてその後ニュースステーションで「南京戦 閉ざされた記憶を尋ねて」松岡環著に証言した老兵士のビデオが流れて以来、ネット上に洪水のごとく否定論の掲示板が並びたつ状況となり、私はひとつひとつ勉強しながら反論を書いていった、それが最初です。

> お宅のホーム・ページに入ることになった
> きっかけは書店で否定派の本を立ち読みしたからです。
> (^ー^;)

李さんのきっかけは何の本でしたか。


> もう質問があります。
> 1.向井、野田少尉の百人斬りは確かな事実だと
> 思いますが、向井少尉の遺書ではそれを否認しています。
> その理由は何だと推測しますか?

メンツです。向井の心の中では、捕虜・民間人の虐殺は罪だということがまだ根底では理解されていません。どこかで戦争ならしかたがないではないかという居直りがあります。そういう人間が敵国から断罪された場合、自己のメンツを捨ててまで犯罪事実を直視するということはしにくいものです。

> 2.1948年、向井少尉はどのようにして中国人に捕まって
> 死刑されましたか?
> 返事、お待ちします。

中国が戦犯容疑のものとして野田、向井を指名して日本の検察当局に身柄を拘束して引き渡すよう求めました。敗戦国の日本は当然従うしかありません。
223 hits

[6335]Re(1):「南京事件の真実」サイ...
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 タラリ E-MAIL  - 09/3/3(火) 18:59 -

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   二つ目のmailです。


>お宅はただ真実を探求しているだけだと仰いましたけれども
>否定派の人々は果たして自分たちが真実を探求していると思っているでしょうか?

否定派の人々が真実をどのように考えているかはわかりません。
私は南京事件がなかったとは一度も考えたことはありませんが、いろんな細部については本当にあったのか、なかったのか、否定派のいっていることの方があるいは正しいのではないか、という疑問はイコールのウェイトで心の中においておくのです。ただし、ちょっと考えるとその疑問は雲散するのが常ではありますけれど。

こういう私の検証態度から考えると、否定派のみなさんは公正な真実追究の態度に欠けるところが大きいと思います。つまり、自分が見たいようにものごとを見る、自分の見たいものだけを見る、日本のいいところだけを信じるという態度です。彼らの中にはこのことを公言するものも多くいます。


>今も沢山の日本と中国の証人が生きているのに、その人々の話には耳を傾けてないらしいですね。

見たいものだけを見る、信じたいものだけを信じるという態度を是とする以上、「証人」などはウソ、でっち上げ、人騙しというレッテルを容易に貼る心の準備は万端整えているわけです。

>何故でしょうか?
>年月が経って今残っている証人たちが全部死んだ後は南京虐殺はなかったと言う否定論だけが残るのではないかちょっと心配です。

生きている証人だけが証拠ではないのでそのような心配はありません。証人たちの証言は記録されています。

また、証言だけではなく、その当時の人たちがその当時記録した資料というものがあります。歴史の資料としてはこちらの方が重要です。


>今、日本の人々の中ではどんな考えを持っている人が多いでしょうか?肯定派、否定派?
>書店の本棚には否定派の本が沢山ありました。
>一般大衆はこれらの本を読んで洗脳されていくのではないでしょうか?
>お宅のように真実を求めている人がたくさんいるから肯定論は決してなくならないとは思いますが、

確かに書店の書架には否定本が多く陳列されています。しかし、正統的な歴史書として並べられたものはほとんどなく、ほとんどが通俗本です。きちんとした歴史を知りたいという向きにとっては史実派の本がやはり信用されるでしょう。

今は否定論を求める読者の方が数が多い時代でしょうが、そもそも南京事件に興味を持つ層というのは限られています。その中で否定論が多いというだけで、教科書や正統的な歴史書では南京事件の否定論はほとんど見られません。また、インテリジェンスの高い層であればあるほど、否定論は少なくなっています。

否定論はなくならないかも知れませんが、世の中全体を見回せば決して支配的な意見にはなりえない、そういう存在です。

>これから南京事件の歴史(教科書)はどのように書かれるでしょうか?
>肯定論、否定論、両方書かれるのではないでしょうか?
>(質問がちょっと難しいでしょうか?^^;)

「新しい教科書をつくる会」が奮闘しても結局、否定派教科書の採択率は1%に満たないで終わりました。将来とも史実派が破れるということはありえません。


こんばんは。タラリです。引き続きお答えします。

> 添加質問
>
> E.H.Carr 「歴史とは何か」
>
> 「歴史上の事実は純粋な形では存在することができない。
>
> いつも記録者の心を通して屈折してくるものだ。
> 歴史は解釈するもので、歴史家が作り出すものである。」
> 否定派の人が理屈としてこの言葉を取り上げるのであれば
> どう答えますか?(これも難しい質問かも)
>

大変難しい質問ですね。これは歴史家としてのCarrが他の歴史家を批判的にとらえ、さらにそれを反転させて自省のために書いた言葉だと思います。歴史が書かれるとき、それが歴史家の主観を通って出来てくることは否定できません。ただし、歴史家の数だけ歴史があるという完全主観論の立場には私は立脚しません。それは歴史の真実の否定につながるからです。歴史家どうしの意見のぶつかりあいの中にこそ真実がある、できると私は考えます。


私は歴史家ではありません。
私が考える歴史とは人類総体としての過去の記憶である、という認識です。
歴史とは歴史家だけのものではなく、われわれひとりひとりの過去の記憶、われわれにつながる父親、母親、祖父母たちの記憶の総体であるという認識です。

もちろん、これらの記憶すべてが整合し、ひとつの歴史書に書かれることはないでしょうが、歴史を歴史家個人の資産とするべきではないと思います。

南京事件を例にとれば、南京事件の受難者、その家族、息子、娘たちの記憶それらの総体、そして南京に攻め入った兵士たちの記憶の総体、それらもまた、歴史の一部であるのです。もちろんそれらは書かれて初めて人の目に触れ、共通の歴史の土台になるものです。
歴史というのは無数の書かれた資料の他にもこういうものがあるのです。従来の歴史は勝者によって書かれたものであり、敗者のものではなかった。征服したものの歴史であり、征服されたものの歴史ではなかった。そういう歴史の歴史があります。そうではなく、敗れたもの、征服されたものの記憶からも書かれた歴史が必要となるでしょう。そのような認識こそが否定論者の偏狭極まる歴史論を木っ端微塵に破壊する原動力です。
231 hits

[6336]Re(1):「南京事件の真実」サイ...
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 とほほ E-MAIL  - 09/3/3(火) 22:00 -

引用なし
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   ▼タラリさん:
>> お宅のホーム・ページに入ることになった
>> きっかけは書店で否定派の本を立ち読みしたからです。
>> (^ー^;)

みなさん、そうなのですかね〜〜(^^;
私はネットで否定論を一目見て「こんなふざけた事実検証・認定があってたまるか」と思ったので、否定論の本って買ったことがない(^^;(^^;
あえて言えば「南京事件・秦」だろうか?(笑)

ま、皆さんは批判のために何冊かお持ちだろうと思いますが、自慢じゃないけど私は一冊も持ってません、でも議論して負けるとは絶対に思わない(^^;
「否定論論破には元ネタを探せ」で十分、そしたらうそついていることがすぐにわかるから。
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