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[1195]問題は「作る会教科書」だけではない。 とほほ 05/9/16(金) 15:47
[1218]問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) とほほ 05/9/19(月) 16:01
[1244]Re(1):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) makoto 05/9/24(土) 11:51
[1245]Re(2):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) とほほ 05/9/24(土) 12:36
[1249]東京書籍の教科書 makoto 05/9/24(土) 17:01
[1250]Re(1):東京書籍の教科書 とほほ 05/9/24(土) 17:05
[1246]Re(2):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) とほほ 05/9/24(土) 12:56
[1247]日本の教科書の問題点 Queso 05/9/24(土) 13:36
[1248]Re(2):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) gallery 05/9/24(土) 13:45
[1251]Re(3):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) makoto 05/9/24(土) 17:07
[1252]Re(4):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) とほほ 05/9/24(土) 17:11
[1259]Re(5):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) makoto 05/9/25(日) 11:07
[1260]Re(5):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) makoto 05/9/25(日) 11:13
[1255]Re(4):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) gallery 05/9/24(土) 19:12
[1253]Re(2):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) たんこなす 05/9/24(土) 18:06
[1254]Re(3):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) とほほ 05/9/24(土) 18:10
[1261]Re(4):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) makoto 05/9/25(日) 11:19
[1264]Re(4):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) makoto 05/9/25(日) 18:35
[1267]Re(5):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) たんこなす 05/9/25(日) 20:03
[1268]Re(6):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) とほほ 05/9/25(日) 21:59
[1271]Re(6):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) makoto 05/9/26(月) 3:58
[1272]Re(6):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) makoto 05/9/26(月) 4:02
[1273]Re(7):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) とほほ 05/9/26(月) 4:08
[1274]Re(8):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) makoto 05/9/26(月) 5:51
[1296]Re(9):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) とほほ 05/9/27(火) 15:43
[1392]Re(8):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) 投げ物屋 05/10/12(水) 23:46
[1398]Re(9):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) とほほ 05/10/13(木) 19:59
[1423]Re(10):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) 投げ物屋 05/10/14(金) 16:38
[1424]Re(11):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) とほほ 05/10/14(金) 17:08
[1430]Re(12):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) 投げ物屋 05/10/14(金) 21:23
[1439]Re(13):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) とほほ 05/10/15(土) 7:11
[1449]Re(14):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) 投げ物屋 05/10/15(土) 18:05
[1451]Re(15):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) とほほ 05/10/15(土) 18:38
[1468]Re(16):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) 投げ物屋 05/10/16(日) 18:37
[1453]Re(15):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) とほほ 05/10/15(土) 18:53
[1461]Re(15):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) あっちゃん 05/10/16(日) 7:13
[1469]Re(16):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) 投げ物屋 05/10/16(日) 19:03
[1470]Re(17):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) とほほ 05/10/16(日) 19:15
[1511]Re(18):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) 投げ物屋 05/10/19(水) 19:59
[1479]Re(17):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) あっちゃん 05/10/17(月) 0:30
[1513]Re(18):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) 投げ物屋 05/10/19(水) 20:38
[1515]Re(19):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) とほほ 05/10/19(水) 20:47
[1521]Re(20):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) 投げ物屋 05/10/19(水) 21:50
[1535]Re(21):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) とほほ 05/10/20(木) 3:55
[1633]Re(22):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) 投げ物屋 05/11/8(火) 23:16
[1634]Re(23):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) とほほ 05/11/8(火) 23:28
[1640]Re(24):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) 投げ物屋 05/11/9(水) 0:36
[1641]Re(25):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) とほほ 05/11/9(水) 0:43
[1645]Re(26):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) 投げ物屋 05/11/9(水) 0:54
[1647]Re(27):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) とほほ 05/11/9(水) 0:59
[1649]Re(28):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) 投げ物屋 05/11/9(水) 1:04
[1653]Re(29):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) とほほ 05/11/9(水) 1:29
