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[2239]ノモンハン事件についての質問 gallery 06/3/17(金) 14:44
[2312]Re(1):ノモンハン事件についての質問 gallery 06/4/3(月) 19:00
[2317]Re(2):ノモンハン事件についての質問 渡辺 06/4/8(土) 2:26
[2343]Re(3):ノモンハン事件についての質問 gallery 06/4/15(土) 23:19

[2239]ノモンハン事件についての質問
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 gallery E-MAIL  - 06/3/17(金) 14:44 -

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   ノモンハン事件について、新聞投稿で妙なのあったんで反論書きました。
要は、ソ連崩壊に伴い秘匿されていた情報が明らかになったことにより、
実はソ連側の死傷者数が日本軍のそれを上回っていたことが判明した、と。
よって、あの戦いは「引き分け」だと述べておるものでして。
あの戦争そのものの意義とか、両軍の被害に比したメリットデメリットとか
そういう考え方して、百歩くらい譲れば言えなくもないかな、とも思いますが
最低限、犠牲者数を単純比較して戦争の勝敗を決めるものではなかろう、と。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ノモンハン事件

で、質問なのですが、あの戦いが「日本軍勝利」もしくは「引き分け」などと
述べておる(マトモな)学者さんとか、いらっしゃるのでしょうか?
「日本軍勝利」は茂木茂道氏が有名ですが、明らかに「学者」ではありませんし。
「正論」で紹介され、「勝利」説のソースとなっております
『ノモンハン事件の真相と戦果(有朋書院)』の著者、小田洋太郎・田端元も、
調べても検索に引っ掛かるのはこの本の話ばかりなので。

ちなみに、この本に関してはウィキペディアのノートで批判されてます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ノート:ノモンハン事件

あ、小田洋太郎氏は世界出版の御方ですな。なるほど(笑)
南日本新聞に同姓同名の記者の名前がありましたが、関係ないのかしらん?
25 hits

[2312]Re(1):ノモンハン事件について...
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 gallery E-MAIL  - 06/4/3(月) 19:00 -

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   自己レス失礼。
>で、質問なのですが、あの戦いが「日本軍勝利」もしくは「引き分け」などと
>述べておる(マトモな)学者さんとか、いらっしゃるのでしょうか?

「勝利説」おりました。それも灯台下暗し。大阪青山短大助教授の福井雄三氏。

Wikipediaより、福井雄三(1953〜)
> 東京大学法学部卒。卒業後、企業勤務。1991年会社を退職し
> 1992年より大阪青山短期大学助教授。専攻は国際政治学・日本近代史。

『「坂の上の雲」に隠された歴史の真実―明治と昭和の虚像と実像』(主婦の友社)

いわゆる司馬史観の批判することで、東京裁判史観も合わせて批判する、
というコンセプトのようです。未読なので、どういう論法でノモンハンは
「日本軍勝利」と言っておるのか分からないのですが。
30 hits

[2317]Re(2):ノモンハン事件について...
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 渡辺  - 06/4/8(土) 2:26 -

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   ▼galleryさん:
>Wikipediaより、福井雄三(1953〜)
>> 東京大学法学部卒。卒業後、企業勤務。1991年会社を退職し
>> 1992年より大阪青山短期大学助教授。専攻は国際政治学・日本近代史。
>
>『「坂の上の雲」に隠された歴史の真実―明治と昭和の虚像と実像』(主婦の友社)
>
>いわゆる司馬史観の批判することで、東京裁判史観も合わせて批判する、
>というコンセプトのようです。未読なので、どういう論法でノモンハンは
>「日本軍勝利」と言っておるのか分からないのですが。

この人って、K.K.カワカミ『シナ大陸の真相』(展転社)を翻訳した人ですね。
いくらなんでも、現代の書名で「シナ大陸」はないでしょ。ト系のにおいがします。
最近は、書名に「虚像と実像」という言葉が入っているだけで許否反応がでてきます(^^;
損害の件は、秦郁彦『昭和史の謎を追う 上』(文春文庫、1999年)に既に書かれていることです。また、9月15日の戦闘については、日本軍が「勝利」であったと書かれています。Wikipediaのノモンハン事件の記事は、誰が書いたかのか知りませんが、なかなかよくできているんじゃないでしょうか。
28 hits

[2343]Re(3):ノモンハン事件について...
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 gallery E-MAIL  - 06/4/15(土) 23:19 -

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   ▼渡辺さん:
>この人って、K.K.カワカミ『シナ大陸の真相』(展転社)を翻訳した人ですね。
>いくらなんでも、現代の書名で「シナ大陸」はないでしょ。

いや、あれは「チャイナ」の直訳なのだ、とか言いそうです。
ならば「大ジャップ帝国」とか書かないとバランスとれないぞ、と(笑)。

> 9月15日の戦闘については、日本軍が「勝利」であったと書かれています。

秦氏言うところの「停戦まぎわの駆け込み攻勢」というやつですね。
実際、個々の戦闘における日本軍の能力に関しては私も評価するところです。

> Wikipediaのノモンハン事件の記事

只今、ちょっと荒れ気味です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ノモンハン事件#.E6.96.B0.E3.81.97.E3.81.84.E5.9B.BD.E5.A2.83.E7.B7.9A.E3.81.A8.E5.8B.9D.E6.95.97.E3.81.AE.E8.80.83.E5.AF.9F

>> 新しい国境線と勝敗の考察

  (中略)

> このようにして新たな国境線が確定された以上、
> 日本とソ連の双方痛み分けで事件が終わったことになる。
> 当然、その勝敗は柔道でいう「一本」では決まらず、「判定」にもつれ込む。
> 判定に際しては、「効果」「有効」「技あり」などのポイントを
> 考慮することになるが、その判定は人それぞれであろう。

> ただ、ソ連側から停戦を申し入れてきて、日本側に譲歩を示したことから
> すれば、ソ連側が戦争が長引けばソ連に不利と判断したことは間違いない。

戦争の勝敗判定を柔道のそれと同一視するとは、なかなかの度胸(笑)

ついでにこの人、秦郁彦『昭和史の謎を追う 上』(文春文庫・1999年)からも
引用しておるのですが、本当にこの本をきちんと読んでおるのかしらん?

> 日本軍が文字どおりの全滅を免れたのは、ソ蒙側がかねてから主張していた
> 国境線の内側で停止し、防衛体制に移ったからである(P.206)

これ読んで「痛み分け」などと解釈できる、その都合良い脳味噌に乾杯(笑)

元々ソ連に全面戦争に持ち込む意図はないわけで、停戦はそりゃ「政策」だろと。
んで、国内問題やら対独戦やら片付けた後で、満州国境紛争に取り掛かる
順番として間違ってはないですな。兵力を分散しまくったどこぞの国と違って。
対する日本の場合、ノモンハンで辛うじて全滅を免れたはいいが、
「圧勝」だの「痛み分け」だの言ってて戦いから何一つ学ばなかったわけで。
それが後の↓これに繋がっていくわけで。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ソé£å¯¾æ—\宣戦布告

つーか、こういう長期的視点を持つことができず、事実を事実として受け止める
ことができない人間ばかりだからこそ、あの戦争に負けたんでしょうな。
ノモンハン事件はじめ、最近ちょこちょこと調べておるのですが、
「日本人って、本質的に戦争に向いてないんじゃないか」とか思えてきた(笑)
34 hits

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