思考錯誤

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[5893]上海南駅の赤ん坊の写真は否定も肯定もできない？ トロープ 08/10/23(木) 2:33

[5895]Re(1):小柳一次について（移転） ピッポ 08/10/23(木) 3:09

[5898]Re(1):上海南駅の赤ん坊の写真 かず色 08/10/23(木) 6:52

[5899]Re(2):上海南駅の赤ん坊の写真 ピッポ 08/10/23(木) 11:59

[5901]Re(2):上海南駅の赤ん坊の写真 かず色 08/10/23(木) 23:53

[5902]Re(3):上海南駅の赤ん坊の写真 トロープ 08/10/24(金) 0:42

[5912]Re(4):上海南駅の赤ん坊の写真 かず色 08/10/25(土) 1:13

[5922]Re(5):上海南駅の赤ん坊の写真 トロープ 08/10/25(土) 11:44

[5903]Re(3):上海南駅の赤ん坊の写真 岡田 08/10/24(金) 1:55

[5909]Re(4):上海南駅の赤ん坊の写真 かず色 08/10/25(土) 0:50

[5913]Re(5):上海南駅の赤ん坊の写真 岡田 08/10/25(土) 2:37

[5915]Re(6):上海南駅の赤ん坊の写真 かず色 08/10/25(土) 9:24

[5920]Re(7):上海南駅の赤ん坊の写真 ピッポ 08/10/25(土) 11:09

[5923]Re(8):上海南駅の赤ん坊の写真 かず色 08/10/25(土) 11:45

[5924]Re(9):上海南駅の赤ん坊の写真 ピッポ 08/10/25(土) 13:05

[5927]Re(9):上海南駅の赤ん坊の写真 とほほ 08/10/25(土) 16:24

[5926]Re(7):上海南駅の赤ん坊の写真 岡田 08/10/25(土) 16:22

[5933]Re(7):上海南駅の赤ん坊の写真 タラリ 08/10/26(日) 14:16

[5934]Re(8):上海南駅の赤ん坊の写真 かず色 08/10/26(日) 22:36

[5935]Re(9):上海南駅の赤ん坊の写真 ピッポ 08/10/27(月) 1:35

[5936]Re(9):上海南駅の赤ん坊の写真 岡田 08/10/27(月) 2:20

[5937]Re(9):上海南駅の赤ん坊の写真 とほほ 08/10/27(月) 4:10

[5938]Re(9):上海南駅の赤ん坊の写真 タラリ 08/10/27(月) 10:11

[5939]Re(10):上海南駅の赤ん坊の写真 かず色 08/10/27(月) 23:52

[5940]Re(11):上海南駅の赤ん坊の写真 ピッポ 08/10/28(火) 0:08

[5941]Re(11):上海南駅の赤ん坊の写真 岡田 08/10/28(火) 2:19

[5942]Re(12):上海南駅の赤ん坊の写真 かず色 08/10/28(火) 22:08

[5943]Re(13):上海南駅の赤ん坊の写真 とほほ 08/10/28(火) 22:24

[5946]Re(13):上海南駅の赤ん坊の写真 岡田 08/10/29(水) 0:23

[5949]Re(11):上海南駅の赤ん坊の写真 タラリ 08/10/30(木) 0:48

[5950]Re(12):上海南駅の赤ん坊の写真 タラリ 08/10/30(木) 15:06

[5952]Re(12):上海南駅の赤ん坊の写真 かず色 08/10/31(金) 0:44

[5953]矛盾していますよ 岡田 08/10/31(金) 2:53

[5959]Re(13):上海南駅の赤ん坊の写真 タラリ 08/10/31(金) 22:37

[5917]Re(6):上海南駅の赤ん坊の写真 かず色 08/10/25(土) 9:57

[5928]Re(7):上海南駅の赤ん坊の写真 とほほ 08/10/25(土) 16:34

[5932]Re(7):上海南駅の赤ん坊の写真 岡田 08/10/26(日) 5:13

[5904]Re(3):引用比較 ピッポ 08/10/24(金) 6:26

[5907]Re(4):そもそも ピッポ 08/10/24(金) 19:49

[5908]Re(5):そもそも かず色 08/10/25(土) 0:29

[5914]Re(6):そもそも 岡田 08/10/25(土) 2:38

[5916]Re(7):そもそも かず色 08/10/25(土) 9:35

[5918]Re(8):そもそも ピッポ 08/10/25(土) 10:27

[5919]Re(9):そもそも かず色 08/10/25(土) 10:35

[5921]Re(10):そもそも ピッポ 08/10/25(土) 11:33

[5930][投稿者削除]

[5931]Re(1):Re慎重なる思料のうえ ピッポ 08/10/25(土) 23:16

[5925]Re(8):そもそも 岡田 08/10/25(土) 15:36

[5905]Re(3):陳謝 ピッポ 08/10/24(金) 6:54

[5910][投稿者削除]

[5948]Re(4):陳謝 ピッポ 08/10/29(水) 14:31

[5906]Re(3):上海南駅の赤ん坊の写真 タラリ 08/10/24(金) 15:37

[5929]Re(3):上海南駅の赤ん坊の写真 とほほ 08/10/25(土) 16:50

[5958]個人的見解 トロープ 08/10/31(金) 22:06

[6030]この写真に関する質問：ライフ誌について とろとろ 08/12/20(土) 22:48

[6039]Re(1):この写真に関する質問：ライフ誌について 渡辺 08/12/25(木) 4:12

[6040]Re(2):この写真に関する質問：ライフ誌:p102下半分 渡辺 08/12/25(木) 4:17

[6044][投稿者削除]

