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ここ2、3年、「南京」からちょっと離れたところばかりを取り上げていたのですが、最近の「南京ブーム」に影響されて、関心が「南京」に戻りつつあります(^^;
今回取り上げるのは、冨澤繁信氏の『「南京事件」発展史』。ヴォートリン日記を読み返しているうちに、ふとこの本にヴォートリンに関する記述があることを思い出しました。
読み直すと、無茶苦茶なトンデモ。なにしろこのヴォートリン日記が、「南京で強姦は少なかった」と主張する材料に使われてしまっているのですから。
氏の手法は、「データベース」を作成して、そこから「事件の件数」を抽出し、ほら、確実なものはこんなに少ない、とやるものです。しかし実際に、「データベース」を元の文に戻すと、印象は一変します。
というわけで、今回は、「データベース」を「生資料」に戻す、という試みを行ってみました。氏がどれだけ無茶な主張を行っているのか、一見明らかだと思います。
http://www.geocities.jp/yu77799/nankin/vautrin3.html 「データベース」は嘘をつく − ヴォートリン日記に見る強姦事件
そのうちに、「ラーベ」や「ベイツ」に関する部分でも、同じような試みをしてみようか、と考えています。
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