|
皆さんご承知と思いますが、 アジア歴史史料センターの特設ページ
http://www.jacar.go.jp/nichibei/index.html
そうとう大きなコンテンツのようで、まだ読んでいませんが、 Googleからその1部にヒットしまして知りました。
>参考資料室>バネー号と日米関係 http://www.jacar.go.jp/nichibei/reference/index11.html
というのがありまして、 たまたまその後半の、
資料9:C01001659600 「アリソン」事件に関する米国大使申入並に回答に関する件
資料10:A03024003000 米国 「アリソン」氏殴打事件ニ就テ
というのをダウンロードしました。
資料9と10は、いわゆるアリソン事件に関する資料です。アリソン事件とは、南京アメリカ大使館三等書記官のジョン・M・アリソンと金陵大学のアメリカ人リッグスが、日本兵によって殴打された事件です。もともとのきっかけは、武装した日本兵がアメリカ人の所有する金陵大学に侵入し、中国人婦人避難民をアメリカ人のカソリック司祭が住んでいた邸宅に連行し、同邸を占拠していた日本人兵士が婦人を暴行した出来事でした。この出来事の調査のため、アリソンとリッグスは、日本の領事館警察と憲兵を同行し現場に行ったところ、日本人将校が現れ口論となり二人を殴りつけました。アメリカ政府はグルー駐日大使を通じて強硬に抗議し、日本政府はすぐに謝罪して賠償を約束し、外交的には一応決着をみました。 資料9は、昭和13年(1938年)2月7日に外務次官堀内謙介から陸軍次官梅津美治郎宛に送られた文書で、アリソン事件に関するグルー駐日アメリカ大使からの申し入れとそれにする回答案が記されています。 資料10では、アメリカにおけるアリソン事件の報道が紹介されています。 以上のパネー号事件やアリソン事件の報道を通じて、アメリカ国民の間に対日感情の悪化がもたらされました。
と解説されていますが、ゆうさんのサイトに詳しいです。
http://www.geocities.jp/yu77799/higasinakano1210.html 日本側資料は、飯沼守日記です。 http://www.geocities.jp/yu77799/siryoushuu/iinuma.html
1938年1月24日〜外交決着がつくまで、抜けのない日記全体が知りたいですね。
======
アリソン事件とは、元々は強姦発覚事件です。 強姦犯人である日本将兵の名と、軍法会議有罪、 つまり強姦が顕在化した稀有な事例です。
この件のような醜聞が、日本の新聞に報道されたとしたら、 当時の日本の報道は公正だと、 ネトウヨの諸君も大威張りできるとおもうのですが。
====== で、私には宝の持ち腐れなので、 ダウンロードし、画像をリサイズしたもの、 添付しました。 とほほさんいつも重いものお預かり、 押し付けてごめんなさい。
アリソン事件1.lzh 452
KB アリソン事件2.lzh 824
KB
===============
この特設ページの評価ご感想もお聞かせください。
| |