[6052]Re(3):ライフ誌:p102下半分（6044の訂正投稿） ピッポ 08/12/26(金) 8:31

[6053]字句訂正 ピッポ 08/12/26(金) 8:50

[6067]Re(4):ライフ誌:p102下半分（6044の訂正投稿） 渡辺 08/12/28(日) 2:38

[6071]Re御礼　疑念は晴れました ピッポ 08/12/28(日) 10:25

[6115]Re(1):Re御礼　疑念は晴れました ピッポ 09/1/8(木) 13:00

[6054]p102のキャプション ピッポ 08/12/26(金) 12:02

[6041]Re(2):この写真:p103右上 渡辺 08/12/25(木) 4:24

[6043]Re(3):この写真:p103右上 ピッポ 08/12/25(木) 7:10

[6055]:p103のコメントtext ピッポ 08/12/26(金) 12:21

[6042]Re(2):この写真:p103中ほど 渡辺 08/12/25(木) 4:29

[6045]Re(3):この写真:p103中ほど とろとろ 08/12/25(木) 13:43

[6046]Re(4):この写真:p103中ほど かず色 08/12/25(木) 21:38

[6048]Re(5):この写真:p103中ほど ピッポ 08/12/25(木) 22:48

[6049]Re(6):この写真:p103中ほど とろとろ 08/12/26(金) 0:11

[6057]Re(7):この写真:p103中ほど タラリ 08/12/26(金) 15:27

[6059]80%は自戒です ピッポ 08/12/26(金) 18:05

[6060]Re(1):80%は自戒です タラリ 08/12/26(金) 19:03

[6061]Re(2):80%は自戒です とろとろ 08/12/26(金) 20:54

[6063]Re(3):80%は自戒です とほほ 08/12/27(土) 3:20

[6065]Re(4):80%は自戒です とろとろ 08/12/27(土) 17:27

[6062]Re(2):80%は自戒です ピッポ 08/12/26(金) 23:15

[6051]Re(5):この写真:p103中ほど タラリ 08/12/26(金) 0:25

[6056]:p103中ほど,赤ん坊の写真とキャプション ピッポ 08/12/26(金) 12:28

[6058]Re(3):この写真:p103中ほど タラリ 08/12/26(金) 16:06

[6066]LIFE OCTOBER 4, 1937 （渡辺投稿の一体化） ピッポ 08/12/27(土) 18:11

[6080]Re(1):上海南駅の赤ん坊の写真 ピッポ 09/1/2(金) 17:44

[6081]Re(2):日寇暴行実録 渡辺 09/1/3(土) 3:29

[6082]Re(3):日寇暴行実録 ピッポ 09/1/3(土) 8:19

[6084]Re(4):日寇暴行実録 タラリ 09/1/3(土) 20:57

[6087]Re(5):日寇暴行実録 ピッポ 09/1/4(日) 8:00

[6085]Re(4):日寇暴行実録 渡辺 09/1/4(日) 2:04

[6086]Re(5):日寇暴行実録 ピッポ 09/1/4(日) 7:40

[6088]Re(5):日寇暴行実録 タラリ 09/1/4(日) 17:53

[6089]Re(6):日寇暴行実録 ピッポ 09/1/4(日) 19:35

[6090]Re(7):日寇暴行実録 タラリ 09/1/4(日) 21:33

[6092]Re(8):日寇暴行実録 ピッポ 09/1/4(日) 23:50

[6093]Re(9):ウォン氏への名誉毀損は何のため？ ピッポ 09/1/5(月) 7:34

[6096]Re(10):ウォン氏への名誉毀損は何のため？ タラリ 09/1/5(月) 22:37

[6097]Re(11):＜学問的権威＞を自称する方へのご忠告 ピッポ 09/1/6(火) 8:46

[6099]Re(12):＜学問的権威＞を自称する方へのご忠告 とほほ 09/1/6(火) 9:05

[6101]Re(13):＜学問的権威＞を自称する方へのご忠告 ピッポ 09/1/6(火) 12:41

[6119]Re(14):少し丁寧なお応えのつもりです ピッポ 09/1/8(木) 21:31

[6098]Re(11):私の発言撤回の件 ピッポ 09/1/6(火) 8:59

[6102]類まれな信仰者を讃えて（１） タラリ 09/1/6(火) 21:26

[6103]類まれな信仰者を讃えて（２） タラリ 09/1/6(火) 21:27

[6104]類まれな信仰者を讃えて（３） タラリ 09/1/6(火) 21:28

[6108]Re(1):類まれな信仰者を讃えて（３） ピッポ 09/1/6(火) 23:21

[6107]Re(1):卑怯者の蒸し返し（２） ピッポ 09/1/6(火) 23:06

[6106]Re(1)卑怯者の事実だけは指摘しておきます: ピッポ 09/1/6(火) 22:15

[6095]Re(9):日寇暴行実録 タラリ 09/1/5(月) 22:34

[6100]Re(10):一点突破？全面てんかい？ ピッポ 09/1/6(火) 9:38

[6114]Re(8):タラリ氏に実務的なお尋ねをします ピッポ 09/1/8(木) 11:54

[6122]Re(9):タラリ氏に実務的なお尋ねをします タラリ 09/1/8(木) 23:59

[6124]Re(10):宇宙からの映像に匹敵？ ピッポ 09/1/9(金) 3:27

[6125]Re(11):宇宙からの映像に匹敵？ かず色 09/1/9(金) 8:34

[6126]Re(12):宇宙からの映像に匹敵？ ピッポ 09/1/9(金) 10:40

[6138]Re(13):宇宙からの映像に匹敵？ かず色 09/1/11(日) 9:30

[6128]Re(11):宇宙からの映像に匹敵？ タラリ 09/1/9(金) 13:31

[6129]Re(12):宇宙からの映像に匹敵？ ピッポ 09/1/9(金) 14:14

[6137]Re(13):宇宙からの映像に匹敵？ タラリ 09/1/11(日) 0:14

[6168]Re(14):宇宙からの映像に匹敵？ ピッポ 09/1/12(月) 14:48

[6186]Re(15):宇宙からの映像に匹敵？ タラリ 09/1/12(月) 22:51

[6193]Re(16):宇宙からの映像に匹敵？ ピッポ 09/1/13(火) 0:30

[6169]Re(14):不用意な同意に対する訂正 ピッポ 09/1/12(月) 15:44

[6130]Re(12):蛇足 ピッポ 09/1/9(金) 14:31

[6184]H.S,Wongインタビュー（1978出版本より） ピッポ 09/1/12(月) 22:17

[6127]Re(10):タラリ氏に実務的なお尋ねをします ピッポ 09/1/9(金) 11:15

[6134]LIFE SEP　6, 1937 （オークション） ピッポ 09/1/10(土) 17:41

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	[5893]上海南駅の赤ん坊の写真は否定...
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トロープ - 08/10/23(木) 2:33 -


	引用なし

	パスワード

※この画像はピッポさんの管理なさっているウェブサイトにリンクを貼って表示してます。勝手にすみません。

　百人斬りアンケートのスレッドで、上記の写真に対して、かず色さんが「一定の距離感をもって接するべきでしょう。現時点では否定も肯定も出来ません」と述べられました。少し驚きましたので、詳しくご意見をお聞きしたいと考え別のスレッドを立てることにしました。

　なお、私はこの写真に関係する書籍を一切所持しておらず、資料といえば「思考錯誤」画像検証掲示板の以下のスレッドを読んだことしかありません（私はそんなのばっかりで申し訳ないですけど）。
http://t-t-japan.com/bbs2/c-board.cgi?cmd=ntr;tree=93;id=imgbord#atop

　かず色さんは肯定・否定という言葉を使われましたが、「肯定」とは『Look』のキャプションなりニュース映画なりを真とすること、「否定」とはそれらを偽とすることになると思います。否定の方法はいろいろあるとしても、この場合は主にヤラセ説でしょうか。

肯定…赤ん坊は日本軍の上海南駅爆撃の犠牲者。写真はその救助活動の一シーン。
否定…赤ん坊は爆撃とは無関係。廃墟に置いて撮影しただけ。悪質な反日宣伝。

　まとめるとこのようになるでしょう。
　しかし上記スレッドを読む限りでは、ヤラセ説は完全に破綻しているように感じます。ですので、かず色さんが否定も肯定もできないと判断なさる理由がわかりません。『Look』の記述（あるいは記録映像）のどこがそれほど信用できないのか、詳しくお聞かせいただけないでしょうか。仮にヤラセと感じた著名なカメラマンがいたとしても、当該写真の前後のシーンをどれほど把握しているか怪しい人物の判断こそ距離を置いて聞くべきだと思うのですけど。

