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[5708]百人斬りアンケート かず色 08/9/15(月) 19:32
[5709]Re(1):百人斬りアンケート とほほ 08/9/15(月) 22:12
[5710]Re(1):百人斬りアンケート かず色 08/9/15(月) 22:26
[5711]Re(2):百人斬りアンケート とほほ 08/9/15(月) 22:38
[5712]Re(1):百人斬りアンケート トロープ 08/9/15(月) 23:02
[5723]Re(2):百人斬りアンケート かず色 08/9/16(火) 23:47
[5736]Re(3):百人斬りアンケート トロープ 08/9/17(水) 23:25
[5745]Re(4):百人斬りアンケート かず色 08/9/18(木) 6:58
[5751]Re(5):百人斬りアンケート トロープ 08/9/19(金) 1:21
[5753]Re(6):百人斬りアンケート かず色 08/9/19(金) 6:40
[5749]Re(4):百人斬りアンケート かず色 08/9/19(金) 0:30
[5756]Re(4):百人斬りアンケート かず色 08/9/19(金) 21:09
[5773]Re(5):百人斬りアンケート(証拠の要件) タラリ 08/9/21(日) 11:36
[5758]Re(4):百人斬りアンケート かず色 08/9/19(金) 23:30
[5759]指摘 秋時雨 08/9/20(土) 0:18
[5760]Re(1):指摘 かず色 08/9/20(土) 1:14
[5770]Re(2):指摘 秋時雨 08/9/21(日) 0:50
[5765]Re(5):百人斬りアンケート トロープ 08/9/20(土) 14:43
[5766]Re(6):百人斬りアンケート かず色 08/9/20(土) 16:09
[5767]季刊戦争責任50号をお勧めします 核心 08/9/20(土) 18:45
[5779]Re(7):百人斬りアンケート かず色 08/9/22(月) 22:35
[5782]Re(8):百人斬りアンケート トロープ 08/9/23(火) 0:58
[5783]Re(9):百人斬りアンケート かず色 08/9/23(火) 7:09
[5792]Re(10):百人斬りアンケート トロープ 08/9/23(火) 12:47
[5793]Re(11):百人斬りアンケート かず色 08/9/23(火) 13:20
[5795]Re(12):百人斬りアンケート トロープ 08/9/23(火) 13:48
[5796]Re(13):百人斬りアンケート かず色 08/9/23(火) 13:58
[5798]主体的議論をお願いします。 タラリ 08/9/23(火) 14:08
[5794]Re(11):百人斬りアンケート かず色 08/9/23(火) 13:34
[5797]Re(12):百人斬りアンケート トロープ 08/9/23(火) 14:07
[5799]Re(13):百人斬りアンケート かず色 08/9/23(火) 15:03
[5784]Re(9):百人斬りアンケート かず色 08/9/23(火) 8:34
[5785]Re(10):百人斬りアンケート とほほ 08/9/23(火) 9:06
[5786]Re(10):百人斬りアンケート とほほ 08/9/23(火) 9:54
[5787]Re(11):百人斬りアンケート とほほ 08/9/23(火) 10:29
[5788]Re(12):百人斬りアンケート かず色 08/9/23(火) 10:53
[5789]Re(13):百人斬りアンケート とほほ 08/9/23(火) 11:04
[5790]Re(14):百人斬りアンケート かず色 08/9/23(火) 11:27
[5791]Re(15):百人斬りアンケート とほほ 08/9/23(火) 11:34
[5800]秦氏の資料は高評価、評論は無価値 タラリ 08/9/23(火) 15:03
[5801]Re(1):秦氏の資料は高評価、評論は無価値 かず色 08/9/23(火) 15:21
[5802]Re(2):秦氏の資料は高評価、評論は無価値 とほほ 08/9/23(火) 16:14
[5804]Re(2):秦氏の資料は高評価、評論は無価値 タラリ 08/9/24(水) 23:59
[6143]Re(3):秦氏の資料は高評価、評論は無価値 かず色 09/1/11(日) 15:09
[6145]Re(4):秦氏の資料は高評価、評論は無価値 トロープ 09/1/11(日) 15:53
[6146]Re(5):秦氏の資料は高評価、評論は無価値 かず色 09/1/11(日) 16:46
[5768]Re(4):百人斬りアンケート かず色 08/9/20(土) 22:31
[5774]Re(5):百人斬りアンケート トロープ 08/9/21(日) 13:38
[5775]Re(6):百人斬りアンケート かず色 08/9/21(日) 17:42
[5776]定義はしっかりと タラリ 08/9/21(日) 23:12
[5778]Re(1):定義はしっかりと かず色 08/9/22(月) 22:28
[5780]Re(2):定義はしっかりと とほほ 08/9/22(月) 23:09
[5781]Re(3):定義はしっかりと かず色 08/9/23(火) 0:07
[5713]Re(1):百人斬りアンケート タラリ 08/9/16(火) 0:36
[5714]Re(2):百人斬りアンケート タラリ 08/9/16(火) 0:41
[5715]200人以上は斬ったと判断します。 熊猫 08/9/16(火) 0:49
[5725]Re(1):200人以上は斬ったと判断します。 かず色 08/9/16(火) 23:57
[5726]Re(2):200人以上は斬ったと判断します。 とほほ 08/9/17(水) 1:30
[5727]Re(2):200人以上は斬ったと判断します。 とほほ 08/9/17(水) 1:38
[5728]Re(2):200人以上は斬ったと判断します。 とほほ 08/9/17(水) 1:46
[5729]Re(2):200人以上は斬ったと判断します。 とほほ 08/9/17(水) 1:57
[5730]Re(2):200人以上は斬ったと判断します。 熊猫 08/9/17(水) 2:53
[5731]Re(3):200人以上は斬ったと判断します。 かず色 08/9/17(水) 22:02
[5733]Re(4):200人以上は斬ったと判断します。 とほほ 08/9/17(水) 22:20
[5738]Re(5):200人以上は斬ったと判断します。 かず色 08/9/17(水) 23:45
[5739]Re(6):200人以上は斬ったと判断します。 とほほ 08/9/18(木) 0:22
[5743]Re(7):200人以上は斬ったと判断します。 かず色 08/9/18(木) 6:25
[5746]Re(8):200人以上は斬ったと判断します。 とほほ 08/9/18(木) 8:53
[5740]Re(6):200人以上は斬ったと判断します。 タラリ 08/9/18(木) 0:25
[5744]Re(7):200人以上は斬ったと判断します。 かず色 08/9/18(木) 6:28
[5734]議論について 秋時雨 08/9/17(水) 22:44
[5735]Re(4):200人以上は斬ったと判断します。 秋時雨 08/9/17(水) 22:45
[5741]Re(4):200人以上は斬ったと判断します。 熊猫 08/9/18(木) 1:34
[5742]Re(5):200人以上は斬ったと判断します。 かず色 08/9/18(木) 6:23
[5750]Re(6):200人以上は斬ったと判断します。 熊猫 08/9/19(金) 0:55
[5752]Re(7):200人以上は斬ったと判断します。 かず色 08/9/19(金) 6:30
[5755]Re(8):200人以上は斬ったと判断します。 熊猫 08/9/19(金) 17:17
[5762]Re(9):200人以上は斬ったと判断します。 かず色 08/9/20(土) 7:26
[5763]Re(10):200人以上は斬ったと判断します。 ひぐらし 08/9/20(土) 9:53
[5876]Re(10):200人以上は斬ったと判断します。 熊猫 08/10/19(日) 19:08
[5878]Re(11):200人以上は斬ったと判断します。 かず色 08/10/20(月) 22:50
[5884]Re(12):200人以上は斬ったと判断します。 熊猫 08/10/21(火) 1:34
[5772]「史料価値」の話 ゆう 08/9/21(日) 6:59
[5716]原剛氏も文藝春秋社も捏造派なので 核心 08/9/16(火) 1:41
[5720]Re(1):百人斬りアンケート ひぐらし 08/9/16(火) 10:59
[5721]Re(1):百人斬りアンケート ゆう 08/9/16(火) 22:01
[5722]Re(2):百人斬りアンケート タラリ 08/9/16(火) 22:54
[5732]Re(3):百人斬りアンケート かず色 08/9/17(水) 22:10
[5737]Re(4):百人斬りアンケート トロープ 08/9/17(水) 23:39
[5860]Re(1):百人斬りアンケート かず色 08/10/19(日) 1:45
[5875]Re(2):百人斬りアンケート 熊猫 08/10/19(日) 16:01
[5877]Re(3):百人斬りアンケート かず色 08/10/20(月) 22:32
[5883]Re(4):百人斬りアンケート 熊猫 08/10/21(火) 0:09
[5885]Re(5):百人斬りアンケート かず色 08/10/21(火) 23:17
[5886]Re(6):百人斬りアンケート とほほ 08/10/21(火) 23:35
[5888]Re(7):百人斬りアンケート かず色 08/10/21(火) 23:56
[5889]Re(8):百人斬りアンケート とほほ 08/10/22(水) 0:03
[5890]Re(8):百人斬りアンケート ピッポ 08/10/22(水) 7:54
[5891]Re(9):百人斬りアンケート かず色 08/10/22(水) 23:32
[5892]Re(10):百人斬りアンケート ピッポ 08/10/23(木) 2:01
[5894]Re(8):百人斬りアンケート トロープ 08/10/23(木) 2:38
[5897]Re(6):百人斬りアンケート 熊猫 08/10/23(木) 3:43
[5945]Re(7):百人斬りアンケート かず色 08/10/28(火) 23:08
[5947]Re(8):百人斬りアンケート 熊猫 08/10/29(水) 8:45
[5951]Re(9):百人斬りアンケート かず色 08/10/30(木) 23:54
[5954]Re(10):百人斬りアンケート 熊猫 08/10/31(金) 4:29
[5956]Re(11):百人斬りアンケート かず色 08/10/31(金) 21:19
[5962]Re(12):百人斬りアンケート 熊猫 08/11/1(土) 12:05
[5963]Re(13):百人斬りアンケート かず色 08/11/1(土) 13:21
[5973]Re(14):百人斬りアンケート かず色 08/11/1(土) 21:07
[5960]Re(11):百人斬りアンケート かず色 08/10/31(金) 23:45
[5961]Re(11):百人斬りアンケート かず色 08/11/1(土) 0:22

