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[4835]ウリハッキョ とほほ 07/9/9(日) 20:32
[4838]Re(1):ウリハッキョ サンマン 07/9/11(火) 6:26
[4839]Re(2):ウリハッキョ とほほ 07/9/11(火) 7:28
[4841]Re(3):ウリハッキョ サンマン 07/9/11(火) 21:19
[4842]Re(4):ウリハッキョ とほほ 07/9/11(火) 22:38
[4851]Re(5):ウリハッキョ サンマン 07/9/17(月) 19:40
[4852]Re(6):ウリハッキョ とほほ 07/9/17(月) 21:56
[4853]Re(7):ウリハッキョ サンマン 07/9/18(火) 21:17
[4843]Re(4):ウリハッキョ SONG 07/9/12(水) 8:03
[4844]Re(5):ウリハッキョ とほほ 07/9/12(水) 11:57
[4846]Re(5):ウリハッキョ サンマン 07/9/14(金) 13:00
[4847]Re(6):ウリハッキョ とほほ 07/9/14(金) 13:29
[4849]Re(7):ウリハッキョ サンマン 07/9/15(土) 9:55
[4845]Re(4):ウリハッキョ とほほ 07/9/13(木) 5:43
[5064]Re(1):ウリハッキョ 永好和夫 07/12/28(金) 9:21

[4835]ウリハッキョ
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 とほほ E-MAILWEB  - 07/9/9(日) 20:32 -

引用なし
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   >韓国人の映画監督が北海道朝鮮初中高級学校に滞在して撮影したドキュメンタリー映画「ウリハッキョ」は、なかなかいい映画でした。
>http://urihakkyo.blog105.fc2.com/

本日、鑑賞してまいりました。在日の問題は横においておいたとしても現代日本教育に何が欠けているのか?を考えさせられる作品だったと思います。

さて「ウリハッキョ(私たちの学校)」には大変に感動させられましたが、これはおそらく映画監督さん自身も「ウリハッキョ」のあまりにも強い民族主義的教育には戸惑いを覚えながらの製作だったのではないかな?と思いました。もちろん現代日本で大手を振っているような偏屈民族主義ではなく異国の地で自らのアイデンティテイーを求める若者たちの純粋な意味での民族主義なのですが、やはり私はどこの国の民族主義も素直には受け止められない体質になっているようです(^^;

しかし彼らが今尚日本社会の中で差別のつらい現状に耐えて生きていかねばならない現実に対し、日本人として憤りを感じる私の中にもやはり民族主義は存在するのかもしれません。

【万景峰号】
日本で生活していると、まるで北朝鮮の軍事工作船か、はたまたスパイ船か密輸船のような報道にどうしても怪しげな船の印象操作をされている自分の存在に気がつく、我々は、この船が在日の方々と北朝鮮の家族を結ぶ大切なパイプであること知っている、辛淑玉さんが口をすっぱくして訴えてきたことだ、それでもやはりあの報道に洗脳されてしまっているのだろう。

私たちは、この船の入港時に港で叫ぶ拉致被害を訴える市民団体を名乗る右翼がデモをはって入港阻止のシュプレヒコールを挙げている映像を何度も見せられた、この船の大切さを知っているつもりの私でさえ「拉致被害者の身になって考えたら仕方がない」と思ってしまっていたのかもしれない。

しかし、この映画の映像で衝撃的だったのはこのデモのシーンを船の中から撮影した映像だった。私たち日本人が鬼畜のような扱いで追い返そうとしていたのはまさにこのウリハッキョの修学旅行から戻ってきた生徒たちだったのだ。
223 hits

[4838]Re(1):ウリハッキョ
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 サンマン  - 07/9/11(火) 6:26 -

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   「ウリハッキョ」を私も観ました。 このサイトは初めてですが、少しコメントしたいと思います。

日本や韓国は国籍の取得が血統主義であり、すでに強い民族主義が存在しているので、そこで生まれ育った同国人に民族主義が染み付かないことの方が稀ではないでしょうか。 韓国人の映画監督がウリハッキョの「あまりにも強い民族主義的教育には戸惑いを覚え」、日本人のあなたが「どこの国の民族主義も素直には受け止められない体質になっている」と感じられたのであれば、それはあなたがたが帰属する国の民族性を「意識せず」、「自然に」、「肯定的に」、身につけてきたからです。