698 hits

	[5895]Re(1):小柳一次について（移転...
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ピッポ

- 08/10/23(木) 3:09 -


	引用なし

	パスワード

トロープさんに賛同しここに移転しました。

▼かず色さん：
>　貴方の質問にお答えする前提条件として、上記発言の趣旨をご説明頂きたく。

東中野さんからの引用であろうとなかろうと、質問には答えられるはずです。

>　ご紹介の写真については一定の距離感をもって接するべきでしょう。現時点では否定も肯定も出来ません。
>　先述の小柳次一には、朝鮮戦争休戦会談取材中に同じく取材に来ていたWong氏と会い、直接「あんたの写真のおかげで、俺は妙な写真家になってしまったぞ」と言って、あれはやらせだろうと聞いたエピソードがあります。　因みに、Wong氏は小柳氏に対して否定も肯定もしなかったようです。
>http://t-t-japan.com/bbs2/c-board.cgi?cmd=fle;id=imgbord;name=/l001.jpg

質問1）
『妙な写真家』とはどのような写真家ですか？
質問2）
『なってしまった』の原因が「あんたの写真のおかげで」であるとはどういう因果かんけいですか？
質問3）
「あんたの写真のおかげで、俺は妙な写真家になってしまったぞ」という質問が、
『あれはやらせだろう？』の質問だというのは、どうしてわかるのですか？
質問4）
これは貴方への苦言ですが、あなたの言葉と他人の言葉は区別し、引用はだれの物からかを明記してください、ね。大人になる第一歩として。いかがですか？

質問が増えただけです。
質問5）どなたからの引用ですか？　（この質問においては「引用」とはご記憶の素も含みます）

よろしくお答えください

528 hits

	[5898]Re(1):上海南駅の赤ん坊の写真
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かず色

- 08/10/23(木) 6:52 -


	引用なし

	パスワード

▼トロープさん：

　了解しました。連日の激務と接待等で中々満足な書込みが出来ませんで申し訳ない。近日中に文献の引用紹介（小柳次一著『従軍カメラマンの戦場』（新潮社刊））、及び個人的見解を述べさせて頂きたいと思います。

525 hits

	[5899]Re(2):上海南駅の赤ん坊の写真
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ピッポ

- 08/10/23(木) 11:59 -


	引用なし

	パスワード

▼かず色さん：
>　了解しました。連日の激務と接待等で中々満足な書込みが出来ませんで申し訳ない。近日中に文献の引用紹介（小柳次一著『従軍カメラマンの戦場』（新潮社刊））、及び個人的見解を述べさせて頂きたいと思います。

せっかくお調べになるなら、原著者コメントのバックグラウンドが分かるように、テニオハまで正確な、数ページの長い引用をお願いしますね。5W1 Hもわかるように。

イイカゲンなトリミングを見つめて、ああでもないこうでもないは、いやですからね。たとえば、http://sky.geocities.jp/pac_remix/honron/child.htmlのような。

514 hits

	[5901]Re(2):上海南駅の赤ん坊の写真
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かず色

- 08/10/23(木) 23:53 -


	引用なし

	パスワード

ご紹介頂いた「思考錯誤」の内容を帰宅後に拝見させて頂きましたが、特段新たな情報はありませんでしたので、当初の見解「否定も肯定も出来ない」を前提に書込みいたします。

　なお、先般の小柳次一氏に関するエピソードは、以前に読んだ小柳次一（写真）、石川保昌（文・構成）による共著『従軍カメラマンの戦争』（新潮社刊）から引用しております。

　本文引用の前に、著者に関して若干説明いたします。

　小柳次一氏は明治40年福岡県出身。東京学芸通信社、写真通信社などの写真部を経て、昭和12年に名取洋之助率いる日本工房に入社しております。翌年早々には、日本工房からから上海派遣軍特務部に派遣され、以後、昭和20年の敗戦まで陸軍報道部嘱託として従軍写真（所謂戦時宣伝写真）を撮影。戦後は『週刊サンニュース』やINP通信等で報道カメラマンとして従事しておりました。

　石川保昌氏は昭和28年愛媛県出身。フリーランスの写真編集者。

　小柳氏が昭和12年から所属していた日本工房社長の名取洋之助は説明するまでもなく戦前戦後を通じて有名な写真家（兼編集者）でありますが、彼が昭和11年に創刊された『LIFE』の創刊当初からの特約カメラマンであったことは、あまり知られておりません。因みに、名取は昭和12年の第二次上海事変には『LIFE』の依頼で取材を行っております。当時の小柳が所属していた日本工房が極めて国際的な活動を行っていたことは、後ほど引用する文章を読む上での参考になるものと考えます。

　では、上海南駅の爆撃写真に関する部分を一部引用、ご紹介させて頂きます。

―――――――――――――――――――――――
『従軍カメラマンの戦争』（新潮社刊）P93～94

　上海派遣軍特務部報道班嘱託

　日本工房に入りましたときは、兵隊さんとつきあうことになるとは考えてなかったですね。
　すぐ上海へ行くことになりましたから、日本工房の同僚連中からも、小柳は最初から軍の仕事のために採用されたんだろうとよく言われましたが、そうじゃないんです。
　私が入社した直後だったですか。『LIFE』に＊上海駅の赤ん坊の写真（日本海軍の艦載機の爆撃で破壊された上海南駅で泣き叫ぶ赤ん坊の写真。1937年10月4日号）が載ったんです。あの写真はいまでもやらせじゃないかと思ったりもするんですが、日本工房で皆で見て憤激しましてね。確かに可哀そうに見える写真だったですが、戦争なんですからね。
　ところが、名取さんは上海へ取材（かず色注：『LIFE』の取材）に行って前線も見てきたばっかりだったですが、この写真はうまい、蒋介石の宣伝は実にうまいもんだと言いましてね。
「日本もこれだよ。これをやらなきゃ世界が味方してくれんよ」
と。それで、すぐに外務省とか陸軍省の広報とかに何度も出かけて交渉に行って、写真を使って戦争を有利にしたいという話をしても、誰も聞いてくれないんですね。東京じゃらちがあかないってんで、名取さんは上海へ行ったりきたり、二回か三回ですね、出かけまして。上海派遣軍（13年2月から中支派遣軍（ママ）に編成変更）特務部の対支那班長だった金子俊冶少佐に会って、蒋介石側の反日宣伝に反駁する宣伝工作をやろうということになったわけなんです。
　戦後、上海の赤ん坊の写真を撮った、中国系のアメリカ人だったですが、あのカメラマンに朝鮮戦争の休戦会談の取材で一緒になったもんですから、
「あんたの写真のおかげで、俺は妙な写真家になってしまったぞ」
と言ってやりました。あれはやらせだろうと聞いても笑ってるだけでしたが・・･･･。
　南京陥落のあとも、向こうの雑誌には反日記事がたて続けに出ましたが、あの赤ん坊の写真は、反日宣伝としてはものすごく威力があったと思いますね。