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[5708]百人斬りアンケート
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 かず色 E-MAIL  - 08/9/15(月) 19:32 -

引用なし
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   質問:「南京事件の象徴的出来事として知られる向井・野田少尉の「百人斬り」は、事実であったとお考えですか」

文芸春秋社月刊誌『諸君』2001年2月号特集記事「まぼろし派・中間派・大虐殺派 三派合同大アンケート」に於いて、代表的論客23名が南京事件に関する17項目の質問に回答する有名な企画がありました。

この中の質問事項12.が先に示しました「南京事件の象徴的出来事として知られる向井・野田少尉の「百人斬り」は、事実であったとお考えですか」です。

各論客の回答要旨は概ね「百人斬りは事実ではまったくないと考えます」(高池勝彦弁護士)と、「戦闘中の武勇伝としては作り話であろう。無抵抗の捕虜を斬ったものとして考えられる」(故藤原彰教授)の二つに大別が可能ですが、一方で原剛元防衛研究所戦史部主任研究官のように「何人かは殺したであろうが、百人斬りは、虚飾されたものである。両少尉の有名になりたいという願望と浅海記者などの勇ましい記事を載せたいという願望及び陸軍の戦意高揚という思惑が一致し、事実からかけ離れた誇大宣伝的記事になった」といった少数意見もありました。

私自身は当該問題を25年近く注視してきた者として(H記者著『貧困なる精神』等は中学生時代に概ね読破したのが自慢?です)、現在では原剛氏見解と概ね同見解であります。皆さんの見解は如何でしょうか。昭和46年のH記者ルポルタージュ以降、「百人斬り訴訟」迄この問題は政治・歴史イデオロギー問題も絡んで議論が先鋭化しておりますが、裁判等に於けるロジックと関係なく、オープンな意見交換ができれば幸いです。
819 hits

[5709]Re(1):百人斬りアンケート
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 とほほ E-MAIL  - 08/9/15(月) 22:12 -

引用なし
パスワード
   ▼かず色さん:
>政治・歴史イデオロギー問題も絡んで議論が先鋭化しておりますが、裁判等に於けるロジックと関係なく、オープンな意見交換ができれば幸いです。

政治・歴史イデオロギーが絡んでいると言う意味がわかりません。何の議論が先鋭化しているのでしょうか?先鋭化とはどのような事象を指しておられるのでしょうか?

