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この話を書いたところ規制がかかったようなので、捏造派には都合の悪い話なのだと思います。
私がネットで実名を明かす決意をしたキッカケは1昨年秋の韓国MBCの取材です。 私が母親を病院に連れて行って、帰って来たところ、韓国MBCのテレビ・クルーが無断で家に入り込んでいました。 居間には父がいたのですが、認知症が進んでいたことや、そのような失礼な対応の人間には本能的に、よい印象を持たないことから、クルーは父からは何も話を聞けていない様子でした。 それから表に出て門扉の前で私が取材に応じ、約2時間近く話をしました。 クルーは取材活動の最後の最後になって我が家にたどり着いたようで、帰国の時間が迫っている様子でした。 (私はプライバシーを無くす意味を他の方の例で知っていましたので、放映には否定的な考えでした。) 私は既にK−Kさんのサイトにいろいろ書き込みをしていたので、とりあえずネットで確認してからなら話に応じる、と言った説明をしました。
その時にクルーの方が話したことが二点あるのですが、そのことも理由で放映の許可は与えませんでした。 一つは「韓国で放映するだけだから。」と言ったことです。 私は父が個人的に犯罪行為を行っていたわけではないので、中国人に謝罪するとか、させるとかは考えたことはありません。 (数人程度の人を殺害したなら謝るという感情も湧くでしょうが、父の場合は戦場で相当数の人を殺害したわけですから。) 別に逃げ隠れしているわけではないので、この理由は放映拒否の理由になりました。 (正直なところ、韓国MBCなんてそのころは全く知りませんでしたから。)
もう一点は「ネットの情報など、今、見なくても編集でどうにでもなる。」と言ったことです。 私は学生運動の世代であることや父が警視庁広報課に勤めていたことから、メディアがいかに恣意的に編集するかをよく知っていました。 それでは、こちらの伝えたいことが正確に伝えてもらえるか分かりません。 ということなどから放映の許可は全く与えませんでした。
それから少し考えまして、結局、自分が実名を明かして説明しない限り、父(栗原利一)が本多氏になぜ詳しい話をしたか、なんて誰にも分からないんだ、と考えたからです。 それで、CDの配布を機に実名を出すようにしました。
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