＜P101より注釈引用＞

＊『LIFE』（1937年10月4日号）に掲載された上海南駅の廃墟の中で泣き叫ぶ赤ん坊の写真に付けられた記事によれば、撮影者はハースト系のカメラマンでH・S・ヴォン。8月24日（ママ）の日本軍の市街地への爆撃によって、上海南駅が直撃を受け、中国の民間人二百余人（ママ）が死亡。この赤ん坊の写真は、アメリカ国内はもとより世界各国の新聞に配信され、また、映画ニュースでも紹介されたため、世界中で１億3,600万人の読者の目にふれたと解説されている。また、10月18日号には、この赤ん坊の写真を使った「日本軍の大量虐殺を停止せよ」というイギリスの反日運動のポスターが紹介されており、この写真が欧米の反日運動に火をつけたのは事実であろう。これ以後、日中戦争関連の記事では、日本軍の残虐性を訴える写真やニュースが数多く掲載されていく。小柳が言う「演出写真」ではないかという疑問は、もし赤ん坊が本当に怪我をしていたのなら、写真を撮っているよりも助けに駆けつけるべきだし、構図的にも不自然というものである。真偽は不明だが、治療中の別カットもあり、爆風でホームから線路上に吹き飛ばされたと見るしかないであろうか（ママ）。
＜以上、引用終＞

―――――――――――――――――――――――――

　同書の共著者が当該問題に関して異なる見解を持ちながら（石川氏の「爆風でホームから線路上に吹き飛ばされた」は珍説ですが）、一方で両者とも断定的な判断を避けている点は賢明であると考えます。当該写真の真贋論争は何十年と続いておりますが、否定論者、肯定論者ともに断定できる証拠があるかと問われれば、私は懐疑的です。

512 hits

	[5902]Re(3):上海南駅の赤ん坊の写真
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トロープ - 08/10/24(金) 0:42 -


	引用なし

	パスワード

▼かず色さん：
>　同書の共著者が当該問題に関して異なる見解を持ちながら（石川氏の「爆風でホームから線路上に吹き飛ばされた」は珍説ですが）、一方で両者とも断定的な判断を避けている点は賢明であると考えます。当該写真の真贋論争は何十年と続いておりますが、否定論者、肯定論者ともに断定できる証拠があるかと問われれば、私は懐疑的です。

　お忙しい中、早々にありがとうございます。しかし私がお聞きしたいのはヤラセ写真ではないかと考える方の憶測ではなく、かず色さんが写真を「肯定できない」と考える理由です。

命題：赤ん坊は日本軍の上海南駅爆撃の犠牲者であり、写真はその救助活動の一シーンである。

　肯定できないという以上、かず色さんは上記の命題を真と言えないとおっしゃっていることになります（もし違うならご指摘ください）。しかし素直にキャプションに従うなら命題は真であり、偽とする人々の論証は不確かな憶測でしかありません。写真のキャプションのどこに合理的な疑いを挟む余地があるのか、それを説明していただきたいのです。

　たとえば死体の転がる上海南駅の焼け跡に左腕を失った子供をわざわざ連れて来て、それを救助する様子を撮影した疑いがあるとか、爆撃は中国軍による疑いがあるとか、場所が上海南駅に見えないとか、そういった別の事実が考えられるから肯定することはできない、でも構いません。

　お手数ですが、その点についてよろしくお願いします。

501 hits

	[5903]Re(3):上海南駅の赤ん坊の写真
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岡田

- 08/10/24(金) 1:55 -


	引用なし

	パスワード

▼かず色さん：
・・・
>　小柳次一氏は明治40年福岡県出身。東京学芸通信社、写真通信社などの写真部を経て、昭和12年に名取洋之助率いる日本工房に入社しております。翌年早々には、日本工房からから上海派遣軍特務部に派遣され、以後、昭和20年の敗戦まで陸軍報道部嘱託として従軍写真（所謂戦時宣伝写真）を撮影。

　小柳次一さんについていくつか補足させていただきます。

　小柳次一さんが所属していたときの日本工房は、上海派遣軍特務部対支班班長金子少佐と組んで宣伝工作をやっていたそうです。

　また、小柳次一さんは上海派遣軍特務部報道班にいたときに、　「プレス・ユニオン・フォト・サービス」という民間の写真通信社（実態は日本軍の特務機関）をでっち上げて、反蒋宣伝写真を外国の新聞や雑誌に売っていたそうです。

　ちなみに「プレス・ユニオン・フォト・サービス」の活動費用は軍の特務部の機密費から出ていたそうです。

＃　表向きは民間の通信社のふりをしながら軍の宣伝工作を行っていたと言うことで、「まともな写真家」と言うよりも「うさんくさい写真家」とか「妙な写真家」と言えるのではないでしょうか。

>　では、上海南駅の爆撃写真に関する部分を一部引用、ご紹介させて頂きます。
・・・略・・・

　引用箇所をよく読めば分かりますが、「やらせ云々」というのは小柳次一さんがそう思ったというだけの話ですね。
　根拠が一切書いてないので「想像」とか「空想」の類ですよ。

>あれはやらせだろうと聞いても笑ってるだけでしたが・・･･･。

　単に小柳次一さんが意味不明な戯言を言ってきたので、相手に素で笑われただけではないでしょうか？

>小柳が言う「演出写真」ではないかという疑問は、もし赤ん坊が本当に怪我をしていたのなら、写真を撮っているよりも助けに駆けつけるべきだし、構図的にも不自然というものである。

　「もし赤ん坊が本当に怪我をしていたのなら、写真を撮っているよりも助けに駆けつけるべきだ」と言うのは根拠になっていない。
　上記が「やらせ」の根拠になるのなら、すべて災害での負傷者の写真は「写真を撮っているよりも助けに駆けつけるべきだ」と言う理由で「やらせ」と決め付けられてしまう。
＃　大体「治療中の別カット」があるのだから、共著者から見ても破綻しているわけだし。

　「構図的にも不自然」というのも根拠になっていない。
＃　少なくとも私には不自然な構図には見えないぞ。
　何処がどう不自然なのか、具体的に示さなきゃ根拠にも何にもならないのだよ。

>当該写真の真贋論争は何十年と続いておりますが、否定論者、肯定論者ともに断定できる証拠があるかと問われれば、私は懐疑的です。

　そもそも「やらせ」という説に何一つまともな根拠がないのですが？
　まともに疑うべき理由が皆無なのに、どうして懐疑的になるのだろう？

501 hits

	[5904]Re(3):引用比較
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ピッポ

- 08/10/24(金) 6:26 -


	引用なし

	パスワード

▼かず色さん：
私の要望をお聞き届けいただき、長文の引用をしてくださったことに御礼を申し上げます。いかにOCRを使ったからといって、これだけの長さをテキスト化する作業は大変でしたね。