「異国の地で自らのアイデンティテイーを求める若者たちの純粋な意味での民族主義」とは、外観的にはそうでしょうが、実は生まれ育った地で自然に会得する日本人的精神性を払拭し(それは無理だと思うが)、本来人間が生まれ育つ環境で自然に育まれるはずのものを人為的に確立しようとする涙ぐましいまでの努力の帰結でしょう。 ですから、「民族主義」そのものよりは、むしろ、そのような人為的な努力の不自然さが他人(ひと)に「戸惑い」を引き起こすのではないかと思います。 「異国の地で自らのアイデンティテイーを求める」というより、「異民族のアイデンティティを自らに求める」と言うほうが当たっているような気がします。
219 hits

[4839]Re(2):ウリハッキョ
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 とほほ E-MAIL  - 07/9/11(火) 7:28 -

引用なし
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   ▼サンマンさん:
>「異国の地で自らのアイデンティテイーを求める」というより、「異民族のアイデンティティを自らに求める」と言うほうが当たっているような気がします。

確かにそういう部分も目立つと思います、現実に朝鮮学校への入学者は減少しており、在日の多くが日本の学校へ通っており日本の文化に慣れ親しみ本名を名乗ることにも現在はほとんど躊躇はなくなっているでしょう。

しかし、それは日本の同化政策にまんまと同化させられた、と言うことではないかと私は思います。
216 hits

[4841]Re(3):ウリハッキョ
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 サンマン  - 07/9/11(火) 21:19 -

引用なし
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   ▼とほほさん:
>▼サンマンさん:
>>「異国の地で自らのアイデンティテイーを求める」というより、「異民族のアイデンティティを自らに求める」と言うほうが当たっているような気がします。
>
>確かにそういう部分も目立つと思います、現実に朝鮮学校への入学者は減少しており、在日の多くが日本の学校へ通っており日本の文化に慣れ親しみ本名を名乗ることにも現在はほとんど躊躇はなくなっているでしょう。
>
>しかし、それは日本の同化政策にまんまと同化させられた、と言うことではないかと私は思います。

人間は自分が生まれ育ったところの民族や文化に自然に同化するもので、それがいわば「自然の摂理」です。 日本政府の同化政策が、在日朝鮮人の民族性の維持、継承の欲求に対する足枷になったのは事実ですが、実際的には日本で二世、三世、四世・・・と世代を重ねること自体が同化の流れを推し進めたのです。

私が「異民族のアイデンティティを自らに求める」と言い直したのは、当然血統的な意味ではなく、あなたの「異国の地で・・・」という言い回しに少々違和感を覚えたからです。 それは、在日一世ならいざ知らず、また国籍はさておき、二世以降の在日にとって日本は異国の地ではないからです。 そのような感覚は、「日本の同化政策にまんまと」乗せられたからではなく、人間が生まれ育つ過程で自然に会得する諸々の感性の一つです。 あのウリハッキョの生徒にとって、北海道が自分の生まれ育った故郷であって、けっして異国の地ではないのです。

つまり、在日が自分自身に民族的アイデンティティを育成しようと欲することは、生まれ故郷で自然に会得するものとは異なる民族的素養を求めることであり、その現実がウリハッキョの教育を必然的に「強い民族主義」に彩られたものにしてしまうのです。
225 hits

[4842]Re(4):ウリハッキョ
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 とほほ E-MAILWEB  - 07/9/11(火) 22:38 -

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   ▼サンマンさん:
>人間は自分が生まれ育ったところの民族や文化に自然に同化するもので、それがいわば「自然の摂理」です。 日本政府の同化政策が、在日朝鮮人の民族性の維持、継承の欲求に対する足枷になったのは事実ですが、実際的には日本で二世、三世、四世・・・と世代を重ねること自体が同化の流れを推し進めたのです。

そうなのでしょうかね?それはサンマンさんが同化政策国家同化社会の中にいるからそれを自明のように感じているのではないですか?同化社会ではない国家と比較しないと本質は見えてこないと思いますよ。(^.^)
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[4843]Re(4):ウリハッキョ
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 SONG E-MAIL  - 07/9/12(水) 8:03 -

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    とほほさん。お久しぶりです。

 在日3世のSONGですw

 サンマンさん。

 「同化」とは何を持って定義するのでしょうか?

