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[366]新コンテンツ「『パル判決』再考」 ゆう 05/5/21(土) 11:00
[372]「アクセス解析」をしてみると ゆう 05/5/22(日) 6:50
[373]Re(1):「アクセス解析」をしてみると とほほ 05/5/22(日) 9:54
[375]Re(2):「アクセス解析」をしてみると あっちゃん 05/5/22(日) 15:21
[381]Re(3):「アクセス解析」をしてみると とほほ 05/5/24(火) 1:13
[388]Re(4):「アクセス解析」をしてみると あっちゃん 05/5/25(水) 7:03
[389]罪を憎んで人を憎まず?小泉の詭弁。 とほほ 05/5/25(水) 23:16
[392]Re(1):罪を憎んで人を憎まず?小泉の詭弁。 あっちゃん 05/5/26(木) 7:50
[374]東京裁判に関する研究史 higeta 05/5/22(日) 10:57
[2878]朝日新聞7月12日〔歴史と向き合う〕 gallery 06/7/14(金) 23:17
[2879]Re(1):朝日新聞7月12日〔歴史と向き合う〕 gallery 06/7/15(土) 15:05
[2886]Re(2):朝日新聞7月12日〔歴史と向き合う〕 gallery 06/7/16(日) 1:00
[2905]Re(1):新コンテンツ「『パル判決』再考」 熊猫 06/7/16(日) 19:32

[366]新コンテンツ「『パル判決』再...
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 ゆう E-MAILWEB  - 05/5/21(土) 11:00 -

引用なし
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   パル判決といえば、ほとんどの皆さんは、「東京裁判における諸証言に対して、説得力のある、徹底的な批判を行った。しかしそのパル判事ですら、「南京アトローシティ」の存在は認めざるを得なかった」というイメージをお持ちではないか、と思います。

私自身、何となく「パル判事の東京裁判証言批判は的確なもの」との印象を持っておりました。しかし、実際の証言と照合しながら読み直すと、パル判事の批判、ほとんどが見当違いです。

コンテンツにまとめてみましたので、ご笑覧ください。

http://www.geocities.jp/yu77799/palsaikou.html


私の記述と比較できるように、「パル判決書」の元の文も、こちらにアップしておきました。

http://www.geocities.jp/yu77799/pal.html
32 hits

[372]「アクセス解析」をしてみると
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 ゆう E-MAILWEB  - 05/5/22(日) 6:50 -

引用なし
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   「パル判決再考」のアクセス解析をすると、当然ながらこちらからのアクセスが最も多いのですが、アクセス元はこんなふうに表示されるのですね。

http://t-t-japan.com/bbs2/c-board.cgi

こんな板があったんだ(^^)


しかし、「グーグル」あたりで検索すると、旧板の投稿は出てくるのですが、新板のものは出てきませんね。いい投稿が多くあるだけに、新板が「検索ロボット」に引っかからないのは、何とも惜しい。
44 hits

[373]Re(1):「アクセス解析」をして...
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 とほほ E-MAILWEB  - 05/5/22(日) 9:54 -

引用なし
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   ▼ゆうさん:
>こんな板があったんだ(^^)

あったんです(^^ゞ
と言っても思考錯誤を改造するのに実験室が必要なので掲示板としてはあまり考えてないのですが、一人で改造するより楽しいですから。

>しかし、「グーグル」あたりで検索すると、旧板の投稿は出てくるのですが、新板のものは出てきませんね。いい投稿が多くあるだけに、新板が「検索ロボット」に引っかからないのは、何とも惜しい。

でも、多分これからは検索ロボットの方で対策を考えてくると思うのですよね、ブログとかはきちんとヒットするわけだしCGI出力の方がHTMLファイルをサーバー置くよりいろんなことが出来ますから。

パール判事ですか。私の認識ではこの人は戦争裁判というもの、そのものに批判的なのではないかと思ってました。戦争をしておいて裁判をする、と言うのは原理的な矛盾があり戦争そのものが法の精神に逆行しているわけですからね。でもまあ、この主張をするとパールさん同様右翼に利用されるのであまりしないのですが、、、(^^;
戦争法とか全く理解できません。法は戦争を禁じるべきだと思うのです、私なんかは。
35 hits

[374]東京裁判に関する研究史
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 higeta  - 05/5/22(日) 10:57 -