私は貴投稿を部分文が一体だれの言か色分けをして見たいと思いますが、その前に、かず色さんの数日前の引用と今回の引用が違うことを見過ごすわけにはいきません。あなたがそれに言及しないことも不可解です。

まずは、その釈明を伺いたいと思います。あなたは不正確な引用で相手に突っ込みを入れたそのことについてです。引用の中身が変わればあなたの主張も変わらねばなりません。

また、私の5個の質問のうち4個の質問にもお答えいただいたことにはなりません。

（以前の引用）
　先述の小柳次一には、朝鮮戦争休戦会談取材中に同じく取材に来ていたWong氏と会い、直接「あんたの写真のおかげで、俺は妙な写真家になってしまったぞ」と言って、あれはやらせだろうと聞いたエピソードがあります。　因みに、Wong氏は小柳氏に対して否定も肯定もしなかったようです。

（今回の引用）
　戦後、上海の赤ん坊の写真を撮った、中国系のアメリカ人だったですが、あのカメラマンに朝鮮戦争の休戦会談の取材で一緒になったもんですから、
「あんたの写真のおかげで、俺は妙な写真家になってしまったぞ」
と言ってやりました。あれはやらせだろうと聞いても笑ってるだけでしたが・・･･･。
　南京陥落のあとも、向こうの雑誌には反日記事がたて続けに出ましたが、あの赤ん坊の写真は、反日宣伝としてはものすごく威力があったと思いますね。

かず色さんがいっかんして間違っていなくて、私たちに訂正を告げる必要もない、見解も一貫している、と主張するままに議論を先に進めるわけにはまいりません。明らかにこの２つは似て非なるものだから。あなた、という伝聞媒体をとおして、文章は変化しています。そこのところの訂正をかねて、私の質問におこたえください。

491 hits

	[5905]Re(3):陳謝
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ピッポ

- 08/10/24(金) 6:54 -


	引用なし

	パスワード

なお私は先に、
かず色氏引用の文書が、東中野氏を経ての孫びきではないかと申しましたが、調べましたところ東中野「「南京事件」証拠写真を検証する」には引用がなく、とりあえずわたしの勘違いであることが分かりました。

引き続き、『ザ・レイプ・オブ・南京』の研究東中野修道藤岡信勝、も次回図書館であたって見たいとおもいます。

492 hits

	[5906]Re(3):上海南駅の赤ん坊の写真
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タラリ

- 08/10/24(金) 15:37 -


	引用なし

	パスワード

▼かず色さん：
この間、忙しいことがあり、是非とも書き込みしたいことが多々あったのですが、できないうちにレスが進んでしまいました。そこでまず、最小限の書き込みから入ります。

かず色さんの　[5888]Re(7):百人斬りアンケートにある

>ご紹介の写真については一定の距離感をもって接するべきでしょう。現時点では否定も肯定も出来ません。

という発言ですが、間違っています。
思考錯誤板の過去の書き込みを読んでもそうだというのには驚きました。

すでに渡辺さんは

１．泣いている子供の左前腕は爆撃でちぎれている。偽装でも扮装でもない。ヤラセでこのようなことは出来ない。

２．やらせ写真を撮影するものがやらせ写真の下準備をわざわざ撮影し、またその写真（映画フィルム）をハースト社（王小亭の当時の勤務先）に送るか、ということである。

ことを指摘しています。

それから、小柳氏が「やらせだろう」と考えていたことは、「やらせ写真」であることの根拠にはまったくならない、このことを申し添えておきます。

かず色さんは、この写真判断についてもご自分の意見、判断というものを感じることができません。文献を広く読んでいることは感心するほどですが、ともすれば文献をそっくりそのまま信じることが多く、批判的な目で読むことがあまりに少ない、というのが私の判定です。

499 hits

	[5907]Re(4):そもそも
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ピッポ

- 08/10/24(金) 19:49 -


	引用なし

	パスワード

かず色さん

あなたは共著といいますが、
『従軍カメラマンの戦争』（新潮社刊）この本は1993/08発行ですよね。
すると、その年には、小柳次一氏は存命ならば87歳？、石川保昌氏は40歳です。

あなたが引用したエピソードは、石川氏が小柳氏から直接インタビューしたものですか？それとも、小柳氏が別のどこかに書いた文章を石川氏が再構成したものですか？その点、前書にはなんと書いてありますか？

私にはどうも後者のように思えます。もし私が石川氏の立場で小柳氏にインタビューするならば、「なぜその写真がやらせ」なのか日本工房ではどんな話題だったのか、とても興味深いことですから、当然つっこんだと思うからです。

しかしそのツッコミがないということは、原著があるような気がします。前書、あとがきには何か言及がありますか？

いかがですか？

小柳氏が「やらせ写真」だったと思った根拠は何でしょう？　

もし、赤ん坊が線路の上にいることが判断の基礎にあるなら、その「やらせ論」は破綻しています。当思考錯誤の当該スレッドで明快に理由が示されています。

486 hits

	[5908]Re(5):そもそも
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かず色

- 08/10/25(土) 0:29 -


	引用なし

	パスワード

▼ピッポさん：
>かず色さん
>
>あなたは共著といいますが、
>『従軍カメラマンの戦争』（新潮社刊）この本は1993/08発行ですよね。
>すると、その年には、小柳次一氏は存命ならば87歳？、石川保昌氏は40歳です。
>
>あなたが引用したエピソードは、石川氏が小柳氏から直接インタビューしたものですか？それとも、小柳氏が別のどこかに書いた文章を石川氏が再構成したものですか？その点、前書にはなんと書いてありますか？
>
>私にはどうも後者のように思えます。もし私が石川氏の立場で小柳氏にインタビューするならば、「なぜその写真がやらせ」なのか日本工房ではどんな話題だったのか、とても興味深いことですから、当然つっこんだと思うからです

　小柳次一氏は平成6年に死去しております。平成20年放送のNHK教育特集番組で、石川保昌氏は石川文洋氏（報道写真家）からのインタビューの中で、小柳氏に取材をしたエピソードを語っております。

　因みに、石川文洋氏はベトナム報道で本多勝一氏が一目を置く、著名な報道写真家であります。卓越した取材力には定評があります。

　本書の原稿については、平成2年の7月、平成4年の10月の計10日間の石川氏による聞き取りと、昭和62年9月に佐藤振寿氏が記録していたインタビューテープを元に再構成したものであります。（本書P263参照）。

　上海駅爆撃写真に関する検証では、石川氏並びに新潮社は相応の努力をしたと個人的に評価しております。但し、本書出版時点（平成5年）でWong氏と連絡を取ることが出来ず、また、LIFE社もWong氏の消息を掴んでいなかったとの事です。