>在日一世ならいざ知らず、また国籍はさておき、二世以降の在日にとって日本は異国の地ではないからです。

 若干、短絡的ですね。在日コリアンが有するアイデンティティーは、そんな紋切り型的なものではなく、もっと複雑です。

 2世以降が有するアイデンティティーは、サンマンさんが仰るとおり

>人間は自分が生まれ育ったところの民族や文化に自然に同化するもので、それがいわば「自然の摂理」です。

 に違いありませんが、ではなぜ完全に「同化」していく2世以降のコリアンもいれば「同化」しないコリアンも同時に存在するのでしょうか?確かに民族団体などの政治的担保としてアイデンティティー教育も否定できませんが、それだけではありません。

>「異民族のアイデンティティを自らに求める」と言うほうが当たっているような気がします。

 いえいえ違います。子供は親の背中を見て育ちます。

 つまり、在日コリアンのアイデンティティーは「生まれ育った日本」である面と「(学習として)民族的ルーツとしての祖国」である面を有する『重層的アイデンティティー』です。またそれは個体差が大いに存在します。


 かのアレックス・ヘイリーは、なぜ「ルーツ」に拘ったのか理解できるでしょうか?それは、アメリカ社会にあるレイシズムに抗うアフリカアメリカンとしてポリティカルな問題だけではないでしょう。
226 hits

[4844]Re(5):ウリハッキョ
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 とほほ E-MAILWEB  - 07/9/12(水) 11:57 -

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   ▼SONGさん:
> かのアレックス・ヘイリーは、なぜ「ルーツ」に拘ったのか理解できるでしょうか?それは、アメリカ社会にあるレイシズムに抗うアフリカアメリカンとしてポリティカルな問題だけではないでしょう。

そうですね、私がこの映画を見て自分がこれまで無知だったことを知りましたが、朝鮮学校の生徒の中には日本のパスポートを持っている人もいるんですね。つまり帰化している人もいる。北朝鮮へ修学旅行へ行くときに日本のパスポートを持っている人もいたのです。それに彼らにとって北も南(韓国)も同じ祖国なのですね。

普段民族主義やナショナリズムに対して否定的な私が、彼らのナショナリズムを肯定的に捉えてしまうのは、通常ナショナリズムは「国境の新設」に向かって働くのですが、彼らの場合は統一(国境、軍事境界線の廃絶)への力として働いており、国境廃絶を求める私の信条とベクトルが一致しているからなのかもしれません。

よく、在日朝鮮人に対して「だったら、さっさと帰化したらよい、帰化しないから悪いのだ」と言うアホウヨもいますが、今回彼らが追い返そうとした万景峰号の中には「日本の国籍を持つ朝鮮人」がいたわけです。「帰化をしたら良い」と言う言葉が欺瞞であることを示しているのではないかな、と思いました。

しかし私にとってはうれしいことでした、普段私が自論としている
先にも述べたように、私自身は在日韓国・朝鮮人に限らずより一般化した形での経済難民受け入れに対しても、婚姻永住、他永住、に対しても制度改正の必要はあると思うが、在日朝鮮人の問題をまず第一段階として改正することに依存はないですね。

在日の方々には国籍の取得の必要もなければ、取得したい人は無条件で国籍を取得しても良いと思うし、重国籍も認めて良いだろうし、、、。

そうするとやはり在日朝鮮人にかんしては出生地主義をとって国籍を取得せずとも国民である、と規定することは大日本帝国の犯した国家犯罪への賠償として当然であると思う。日本人になるのではなく、在日朝鮮人も日本という民族国家の国民ではなく地域国家の国民になるのである。
(あえて市民権と言う言葉をはずして説明しているが、ここに市民権の概念を当てはめるとわかりやすいと思う)

思考錯誤:基本的人権と外国人参政権より
と言う考え方を朝鮮学校の生徒たちが具現化しているように感じるのです。
233 hits

[4845]Re(4):ウリハッキョ
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 とほほ E-MAILWEB  - 07/9/13(木) 5:43 -

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   >人間は自分が生まれ育ったところの民族や文化に自然に同化するもので、それがいわば「自然の摂理」です。

例えばですね、私個人を例に出すのは大変に恐縮なのですが、私のルーツはいわゆる「大和民族」ではないのですね。
正確な表現ではないのですが、江戸時代に島津藩の「植民地」になっているのです。まあ、島津自体が大和民族ではないといえばその通りなのですが大和の制覇を受けてからの時間が長いので、サンマンさんの仰る「自然法則」的に「大和民族」と言って差し障りはないと思います。