問題を提起する以上、まず自分自身の見解を示してください。原氏と同じです、では無責任であり原氏に対しても失礼です。
646 hits

[5710]Re(1):百人斬りアンケート
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 かず色 E-MAIL  - 08/9/15(月) 22:26 -

引用なし
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    先述の原剛氏見解の中での、「浅海記者などの勇ましい記事を載せたいという願望」について若干補足説明いたしますと、これは浅海記者並びに東京日日に限らず、当時の新聞メディア共通の現象でもありました。

 この問題(戦時報道一般)については、昨年朝日新聞が「新聞と戦争」として長期連載をしており、今年6月に朝日新聞「新聞と戦争」取材班編『新聞と戦争』(朝日新聞社刊)として単行本化されております。私は、新聞連載時から当該連載を熟読しておりましたが、戦争報道を真摯に反省する書として、近年にない傑作であると考えております。

「百人斬り」報道当時の新聞メディアが置かれた状況等を把握・理解する上での、必読の書としてお薦めいたします。
633 hits

[5711]Re(2):百人斬りアンケート
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 とほほ E-MAIL  - 08/9/15(月) 22:38 -

引用なし
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   ▼かず色さん:
>「百人斬り」報道当時の新聞メディアが置かれた状況等を把握・理解する上での、必読の書としてお薦めいたします。

そうですか(^^;
私には興味ありませんな。興味を持った人は相手をしてあげてください。
634 hits

[5712]Re(1):百人斬りアンケート
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 トロープ  - 08/9/15(月) 23:02 -

引用なし
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    かず色さん、はじめまして。

>質問:「南京事件の象徴的出来事として知られる向井・野田少尉の「百人斬り」は、事実であったとお考えですか」

 念のため確認ですけど、そういうアンケートがあったという事実を紹介されているだけではないのですよね? 同内容のアンケートをこの掲示板の閲覧者に対して実施したい……ということで間違いないでしょうか? 「オープンな意見交換ができれば幸いです」とのことですのでこの理解で合っていると思うのですが、誤解のないようはっきり明示していただきたいです。
 というのも「南京事件の象徴的出来事として知られる」という部分がひっかかるからです。かず色さんは「百人斬り」が南京事件の象徴的出来事と考えていらっしゃるのかなあ、と。おそらくこの掲示板の常連の方々の多くはそう考えていらっしゃらないと思うのですけど。

 一応、この掲示板の読者に対するアンケートだとしてお答えしますが、私は例に挙げられた中では藤原彰氏の意見が最も事実に近いと思います(問題の雑誌そのものは不所持かつ未読です)。
 そう考える主な根拠は、野田少尉が講演で「実は戦闘外での斬殺だった」と告白したといういわゆる志々目証言です。秦郁彦氏のヒアリング調査によって他にも同内容の証言が複数集まったようですので、野田少尉が「告白」したこと自体は間違いない事実だと判断できます。そして、仮に据えもの斬りをやっていなかったとしたら、そのような嘘の「告白」をするとは思えません。
 その他にも状況証拠がいろいろありますので、野田と向井の両少尉が実際にやっていたことは、捕虜などに対する「据えもの斬り」だったと考えています。それを戦場での武勲のように語り、本人らとメディア双方の期待通りに記事になったのではないでしょうか。


 なお秦郁彦氏の報告については、この掲示板上で指環さんがまとめていらっしゃいます。立派な功績ですからもっと誇っていいと思うのですけど、秦氏はあまりこの調査結果に言及なさらないようで安念です。
http://t-t-japan.com/bbs2/c-board.cgi?cmd=ntr;tree=2632;id=sikousakugo

 あと有名だとは思いますが、「百人斬り」に関する資料集のリンクも載せておきます。私はだいたいここに載っている範囲の知識しかもちませんので、何か深く突っ込まれても答えきれないかもしれません。
「百人斬り」関連資料集
http://homepage3.nifty.com/m_and_y/genron/data/nangjin/hyakunin/index.htm
百人斬り資料集 その2
http://andesfolklore.hp.infoseek.co.jp/intisol/hyakunin2.htm
632 hits

[5713]Re(1):百人斬りアンケート
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 タラリ E-MAIL  - 08/9/16(火) 0:36 -

引用なし
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   ▼かず色さん:
>質問:「南京事件の象徴的出来事として知られる向井・野田少尉の「百人斬り」は、事実であったとお考えですか」

トロープさん、とほほさんも指摘されていますが、オープンな意見交換をするためには人様のアンケートを借りたりするのではなく、自前の言葉で質問をする必要があります。自分の意見はだれだれと同じなどというのではなく、自分の言葉で語ることこそオープンな態度というべきです。

(1)トロープさんが「南京事件の象徴的出来事として知られる」に引っかかりを覚えた件について

文芸春秋社月刊誌『諸君』2001年2月号特集記事「まぼろし派・中間派・大虐殺派 三派合同大アンケート」というのは、他の項目でも答えにくいアンケートの設定だったと記憶します。「南京事件の象徴的出来事として知られる」などの修飾語を加えるところに文春らしい偏向があります。

日本では否定派が、「百人斬り」なんかなかったのは歴然としているのに、中国や、肯定派がそのように言ってくる、という受け止め方をしていたのは事実です。ですから、否定的媒介として「象徴的出来事」と受け止めていました。しかし、史実派は「南京事件の象徴的出来事」とは受け止めてはいませんでした。

その理由は10数万人から20万人のうちの高々200人に過ぎない、斬殺をことさら取り上げる筋合いはない。また、「百人斬り競争」の期間は南京陥落の前に終わっています。いわゆる南京事件の期間とほとんど重なりません。

しかし、中国では無差別の殺人をfunとして競争を行った、日本刀で斬り殺す、斬首するという残忍な行動であった、紫金山で100人斬りが達成され、さらに150人斬り競争に移った、とされて「象徴的出来事」でした。


ウヨク・歴史修正主義者がいわゆる「百人斬り」裁判を起こし、その過程で百人斬りの諸相が明らかになった。私は南京では溢れるほど捕虜が出てきたので、今さら150人斬りでもなかろうと考えていましたが、野田少尉は13年3月には374人斬りをはたしたと称し、向井少尉はそれにはかなり遅れ、昭和14年5月南京を離れても真面目につづけたらしく、305人斬ったと言っていました。

私のHPにある「報道された○○人斬り」で解析したように、戦闘に関係のない○○人斬りが、日本の下士官・将校の「誇り」となっていました。兵士では銃剣による捕虜の刺突訓練、下士官にあっては捕虜の斬首が戦争における訓練としての役割を果たしていました。この経験が南京事件における残酷な殺害を引き起こした要因になっています。

この二つのことから、「百人斬り競争」は南京事件の「象徴的出来事」とまでは行かなくても、残酷な殺人を用意する下地を形成していた、そういう側面は無視できないと考えるようになりました。