引用なし
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   東京裁判に関する研究史を振り返ると、
裁判を「文明の裁き」として積極的意義を認める肯定論
裁判を「勝者の裁き」として批判する否定論の対立が
基底にあります。
(以下は、鳥海靖ほか編『日本近現代史研究事典』東京堂出版、1999年参照)


1940・50年代の研究では、法律問題に最大の関心がおかれ、
時代の雰囲気もあり、肯定論が優勢となっています。


60・70年代には、否定論が目立つ一方で、
一次史料を用いた実証的な歴史研究が出てきました。

肯定論の立場に立つ家永三郎氏の研究は、
パルについても論及しています。
家永氏は、パルの法理論をある程度評価する一方で、
事実認定では中国の共産主義に抱いていたとして、
その「反共イデオロギー」を批判しました。

なおこれに対しては、
マイニア著・安藤仁介訳『東京裁判―勝者の裁き』(福村出版、1972年)が
批判しています。

この論争は詳しくみたわけではないのですが、
興味をひかれるところです。

またこうした両極的評価に対して、大分、時期を隔てて、
日暮吉延「パル判決再考」(『日本近代史の再構築』山川出版社、1993年)が
パル判決を国際関係と判事団内部の権力状況に位置づける視角からアプローチしています。
この論文も読みたい一本です。


80・90年代には、裁判評価の二元的対立を超えようとする姿勢が
打ち出され、また実証的な研究がさらに進展します。
粟屋憲太郎氏の研究はこの時期にあたり、
被告の選定過程や尋問内容などの事実を解明し、研究を大きく進めました。
36 hits

[375]Re(2):「アクセス解析」をして...
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 あっちゃん  - 05/5/22(日) 15:21 -

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   こんにちわ。ゆうさんのパール判事について書かれたコンテンツ、見させて頂きました。
僕はパール氏は戦勝国が敗戦国を一方的に裁いてもいいのか?というあくまで中立的な視点でもって東京裁判に臨んだのかな。と考えていましたが少し違うようですね。意外でした。higetaさんが少し書かれていましたが、パール氏に反共、あるいは反戦勝国といった感情があったのでしょうか。ただ、日本の行為も紛れも無く帝国主義侵略国のそれとまったく変わるところはなかった事に対して本音ではどう評価していたのかな。と思います(南京事件などについては日本の責任についても言及されているようですが)

 そういえば、パール判事と言えば、先日小泉首相がインドを訪問した際にカラム大統領との会談において東京裁判でのパール判事による「日本無罪論」を持ち出してインドと日本との関係を語っていたそうです(笑)この辺り、首相の思想、考え方、その背景が透けて見えるような気がしますね。
33 hits

[381]Re(3):「アクセス解析」をして...
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 とほほ E-MAILWEB  - 05/5/24(火) 1:13 -

引用なし
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   ▼あっちゃんさん:
> そういえば、パール判事と言えば、先日小泉首相がインドを訪問した際にカラム大統領との会談において東京裁判でのパール判事による「日本無罪論」を持ち出してインドと日本との関係を語っていたそうです(笑)この辺り、首相の思想、考え方、その背景が透けて見えるような気がしますね。

インドネシア会議で、日本の戦争犯罪を真摯にわびる、と発言したその口でですか?(^^;
全くこんなのが日本の首相をやっているんだから、外国から信用されるわけが無い。

関係ないことですが私は中国当局に一つ言いたいことがある、日本の政治屋達を間違っても「日本の指導者」と呼んでくれるな。
39 hits

[388]Re(4):「アクセス解析」をして...
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 あっちゃん  - 05/5/25(水) 7:03 -

引用なし
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   ▼とほほさん:
>インドネシア会議で、日本の戦争犯罪を真摯にわびる、と発言したその口でですか?(^^;
>全くこんなのが日本の首相をやっているんだから、外国から信用されるわけが無い。
>

 そうなんです。他にも日本人はカレーが好きだ。なんて御気楽発言してたらしいですけども(^^;)、インドだから別に言っても大丈夫だろとでも思ったのでしょうか。しかし、いくら口では謝罪していても、この調子では、本当に反省しているかどうか疑われても仕方ありませんね。小泉氏が首相では中、韓との関係改善はもう無理かもしれません。

