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[5367]議論がかみ合うこと yoyotan 08/3/20(木) 22:21
[5368]Re(1):議論がかみ合うこと タラリ 08/3/21(金) 0:39
[5372]Re(1):議論がかみ合うこと 指環 08/3/21(金) 14:18

[5367]議論がかみ合うこと
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 yoyotan  - 08/3/20(木) 22:21 -

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   初めまして。
最初に自己紹介をさせていただきます。私は染色体の異常により、「正しいこと」を示されても理解できない場合があります。「正しいこと」が理解できないことを告げても、理解できないことを、理解できない人がいることは経験から分かっています。自分の言っている正しいことが理解できないと、怒り出す人がいることも分かっています。また、現在の医学では、染色体の異常に起因する異常は治療・訓練によって解決することができないということが理解できない人がいることも分かっています。
 さて、本題に入りたいと思います。
戦争では虐殺は多かれ少なかれある。「南京事件」だけを特別視するのは間違いだ。


反論
「虐殺」が「多かれ少なかれ」あったとしても、近代戦における、数万、もしくは十数万規模の「虐殺」は、十分非難を受けるに価する行為である。他に虐殺事件が存在していても、日本軍の行った「虐殺」が正当化されるわけではない。このような論を唱える方は、「広島・長崎の原爆」も「東京大空襲」も、「戦争」では「多かれ少なかれ」あることだ、と許してしまうのだろうか。

というトピックを拝見しました。筆者が上記のような問いかけに対して、反論としてどのようなことを言いたがっているかは分かりました。
筆者は「戦争では虐殺は多かれ少なかれある」ということについては否定していないようです。次の「「南京事件」だけを特別視する」ことについては、否定も肯定もしていないようです。反論としては「南京事件だけが特別視されているわけではない」ということになりそうですが、そうはなっていません。さらに「南京事件だけを特別視するのは間違いではない」という反論も成立すると思いますが、そのような論の組み立て方にもなっていません。
このような疑問が出てくるのは私が染色体異常だからなのでしょうか。もし、そうであるのならばそのようにご指摘ください。また、掲示板は染色体異常に限らず生物学的に異常な人間の投稿を想定しているのでしょうか。お考えをお示しください。
127 hits

[5368]Re(1):議論がかみ合うこと
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 タラリ E-MAIL  - 08/3/21(金) 0:39 -

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   ▼yoyotanさん:
>初めまして。

はじめまして、こんばんは。ご覧のFAQに参加しているタラリです。

>最初に自己紹介をさせていただきます。私は染色体の異常により、「正しいこと」を示されても理解できない場合があります。

はいはい。ご冗談を。
たぶん一部の正常な染色体をお持ちの方よりも整然とした論理を書いておられますので、論理そのものの正誤は正しくご認識されると思います。

>戦争では虐殺は多かれ少なかれある。「南京事件」だけを特別視するのは間違いだ。


>反論
>「虐殺」が「多かれ少なかれ」あったとしても、近代戦における、数万、もしくは十数万規模の「虐殺」は、十分非難を受けるに価する行為である。他に虐殺事件が存在していても、日本軍の行った「虐殺」が正当化されるわけではない。このような論を唱える方は、「広島・長崎の原爆」も「東京大空襲」も、「戦争」では「多かれ少なかれ」あることだ、と許してしまうのだろうか。

>というトピックを拝見しました。筆者が上記のような問いかけに対して、反論としてどのようなことを言いたがっているかは分かりました。
>筆者は「戦争では虐殺は多かれ少なかれある」ということについては否定していないようです。次の「「南京事件」だけを特別視する」ことについては、否定も肯定もしていないようです。反論としては「南京事件だけが特別視されているわけではない」ということになりそうですが、そうはなっていません。さらに「南京事件だけを特別視するのは間違いではない」という反論も成立すると思いますが、そのような論の組み立て方にもなっていません。

南京事件は日中戦争の中の一こまです。日中戦争の中では他にも細菌戦、毒ガス戦、華北の儘滅戦といった戦争犯罪事例がありました。南京事件だけでなく、これらの事件も批判されねばならず、日本が謝罪し、反省しなければならない事件です。

「広島・長崎の原爆」と「東京大空襲」は太平洋戦争の中の日米戦の一こまです。アメリカが無差別都市爆撃によって無辜の市民を殺害した罪は大きいです。

どの事件もその規模や影響力によって、あるいは謝罪・反省が正しく行われたかどうかによって重要視されるかどうかが決まってきます。残念ながら広島・長崎・東京などの戦略爆撃の脅威はいまも続く世界の人々の脅威であるにもかかわらず、十分な注目と議論の場を与えられていません。