(2)「百人斬り」は事実であったか、というのが不適切な問いである件

この表現では100人斬ったかどうかが焦点のひとつとなります。据えもの斬りもしたが、100人まではいかなかった、と考えるひとたちも否定側に分類するようにしつらえた問いです。100人を斬ったかどうか、誰も目撃し続けて数えた人がいないのですから、答えるのが難しいと考える人もいるでしょう。

したがって、質問は「百人斬り競争があったか、なかったか」とするのが適切で、もちろん答えは「あった」です。これは確定です。
612 hits

[5714]Re(2):百人斬りアンケート
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 タラリ E-MAIL  - 08/9/16(火) 0:41 -

引用なし
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   原剛氏に仮託されたかず色さんの意見に反論。

>百人斬りは、虚飾されたものである。両少尉の有名になりたいという願望と浅海記者などの勇ましい記事を載せたいという願望及び陸軍の戦意高揚という思惑が一致し、事実からかけ離れた誇大宣伝的記事になった

百人斬りは、虚飾されたものである → イエス。二少尉が「戦功」に酔いしれて据えもの斬りも含めて戦闘のように言ったものである。数も向井少尉の場合はサバ読みが入っている。

両少尉の有名になりたいという願望 → イエス。ただし、新聞に取り上げられるだけのことをしたと二少尉は思っており、名声を得るためにウソをついたわけではない。この項は拙HP 「ホラ」と「冗談」

浅海記者などの勇ましい記事を載せたいという願望 → ノー。戦場の驚くべき実話を紹介しようという気持ちで記事にしたもの。事実を書いたのであり、「勇ましい記事」として書いたのではない。なぜなら、大毎記事中の

記者らが、「この記事が新聞に出ると、お嫁さんの口が一度にどっと来ますよ」と水を向けると、何と八十幾人斬りの両勇士、ひげ面をほんのりと赤めて照れること照れること


を見よ。こんなにでれでれしては勇ましい記事にならないだろう。

陸軍の戦意高揚という思惑 → 陸軍報道部は戦意昂揚の記事への誘導ということは特に行っていない。報道規制として行ったのは残虐な記事、自軍の動きを敵に知らせないという規制のみ。軍を批判する記事の取締りはすでに2.26事件までに徹底して行われ、新聞社自体が積極的に戦争協力を社の方針にするまでに至っていた。さらに実際に戦争が起こってしまえば、積極的に書かなければ売れなくなっていた。この時点では戦意昂揚の記事への誘導は事実として行われていない。

また、戦意昂揚というのはよく間違って理解されている。勇ましい記事が戦意昂揚の記事ではない。敵が悪逆であり、自軍の兵士が困難に耐え、難局を勇敢に戦って犠牲を恐れることなく戦ったというのが戦意昂揚である。特に日本人の場合、犠牲を恐れることなく戦ったがゆえに、戦死したという結末が最高の「戦意昂揚」とされる。この点は欧米と違うので注意を要する。

事実からかけ離れた誇大宣伝的記事になった → ノー。誇大に言ったのは二少尉の側であって、記者も編集部も軍部も記事の内容にタッチしたわけではない。言ったままを書いたので宣伝にはなっていない。
636 hits

[5715]200人以上は斬ったと判断しま...
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 熊猫 E-MAIL  - 08/9/16(火) 0:49 -

引用なし
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   このような事は常識の範囲で、理論的に考えれば解決することです。
百人斬りが無かったとしたら………。

 両将校と共に行動をしていた、向井氏の部下と野田氏の部下は南京戦後70年経過したにもかかわらず、未だに一人として百人斬りを否定した者はいません。もし、百人斬りが虚構であるならば大勢の証人が現れて証言しているはずです。
 さて行動を共にしていた部下の証言は………。
望月証言
 このあたりから野田、向井両少尉の百人斬りが始るのである。野田少尉は見習士官として第11中隊に赴任し我々の教官であった。少尉に任官し大隊副官として、行軍中は馬にまたがり、配下中隊の命令伝達に奔走していた。
この人が百人斬りの勇士とさわがれ、内地の新聞、ラジオニュースで賞賛され一躍有名になった人である。
 「おい望月あこにいる支那人をつれてこい」命令のままに支那人をひっぱって来た。助けてくれと哀願するが、やがてあきらめて前に座る。少尉の振り上げた軍刀を背にしてふり返り、憎しみ丸だしの笑ひをこめて、軍刀をにらみつける。
 一刀のもとに首がとんで胴体が、がっくりと前に倒れる。首からふき出した血の勢で小石がころころと動いている。目をそむけたい気持も、少尉の手前じっとこらえる。
 戦友の死を目の前で見、幾多の屍を越えてきた私ではあったが、抵抗なき農民を何んの理由もなく血祭にあげる行為はどうしても納得出来なかった。
その行為は、支那人を見つければ、向井少尉とうばい合ひする程、エスカレートしてきた。
 両少尉は涙を流して助けを求める農民を無残にも切り捨てた。支那兵を戦闘中たたき斬ったのならいざ知らず。この行為を連隊長も大隊長も知っていた筈である。にもかかわらずこれを黙認した。そしてこの百人斬りは続行されたのである。
 この残虐行為を何故、英雄と評価し宣伝したのであらうか。マスコミは最前線にいながら、支那兵と支那農民をぼかして報道したものであり、報道部の検閲を通過して国内に報道されたものであるところに意義がある。
 今戦争の姿生がうかがえる。世界戦争史の中に一大汚点を残したのである。
 野田氏は私と同じ九州人です。「おい望月あこにいる支那人をつれてこい」というのが望月氏の創作なら「あそこにいる支那人」と書くでしょうが、一見して落丁と思える「あこにいる支那人」は九州人の野田氏から直接命令された者の生々しい記述です。

奇妙な百人斬り否定論者の行動
 百人斬りのような低次元の史実を確認するのは、根拠の無い空想を繰り返すのでなく、両将校と行動を共にして生死を分かち合った兵士に聞くのが一番早いはずだ。しかし、否定論者は絶対にそのことをしない。そしてその理由は簡単である。誰一人として望月五三郎氏・山本重一氏・水口浩一郎氏に聞かないのは、否定論が破綻するからである。秦郁彦氏が田中金平氏・辻岩松・松田清治郎氏・松田利春氏から話を聞いて解ったことは、富山証言と向井証言が創作された嘘であり、百人斬りを否定する話は出てきませんでした。否定論のよりどころであった、富山証言まで崩壊してしまった以上は、百人斬りなど、議論の対象にはならなくなったのではないかと思います。
 将校が自分の部下に見つからずに100人以上の人間を斬り殺すことができるかどうか考えれば判りそうなものです。向井氏、野田氏の部下の百人斬り否定率が0%であるという現実が何を意味するか考えれば自ずと結論は出てくるものです。
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[5716]原剛氏も文藝春秋社も捏造派な...
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 核心 E-MAIL  - 08/9/16(火) 1:41 -