>関係ないことですが私は中国当局に一つ言いたいことがある、日本の政治屋達を間違っても「日本の指導者」と呼んでくれるな。

 確かに、そうですね。現在のポチ保守的政治家達は日本国民の総意を体現しているとは言いがたい。と言いたいところなんですが、それでも支持がかなりあるのは現在の七不思議の一つと言えるかもしれません。
41 hits

[389]罪を憎んで人を憎まず?小泉の...
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 とほほ E-MAILWEB  - 05/5/25(水) 23:16 -

引用なし
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   ▼あっちゃんさん:
> 確かに、そうですね。現在のポチ保守的政治家達は日本国民の総意を体現しているとは言いがたい。と言いたいところなんですが、それでも支持がかなりあるのは現在の七不思議の一つと言えるかもしれません。

私も大分長い間、自民党以外には投票した事の無い人間だったのでなんとなくわかるのですが、野党には政治は任せられない、と言う雰囲気が日本にはありますよね。特に私なんかは政治に関心のない部類の人間でしたので、なんとなくそんな雰囲気に流されて投票してました。

でもこれって自民党が作っている雰囲気なのだと言う事が最近わかってきましたよ(笑)
結局、報道やそうしたものは全て既存の経済構造の上に成り立っておりますので日本の場合は決して自由競争でのし上がった経済構造になってません。従って利権を守るためには自民党は操りやすいのです。ですから政府批判が日本の報道は本当に弱腰です、外国の報道とは比べ物になりません。

あと、以下はあるMLに投稿された記事です。
許可を得て転載してます。ここの掲示板からの転載は禁止です。尚、改行段落等はWEB用に編集してあります。

---
From:   木村 繁次郎 <sksk@nike.eonet.ne.jp>
Reply-To: no_more_war@freeml.com
To:    <no_more_war@freeml.com>
Subject: [no_more_war:10049] Re: 罪を憎んで人を憎まず

***様 MLの皆さん 播翁@兎木村繁次郎です。

私は知覧へは三度行きました,特に私は飛行隊でしたから、飛び立つ少年兵のことは、間接に又特攻要員の見送りには、度々出会いましたので、かれらの、手記を読むと、想い起して確かに、涙がこみあげました。私の涙は、こんな、幼い少年を(少年飛行兵は志願であったが)帰りの燃料なしの、必ず死の飛行・・こんな戦争をやらかした、又、指導した、輩をうらんでの、涙でした。(二度目の知覧は私の孫が17〜19歳位でした)
(三度目は、観光地様になっていました)

小泉氏は「今日の読売新聞に、若き特攻隊員の手紙や写真を食い入るように見つめ、展示品のガラスの上に大粒の涙がポタポタと落ちた。(国のために命を捧げた御霊に頭を垂れるのは当然だ」と後日関係者にもらした。二月後の総裁選で(首相になれば)必ず八月十五日に参拝すると明言、森派はこの公約を各道府県の遺族会長に送り約10万票が狙い・・

以上は抜粋ですが・・これから私は想います・・戦争を憎んでいません、心の奥は見えずとも、その後の超超・タカ派の言動・・から察すれば・・平和なんて、糞食らえの心情でしょう・・

私は将来は、再軍備派です・・但し・・キチガイに刃物こんな、輩の、主導政府では、又、第二の知覧ができます・・・
なんでコンナ変な首相を作ったの・・森&小泉・・私はどちらかと言えば、右翼派です・・然し・・コンナ・・小泉氏がおるんでは、日本も・・
クタバレ・・私はもう・・コンナ日本・・嫌になりもうした・・どこか・遠くえゆきたい・・
でも・何処でも、戦争やっていますねー・・

小泉氏のあの靖国参拝姿・・羽織袴に白足袋・・これに・・チヨン髷にして・・大小の刀を差して・・相撲の太刀持ちに・・刀を・・預けて・・お参り・・
それが伝統を重んずる日本の姿だ〜と・・ノタマワッタラ・・此れはジョークでなく・・彼のやっている、言葉と、行動は、これに似合うと、申しているのです。時代錯誤か、確かに、超変人、超奇人、超愚人です・・

E-mail sksk@nike.eonet.ne.jp
URL- http://www.eonet.ne.jp/~skk/
---
46 hits

[392]Re(1):罪を憎んで人を憎まず?...
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 あっちゃん  - 05/5/26(木) 7:50 -