[1654]Re(29):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) あっちゃん 05/11/9(水) 7:17
[1655]Re(29):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) とほほ 05/11/9(水) 8:09
[1657]Re(30):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) 投げ物屋 05/11/9(水) 19:48
[1660]Re(31):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) とほほ 05/11/9(水) 21:34
[1685]Re(32):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) 投げ物屋 05/11/12(土) 17:17
[1690]Re(33):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) とほほ 05/11/12(土) 17:40
[1700]Re(34):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) 投げ物屋 05/11/13(日) 0:33
[1702]Re(35):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) とほほ 05/11/13(日) 2:02
[1727]Re(36):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) 投げ物屋 05/11/14(月) 21:54
[1729]Re(37):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) とほほ 05/11/14(月) 22:06
[1524]Re(19):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) あっちゃん 05/10/19(水) 22:29
[1279]Re(6):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) makoto 05/9/26(月) 15:29
[1282]Re(7):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) たんこなす 05/9/26(月) 16:11
[1286]Re(8):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) makoto 05/9/26(月) 21:53
[1288]Re(9):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) たんこなす 05/9/26(月) 23:14
[1291]Re(10):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) makoto 05/9/27(火) 1:45
[1293]Re(7):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) タラリ 05/9/27(火) 9:19
[1297]Re(8):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) makoto 05/9/27(火) 17:12
[1301]Re(9):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) とほほ 05/9/27(火) 22:08
[1302]Re(10):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) makoto 05/9/28(水) 2:27
[1305]Re(11):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) とほほ 05/9/28(水) 9:17
[1304]Re(9):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) タラリ 05/9/28(水) 9:07
[1307]Re(10):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) makoto 05/9/28(水) 17:27
[1309]Re(11):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) とほほ 05/9/28(水) 17:35
[1294]Re(7):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) やまもと 05/9/27(火) 9:49
[1303]Re(6):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) makoto 05/9/28(水) 2:41
[1306]Re(7):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) とほほ 05/9/28(水) 11:36
[1310]Re(8):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) makoto 05/9/28(水) 17:46
[1311]Re(9):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) とほほ 05/9/28(水) 17:51
[1315]Re(10):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) makoto 05/9/29(木) 0:59
[1285]Re(2):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) とほほ 05/9/26(月) 18:34
[1488]Re(3):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) とほほ 05/10/18(火) 2:53
[1331]Re(2):問題は「作る会教科書」だけではない。(NHKが報道予定) SASKE 05/10/1(土) 0:52
[1332]makotoさんへ K−K 05/10/1(土) 20:24
[1333]makotoよ〜 ホントかよ〜 たんこなす 05/10/1(土) 21:11
[1351]Re(1):makotoよ〜 ケジメつけんかいな! たんこなす 05/10/6(木) 11:34
[1357]Re(2):makotoよ〜 ゴタクはいいかげんにせぇよ! たんこなす 05/10/7(金) 12:20
[1256]Re(1):問題は「作る会教科書」だけではない。 とほほ 05/9/25(日) 1:29
[1298]Re(2):問題は「作る会教科書」だけではない。 パルミーロ 05/9/27(火) 17:40
[1299]Re(3):問題は「作る会教科書」だけではない。 とほほ 05/9/27(火) 19:20
[1300]Re(4):問題は「作る会教科書」だけではない。 パルミーロ 05/9/27(火) 20:41
[1312]Re(4):問題は「作る会教科書」だけではない。 タラリ 05/9/28(水) 21:34
[1313]Re(5):問題は「作る会教科書」だけではない。 とほほ 05/9/28(水) 23:10
[1314]Re(6):問題は「作る会教科書」だけではない。 とほほ 05/9/29(木) 0:00
[1319]Re(6):問題は「作る会教科書」だけではない。 タラリ 05/9/29(木) 15:04
[1320]Re(7):問題は「作る会教科書」だけではない。 とほほ 05/9/29(木) 17:55
[1329]Re(8):問題は「作る会教科書」だけではない。 タラリ 05/9/30(金) 16:11
[1350]ポツダム宣言受諾に関しての やじろべえ 05/10/6(木) 11:20
[1352]Re(1):ポツダム宣言受諾に関しての とほほ 05/10/6(木) 12:04
[1353]Re(2):ポツダム宣言受諾に関しての やじろべえ 05/10/6(木) 13:32
[1381]Re(3):ポツダム宣言受諾に関しての とほほ 05/10/10(月) 4:24
[1385]Re(4):ポツダム宣言受諾に関しての やじろべえ 05/10/10(月) 22:00
[1395]Re(5):ポツダム宣言受諾に関しての とほほ 05/10/13(木) 19:56
[1613]Re(2):問題は「作る会教科書」だけではない。 とほほ 05/11/5(土) 4:18
[1833]Re(3):軍事裁判と国際法と。(参考文献) とほほ 05/12/5(月) 17:22
[1630]Re(1):軍国主義的風潮の復活 ? とほほ 05/11/8(火) 1:31
[2133]Re(1):問題は「作る会教科書」だけではない。 七生報国 06/2/24(金) 2:55
[2134]Re(2):問題は「作る会教科書」だけではない。 熊猫 06/2/24(金) 9:42
[2135]Re(3):問題は「作る会教科書」だけではない。 七生報国 06/2/24(金) 13:07
[2138]Re(4):問題は「作る会教科書」だけではない。 とほほ 06/2/24(金) 15:27
[2139]Re(5):問題は「作る会教科書」だけではない。 七生報国 06/2/24(金) 17:38
[2140]Re(6):問題は「作る会教科書」だけではない。 とほほ 06/2/24(金) 18:03
[2147]Re(6):問題は「作る会教科書」だけではない。 熊猫 06/2/27(月) 0:07
[2153]Re(7):問題は「作る会教科書」だけではない。 七生報国 06/2/27(月) 23:18
[2178]Re(7):問題は「作る会教科書」だけではない。 七生報国 06/3/2(木) 20:52

