|
拙ブログにて「現代歴史学と南京事件」に引用されている「岡村寧次大将陣中感想録」(靖国楷行文庫所蔵)の記述を紹介しました。「岡村寧次大将資料」の内容よりさらに踏み込んだ内容です。
http://d.hatena.ne.jp/bluefox014/20060701 「南京攻略時に約四、五万に上る大殺戮」(岡村第十一軍司令官が宮崎参謀・原田少将・萩原中佐より聴取した内容)
(「現代歴史学と南京事件」12頁より引用開始) 1954年6月に厚生省引揚援護局が作成したこの記録、「岡村寧次大将陣中感想録」(靖国楷行文庫所蔵)には、38年7月13日のこととして、次のような記述がある。 「中支戦場到着後先遣の宮崎参謀、中支派遣軍特務部長原田少将、杭州機関長萩原中佐等より聴取する所に依れは従来派遣軍第一線は給養困難を名として俘虜の多くは之を殺すの悪弊あり、南京攻略戦に於て約四、五万に上る大殺戮、市民に対する掠奪、強姦多数なりしは事実なるか如し。」 なお、この記録の表紙には、「一切転載並公表を禁ず」とのただし書きが付されている。 (引用終わり)
ところで宮崎参謀=宮崎周一中将、原田少将=原田熊吉中将はわかるのですが、萩原中佐についてどなたか情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ご教示くださると幸いです。
| |