引用なし
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   ▼とほほさん:
>私も大分長い間、自民党以外には投票した事の無い人間だったのでなんとなくわかるのですが、野党には政治は任せられない、と言う雰囲気が日本にはありますよね。特に私なんかは政治に関心のない部類の人間でしたので、なんとなくそんな雰囲気に流されて投票してました。
>
>でもこれって自民党が作っている雰囲気なのだと言う事が最近わかってきましたよ(笑)
>結局、報道やそうしたものは全て既存の経済構造の上に成り立っておりますので日本の場合は決して自由競争でのし上がった経済構造になってません。従って利権を守るためには自民党は操りやすいのです。ですから政府批判が日本の報道は本当に弱腰です、外国の報道とは比べ物になりません。

 なるほど、僕は自民党には投票した事がないのですが、保守的な人々の自民重視は理解できますし、以前なら自民党内でもリベラル的な考え方をする人もいたりして政治的な幅が大きかったような気もします。派閥内での調整や綱引きの結果(悪い面もありますが)今よりはまだマシな政治的選択をしていたので、結果として、野党などよりも政権を担う能力が高かったのかもしれませんね。ただ、ポチ保守的な性向を強めて、対米偏重なのはいいのですが、それ以外のオプションについて考えられなくなっている小泉政権の突出ぶりには危うさを感じます。かといって、民主も・・・。ですし、自民、民主以外の第3軸が欲しいところです。2世、3世議員や官僚出身議員ばかりではなく、もっと別な風を吹きこんで欲しいところです。

 マスコミについても、記者クラブやマスコミのクロスオーナーシップの問題など、完全に権力と利害が一致してしまっていて、飯島秘書官などの餌に操られているようでは、厳しいなと思います。規制緩和、民営化などと言いながら、一番肝心なところの自由化が抜け落ちているのではないかと思いますね。僕も時々、英ガーディアン紙やインディペンデント紙、ルモンドなども見たりしますが、日本の新聞も頑張って欲しいです。自己責任、ホリエモン、NHK問題、反日運動とまるで、今日の特売!のようにニュースがネタとしてしか流通していないのは問題です。ちょっと話がずれてしまいましたが・・・(笑)
51 hits

[2878]朝日新聞7月12日〔歴史と向き...
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 gallery E-MAIL  - 06/7/14(金) 23:17 -

引用なし
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   朝日新聞〔歴史と向き合う〕シリーズ 第二部・戦争責任1.

 『東京裁判・パル判事の実像』

大東亜戦争を肯定し、東京裁判を否定したい方々にとっては、もはや神。
昨年の五月には靖国神社境内に顕彰碑まで建てられちゃいました。やれやれ。
自分の判決の利用(悪用?)を知れば、彼も草葉の陰からさぞや嘆くことでしょう。
ヒンドゥー教に「草葉の陰から」とかいう表現があるかどうか知りませんが。

本題。7月12日の朝日新聞に、パル判事の神ならぬ人物像に迫る特集あり。
へぇ、田中正明『日本無罪論』って、一応、ご本人の許可取ってたんだ。
知らなんだ。まぁ1950年代の話だからであって、現代なら即刻却下だろな、と。

さて、パル判事についてですが、ゆうさんとこのコンテンツの
> 粟屋憲太郎氏『「東京裁判史観」とは』
に、東京裁判における動機的・心情的な偏りは見て取れますが、もう一点。
パル判事の専門分野から生ずる偏りについて。どうも「パル判事」というと、

>> 極東裁判における判事中、唯一の国際法の権威

という記述があちこちで見受けられます。
どうもネタ元は、産経新聞の記事〔2005年6月26日〕のようですが
http://search.yahoo.co.jp/search?p=%E7%94%A3%E7%B5%8C%E6%96%B0%E8%81%9E+%E3%83%91%E3%83%AB%E5%88%A4%E4%BA%8B+%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E6%B3%95%E3%80%80%E5%94%AF%E4%B8%80&ei=UTF-8&fr=top_v2&x=wrt&meta=vc%3D

これ、明確に間違っております。当時のパルは国際法の権威ではありません。

> 東京裁判当時のパルは国際法の専門家というより、むしろヒンドゥー法哲学、
> 私法、手続法に造詣が深かった。『国際関係における犯罪』を著したのは、
> 東京裁判判決後の1955年であった。〔東京裁判ハンドブック(青木書店)P.67〕