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[1314]Re(6):問題は「作る会教科書」...
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 とほほ E-MAIL  - 05/9/29(木) 0:00 -

引用なし
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   ▼とほほ:
>(3)への反論、「裏取引」と言うのは現在でも日常的に行なわれているものであり、この取り引きも立派に取り引きとして成立します。

これ、わかりやすいように、例を引いてみましょう。以下の文章に出てくるやくざを「アメリカ」に置き換えて考えてください。

【この落とし前をどう付けてくれるんだ、こっちとしちゃー、おめーところの親の玉をとるしかねー、もっとも誠意を持って謝罪してくれりゃ別だが、、、。】

これは取り引きです。
60 hits

[1315]Re(10):問題は「作る会教科書...
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 makoto E-MAIL  - 05/9/29(木) 0:59 -

引用なし
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   ▼とほほさん:

>事実を書いてそれを偏向であるというのであれば、他の事実を根拠にその正当性を訴えよ。

上よく読めよ。

>最終警告である。

はいはい。
50 hits

[1319]Re(6):問題は「作る会教科書」...
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 タラリ E-MAIL  - 05/9/29(木) 15:04 -

引用なし
パスワード
   ▼とほほさん:
>問答有用でも構わないのですが(^^ゞ

了解しました。次回からはそういうことで。

>>とほほさんは、いまのところ取引をしたという論拠は出されていないように思いますが。今までいわれてきたのは、すべて、後日になって天皇の不起訴があったから、「取引をした(に違いない)」ではないでしょうか。

>これのソースは「新版 続・悪魔の飽食、森村誠一、角川文庫」でした。

示して下さったソース(根拠)はすでに問答板で読みましたが、何を言っているのかさっぱりわかりません。残念。

>>よろしいですけど。
>>取引をしたということは、
>>(1)アメリカは不訴追を決めていなかった。
>>(2)日本が不訴追を条件に降伏するといった。
>>(3)アメリカは不訴追を決定、通知した。
>>の3要件を意味します。
>
>(1)への反論
>いえ、不訴追を決めていたとしても取引は成立します。
>不訴追を決めていたからポツダム宣言を受諾した。
>これは言い換えれば「不訴追を決めていなければ受諾していない」
>つまり取引が成立してます。