引用なし
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   原剛氏も文藝春秋社も捏造派なので(証拠資料を保持しています。)アンケートには全く興味ありません。

揚子江が真っ赤にそまるほど下関で中国人捕虜の首を斬りまくっていた元小平市剣友会会長の息子としては文藝春秋社の下らない企画にお付き合いする気にはなれません。

「百人斬り競争」と南京事件(笠原十九司著、大月書店)と季刊戦争責任研究第50号を読むことをお勧めします。
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[5720]Re(1):百人斬りアンケート
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 ひぐらし  - 08/9/16(火) 10:59 -

引用なし
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   裁判と史実はわけて考えなければなりませんね。
「裁判」
ウヨ 百人斬りは記者の捏造。両少尉は被害者。
真実 ネタ元は両少尉の自慢話。いわば自業自得。(佐藤証言で決定的)
   名誉毀損にはならない。

「百人斬りの史実」
ウヨ まぼろし。当時の生き証人佐藤氏がそう証言してるじゃないか!
真実 戦国時代のような白兵戦による人斬りはほとんどまぼろし。
   実態は捕虜のすえもの斬り。本当に100人斬ったかどうかは不明。


まあ師団長が捕虜の試し斬りさせて喜んでるような状態だったわけで
両少尉が特別首切り魔だったとは思えません。
普通の日本人だったのでしょう。多少突出していたのか平均的だったのか
は勉強不足でわかりませんので詳しい人に解説ゆだねます。
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[5721]Re(1):百人斬りアンケート
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 ゆう E-MAILWEB  - 08/9/16(火) 22:01 -

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   かず色さんは、この掲示板に大いに刺激を与えています。皆さんの見解、面白く拝見しました。

かず色さん、そして皆さんに刺激されて、私も登場します(笑)。


私のサイトで「百人斬り」関連の唯一のコンテンツは、「何人斬れるか 日本刀の性能」です。これ、不思議なことに、私のサイトではダントツのアクセス数を誇ります(^^)
http://www.geocities.jp/yu77799/nihontou.html


実はこれを書いた時点では、私は「百人斬り競争」について、ほとんど知識を持ちませんでした。このコンテンツでも、

>なお、このコンテンツは、あくまで「日本刀3人限界説」についての検討であり、「百人斬り競争」の真偽にまで踏み込んだものではありません。また、「日本刀で百人斬れる」ことを実証しようとしたものでもありません。

と、何とも及び腰のコメントを残しています。


ただ、鈴木氏の本からは、熊猫さんと同じような感想を持ちました。これだけ大勢の「戦友」に取材しているのに、どうして誰も「あの話はウソだ。野田は気の毒だ」という発言をしないのか。

最後に氏が取り上げる、得体の知れない飲み屋の親父が「あんなのは嘘だ」と息巻くエピソードが、どうも鈴木氏の創作じみて見えたのは、私だけではないでしょう。


また私は、おそらく皆さんがご存知ないであろう、高野源二氏の論文、「第九師団、南京大虐殺否定論批判」を発掘していました。
http://www.geocities.jp/yu77799/hokuriku.html

この方、こんなことを書いています。

>この在所のS氏が南京中山門を目前にして負傷して帰り、老衰で去年死亡、もう一人のH氏も、たしか輜重兵(金沢市野田)に属して出征し、有名な百人斬り競争の二少尉のどちらかが、中国人を迎えては斬るのを見ていた話を聞いたが、そんならと聞き取りに行こうとしたら、家の評判が悪くなるとて息子に反対されたからと断られ、行かずにいたら去年亡くなった。

>雑談の中で彼のその話を聞いた者は私一人ではないのだが、今となっては取返しができない。


「伝聞」ではありますが、部隊の輜重兵が、「中国人を迎えては斬るのを見ていた」話を聞いている。してみると「百人斬り競争」というのは、部隊では結構知られた話であったのかもしれない。

(余談ですが、2年ほど前、高野源二氏のお孫さんからメールをいただきました。氏はもう何年も前に逝去されていた、ということです)


この時点では「判断保留」の私でしたが、次の新資料発掘を機に、一気に「百人斬り競争肯定派」に転じます。
http://andesfolklore.hp.infoseek.co.jp/intisol/hyakunin2.htm

(大阪毎日新聞 鹿児島沖縄版1938年1月25日付の記事)
(野田少尉の)戦友の六車部隊長が百人斬りの歌をつくつてくれました


えっ、「六車」って、ひょっとして「証言で見る南京戦史」に登場する、あの六車少尉のこと? すぐに書斎に確認に走ったら、何と野田少尉と同じ部隊。たぶん「六車部隊長」の正体に気がついたのは、私が一番早かったのではないかと思います(笑)

つまり「戦友」も、「百人斬り競争」の存在を認めていたわけです。しかもこの六車部隊長、

>敵を斬った数も俺の方が多い筈だがとひそかに思ったものであった

なんて書き残している。これは決定打でした。


最近では、秦郁彦氏の論稿、そして笠原氏の本が出ました。いずれも、いかにも薄っぺらな東中野氏の「南京百人斬り競争の真実」などとは全くレベル違いの、いかにも「学者の実証的研究」の書です。

実際に百人斬ったかどうかまでは断定できないが、少なくとも二人の少尉が「百人斬り」を目指して競争した事実はあった。種々の資料を見ると、そう考えるのが妥当でしょう。
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[5722]Re(2):百人斬りアンケート
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 タラリ E-MAIL  - 08/9/16(火) 22:54 -

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   >かず色さんは、この掲示板に大いに刺激を与えています。皆さんの見解、面白く拝見しました。

確かにかず色さんは他のひとがしない問題提起をされており、その点ではひそかに、ひそかに感謝しています。

>ただ、鈴木氏の本からは、熊猫さんと同じような感想を持ちました。これだけ大勢の「戦友」に取材しているのに、どうして誰も「あの話はウソだ。野田は気の毒だ」という発言をしないのか。

