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本日、北朝鮮が平壌放送を通じて「10月9日、地下核実験を安全に成功裏に実行した」という発表をしました。
これに対して、我が首相殿は早速 「断じて容認できない。昨今の弾道ミサイル増強と核実験実施で、地域の安全保障環境は激変する」「国連安保理は北朝鮮に核を放棄させるべく断固とした対応をとるべきだ」 と述べた上で、国連安保理で憲章第七章に基づく制裁決議を目指す考えを示した、んだそうです。
アサヒコムが伝えるところによれば、各国の首脳の発言も同様のようで、どこもかしこも【非難】で一致しているようです。
しかし、一方で今日の午後3時過ぎに毎日が報道したところでは、 「九州大地震火山観測研究センター(長崎県島原市)の松島健・助教授(固体地球物理学)によれば、過去の人工地震実験で250キロのダイナマイトを使用したところM2.5の地震が起きたといい、これをM4.3に換算すれば100トン程度の火薬量になるという。
」 とのことです。 北朝鮮が爆発させたと称する「爆発装置」の威力は、わずかダイナマイト100トン程度の力しかなかったわけです。もちろん、そういう規模の(あるいはその5分の1程度の)核爆弾も、例えばアメリカにはあるわけですが、実際は、北朝鮮がただの通常爆薬で人工地震を起こして「核実験だ」と強弁しているだけ、の可能性が高いと思います。
7月のミサイル騒ぎの時も、わずか数キロ上がっただけで爆発してしまった「長距離ミサイル」に、必要以上の大騒ぎが演出されたあげくに、自衛隊の任務が強化されたりMDへのより強力な参加が決まってしまったりと、北著線が起こした「事件」が、日本の「極右政権」にうまく利用されてしまっています。
今回の「核実験」は、地震波を観測分析している気象庁も「信号が微弱ではっきりせず、核実験かどうか直ちには言えない」という程度の「爆発」であったわけです。我々国民は、政府(と、マスコミ)の煽りにのって大騒ぎの片棒を担いではならないと思います。
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