それは取引とはいいません。
取引というのはアメリカが不訴追(A)を与える代わりに日本からポツダム宣言受諾(B)を受け取る、という双方対称の行為です。日本は相手の出方によって、BかnonBか二通りの態度を選択することができますが、アメリカはすでにAを与えることは決定しており、nonAの選択を放棄しています。双方不対称の行為は取引とは言いません。

これでもわかりませんか。例を挙げます。

とほほさんが100円持っており、私がアイスを持っていたとします。
とほほさんが100円やるから、アイスをくれといって私が応じる。カネとモノが交換される、これは取り引きです。

ところが、とほほさんが、以前タバコをもらったからという気持ちで100円をくれたので、私はその気持ちは知らずに、すまないなと思って手持ちのアイスを渡す。これは取り引きとはいいません。

あるいは私がはじめから、好意でアイスをとほほさんにあげた。とほほさんが気を使って100円をくれた。これも取り引きとは言えません。

これらのケースはいずれも外から眺めれば、モノ、カネの動きは同じです。しかし、本人の意図は違います。すなわち、取り引きの証明にはモノ、カネの動きだけではなく、本人たちの意図の証明が必要なのです。

天皇不訴追とポツダム宣言受諾だけで、アメリカ、日本の意図を決めつけることは出来ないのです。

====================================

>(2)日本が不訴追を条件に降伏するといった。への反論
>これこそが私の主張の核心で、日本が不訴追をアメリカが正式に決定したからこそポツダム宣言を受諾したと言うが皆さんの主張なわけです。アメリカが決定していたとしても無条件降伏をしたのであれば天皇訴追は十分にありえるにも拘らず無条件降伏であるポツダム宣言を受諾してます。つまり「取り引き」があったからこそ受諾したのです。
>取り引きがなければ、アメリカが正式に決定していようがしていまいが、天皇は訴追されなければ論理的におかしいのです。

とほほさんの理解は間違っています。
私の主張(といっても事実関係の把握ですが)はこうです。(「皆さんの主張」については知らない)。

−日本はアメリカが正式に決定したことを把握していない。アメリカの回答から、なんとか不訴追だけは免れるのではなかろうか、という感触を得ただけで確信はもっていない。だからこそ、アメリカの回答は天皇制の維持のことと判断して受諾する、と勝手な解釈を宣言して受諾し、もし占領後に天皇制に手をつけられれば、反対する余地を残そうと試みた。


事実関係として「日本が不訴追を条件に降伏するといった」ことはないのです。日本が照会したのは「国体の護持」がなされるか否か、ということです。「国体の護持」というのは狭義には内包として天皇制の維持でしょうが、その外延としては「我が皇祖コウソ・・・」とか、「一君万民」とか「金瓶無穴」とか「八紘一宇」とか、英語の文章にも載らないような訳の分からないエトセトラがありますから、答えようがありません。その結果「われらは右の条件から離れることなかるべし」という返事が返されました。つまり、答えはなかった。

天皇の訴追と「国体の護持」の関係は不明です。たとえば訴追されても皇太子が天皇に昇格して天皇制を続けたら護持されたのかもしれません。訴追されても審判の結果、戦争責任なしになって、そのまま在位できるのかも知れず、退位して責任をとれば済むのかも知れず、訳が分からないのです。

無条件降伏というのを「戦勝国が政体を自由に変更することができる降伏」と、とほほさんはととらえています。その定義はいったん置いて、ポツダム宣言の内容を検討しましょう。

(1)戦争責任を処罰する、軍国主義者を除くということがポツダム宣言には
   書いてあります。
   これに天皇が該当するか、どうかはポツダム宣言には明記してありません。

(2)政体を変更し民主主義にすることが書いてあります。
   政体の変更と、天皇訴追はまた別の事柄です。
   政体は変更するが、天皇訴追はしないということもあり得ます。  

ポツダム宣言の次には、日本側の照会内容と受諾に際してのコメントという事実関係をふまえて議論を展開すべきです。これはすでに示しました。

私の把握する事実関係は
(1)アメリカは不訴追を決めていた。
(2)日本が不訴追を条件に降伏するといった事実はない(見つかっていない)。
(3)アメリカが不訴追を決定、通知したという事実はない(見つかっていない)。
よって取り引きは否定されている。