この意見に賛成です。掲示板で否定派と論争したとき、この点を突いたことがあります。

>最後に氏が取り上げる、得体の知れない飲み屋の親父が「あんなのは嘘だ」と息巻くエピソードが、どうも鈴木氏の創作じみて見えたのは、私だけではないでしょう。

これは京都市内の寿司やの大将かなんかだったですね。向井の部下の。
この人は向井の大言壮語を嫌っていたようで、斬ってなんかいませんよ、と吐き捨てるような口調で言ったことにリアリティを感じました。ただし、これは鈴木明が白兵戦での百人斬りのこととして聞いたので、それに対するリアクションでしかありません。

向井氏のことを知ろうとするなら、立場の反対のもの、彼を嫌うひとからもよく話を聞くべきなのです。真実を知ろうという立場のレポートをするのであれば、鈴木明はここで「じゃあ、据えもの斬りならたくさん斬っただろう」と畳みかけて聞くべきだったのです。おそらくかれが絶対に聞きたくなかった返事を得たことでしょう。

しかし、鈴木明はこの否定発言を得たところで、これ幸いと引き上げてしまうのですね。この態度は山田栴二氏、角田氏、台湾に行って南京法廷の元裁判長にあったときにもそういう態度でした。また、志々目証言の確認にも言を左右して行ってはいません。

だから、私は鈴木明というひとは優れた文章力、捜査力を持つが本質的には良質のジャーナリストではありません。ただし、優秀なので、彼の取材から彼が期待していない真実がポロポロこぼれ落ちているので史実の究明の面では大いに貢献している面があります。
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[5723]Re(2):百人斬りアンケート
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 かず色 E-MAIL  - 08/9/16(火) 23:47 -

引用なし
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   ▼トロープさん:

トロープさん、はじめまして。宜しくお願いいたします。

 先ず当該新規投稿の趣旨についてのご質問ですが、これは貴方の推察されている通りです。所謂「百人斬り」其の物について、裁判のロジックから離れて、「試行錯誤」参加者同士の忌憚のない意見交換を目的としております。

 次に、私自身は所謂「百人斬り」は、南京事件の本質的議論にはなり得ないと考えております。これは私に限らず所謂「中間派」的立場の一般的傾向とも云えます。当該論争は概ね所謂「大虐殺派」的立場の研究者と、所謂「まぼろし派」間の熾烈な論争が中心であり、多分に感情論・政治的スタンス・イデオロギー的色彩を帯びる傾向にあったように思います。
 先般の「百人斬り訴訟」では、中間派の原剛氏が原告側から陳述書を提出しておりますが、私の尊敬する中山隆志氏同様、軍事学的・実証主義的観点からの考察が論拠の中心であり、「まぼろし派」証人等とは一線を画すべきでしょう。

 私と貴方の間の当該問題に関する認識につきましては、基本的事実認識に於いて左程差異はないように思います。若干驚きましたのは、秦郁彦氏の「百人斬り」に関する論文に言及されている事でしょうか。当該論文の見解は概ね所謂「中間派」研究者の共通認識と考えて頂いて差し支えないでしょう。手元に当該論稿がありませんので間違いがあればご容赦願いたいのですが、基本的には両少尉が南京攻略戦の過程で中国兵捕虜を斬殺したことを推論(立証ではありません)しております。先に、原剛氏の見解[5708]をご紹介しましたが、この中で「何人かは斬ったであろう(中略)」と言及しているのは、上記の認識が背景にあります。但し、当該論文を厳密に読んで頂くと判るかと思いますが、所謂「百人斬り」を肯定するものでは全くありません。然しながら、貴方が当該論文に言及された事で、少なくとも共通の事実認識は持てたと感じております。


> かず色さん、はじめまして。
>
>>質問:「南京事件の象徴的出来事として知られる向井・野田少尉の「百人斬り」は、事実であったとお考えですか」
>
> 念のため確認ですけど、そういうアンケートがあったという事実を紹介されているだけではないのですよね? 同内容のアンケートをこの掲示板の閲覧者に対して実施したい……ということで間違いないでしょうか? 「オープンな意見交換ができれば幸いです」とのことですのでこの理解で合っていると思うのですが、誤解のないようはっきり明示していただきたいです。
> というのも「南京事件の象徴的出来事として知られる」という部分がひっかかるからです。かず色さんは「百人斬り」が南京事件の象徴的出来事と考えていらっしゃるのかなあ、と。おそらくこの掲示板の常連の方々の多くはそう考えていらっしゃらないと思うのですけど。
>
> 一応、この掲示板の読者に対するアンケートだとしてお答えしますが、私は例に挙げられた中では藤原彰氏の意見が最も事実に近いと思います(問題の雑誌そのものは不所持かつ未読です)。
> そう考える主な根拠は、野田少尉が講演で「実は戦闘外での斬殺だった」と告白したといういわゆる志々目証言です。秦郁彦氏のヒアリング調査によって他にも同内容の証言が複数集まったようですので、野田少尉が「告白」したこと自体は間違いない事実だと判断できます。そして、仮に据えもの斬りをやっていなかったとしたら、そのような嘘の「告白」をするとは思えません。
> その他にも状況証拠がいろいろありますので、野田と向井の両少尉が実際にやっていたことは、捕虜などに対する「据えもの斬り」だったと考えています。それを戦場での武勲のように語り、本人らとメディア双方の期待通りに記事になったのではないでしょうか。
>
>
> なお秦郁彦氏の報告については、この掲示板上で指環さんがまとめていらっしゃいます。立派な功績ですからもっと誇っていいと思うのですけど、秦氏はあまりこの調査結果に言及なさらないようで安念です。
>http://t-t-japan.com/bbs2/c-board.cgi?cmd=ntr;tree=2632;id=sikousakugo
>
> あと有名だとは思いますが、「百人斬り」に関する資料集のリンクも載せておきます。私はだいたいここに載っている範囲の知識しかもちませんので、何か深く突っ込まれても答えきれないかもしれません。
>「百人斬り」関連資料集
>http://homepage3.nifty.com/m_and_y/genron/data/nangjin/hyakunin/index.htm
>百人斬り資料集 その2
>http://andesfolklore.hp.infoseek.co.jp/intisol/hyakunin2.htm
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[5725]Re(1):200人以上は斬ったと判...
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 かず色 E-MAIL  - 08/9/16(火) 23:57 -

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   ▼熊猫さん:

 多数指摘したいところはあるのですが、取りあえず2点、ご質問させて頂きます。

 まず第一に、貴方は両将校と行動を共にした部下で「未だに一人として百人斬りを否定した者はいません」と強調しておりますが、逆説的に申せば、部下で「百人斬り」をあれだけ明確に証言(回顧録)したのも望月五三郎氏ぐらいではないでしょうか。また、辻岩松氏に言及されておりますが、私の聞き及んでいる限りにおいて同氏は、「百人斬り」を概ね否定しているようです(但し、同氏は南京戦には参加しておりません)。
 また、望月証言に言及されておられますが、その信憑性について厳正に検証されたのか、若干疑問を感じます。客観的資料としては、私ならある程度の距離を置きますね。
 加えて、否定論者が望月氏(等)に話を聞かないのは否定論が破綻するからだ、と仰っておられますが、同氏が当該裁判で脚光を浴びた時点では、既に故人となられていたのではなかったでしょうか?私の記憶違いでしたら申し訳ございません。

 第二点は、秦氏の調査によって向井証言(負傷入院)の信憑性が崩れたことと、貴方の見解「富山証言まで崩壊してしまった以上は、百人斬りなど、議論の対象にはならなくなったのではないですか」への論理的帰結が理解できません。論理的帰結として、捕虜の不法殺害・斬殺の可能性、否定派の主要論拠の崩壊に言及するなら私も理解できるのですが。

若干、不躾で失礼な物言いになってしまった部分につきましては、お許しください。


>このような事は常識の範囲で、理論的に考えれば解決することです。
>百人斬りが無かったとしたら………。
>
> 両将校と共に行動をしていた、向井氏の部下と野田氏の部下は南京戦後70年経過したにもかかわらず、未だに一人として百人斬りを否定した者はいません。もし、百人斬りが虚構であるならば大勢の証人が現れて証言しているはずです。
> さて行動を共にしていた部下の証言は………。
望月証言
> このあたりから野田、向井両少尉の百人斬りが始るのである。野田少尉は見習士官として第11中隊に赴任し我々の教官であった。少尉に任官し大隊副官として、行軍中は馬にまたがり、配下中隊の命令伝達に奔走していた。
>この人が百人斬りの勇士とさわがれ、内地の新聞、ラジオニュースで賞賛され一躍有名になった人である。
> 「おい望月あこにいる支那人をつれてこい」命令のままに支那人をひっぱって来た。助けてくれと哀願するが、やがてあきらめて前に座る。少尉の振り上げた軍刀を背にしてふり返り、憎しみ丸だしの笑ひをこめて、軍刀をにらみつける。
> 一刀のもとに首がとんで胴体が、がっくりと前に倒れる。首からふき出した血の勢で小石がころころと動いている。目をそむけたい気持も、少尉の手前じっとこらえる。
> 戦友の死を目の前で見、幾多の屍を越えてきた私ではあったが、抵抗なき農民を何んの理由もなく血祭にあげる行為はどうしても納得出来なかった。
>その行為は、支那人を見つければ、向井少尉とうばい合ひする程、エスカレートしてきた。
> 両少尉は涙を流して助けを求める農民を無残にも切り捨てた。支那兵を戦闘中たたき斬ったのならいざ知らず。この行為を連隊長も大隊長も知っていた筈である。にもかかわらずこれを黙認した。そしてこの百人斬りは続行されたのである。
> この残虐行為を何故、英雄と評価し宣伝したのであらうか。マスコミは最前線にいながら、支那兵と支那農民をぼかして報道したものであり、報道部の検閲を通過して国内に報道されたものであるところに意義がある。
> 今戦争の姿生がうかがえる。世界戦争史の中に一大汚点を残したのである。
 野田氏は私と同じ九州人です。「おい望月あこにいる支那人をつれてこい」というのが望月氏の創作なら「あそこにいる支那人」と書くでしょうが、一見して落丁と思える「あこにいる支那人」は九州人の野田氏から直接命令された者の生々しい記述です。
>
>奇妙な百人斬り否定論者の行動
> 百人斬りのような低次元の史実を確認するのは、根拠の無い空想を繰り返すのでなく、両将校と行動を共にして生死を分かち合った兵士に聞くのが一番早いはずだ。しかし、否定論者は絶対にそのことをしない。そしてその理由は簡単である。誰一人として望月五三郎氏・山本重一氏・水口浩一郎氏に聞かないのは、否定論が破綻するからである。秦郁彦氏が田中金平氏・辻岩松・松田清治郎氏・松田利春氏から話を聞いて解ったことは、富山証言と向井証言が創作された嘘であり、百人斬りを否定する話は出てきませんでした。否定論のよりどころであった、富山証言まで崩壊してしまった以上は、百人斬りなど、議論の対象にはならなくなったのではないかと思います。
> 将校が自分の部下に見つからずに100人以上の人間を斬り殺すことができるかどうか考えれば判りそうなものです。向井氏、野田氏の部下の百人斬り否定率が0%であるという現実が何を意味するか考えれば自ずと結論は出てくるものです。
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[5726]Re(2):200人以上は斬ったと判...
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 とほほ E-MAIL  - 08/9/17(水) 1:30 -

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   ▼かず色さん:
> また、望月証言に言及されておられますが、その信憑性について厳正に検証されたのか、若干疑問を感じます。客観的資料としては、私ならある程度の距離を置きますね。

証言は証言です。証言と言うのは「証拠」として扱われます。従って「信憑性にかける」「客観性にかける」ことを主張するためには、その根拠を示さねば議論にはなりません。お分かりでしょうか?

望月証言は「百人斬り競争」を裏付ける証言です。この望月証言を裏付ける証言は他にも多数あるわけです。

それでも、信憑性を疑う。とするかず色さんの理論には一貫して「かず色さんの定義する一次資料」の欠落を根拠にしていると見えるのですが、いかがでしょうか?

各証言は互いに独立して任意に語られており、互いが互いの証言を裏づけあって補完しております。それを裏づけではないと結論するかず色さんの論理では、裏づけ証言の裏づけ証言を提示すると、その証言のまたうらづけ証拠を出せ、であってそれは無限に続きます。

裏づけが十分であれば十分、不十分であれば不十分、なりにそれぞれ根拠を述べながら、議論してください。

今回は、かず色さんは、なぜ、望月証言には信憑性が無い、とお考えなのかを先に論証する責任があります。
603 hits

[5727]Re(2):200人以上は斬ったと判...
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 とほほ E-MAIL  - 08/9/17(水) 1:38 -

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   ▼かず色さんへ:

これは議論とは関係の無い、投稿上の注意です。
投稿際、元投稿の不必要な全文引用は避けてください。BBSはその為(全文引用の必要をなくすため)に諸機能を備えています。一応は個人が有料で借りているサーバーですのでご協力をお願いします。
598 hits

[5728]Re(2):200人以上は斬ったと判...
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 とほほ E-MAIL  - 08/9/17(水) 1:46 -