477 hits

	[5909]Re(4):上海南駅の赤ん坊の写真
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かず色

- 08/10/25(土) 0:50 -


	引用なし

	パスワード

▼岡田さん：

>　小柳次一さんについていくつか補足させていただきます。
>
>　小柳次一さんが所属していたときの日本工房は、上海派遣軍特務部対支班班長金子少佐と組んで宣伝工作をやっていたそうです。
>
>　また、小柳次一さんは上海派遣軍特務部報道班にいたときに、　「プレス・ユニオン・フォト・サービス」という民間の写真通信社（実態は日本軍の特務機関）をでっち上げて、反蒋宣伝写真を外国の新聞や雑誌に売っていたそうです。
>
>　ちなみに「プレス・ユニオン・フォト・サービス」の活動費用は軍の特務部の機密費から出ていたそうです。
>
>＃　表向きは民間の通信社のふりをしながら軍の宣伝工作を行っていたと言うことで、「まともな写真家」と言うよりも「うさんくさい写真家」とか「妙な写真家」と言えるのではないでしょうか。

　若干補足いたしますと、名取が設立した「プレス・ユニオン・フォト・サービス」の設立並びに経常資金は、中支那派遣軍特務部から支出されていたと推測しております。また、昭和13年11月に名取は『SHANGHAI』なる英文謀略雑誌を創刊しておりますが、この出版経費は陸軍報道部が出資しておりました。名取は昭和13年後半には「サウスチャイナ・フォト・サービス」を広東で設立しますが、これも陸軍報道部の資金で運営されており、昭和14年4月には月間英文グラフ誌『CANTON』を陸軍報道部が実質的に発行しますが、この制作は名取が率いる日本工房が行っております。

484 hits

	[5910][投稿者削除]
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- -


	引用なし

	パスワード

この書き込みは投稿者によって削除されました。（08/10/25(土) 1:20）

462 hits

	[5912]Re(4):上海南駅の赤ん坊の写真
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かず色

- 08/10/25(土) 1:13 -


	引用なし

	パスワード

▼トロープさん：

　改めて申し上げますが、否定論者、肯定論者ともに断定できる証拠があるかと問われれば、私は懐疑的です。

481 hits

	[5913]Re(5):上海南駅の赤ん坊の写真
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岡田

- 08/10/25(土) 2:37 -


	引用なし

	パスワード

▼かず色さん：
>　若干補足いたしますと、名取が設立した「プレス・ユニオン・フォト・サービス」の設立並びに経常資金は、中支那派遣軍特務部から支出されていたと推測しております。また、昭和13年11月に名取は『SHANGHAI』なる英文謀略雑誌を創刊しておりますが、この出版経費は陸軍報道部が出資しておりました。名取は昭和13年後半には「サウスチャイナ・フォト・サービス」を広東で設立しますが、これも陸軍報道部の資金で運営されており、昭和14年4月には月間英文グラフ誌『CANTON』を陸軍報道部が実質的に発行しますが、この制作は名取が率いる日本工房が行っております。

　要するに　「プレス・ユニオン・フォト・サービス」　も　「サウスチャイナ・フォト・サービス」　表向きは民間の通信社のふりをしながら、実態は軍の特務部という、【騙り】の通信社だったと言うことです。
　
＃　何一つ証拠も根拠も示さずに他人の写真を「やらせ」と非難していた小柳次一さん自身が、騙りで飯を食っていたわけですね。

　ちなみにやらせの根拠が一切ないにもかかわらず「懐疑的」とすることは、著しく不適切ですよ。

　ちょっとたとえ話をしますね。

　かづ井戸という人がいたとします。
　かづ井戸さんが殺人犯であると言う証拠はありません。かづ井戸さんが殺人犯でないと言う証拠もありません。（ある人が殺人犯でないと言う証拠は、悪魔の証明のたぐいであり、普通は存在しません）
　通常、かづ井戸さんが殺人犯であると言う証拠がなければ、「かづ井戸は殺人犯でないのか？」と「懐疑的」になることは不適切です。

　やらせの根拠が一切ないにもかかわらず「懐疑的」とすることは、かづ井戸さんが殺人犯であると言う証拠がないのに「かづ井戸は殺人犯でないのか？」と「懐疑的」になることと同じですよ。

＃　かず色さんは何一つ根拠がないのに、他人から「お前はは殺人犯でないのか？」と疑われたとしても（懐疑的になられても）かまわないのでしょうか？

486 hits

	[5914]Re(6):そもそも
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岡田

- 08/10/25(土) 2:38 -


	引用なし

	パスワード

▼かず色さん：
>上海駅爆撃写真に関する検証では、石川氏並びに新潮社は相応の努力をしたと個人的に評価しております。

　「検証した」「相応の努力をした」というのは、何か根拠があっての評価ですか？それとも何の根拠もない空想ですか？
　「検証した」「相応の努力をした」という評価の根拠があるというのなら示していただけるでしょうか？

479 hits

	[5915]Re(6):上海南駅の赤ん坊の写真
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かず色

- 08/10/25(土) 9:24 -


	引用なし

	パスワード

▼岡田さん：

>　要するに　「プレス・ユニオン・フォト・サービス」　も　「サウスチャイナ・フォト・サービス」　表向きは民間の通信社のふりをしながら、実態は軍の特務部という、【騙り】の通信社だったと言うことです。
>　
>＃　何一つ証拠も根拠も示さずに他人の写真を「やらせ」と非難していた小柳次一さん自身が、騙りで飯を食っていたわけですね。
>
>　ちなみにやらせの根拠が一切ないにもかかわらず「懐疑的」とすることは、著しく不適切ですよ。

　名取洋之助と日本陸軍の癒着及び対中国プロパガンダを見ても判るように、日中戦争から太平洋戦争にかけて、情報戦は主要な軍事的選択肢であったことに注視すべきです。その観点から当時の報道写真、特に戦時宣伝として効果のあった報道写真については、あらゆる可能性を排除せず、慎重に検討するべきでしょう。私は当該写真を「否定」する絶対的な論拠は持ち合わせておりませんが、昭和12年～13年時点では、名取や小柳等は日本で最もLIFEを始めとする海外写真メディア事情に精通しており、且つ戦時報道写真の本質を理解していたと考えております。彼等が「一定の距離感」をもって、当該写真に関する所見を述べていることは注目して良いでしょう。

　なお、貴方は私の当該写真に係る論評姿勢に意義を唱えておりますが、上記の「戦争と報道」の視点からの慎重な姿勢であることを理解して頂きたいと考えます。

　例えば、私の手元に2007年12月WILL臨時増刊号『南京大虐殺に終止符』という雑誌がありますが、P101～121にかけて、当時の新聞報道に於ける「報道写真」が掲載されております。

　「日本軍に守られて野良仕事に出かける女・子供の群」（「アサヒグラフ」11月10日号）「露天商から買い物」「城外の畑を耕す農民」「日本軍に保護される避難民の群れ」「床屋さんの風景」（以上、朝日新聞昭和12年12月20日掲載写真）、「戦場跡で遊ぶ中国の子供」（12月20日撮影）、「日本軍兵士とオモチャで遊ぶ子供達」（12月20日撮影）、「日本軍将校の手からキャラメルを貰って喜んでいる中国の子供達」（11月6日撮影）、「揚子江沿岸の鎮江は12月9日に占領。避難民収容所内に親日小学校が特設され、陸軍の士官が先生になって「アイウエオ」を教えている」（1月20日撮影、「南京郊外の早春。のんびり畑を耕す農夫」等々。

