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[3979]南京論争の問題点 とほほ 07/1/30(火) 6:00
[3981]歴史教育のあり方 とほほ 07/2/3(土) 11:38

[3979]南京論争の問題点
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 とほほ E-MAIL  - 07/1/30(火) 6:00 -

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   >何を問題にされているのかよくわからないところがあります。

これが、一番怖いことだと私は思っているのです。つまり何が問題であるのかをわからせないようにすることも歴史修正主義者の目的です。****さんのように社会問題に関心を持ち日々善行を行っている人でさえ、このように歴史修正主義者の策略にまんまと乗せられているからです。

>歴史は、それを物語ととらえようとすれば物語だし、学問ととらえようとすれば学問だし政治ととらえようとすれば政治だし、またそれらの間のグレーゾーンもあるし、ひとそれぞれ、いろいろな視点をもっていていいのだと思います。

歴史とは過去に起った出来事です、それを科学的に「何が起きたのか」と言う真実を追究する学問が歴史学です。歴史は歴史学でもないのです。同様に歴史は政治でもありません。過去に起った出来事を歴史と言うのであって政治と言うのは歴史を利用したり歴史にあやかったり歴史を参考にしたりしてよりよい社会の実現のために執り行うものです。それらの間のグレーゾーンとは何のことでしょう?

歴史はひとつでありそれ以上でも以下でもありません。そのひとつの姿がどうなっていたのかを検証するのが歴史学であり、現代社会では科学的な論拠に基づいたものを「より真実に近いもの」として認識するわけです。その為に学校教育があるわけです。****さんが科学を否定するのであれば端から私と****さんの間で論争は成立しません。

ある一つの出来事に対して、それをどう評価するかは人それぞれの自由です。人間は人類にある普遍の良識を信じて社会生活を営みます、ある一つの事実がそこにあってその認識が同じものであればそのことに対する評価もそう大きくは違いません。南京攻略の際、日本軍が多くの残虐事件や虐殺事件を引き起こし軍民をあわせても10数万人以上が虐殺されたこと、また想像を絶する規模での強奪略奪強姦事件がおきたこと、これは疑いようの無い事実です。この事実を踏まえてどのような評価の違いが出てくるのでしょうか?

事実に基づいた論争であれば大いに行うべきでしょう。

>私が申し上げたのは、若い世代を中心に日米戦争の存在すら知らない人々が増えているなかで、どんな形にせよ騒ぎになって内外のマスコミに大きくとりあげられて人々が関心を抱くようになるのであればそれは南京大虐殺であろうが七三一部隊であろうがシベリア抑留だろうが、遺骨かんづめ問題だろうが、なんにしても望ましいのではないか。

それは教育のなすべき分野であり、他人を誹謗中傷し嘘八百を並べ立て「南京大虐殺は嘘」であるだの、中国のプロバガンダであるだの、と言う人間のくずのような主張を擁護する理由にはなりません。日本の歴史教育というのは近現代史を全く教えないのですよ、諸外国ではほとんどの国でそのカリキュラムの半数以上が近現代史である、と言うらしいです。そんな日本教育を踏まえた日本人の歴史認識が諸外国と比してどれだけ感覚がずれてしまっているのか、****さんの言説を見ただけでそれが良くわかるのです。

>多くの人々に関心を持ってもらえることが望ましい、というそれだけのことを申し上げました。

>拉致問題だって、マスコミがとりあげなくなってこのまま世の中の人々に忘れ去られてしまうとしたらそれは一番恐ろしいことではないかと思います。

マスコミの取り上げ方が問題なのです。ナショナリズムをあおり、北朝鮮と敵対して当たり前、北朝鮮は悪の国家だと、煽り立てるような報道をしてしまうのかは歴史学と言うものをその教育の中で全く学んでいないからです。きちんと学んでいればあのような国家に対してどのように対処すべきなのかは本来日本が一番良くわかっていなくてはなりません。なにせ北朝鮮と同じことをしていた経験(歴史)があるからです。

>私も南京大虐殺の存在は肯定していますが、今日なお、なぜ多くの人がそれを否定しようとするのか、その根底にあるものは何なのか、

この件については私はある程度の結論を出しています、日本の場合はドイツのネオナチに見られるような純粋な歴史修正主義とは少し様相が異なります。大きな要因の一つが日本の戦後体制が戦前体制を受け継いでしまっていることです。ですから戦前体制を擁護することが愛国心になっているのです。その認識が経済界にも大きな影響を与えています。経済人の多くが戦前体制のもとで成功しているのでその体制を破壊されることを極端に恐れています。従って歴史修正主義者は経済人に多いのです。

自分たちが既得権を守るための歴史認識が必要になってくるのです。

>このあいだいじめたらいなくなっちゃったけど茂木政・・何とかさんみたいな人がなぜ今もなお登場してくるのか、

そうしないと茂木さんの出版社がつぶれるからです。

>その精神構造や背景の社会構造にも興味がありますし、どなたかに解明していただきたいことでもあります。

それは****さんが行ってください。

>これもまた、南京大虐殺を考えるうえでのひとつのテーマではないかと思っています。

南京事件は多くの犠牲者をだし、遺族には今尚大きな心の傷になっています。馬鹿どもの生態調査のために南京事件の真実をもてあそぶことは許されることではないと考えます。
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[3981]歴史教育のあり方
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 とほほ E-MAIL  - 07/2/3(土) 11:38 -

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   >に絶えず戦争往かん者は分からんと言い続けている、『お前等その時に生まれていたら俺等より酷いことしたかもと』まぁ私の生きている間はこのMLでは戦争往かん者に何が分かるかを言い続けりうでしょう・・

まさに私もこのことを危惧してます。つまり歴史観と言うものを物語として見てしまうと現実性を感じることが出来ないのです。なぜ当事の日本兵はそんなことが出来たのだろう、召集前は良い父であり、善良な人たちであった彼らにそんなことが出来るのだろうか?と言う問題を自分のことに置き換えて考えることがきちんと正しい歴史を教えていかないと、そのなぜ?をわからないと、必ず日本は同じことをやります。

あの戦争にはある意味国民の総意もあるわけです。キリスト教会でさえ協力したのです。南京虐殺の当事者の下士官の資料に残されている言葉に「なぜ、キリスト教徒の俺がこんなことをしなくてはならないのだ」と悲観する言葉があります。

彼は幕府山(南京の郊外にある丘、激戦地の一つ)の捕虜の殺害命令を出した人物です。

私は南京の真実を真面目に勉強している人たちの中にも、現代っ子の中にも「旧日本将兵を忌み嫌うように取れる現代っ子に憎しみを覚える」とそう言う人はいないと思うのですよね。そう仕向けている連中はいます。つまり、もしそういうことをしたのであれば「日本兵は憎むべき存在である」という風にですね。ですから美しい日本であるためには、そういうことはしなかったことにせねばならないのです。

ですが、私はそうした戦争の現実を教えることが元日本兵への憎しみにはならないと思うのですよ。今日の午前中、中国残留孤児の問題のテレビ番組をやっていたのですが、日本に帰国しているある孤児の方が「私にとって日本は祖国である、祖国とは母なのである、母親がどんなに悪いことをしても悪い母親であったとしても、母は母であり母を憎むことなど出来ない、愛しているからこそ帰国した」
とおっしゃってました。

私たちが忌み嫌うのは戦争です、おそらく私も当時に生きたら特に20代30代と言う若さで戦争に借り出されたら何をするかわかりません。しかしやはりその行いは忌み嫌います、忌み嫌うべきなのです、そうでないと日本は同じことをやります。
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