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   ▼かず色さん:
>同氏が当該裁判で脚光を浴びた時点では、既に故人となられていたのではなかったでしょうか?私の記憶違いでしたら申し訳ございません。

これも注意しておきます。裁判と「百人斬りの真実の追求」とは論点が異なります。複数の方に何度も指摘されていることです、注意してください。

望月証言が脚光を浴びたことと、史料価値とはなんら関係はありません。裁判の始まるはるか以前から望月証言は存在してますし広く紹介されております、否定論者はいつでも望月氏を取材できました。
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[5729]Re(2):200人以上は斬ったと判...
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 とほほ E-MAIL  - 08/9/17(水) 1:57 -

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   ▼かず色さん:
> まず第一に、貴方は両将校と行動を共にした部下で「未だに一人として百人斬りを否定した者はいません」と強調しておりますが、逆説的に申せば、部下で「百人斬り」をあれだけ明確に証言(回顧録)したのも望月五三郎氏ぐらいではないでしょうか。

これは説明できることです。
まず彼らは戦友であるというのは、十分肯定証言が少ない理由になります。多くの両将校の部下に取材をしているのは確かであり、両将校の百人斬りの肯定証言をすることにためらいがあるのは、人間として決して共感できないものではないです。私でももし私が両将校の部下であれば証言していない可能性も多いに理解できます。

しかし、嘘はつけません。これも人間として共感できる心情です。したがって否定も肯定も黙して語らない方が多いことになんら不思議はありません。熊猫さんも書いているように、百人斬り競争が虚構なのであれば、元部下たちは彼らの両将校の名誉のためにもこぞって否定証言をすることでしょう。

いかがでしょうか?
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[5730]Re(2):200人以上は斬ったと判...
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 熊猫 E-MAIL  - 08/9/17(水) 2:53 -

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   ▼かず色さん:
> まず第一に、貴方は両将校と行動を共にした部下で「未だに一人として百人斬りを否定した者はいません」と強調しておりますが、逆説的に申せば、部下で「百人斬り」をあれだけ明確に証言(回顧録)したのも望月五三郎氏ぐらいではないでしょうか。
 つまらぬ逆説です。向井、野田の両将校の証言があり、最低でも3人の証言があります。
 事実には沈黙しますが、しかし事実と異なることには、その場にいた人たちが反応するものです。大勢の人たちの沈黙が、百人斬りを証明しているのです。
 肯定率100%、否定率0% という現実から目をそらさないことです。 
 カメラマンの空想を真に受けて糠悦びしている連中と同レベルあつかってほしくありませんね。本人(両将校)が百人斬ったと証言し、それを目撃している者がいるのですから、後は良識ある大人の判断を下すだけです。

> 加えて、否定論者が望月氏(等)に話を聞かないのは否定論が破綻するからだ、と仰っておられますが、同氏が当該裁判で脚光を浴びた時点では、既に故人となられていたのではなかったでしょうか?私の記憶違いでしたら申し訳ございません。
 はい、どうして生きている時に聞かなかったのかその理由は明白です。裁判等に於けるロジックと関係なく、オープンな意見交換ができれば幸いです。と申されておりますから、かず色さんの記憶違いです。わざわざ謝る必要はありません。
 同氏はその著書をわざわざ否定論者に渡しています。どうして聞かなかったのか興味津々です。


> 第二点は、秦氏の調査によって向井証言(負傷入院)の信憑性が崩れたことと、貴方の見解「富山証言まで崩壊してしまった以上は、百人斬りなど、議論の対象にはならなくなったのではないですか」への論理的帰結が理解できません。論理的帰結として、捕虜の不法殺害・斬殺の可能性、否定派の主要論拠の崩壊に言及するなら私も理解できるのですが。
 富山証言意外に、否定論にはまともなよりどころとなる証拠がないと解釈しています。
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[5731]Re(3):200人以上は斬ったと判...
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 かず色 E-MAIL  - 08/9/17(水) 22:02 -

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   ▼熊猫さん:
 
> カメラマンの空想を真に受けて糠悦びしている連中と同レベルあつかってほしくありませんね。本人(両将校)が百人斬ったと証言し、それを目撃している者がいるのですから、後は良識ある大人の判断を下すだけです。

両将校が百人斬りを告白し、それを目撃している者(望月氏)がいるから、「後は良識ある大人の判断を下すだけです」では、学術的議論とはなり得ません。当該証言は歴史学的史料として真に検証に耐え得るものとお考えですか。もしそうであれば、その具体的論拠(或いは史料批判の方法論)について御教示頂きたく。

> はい、どうして生きている時に聞かなかったのかその理由は明白です。裁判等に於けるロジックと関係なく、オープンな意見交換ができれば幸いです。と申されておりますから、かず色さんの記憶違いです。わざわざ謝る必要はありません。
> 同氏はその著書をわざわざ否定論者に渡しています。どうして聞かなかったのか興味津々です。

「理由は明白です」と断言しておられますが、具体的論拠に興味があります。犬飼氏と望月氏との経緯について、何か新しい情報をお持ちでしたら御教示願います。

>> 第二点は、秦氏の調査によって向井証言(負傷入院)の信憑性が崩れたことと、貴方の見解「富山証言まで崩壊してしまった以上は、百人斬りなど、議論の対象にはならなくなったのではないですか」への論理的帰結が理解できません。論理的帰結として、捕虜の不法殺害・斬殺の可能性、否定派の主要論拠の崩壊に言及するなら私も理解できるのですが。
> 富山証言意外に、否定論にはまともなよりどころとなる証拠がないと解釈しています。

富山証言の信憑性の問題点を秦氏が指摘した事で、所謂「否定派」の「百人斬り」の主要論拠の信憑性を疑問視しておりますが、貴方の見解「富山証言まで崩壊してしまった以上は、百人斬りなど、議論の対象にはならなくなったのではないですか」への論理的帰結(或いは具体的論拠)がやはり理解出来ません。
582 hits

[5732]Re(3):百人斬りアンケート
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 かず色 E-MAIL  - 08/9/17(水) 22:10 -

引用なし
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   ▼タラリさん:
>
>>ただ、鈴木氏の本からは、熊猫さんと同じような感想を持ちました。これだけ大勢の「戦友」に取材しているのに、どうして誰も「あの話はウソだ。野田は気の毒だ」という発言をしないのか。

>この意見に賛成です。掲示板で否定派と論争したとき、この点を突いたことがあります。

端的に申せば、(何等確証はありませんが)N少尉が捕虜を斬殺したからでしょう。
592 hits

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