　これら写真は「やらせの根拠が一切ない」のですが、少なくとも当時の戦時報道の実態を研究したものからすれば「懐疑的」にならざるを得ません。この基本的スタンスは、中国側報道写真についても同様です。

　私の戦時報道写真に対する基本的スタンスは以上です。

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	[5916]Re(7):そもそも
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かず色

- 08/10/25(土) 9:35 -


	引用なし

	パスワード

▼岡田さん：
>▼かず色さん：
>>上海駅爆撃写真に関する検証では、石川氏並びに新潮社は相応の努力をしたと個人的に評価しております。
>
>　「検証した」「相応の努力をした」というのは、何か根拠があっての評価ですか？それとも何の根拠もない空想ですか？
>　「検証した」「相応の努力をした」という評価の根拠があるというのなら示していただけるでしょうか？

　少なくとも著者（石川氏）並びに新潮社側が、著書『従軍カメラマンの戦場』の主題とあまり関係の無い上海駅での爆撃写真の掲載にあたって、Wong氏にも連絡をとって取材を試みた姿勢は評価出来ると考えております。

　貴方も含めて、上海爆撃写真の検証にあたってWong氏への取材を試みた方がこの「思考錯誤」投稿者にいるのかな、とも考えます。

472 hits

	[5917]Re(6):上海南駅の赤ん坊の写真
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かず色

- 08/10/25(土) 9:57 -


	引用なし

	パスワード

▼岡田さん：

　軍事史学会編『日中戦争再論』（錦正社刊・2008年3月出版）第4編「インテリジェンス・プロパガンダ・メディア」に、日中戦争期に於ける情報宣伝等に関する論文5本と、研究ノート1本が収録されております。学術的に一定の水準の研究論文であり、この問題を考える上で、ご参考までにご紹介させて頂きます。

語学に堪能な方であれば、米国の文献から研究されるのも良いかもしれません。産経新聞「ルーズベルト秘録」取材班編『ルーズベルト秘録（上）（下）』（産経新聞社刊）は、ほぼ米国側文献に依拠して書かれておりますが、当該著書引用文献を見ると、『LIFE』等の雑誌メディア研究及び戦時報道研究に関して、米国側には豊富な研究資料があることが判ります。

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	[5918]Re(8):そもそも
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ピッポ

- 08/10/25(土) 10:27 -


	引用なし

	パスワード

▼岡田さん：
>▼かず色さん：
>>上海駅爆撃写真に関する検証では、石川氏並びに新潮社は相応の努力をしたと個人的に評価しております。
>
>　「検証した」「相応の努力をした」というのは、何か根拠があっての評価ですか？それとも何の根拠もない空想ですか？
>　「検証した」「相応の努力をした」という評価の根拠があるというのなら示していただけるでしょうか？

かず色さん、
わたしも岡田さんと同じです。

「検証した」「相応の努力をした」というなら、まず、石川氏もしくは新潮社が、この写真の「やらせかどうか」評価をどのようにしたかです。何を材料にしたかです。石川氏の脚注を見る限り「写真のなかの赤ん坊は線路上」という虚偽の情報に支配されているように思いますがいかがでしょうか？　ということは、日中戦争時の日本の情報部宣伝情報に支配されていて、Wang氏と連絡が取れない限りそれを打ち消さない、という態度をとったようですね。

でその、日中戦争時の日本の情報部宣伝情報ですが、まさに小池氏が昭和１２～１３年の日本工房で議論し、終生刷り込まれた情報だと思いますが、その内容が解明されますと、それだけでこの写真の「やらせ」論争にケリがつくのです。

私はこのサイトのスレッド、
http://t-t-japan.com/bbs2/c-board.cgi?cmd=ntr;tree=93;id=imgbord#atop
で90%のケリはついていると思いますが、

あなたの小池ルートでの日中戦争時の『情報戦』探索によって、それが100％に近くなるとを期待します。

>　小柳次一氏は平成6年に死去しております。平成20年放送のNHK教育特集番組で、石川保昌氏は石川文洋氏（報道写真家）からのインタビューの中で、小柳氏に取材をしたエピソードを語っております。
>　因みに、石川文洋氏はベトナム報道で本多勝一氏が一目を置く、著名な報道写真家であります。卓越した取材力には定評があります。
>　本書の原稿については、平成2年の7月、平成4年の10月の計10日間の石川氏による聞き取りと、昭和62年9月に佐藤振寿氏が記録していたインタビューテープを元に再構成したものであります。（本書P263参照）。

この本の文章部分は、
１）石川保昌氏による石川文洋氏インタビューノート
２）佐藤振寿氏による小柳氏へのインタビューテープ
を元に書かれた、ということでしょうか。

石川保昌氏は、直接小柳氏に質問をぶつけたわけではない、と。

いずれにしてもその辺の経緯や関係者をみると、
・名取洋之助（日本工房・岩波写真文庫）
・佐藤振寿（南京戦特派日日新聞カメラマン）
・石川文洋（ベトナム戦争特派朝日新聞カメラマン）
＜3．10東京大空襲記録者は、石川光陽氏・警視庁カメラマン＞

ほぼ決着がついたいち写真の「やらせ」論争よりも、日本軍の写真『宣伝戦』の解明に役立つ資料とみるほうが重要だと思います。

（戦後の報道写真→ドキュメンタリー映画の土壌は、実は、報道戦体制にあり、それをどれだけ踏襲したのか、批判克服したのか、その解明には存命者が殆どゼロとなってしまいました）

～～～～～～～～～～
「やらせ写真問題」でしたら私の書いた、
http://t-t-japan.com/bbs2/c-board.cgi?cmd=ntr;tree=93;id=imgbord#667
と
http://t-t-japan.com/bbs2/c-board.cgi?cmd=one;no=668;id=imgbord#668
にまず。ご批判くだされば幸いです。

なおWong氏に連絡をつけることすらしてない、とお叱りですが、それは新聞社や出版社ならできるかもしれませんね。住所がわかって英語ができたら私たち市井のものでも手紙を出して問い合わすことができたでしょう。

なおその点に関しては、昭和１２～１３年は日米断交ではありませんから、今日のマスコミならWong氏にインタビューを当然試みたでありましょう。しかし当時のマスコミは出来なかった。（しなかったのは臆断抜きに事実です）

そのあたりにも批判的探究心を及ばされるよう期待します。

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	[5919]Re(9):そもそも
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かず色