ところがうちの田舎は違うんです。民族も民俗も風習も内地とは異なります、これは戦前までそうだったのです。実は戦前までの日本と言うのはそれほど強い同化政策は採っていなかったのですね。これを言うと朝鮮半島や台湾の方々には反感を覚えられるかもしれません、これらの方々にとっては日本の同化政策ははっきりしていますから。

私も基本的にその時代の政策が同化政策であったことは確かだと思うのですが、実は戦後に入ってそれがより一層、在日や地方に対して強圧的になっているのです。いや、地方に対してもそうなのですから在日に対しては過酷と言っても良いですね。なぜ、戦前まではそれほど強い同化政策をとらなかったのかと言うと【奴隷化】するためです。【奴隷】は異民族である必要があったのです。ですから私の祖父の時代まで私たちは奴隷であり「南島の土人」と言う異民族だったのです。自分で育てたサトウキビを咽喉を癒す為に食べたりしたら殺されても仕方がなかったのです。

同化されてしまった状態で同化現象を肯定するか否定するのか結論を出すのは難しいと思いますが、私は忘れてはならない記憶というものはあると思うのです。こうして非人道的同化政策によって創造された「日本民族」がその事(同化政策の残虐性)を忘れてしまうと日本と言う民族国家は同じことを繰り返すと思うのですよ、ですからSONGさんの言うとおり民族としての記憶が血の中に残っているとも思いますし、それは3世代や4世代で消えてしまうものではないと思いますし、そしてポリティカルな面でも忘れさせてはいけないことだと思うのです。

このことは「民族」に対するレイシズムだけではなく、「身分」に対するレイシズムでもいえることです。「同化」ではなく「同和」なのだ、と言う運動が在日にも被差別部落出身者にも共感をもたれたのはそういうことだと思うのです。
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[4846]Re(5):ウリハッキョ
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 サンマン  - 07/9/14(金) 13:00 -

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   ▼SONGさん:
> 「同化」とは何を持って定義するのでしょうか?

在日の話ですから「同化」とは簡単に言えば「日本人化」のことです。 「日本人化」とは日本人的素養を身に付けること、例えば、母語が日本語であるとか・・・、と思っています。 誤解の無いように言っておきますが、必ずしも「完全に同化」した状態のみを指して言ったわけではありません。


>>在日一世ならいざ知らず、また国籍はさておき、二世以降の在日にとって日本は異国の地ではないからです。
>
> 若干、短絡的ですね。在日コリアンが有するアイデンティティーは、そんな紋切り型的なものではなく、もっと複雑です。
>
> 2世以降が有するアイデンティティーは、サンマンさんが仰るとおり

ですから、あなたが同意された「2世以降が有するアイデンティティー」に関して述べているのです。


>>人間は自分が生まれ育ったところの民族や文化に自然に同化するもので、それがいわば「自然の摂理」です。
>
> に違いありませんが、ではなぜ完全に「同化」していく2世以降のコリアンもいれば「同化」しないコリアンも同時に存在するのでしょうか?確かに民族団体などの政治的担保としてアイデンティティー教育も否定できませんが、それだけではありません。

自己認識に対する個人差でしょうか。 より具体的には、「血」や「先祖」に対する思いの差でしょう。


>>「異民族のアイデンティティを自らに求める」と言うほうが当たっているような気がします。
>
> いえいえ違います。子供は親の背中を見て育ちます。

ええ、「子供は親の背中を見て育つ」とは、そのとおりだと思いますよ。 「異民族の・・・」という表現は少しまずかったかもしれませんね。 説明を単純にすれば、「母語が異なる人々」を「異民族」と”方便”で定義したまでのことです。 在日一世と二世の親子は育った社会が違うし母語も違うのでお互いに「異民族」だと、その程度の意味です(その程度の差が実は大きいのですが・・)。 とほほさんの「異国の地で自らのアイデンティテイーを求める」という表現を言い直したかったが為にそんな言い回しになってしまったのですが、誤解を与える表現だったですね。 在日一世にとって日本が「異国の地」であったとしても、二世以降の者にとっては生まれ故郷です。 日本で生まれ育った誰にとっても、その地は「異国の地」ではないと、それを言いたかったのです。


