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▼ピッポさん: 当該記事には記者の署名はなく、いったいどの記者がなにを根拠にこの記事を書いたのか、疑問が湧く。
「連行される慰安婦たち」の写真は笠原十久司氏がアメリカのスタンフォード大学の資料を見て、いままでに見たことがないものだと思って、氏の著作に取り上げたものである(後に著作から削除)。当然、以前には記念館にも展示がなかったはずである。この写真が記念館に、しかも南京事件の資料として展示されたとは到底思えない。
「日本兵に惨殺された幼児たち」というのはどの写真のことか不明なのでコメントはなし。
「置き去りにされ泣く赤ん坊」というのが上海南駅の写真のことらしいが、この写真が上海爆撃のものだということはこの写真が著名なものであるので、中国側ももとから知っているはずである。手許にある、『南京大屠殺図証』(吉林人民出版社,1995年、中央档案館 中国第二歴史档案館 吉林省社会科学院 合編)でもこの写真の説明は上海のものとなっている。この写真が最近まで記念館に南京事件の写真として展示されていたことは絶対にない。 この写真は真正のものであるし、南京事件の背景として、上海・南京戦についての資料として展示することはまったく問題がない。したがって、もしこの写真を展示していたとしても中国側が「抗議を受けて撤去する」ことはありえないのである。
取材もなしに思いこみで大ウソの記事を書きとばす、産経新聞を強く非難したい。
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