(1)は決定です。これでアメリカがアイスを渡すということは決まっていたのです。これだけで取り引きは否定されます。
(2)、(3)については正確には「見つかっていない」ということになるでしょう。しかし、(2)についてはそのような発言とは別の意図の発言が残されています。(3)の発言はとほほさんの推理の流れとしては「隠されている」可能性があるというでしょう。決して否定はできませんが、かといって示さなければ論証はそこでストップです。


>>C級というのは概念、定義、取り扱いがはっきりしていない。したがってC級で訴追するのは法律の精神上、難しかった。
>
>しかし、現実にその前例(言うなれば判例)をもって採決されたニュルンベルグ原則により行なわれた裁判ですC級を適用しなかった理由としてはやはり説得力に欠けます。現実にC級でなくては裁けない事例、満州統治・朝鮮統治等植他民地支配中の各種犯罪、日本での人権弾圧、等戦前からの体制の罪悪を裁くにはC級以外には適用できません、それが裁かれていない。

C級というのは概念、定義、取り扱いがはっきりしていない。特に目立つ事例についてだけ、起訴した。C級に値するかどうか、すべての人権抑圧を検討するという姿勢はなかった。

>しかし、そうした事情を言うのであれば、そもそも「軍事法廷」そのものを開設する理由さえないのです。戦勝国は一方的に敗戦国を処断するに十分な理由があるのです。
>よく、事後法だから正当な裁判ではない、というのは言われる事でそれは全くその通りであるが、国際軍事法廷を開設する、と言うことそのものが事後法です。戦勝国は一方的に敗戦国を処断することも出来たのです。そして実際連合国側にその意見も強くあったことはすでに提示済みです。

この文章もほとほとわかりにくい。

「戦勝国は一方的に敗戦国を処断するに十分な理由がある」というのはB級については慣習法として認められているが、A級については法的準備が不十分である。C級が最も法的準備が乏しい。

>>A級とB級は内容・対象がまったく別の犯罪ですから、双方を犯したものに対しては併用が可能です。C級の行為内容は虐殺・虐待ですから、時間と場所と実行者があえば、B級と重なり合います。B級は戦争行為によるもの、付随するものですから、戦時国際法によって裁くことが出来ます。行為内容自体としてはB級と同様でありながら、対象者が自国民、被占領他国民であったり、行政機関や警察によるものであったりする場合はその国の主権を越えて他国が裁くことは法の伝統にありませんでした。
>
>うん、これはタラリさんに反論しようと考えていた事です。
>確かにB級でも占領地住民の殺人・虐待・奴隷労働その他の目的の移送を裁く事が出来ます。C級の法的根拠が薄弱だからB級で裁いたと言うのであればナチスのC級犯罪の中にはB級で十分に補える犯罪も多数あります、これをB級で処断しなかったのはなぜなのでしょうか?

ハーグ陸戦規定の52条がC級にかなり近いようです。
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占領軍の必要性を除いて徴発または労役を占領地の住民または自治体に課してはならない。それらはその国の資源に比例的でなければならず、自国に敵対する軍事作戦に関与しない性格のものに限定される。
これらの徴発と労役はその地区を占領した軍司令官の権限によりのみ課される。
あらゆる寄与にたいし金銭をもって支払いがなされる。そうでない場合は金銭によって計測された受領証が発行される。http://ww1.m78.com/topix-2/hague.html
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

「占領軍の必要性」とか、「軍事作戦に関与しない正確に限定される」「軍司令官の権限」などの文言は逆に戦時を念頭において作られていることを強く示唆しています。逆に言えば非常に長期にわたった占領軍政中に一般住民を虐待・虐殺するような事態は予想していなかったと考えられます。

ですから、「軍の必要」とはかなり離れた目的で、占領地の傀儡国家の行政の一環として犯罪が行われる場合はC級に持って行くことが考えられます。

「ナチスのC級犯罪の中にはB級で十分に補える犯罪」というものがあったのでしょうか。私は知りませんでした。それについて事例を示して下さい。

>>人道に対する罪一般がC級と名付けられたのではありません。B級で扱うことができなかった犯罪のうち人道に対する罪がC級とされたのです。
>
>しかしすでにニュルンベルグで判例があり【ニュルンベルグ原則】に基づいて行なわれた裁判です。アメリカの意向が影響できた原因こそが、B・C級にこだわっていない当時の法廷状況を物語るものであり、アメリカはアジア諸国にとっての解放軍である事も影響しやすいです。

