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赤松隊「陣中日誌」改竄の一端
文献取り扱い専門家である歴史研究者によるより詳細な検証が必要ですが、海上挺進第三戦隊の「陣中日誌」(赤松隊陣中日誌)改竄の一端が明らかになりました。赤松隊陣中日誌とは、1970年に編纂されたものです。編者である元特幹兵伍長谷本小次郎氏は次のように記しています。
……
私、本部付として戦闘詳報、命令会報を記録し甚だ以て僅かの戦闘のみしか参加せず誠に汗顔の至りでは御座居ますが、幸いに基地勤務隊辻政弘中尉殿が克明に書き綴られた本部陣中日誌と第三中隊陣中日誌(中隊指揮班記録による四月十五日より七月二十四日迄の記録、第三中隊長所有)を資に取り纏め
聊の追記誇張・削除をも行わず 、正確な史実を世代に残し歴史は再び巡りて精強第三戦隊たりと誇れる事を念願します。 ……
(編集のことば 谷本小次郎 http://www16.atwiki.jp/pipopipo555jp/pages/1429.html)
(引用者注)戦闘詳報、命令会報は一体どこに?
(引用者注)「聊の=いささかの」
しかし、辻政弘中尉が克明に書き綴った本部陣中日誌と、谷本氏が編集したものとは全く違ったものです。
追記誇張・削除が随所に見られます 。一例として、昭和20年3月28日、集団自決の日の記述を比べてみます。
以下は、 http://www16.atwiki.jp/pipopipo555jp/pages/1879.html
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