そして、当時のパルの専門であるヒンドゥー法哲学に関する記述が、
朝日の特集にあります〔中村岳志(京都大大学院博士課程修了)・談〕。

>  古代インドでは「法(ダルマ)」に基づく「法典(シャーストラ)」を
> 編成するのは司祭(バラモン)で、為政者(クシャトリア)は、その「法」を
> 適正に行使することを求められていました。「政治」によって「法」が
> 脅かされるのは、「反ダルマ」的行為として最も避けなければならないことでした。
>  パルにとって、東京裁判は、まさに政治が法を踏みにじる行為でした。
  〔中略〕
>  パルは「日本無罪」と言っているのではありません。彼にとっては、
> 原爆を投下したアメリカも、日本も「ダルマ」の前では同罪だったのです。
> しかし日本では、彼の連合国批判や、来日時に戦犯の遺族らを慰めた言葉が、
> 大東亜戦争肯定論に引きつけられて読まれてきました。
>  パルは「非暴力」を唱えたガンジー主義の重要性を繰り返し
> 強調していました。来日時には、再軍備しようとしている日本を批判し、
> 平和憲法を守るよう訴えています。
>  そして、非暴力主義に基づく平和を実現するには「世界連邦」が必要と
> 論じています。パルは文明論的な視点から絶対平和主義を主張し、
> 国家を超えて世界連邦的な秩序を作ろうとした人物と理解すべきです。

つまり彼の法哲学からは、強国による「法」の蹂躙にその非難の矛先が
向けられていたのであり、特に日本が「正しい」「無罪」などとは言ってない。
現に「通例の戦争犯罪」については裁判の意義を認め、厳しく非難してます。

1.白人の優越に反発する歴史認識、思想的立場
2.戦勝国(大国)による法(ダルマ)の蹂躙への危機感

これらが、パル判事に思想と判断の偏り(微細ではありますが)を
もたらしたのだと思われます。彼も一人の人間であっただけのことで。
37 hits

[2879]Re(1):朝日新聞7月12日〔歴史...
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 gallery E-MAIL  - 06/7/15(土) 15:05 -

引用なし
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   自己レス

>>> 極東裁判における判事中、唯一の国際法の権威
>
>という記述があちこちで見受けられます。
>どうもネタ元は、産経新聞の記事〔2005年6月26日〕のようですが
>http://search.yahoo.co.jp/search?p=%E7%94%A3%E7%B5%8C%E6%96%B0%E8%81%9E+%E3%83%91%E3%83%AB%E5%88%A4%E4%BA%8B+%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E6%B3%95%E3%80%80%E5%94%AF%E4%B8%80&ei=UTF-8&fr=top_v2&x=wrt&meta=vc%3D

小林よしのり『戦争論(1998.7)』のP.44に記述がありました。ども失礼。
それ以前から、更なる元ネタ(てゆーか、勘違い)があったんだろうか?

念のために書いておきますが、パル判事に国際法の素養はあったと思われます。
 (「専門家」だの「権威」だの言われると、多分に疑問符は付きますが)
しかし、そうだとすればウェッブ裁判長(豪)にも、その素養はありますし、
 (オーストラリア連邦高等裁判所判事、1944.イギリスの連合国戦争犯罪委員
 『1941〜1944年の日本人の残虐行為、及び戦闘法規違反に関する報告書』作成)
   ↑但し、これが弁護側からの裁判長の忌避申し立てを受ける原因となった
オランダ代表判事レーリング(後の国際法学者)などもそうだと思われます。

ちなみに国際法的な立場からは、パル判事の「判決文」は
 1.国家にはなお戦争権があり
 2.国際法の規制対象は国家だけで、個人を直接罰することはできない
・・・とする「19世紀国際法」の主張だとする批判があるようです。

「国際法は、個人の戦争責任をも直接裁くことができる超国家的権威を持つ」

これが東京裁判の多数説であり、現在の国際法にも受け継がれています。
適正に運用されておるのか、という疑問は常にありますが。
31 hits

[2886]Re(2):朝日新聞7月12日〔歴史...
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 gallery E-MAIL  - 06/7/16(日) 1:00 -

引用なし
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   更なる自己レス

>>>> 極東裁判における判事中、唯一の国際法の権威
>
>小林よしのり『戦争論(1998.7)』のP.44に記述がありました。ども失礼。
>それ以前から、更なる元ネタ(てゆーか、勘違い)があったんだろうか?