- 08/10/25(土) 10:35 -


	引用なし

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▼ピッポさん：

>>　小柳次一氏は平成6年に死去しております。平成20年放送のNHK教育特集番組で、石川保昌氏は石川文洋氏（報道写真家）からのインタビューの中で、小柳氏に取材をしたエピソードを語っております。
>>　因みに、石川文洋氏はベトナム報道で本多勝一氏が一目を置く、著名な報道写真家であります。卓越した取材力には定評があります。
>>　本書の原稿については、平成2年の7月、平成4年の10月の計10日間の石川氏による聞き取りと、昭和62年9月に佐藤振寿氏が記録していたインタビューテープを元に再構成したものであります。（本書P263参照）。
>
>この本の文章部分は、
>１）石川保昌氏による石川文洋氏インタビューノート
>２）佐藤振寿氏による小柳氏へのインタビューテープ
>を元に書かれた、ということでしょうか。
>
>石川保昌氏は、直接小柳氏に質問をぶつけたわけではない、と。

　石川保昌氏（著者）が計10日間、小柳次一氏を直接取材しております。そして、取材当時のエピソードを、先般のＮＨＫ特集番組で報道写真家の石川文洋氏に語っております。

　若干判り難い文章を書いてしまい、誠に申し訳ございません。

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	[5920]Re(7):上海南駅の赤ん坊の写真
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ピッポ

- 08/10/25(土) 11:09 -


	引用なし

	パスワード

▼かず色さん：

>　「日本軍に守られて野良仕事に出かける女・子供の群」（「アサヒグラフ」11月10日号）「露天商から買い物」「城外の畑を耕す農民」「日本軍に保護される避難民の群れ」「床屋さんの風景」（以上、朝日新聞昭和12年12月20日掲載写真）、「戦場跡で遊ぶ中国の子供」（12月20日撮影）、「日本軍兵士とオモチャで遊ぶ子供達」（12月20日撮影）、「日本軍将校の手からキャラメルを貰って喜んでいる中国の子供達」（11月6日撮影）、「揚子江沿岸の鎮江は12月9日に占領。避難民収容所内に親日小学校が特設され、陸軍の士官が先生になって「アイウエオ」を教えている」（1月20日撮影、「南京郊外の早春。のんびり畑を耕す農夫」等々。
>
>　これら写真は「やらせの根拠が一切ない」のですが、少なくとも当時の戦時報道の実態を研究したものからすれば「懐疑的」にならざるを得ません。この基本的スタンスは、中国側報道写真についても同様です。

これらの写真にやらせの根拠が一切無いとは、貴方のセリフですか？　あなたが同意したセリフですか？
そういうと、「やらせ」の定義を云々してまた議論を紛れさせる手合いがいますけど。

これらはWEBにも乗ってる写真たちですか？
私は、城外では大量に捕虜や拉致した市民を殺しているのに、城内の安全区の『ドロボー市場』ではなぜこのような笑顔付き、報道宣伝写真が撮影できるのか、というギモンをもちます。

私の答えは見つかりました。
そこに写っている中国人の大人の笑顔は商売です。
子供の笑顔はおもちゃやお菓子です。

「お菓子を配りながら日本人が写真を撮っていた」と安全区外国人がレポートしている、その場面ではないかと思われる写真も、かず色さんがあげた中にありますね。

しかし、お菓子に釣られて、お金に釣られて、虐殺の町に笑顔が毀れるのでしょうか？　というギモンは残ります。

私は、イラク戦争でチョコレートを配る米兵に群がるところに爆弾攻撃が頻繁に仕掛けられた、というニュースを思い出しました。

地獄のような極限状態では、チョコレートやワンタン一杯の代金で、毀れる笑顔が得られるのかもしれません。きっとそれだけでは足らないから、けっして威張ることのないカメラマンのやさしさも必要だったかもしれません。

虐殺と笑顔が同時並行するのが、外国軍による「占領され地」というものだ、ということを私に教えています。

報道記者も、その一方だけを写し原稿を送れば、とりたてて「やらせ」をしなくて宣伝戦糧を創出するころができたのでしょう。

しかしどうしても中国人の笑顔が写せなかったのは、日本軍入城式で日の丸の小旗を持たされた一群の表情です。

私は南京事件なかった陣営が宣伝している、東宝ニュース（後の日本映画社）の「南京」はすごいドキュメントだと思いました。そこには中国人の笑顔がなく、非占領民の恐怖と無言がえんえんと映し出されているからです。検閲済みの徳川無声のナレーションとは裏腹に。

隠しだてなくこのフィルムを見せれば、反戦「九条の会」でも活用が可能です。

～～～～～～～～～

>　私の戦時報道写真に対する基本的スタンスは以上です。

ところで、
写真「日本軍に保護される避難民の群れ」は、安全区から連行される一群の写真だということは、つとに有名ですが、かず色さんはご承知ではありませんでしたか？

ご参考
★やらせ企画モノの典型例
http://www.geocities.jp/pipopipo555jp/143photos/HTML/hinomaru.htm

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	[5921]Re(10):そもそも
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ピッポ

- 08/10/25(土) 11:33 -


	引用なし

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▼かず色さん：
>　石川保昌氏（著者）が計10日間、小柳次一氏を直接取材しております。そして、取材当時のエピソードを、先般のＮＨＫ特集番組で報道写真家の石川文洋氏に語っております。

では、これならよろしいですか？

この本の文章部分は、

１）石川保昌氏による小柳次一氏への10日間のインタビューノート（平成2年の7月、平成4年の10月の計10日間）
２）佐藤振寿氏による小柳次一氏へのインタビューテープ

を元にしている。石川保昌氏は、直接小柳氏に直接質問をぶつけているはずだ。

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	[5922]Re(5):上海南駅の赤ん坊の写真
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トロープ - 08/10/25(土) 11:44 -


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▼かず色さん：
>　改めて申し上げますが、否定論者、肯定論者ともに断定できる証拠があるかと問われれば、私は懐疑的です。

　ですから、そうお考えになる根拠をお教えいただきたいのです。
　写真に影響力があったから、根拠は何もないけど本物かどうか怪しい、というのでは陰謀論と同じです。戦時中の「都合のいい写真」は原則として本物とは断定できない。そう言い換えれば、いかに無茶な主張であるかわかるでしょう。

　日本軍機が上海南駅を爆撃したことは事実。
　爆撃された後の様子が撮影されたことも事実。
　しかし赤ん坊の写真に限っては本物とは断定できない。

　どうしてそのような不可解な考えに至るのか想像もつきません。たまたま写真の一枚が印象的なので有名になっただけと解釈するのが常識的な態度だと思います。それとも、かず色さんは記録映画や『Look』に掲載された残りの写真も含めすべて本物とは断定できないと考えていらっしゃるのでしょうか。登場しているのは「俳優」の可能性があると。

　写真を肯定できないとは、いったいどのような場合が考えられるからか、せめて一例くらい教えていただけないと納得できません。かず色さんがありうると考える別の真実をご説明ください。
　それともう一点、これまでに唱えられてきたヤラセ説のうち、拝聴に値するものがひとつでもあると考えていらっしゃるなら、その提唱者も含め具体的にお教えください。トタンを置いて廃墟に見えかけたとか、横の人物をブラシで消したとか、発煙筒を使ったとか、治療の写真が嘘だとか、私には妄想以上のものがあるようには思えません。

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