わかりにくい文章です。コメントできません。

>>人道に対する罪を犯したものを指導者に復帰させるわけにいかない、という判断。
>>アメリカにとって一番恐るべきはアメリカ人を殺した戦争指導者たるA級戦犯のはず。C級は朝鮮人・中国人を虐殺・虐待したのだからアメリカにとってはじゃまにならない。A級さえ後にすくいあげたのであるから、C級はなおさら問題ないはずではないか。
>
>いえ、戦前体制を護持するためには、C級の適用は非常に不都合になるのです、これは私が最初に論証した事です、A、B級であれば戦争犯罪であるので「戦争が悪い」の論理が通用します、C級となればそうは行かないわけです。

C級の適用が不都合になるのはアメリカにとってですよね。C級がアメリカにとってどう不都合なのですか。A、B級が「戦争が悪い」ですまそうとしたのは日本の旧支配層、保守層ではないですか。アメリカの立場としてA級は「戦争が悪い」といって免罪したことがありますか? アメリカを攻めた人間を指導者に復帰させるのはC級を復帰させるより道理がないではないですか。

花岡事件などのC級犯罪も戦争の継続のため、生産増強のために行われた犯罪です。A級、B級が「戦争が悪い」で済めばこれもそうなりませんか。また、虐待、虐殺の目的によって免罪が可能なのだとしたら生産増強目的は直接の戦争遂行目的よりは、遙かに罪がないです。

>>C級が十分、訴追されなかっことをもって、アメリカの特殊な意図を推定するのは無理筋というもの。この件に関してとほほさん推定を支持するアメリカ側資料は無条件降伏の場合より乏しい。
>
>公式にはポツダム宣言が無条件降伏であることには何ら依存はありませんし、

繰り返しになりますが、私の無条件降伏の認識とは違います。
私はポツダム宣言の条文が無条件降伏を意味するなどという主張はしていません。宣言の内容は「無条件降伏か、条件降伏か」の別に関係しません。占領後の行政内容も「無条件降伏か、条件降伏か」の別に関係しません。日本が講和条件に変更、追加を出来なかった、しなかったことが無条件降伏です。このことは五番街さんとともに、taiekijieikanさんを批判したときに述べました。五番街さんも同意見です。
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[1320]Re(7):問題は「作る会教科書」...
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 とほほ E-MAIL  - 05/9/29(木) 17:55 -

引用なし
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   ▼タラリさん:
>>これのソースは「新版 続・悪魔の飽食、森村誠一、角川文庫」でした。
>
>示して下さったソース(根拠)はすでに問答板で読みましたが、何を言っているのかさっぱりわかりません。残念。

つまり、天皇を訴追しての占領政策にアメリカ側は意外と楽観的であった傍証と言う事です。

>とほほさんが100円持っており、私がアイスを持っていたとします。
>とほほさんが100円やるから、アイスをくれといって私が応じる。カネとモノが交換される、これは取り引きです。

ここまで言ってしまうと「降伏する」と言う行為そのものが取り引きです(^^;
そこで、この取り引きに条件が付いたのか否か?が論点です。

アメリカが「お前の100円を全部取り上げるぞ」がポツダム宣言です。
これを受諾するか否かを日本に選択させているんです。

ところが日本が「アメリカはその代わりにアイスをくれるつもりだ」と言う事を察知していたとします。だから「お前の100円を全部取り上げるぞ」宣言に応じたのであれば「アイスをくれるなら」と言う条件付で取り引きが成立しているのです。
日本は察知していなかった100円を全部渡すつもりで受諾し100円を渡したのであれば「アメリカにその代わりにアイスをくれるつもりだ」と言う意思決定があろうがなかろうが、無条件で100円をアメリカはもらったのです。天皇を訴追しない理由がなくなったのです。なぜ訴追しなかったのでしょうか?