> つまり、在日コリアンのアイデンティティーは「生まれ育った日本」である面と「(学習として)民族的ルーツとしての祖国」である面を有する『重層的アイデンティティー』です。またそれは個体差が大いに存在します。

そうですね、私もそんな風に考えていますよ。 ただし、世代を重ねるごとに、同化のレベルが高くなっていくのも事実だと思っています。 例えば、在日二世より三世のほうが朝鮮語(韓国語)を話せる人が少ないでしょ。 日本語メインの二世の親に育てられた場合が多い在日三世は、日常的に朝鮮語を喋る一世に育てられた場合が多い二世に比べて、朝鮮語を習得する可能性が低いからです。 その二世にしても、母語は日本語ですし、一世の親からすれば「朝鮮人」より「日本人」に近いと見えたかもしれませんね。 つまり、(平均的に)二世より三世のほうがより日本に同化している。 さらに、四世、五世と世代が進むにつれて、親の「朝鮮人度」もいっそう減少していく(それに反比例して「日本人度」が増大していく)ので、子が親から引き継ぐ民族性もだんだん希薄になっていきますね。 加えて、在日が日本人と結婚する割合が増えていく現実も同化に拍車をかけます。 そのようにして同化が進んでいくのを「自然の摂理」と言ったわけです。

何故そんなことを書いているかというと、在日の中に「同化」に対して白い目で見るような風潮が一部にあって、そのことが個々人の内心に”やましい”気持ちを引き起こしてしまうことがある。 そんな風潮はおかしいと思っているからです。 日本に生まれ育って”同化フリー”はありえないのだから、民族的出自も同化も含むありのままの自己を”肯定的”に認めたうえで、あとは個々人が自分にふさわしいアイデンティティを追求してゆけばよい、と私は思っているのです。
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[4847]Re(6):ウリハッキョ
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 とほほ E-MAILWEB  - 07/9/14(金) 13:29 -

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   ▼サンマンさん:
>何故そんなことを書いているかというと、在日の中に「同化」に対して白い目で見るような風潮が一部にあって、そのことが個々人の内心に”やましい”気持ちを引き起こしてしまうことがある。 そんな風潮はおかしいと思っているからです。 日本に生まれ育って”同化フリー”はありえないのだから、民族的出自も同化も含むありのままの自己を”肯定的”に認めたうえで、あとは個々人が自分にふさわしいアイデンティティを追求してゆけばよい、と私は思っているのです。

御意、全くその通りだと思います。私自身も信条としてはその通りであり、「私は私と言うアイデンティテイーがあれば十分で、そのような(国家や故郷にアイデンティティーを求める)信条には、理解しがたいものがありますが、民主主義者ですのでそういう信条(の方の存在)も認めます」と言う宣言をしているくらいです(^^ゞ

簡単に言えば同化したい方は同化したらよいし、したくない人はしなくても良いのです。

しかし、それは行政や他者が決めることではない、と私は言っているのです。サンマンさんの主張には少し矛盾がありまして、その在日の方が日本人に同化しているのであれば、同化していない在日の人の白眼視を恐れることもないのではないですか?

同化している人も朝鮮人である、と言うアイデンティティーを有しているからこそそうした白眼視を恐れるのではないですか?
黄金律(自分がされていやなことは他人にするな)に従えば、そうした白眼視がいやなのであれば白眼視をしている在日の方々の「異国の地で自らのアイデンティティーを求める信条」は認めるべきではないでしょうか?
236 hits

[4849]Re(7):ウリハッキョ
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 サンマン  - 07/9/15(土) 9:55 -

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   ▼とほほさん:
>▼サンマンさん:
>>何故そんなことを書いているかというと、在日の中に「同化」に対して白い目で見るような風潮が一部にあって、そのことが個々人の内心に”やましい”気持ちを引き起こしてしまうことがある。 そんな風潮はおかしいと思っているからです。 日本に生まれ育って”同化フリー”はありえないのだから、民族的出自も同化も含むありのままの自己を”肯定的”に認めたうえで、あとは個々人が自分にふさわしいアイデンティティを追求してゆけばよい、と私は思っているのです。
>
>御意、全くその通りだと思います。私自身も信条としてはその通りであり、「私は私と言うアイデンティテイーがあれば十分で、そのような(国家や故郷にアイデンティティーを求める)信条には、理解しがたいものがありますが、民主主義者ですのでそういう信条(の方の存在)も認めます」と言う宣言をしているくらいです(^^ゞ
>
>簡単に言えば同化したい方は同化したらよいし、したくない人はしなくても良いのです。
>
>しかし、それは行政や他者が決めることではない、と私は言っているのです。サンマンさんの主張には少し矛盾がありまして、その在日の方が日本人に同化しているのであれば、同化していない在日の人の白眼視を恐れることもないのではないですか?