そのトピの筆者の意見は知りませんが、私は南京事件だけを特別視する積もりは一切ありません。ただ歴史修正主義・右翼の方々は十分この事件を特別視しておられるようで、細菌戦、毒ガス戦、華北の儘滅戦などよりは100倍、1000倍のエネルギーをこの事件の否定に費やしており、その点では特別視していると言えそうです。私が特別視していると見られたとすれば、たぶんそのせいでしょう。

頑固な否定勢力がいることこそ、南京事件FAQを作った動機です。
128 hits

[5372]Re(1):議論がかみ合うこと
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 指環 E-MAIL  - 08/3/21(金) 14:18 -

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   ▼yoyotanさん:

初めまして。指環と申します。

>戦争では虐殺は多かれ少なかれある。「南京事件」だけを特別視するのは間違いだ。

 これについて、この思考錯誤掲示板の常連投稿者であるeichelberger_1999さんがApemanさんのブログのコメント欄で指摘されていますが、少なくとも当時の日本軍上層部は「戦争では虐殺は多かれ少なかれあるのだから、南京事件だけを特別視するのは間違いだ」とは考えていなかったようですね。 
http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20080104/p5

 例えば、岡村寧次大将の回想には次のようにあります。
 私は、従来書物によって日清戦争、北清事変、日露戦争当時における我軍将兵の軍、風紀森厳で神兵であったことを知らされ、日露戦争の末期には自ら小隊長として樺太の戦線に加わり、大尉のときには青島戦に従軍し、関東軍参謀副長および第二師団長として満州に出動したが、至るところ戦場における軍、風紀は昔時と大差なく良好であったことを憶えている。それなのにこのたび東京で、南京攻略戦では大暴行が行われたとの噂を聞き、それら前科のある部隊を率いて武漢攻略に任ずるのであるから大に軍、風紀の維持に努力しなければならないと覚悟し、差し当り「討蒋愛民」の訓示標語を掲げることにした、それはわれらの目的は蒋介石の軍隊を倒滅することであって無辜の人民には仁愛を以て接すべしというに在った。

(「岡村寧次大将資料」(上) p290〜291)
 このように岡村大将は、日清戦争、北清事変、日露戦争などのこれまでの戦争からは考えられない大暴行が南京攻略戦で行われたとの噂を東京で聞き、さらに
 上海に上陸して、一、二日の間に、このことに関して先遣の宮崎周一参謀、中支派遣軍特務部長原田少将、抗州特務機関長萩原中佐等から聴取したところを総合すれば次のとおりであった。

一、南京攻略時、数万の市民に対する掠奪強姦等の大暴行があったことは事実である。

一、第一線部隊は給養困難を名として俘虜を殺してしまう弊がある。

 註 後には荷物運搬のため俘虜を同行せしめる弊も生じた。

一、上海には相当多数の俘虜を収容しているがその待遇は不良である。

一、最近捕虜となったある敵将校は、われらは日本軍に捕らえられれば殺され、退却すれば督戦者に殺されるから、ただ頑強に抵抗するだけであると云ったという。


 七月十五日正午、私は南京においてこの日から第十一軍司令官として指揮を執ることとなり、同十七日から第一線部隊巡視の途に上り、十八日潜山に在る第六師団司令部を訪れた。着任日浅いが公正の士である同師団長稲葉中将は云う。わが師団将兵は戦闘第一主義に徹し豪勇絶倫なるも掠奪強姦などの非行を軽視する、団結心強いが排他心も強く、配営部隊に対し配慮が薄いと云う。

 以上の諸報告により、私はますます厳格に愛民の方針を実行しようと覚悟を決めたことであった。

(「岡村寧次大将資料」(上) p290〜291)
と、上海に到着してからの関係者の聴取などから、東京で聞いた噂が事実であることを知ったといいます。

 この資料は、↓こちらのサイトにあります。
http://www.geocities.jp/yu77799/okamura.html

 また、岡崎久彦氏は
南京事件當時余は小學一年生也。當夜歸宅せし亡父余に告げて曰く、外務省、參謀本部皆悲憤慷慨せり、「乃木大将ごとき人物陣中に在らば、かかることの無かりしものをと」。
と、当時の外務省や参謀本部が南京事件について、乃木大将がいた頃の戦争では考えられないことだと皆悲憤慷慨していたことを父親から聞いているそうです。

 この資料は、↓こちらのサイトにあります。
http://www008.upp.so-net.ne.jp/bungsono/Okazaki3/1.html

 参考にしてください。
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