どうも元ネタは田中正明のようですね(未確認ですが)。またまた失礼しました。
http://otd13.jbbs.livedoor.jp/tanakasou/bbs_reply?reply=2856

代わりと言ってはなんですが、東京裁判全体を通して見た場合、パル判事の論理が
終始一貫してないことを指摘した方もおられますので、以下引用しておきます。

アーノルド・C・ブラックマン 日暮吉延/訳
『東京裁判 もう一つのニュルンベルク(時事通信社・1991/8)』P.451〜452

> ベルナールの反対意見がとてもあいまいな表現をしていたとすれば
> ラダビノッド・パルの1000頁以上にもおよぶ反対意見は、実際に
> 読みづらいものであった。パルの考え方には、しばしば論理の飛躍が見られた。
> また彼はしきりと自分の意見を変えたので、
> その結論のうちには軽率と言わざるを得ないものもあった。
> かくして、彼はあるパラグラフで、南京事件についてこう考えた。
>>「これに関連して申し述べておきたいことは、南京暴行事件に関する発表された
>> 記事でさえ、世界は誇張されているものであるというある疑念をもたないでは
>> 受け取り得ないということである(『共同研究パル判決書』講談社・下巻560頁)」
> ところが、彼は別のパラグラフでは
>>「南京における日本人の行動は凶暴であり、
>> ……残虐行為はほとんど三週間にわたって惨烈なものであり、
>> 合計六週間にわたって続いて、深刻であったことは疑いない」
> と認めた(同書・下巻600頁)。また別のところでは、
>>「本官の意見には、これらの司令官は軍隊内の軍記を維持し、その指揮下にある
>> 将兵に、かような残虐行為を敢行することを抑制する法律的責任があった」
> とも評している(同書・下巻613頁)。

> しかしながら、マニラの残虐行為にかんしては、こう述べる。
>>「フィリピンにおける残虐行為を考察するにおいては、1944年10月9日以後に
>> 起こったことがらに対しては、われわれはそれほど重大性をおくことは
>> できないのである。それは日本軍司令官たちが、その軍隊を有効に
>> 統制することが不可能となった時期である」
> 彼は他のところでは「バターン死の行進」を「実に極悪な残虐」な例として
> 引きながら、そのあとでこれを「残虐行為の孤立した一事例である」として
> 退けたのである(同書・下巻607頁)。
38 hits

[2905]Re(1):新コンテンツ「『パル判...
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 熊猫 E-MAIL  - 06/7/16(日) 19:32 -

引用なし
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   東京裁判、国際法学者の見解
 パル判事が国際法学者と経歴を詐称したのか、誰かがパル判事を国際法学者と捏造したのか、どちらにしてもパル判事は国際法学者ではありません。ネット右翼がパル判事の判決に権威を持たせたいが為のトリックに使われているのが現状です。
 国際法の慣例に関する解釈は、その時代の国際法学者の見解が最も重要なのであって、後世の文化的価値観の違う国際法学者の見解は参考程度のものではないでしょうか。パル博士は東京裁判が行われていた頃は、国際法学者ではありませんでしたので、11人の判事の中の1人の意見としてとどめておくべきだと思います。

 裁いた国の国際法学者:グリュック(ハーバード大学)
 裁かれた国の国際法学者:横田喜三郎(東京大学)

 どちらも『平和に対する罪』を戦争犯罪として認めています。裁いた側と裁かれた側の国際法学者が認めている裁判です。


事後法の適用は可能か
 当時、国際法に於いて事後法を適用してはいけないなどという法はありませんでしたので、事後法であろうがなかろうが法に触れた行為を裁くのは当然のことです。
世界人権宣言
第11条
1  犯罪の訴追を受けた者は、すべて、自己の弁護に必要なすべての保障を与えられた公開の裁判において法律に従って有罪の立証があるまでは、無罪と推定される権利を有する。
2  何人も、実行の時に国内法又は国際法により犯罪を構成しなかった作為又は不作為のために有罪とされることはない。また、犯罪が行われた時に適用される刑罰より重い刑罰を課せられない。
 残念ながら、世界人権宣言が1948年12月10日に第3回国連総会において採択された時には、既に東京裁判は終わっていました。むしろ、事後法(世界人権宣言)を使って法の審判を否定することのほうが批判されるべきです。


東京裁判の問題点
 天皇を裁かなかったことです。
 
 
40 hits

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