そのとおりです。 だから、同化を白眼視する風潮がおかしいと書いたのです。 同化をやましいと思うのはナンセンスだと。 どこか矛盾していますか? そもそも、私から見れば、同化を白眼視する「同化していない在日の人」も同化しています。 同化していない在日の人なんていないと思っています。

>同化している人も朝鮮人である、と言うアイデンティティーを有しているからこそそうした白眼視を恐れるのではないですか?

そうなんです。 在日は、”同化している在日”も、みんな「朝鮮人」というアイデンティティを有しているんです。 

>黄金律(自分がされていやなことは他人にするな)に従えば、そうした白眼視がいやなのであれば白眼視をしている在日の方々の「異国の地で自らのアイデンティティーを求める信条」は認めるべきではないでしょうか?

認めてますよ。 そういう信条は認められないと私がどこかに書きましたか? 「ウリハッキョ」を観られたあなたが、その民族主義的教育を「異国の地で自らのアイデンティテイーを求める若者たちの純粋な意味での民族主義」と評されたことに対して、「二世以降の在日にとって日本は異国の地ではない」という私の考えを日本人のあなたに述べたまでです。

あなたがご自身の信条を述べられてそれを私が訂正したのでもなく、ウリハッキョで「ルーツの国に自らのアイデンティティを求める彼らの信条」を私は認めないと言ったわけでもありません。
247 hits

[4851]Re(5):ウリハッキョ
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 サンマン  - 07/9/17(月) 19:40 -

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   ▼とほほさん:
>▼サンマンさん:
>>人間は自分が生まれ育ったところの民族や文化に自然に同化するもので、それがいわば「自然の摂理」です。 日本政府の同化政策が、在日朝鮮人の民族性の維持、継承の欲求に対する足枷になったのは事実ですが、実際的には日本で二世、三世、四世・・・と世代を重ねること自体が同化の流れを推し進めたのです。
>
>そうなのでしょうかね?それはサンマンさんが同化政策国家同化社会の中にいるからそれを自明のように感じているのではないですか?同化社会ではない国家と比較しないと本質は見えてこないと思いますよ。(^.^)

「同化社会ではない国家」とはどんな国家でしょうか? 具体的に説明していただけるとありがたいのですが。
243 hits

[4852]Re(6):ウリハッキョ
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 とほほ E-MAIL  - 07/9/17(月) 21:56 -

引用なし
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   ▼サンマンさん:
>「同化社会ではない国家」とはどんな国家でしょうか? 具体的に説明していただけるとありがたいのですが。

私の認識では、中国もそうですし、アメリカに代表される欧米社会もそうだと考えてますが、、。
247 hits

[4853]Re(7):ウリハッキョ
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 サンマン  - 07/9/18(火) 21:17 -

引用なし
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   ▼とほほさん:
>▼サンマンさん:
>>「同化社会ではない国家」とはどんな国家でしょうか? 具体的に説明していただけるとありがたいのですが。
>
>私の認識では、中国もそうですし、アメリカに代表される欧米社会もそうだと考えてますが、、。

アメリカに生まれ育った人間も、やはり、アメリカの”マジョリティの文化”に多かれ少なかれ同化しています。 特定の民族が自治区(例えば、中国の朝鮮人自治区)のようなものを作って取り囲む社会全体から隔絶されたような所で生活しない限り、言い換えれば、ある国で、それがどのような国家であろうとも、その社会の圧倒的マジョリティを占める民族や文化に囲まれて暮らさざるを得ない(日本社会の在日のような)状況下で、そこで生まれ育った人間がその社会の人々や文化に少しも同化しないことはありえないでしょう。 無論、アメリカは、人種が雑多で文化も多様なので、同化しても日本のように同質性は高くありませんが。

私にはアメリカに移民して30年以上の(アメリカ市民権を持つ)韓国人の友人がいて、彼の家族とは親戚づきあいのような関係なのですが、アメリカ生まれの三人の子供たち(つまり在米韓国人二世)の言動や考え方、行動様式は、韓国人というより「(いわゆる)アメリカ人」のそれです。 彼らは韓国語を日常会話程度は理解しますが、両親とは英語(=米語)を交えて話し、友人同士はもちろん兄弟同士でも英語で会話しています。 このような現象は私が会った在米韓国人二世全員に共通しています。 朝鮮語を理解しながらも日本語を母語とする在日二世と全く同じですね。 日系アメリカ人も日本人からすれば、ルックスはさておいて、「アメリカ人」的でしょ? 例えば、慰安婦決議案で有名になったマイク・ホンダ氏。 彼の話し方や立ち居振る舞いには日本人にないバタ臭さが私には感じられます。 ちなみに彼のファーストネームの”マイク”は、日本人的ではありませんが、「本名」なんでしょうか、それとも「通名」なんでしょうか?(^.^)

私は、日本の同化政策について、それが在日朝鮮人の同化を促し、日本社会に今も厳然と存在する同化圧力と相まって、在日にプレッシャーをかけ続けてきたことを重々認識しています。 さらに、「同化政策の残虐性を忘れてはいけない」というあなたの主張には強く共感するものです。 常日頃から植民地政策の結果責任を取らない日本政府に憤りを覚える在日の一人として、また、アホウヨ・嫌韓厨がはびこる日本のネット社会に嫌気が差し、ひいては日本人及び日本社会全体に少なからず失望感を抱いている私にとって、実はあなたのような良心的な考えを持った日本人に出会うことは喜びであり感動なんです。 殺伐とした日本社会の砂漠の中でオアシスを発見したような気分になります。 ですから、本当は少し前からちょくちょく好感を持ってこのサイトを覗いていたのです。

「ウリハッキョ」の書き込みに対する私のレスは、あなたの感想や在日に対する理解に対して、一人の在日として、日本人のよりよき理解のために私なりの個人的見解を書いただけであって、あなたの意見に反論するつもりで書いたものではありません。 そのあとの「在日の同化は自然の摂理だ」とは、先に述べた私の考えに基づいた文脈においての見解であって、日本の同化政策についてのあなたの説明や主張を否定するような意図はありませんので。
244 hits

[5064]Re(1):ウリハッキョ
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 永好和夫 E-MAIL  - 07/12/28(金) 9:21 -

引用なし
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   私は映画はほとんど見ませんが(感情に流され思考停止状態になる危険性があるから)、「ウリハッキョ」は地元の上映会でみました。とてもよくできた映画だと思いましたが、一方で、朝鮮学校、在日問題(本当は日本問題というべき)のほんの氷山の一角であることを痛感せずにはいられませんでした。

現在の日本は、拉致被害者を政治利用した『救う会』というヒステリー集団によって国民が洗脳されてしまい、『鬼畜米英』といっていた頃とそっくりだと思います。マンギョンボン号の入港禁止を初めとする朝鮮に対する制裁、朝鮮総連に対する数々の政治的弾圧、枝川朝鮮学校、大阪朝高に対する裁判、ウトロ問題などの国家権力による迫害、朝鮮人に対する差別、偏見、暴行、脅迫、NHKを初めとするメディアによる洪水のような朝鮮バッシングで、在日朝鮮人の方々の心がどれだけ傷つけられているか、そして日朝国交正常化を妨げ東北アジアの平和を脅かしているか、計り知れないものがあると思います。日本社会という巨大な暴力的空間の中で窒息しそうになりながら生きている子どもたち、「ウリハッキョ」の影にある子どもたちの心の一片をご紹介します。

『私たちの帰る場所』
 日本人にとって一番近くにいて、一番多い外国人は朝鮮人です。日本人の中にいると朝鮮人は知らないうちに日本人になってしまいます。そんなことにならない為に朝鮮学校があって、朝鮮民族を学ぶ場所があります。でも私はそんな事どうでもいいような気持ちです。私たちが拉致したわけでもないのに、私たち在日は日本に耐えるしかないのです。何の権利があって私たちを差別するのか。日本も朝鮮も大キライです。私たちの帰る場所はありません。

『北朝鮮の人びとと人道支援』(日本国際ボランティアセンター:明石書店より)

私たち日本人は過去100年間『朝鮮人(韓国人)に何をしてきたのか』を真摯に振り返り、朝鮮学校のこどもたちの心の叫びに答えなければならないと思います。朝鮮人を大切にしない人は平和を知らない人だと思います。
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