>ところが、とほほさんが、以前タバコをもらったからという気持ちで100円をくれたので、私はその気持ちは知らずに、すまないなと思って手持ちのアイスを渡す。これは取り引きとはいいません。

そのアイスを渡す理由がアメリカにはない、と言う事です。日本はアメリカにタバコをあげたことも何か恩を売ったこともありません。

>あるいは私がはじめから、好意でアイスをとほほさんにあげた。とほほさんが気を使って100円をくれた。これも取り引きとは言えません。

アメリカが好意で天皇制を護持したのですか?天皇制の護持がなぜ日本に対する好意なのでしょうか?

>これらのケースはいずれも外から眺めれば、モノ、カネの動きは同じです。しかし、本人の意図は違います。すなわち、取り引きの証明にはモノ、カネの動きだけではなく、本人たちの意図の証明が必要なのです。

それを「公式」と言うのですよね。非公式な形での裏取引はそこら辺に転がっています。談合はそれが証明されて始めて犯罪として立件されますが、証明できないからと言って談合がなかったとはいえません、状況証拠が十分に示されれば立件できるでしょうし、十分ではないにしろ「談合を疑う」と言う見解は誤りでは有りません。

>天皇不訴追とポツダム宣言受諾だけで、アメリカ、日本の意図を決めつけることは出来ないのです。

ですから「そう言う見解も成りたつ」と表現しているわけです。無条件降伏ではない、と言っているわけでは有りません。疑うに値する状況証拠を示しているわけです。

>−日本はアメリカが正式に決定したことを把握していない。アメリカの回答から、なんとか不訴追だけは免れるのではなかろうか、という感触を得ただけで確信はもっていない。だからこそ、アメリカの回答は天皇制の維持のことと判断して受諾する、と勝手な解釈を宣言して受諾し、もし占領後に天皇制に手をつけられれば、反対する余地を残そうと試みた。

では、少なくともポツダム宣言受諾後に取り引きがあったことは認められるわけですね?それであれば私も同意できます。あくまで【ポツダム宣言受諾でさえ無条件ではないと言う見解も成立する】のだから取り引きの可能性は十分にあると主張しているわけですので、ポツダム宣言受諾が無条件ではない、と言う主張にこだわる理由は私にはありません。

天皇を訴追しない事をどうしてそれほど私が根拠として大きく評価しているかと言えば「国際軍事法廷」の目的が開戦の最高責任者の処断だからです。

>事実関係として「日本が不訴追を条件に降伏するといった」ことはないのです。日本が照会したのは「国体の護持」がなされるか否か、ということです。「国体の護持」というのは狭義には内包として天皇制の維持でしょうが、その外延としては「我が皇祖コウソ・・・」とか、「一君万民」とか「金瓶無穴」とか「八紘一宇」とか、英語の文章にも載らないような訳の分からないエトセトラがありますから、答えようがありません。その結果「われらは右の条件から離れることなかるべし」という返事が返されました。つまり、答えはなかった。

ここに異論はありません。

>天皇の訴追と「国体の護持」の関係は不明です。たとえば訴追されても皇太子が天皇に昇格して天皇制を続けたら護持されたのかもしれません。訴追されても審判の結果、戦争責任なしになって、そのまま在位できるのかも知れず、退位して責任をとれば済むのかも知れず、訳が分からないのです。

それは先に私が示しております。天皇制を国民が選択するかいなかの自由意志に任せるとしても天皇を訴追しない理由はないのです、天皇が有罪判決をうけようが無罪判決を受けようが、その上で国民が天皇制を選択したのであればそれは取り引きがなかったと言えるでしょう。天皇が死刑判決を受けたとしても皇室は続くわけですから、、、。

そもそも、国体を国民の選択に委ねた事がありますでしょうか?憲法制定の経緯にまで踏み込んでみてもアメリカの意図は天皇制護持をはっきり示しています。

>私の把握する事実関係は
>(1)アメリカは不訴追を決めていた。
>(2)日本が不訴追を条件に降伏するといった事実はない(見つかっていない)。
>(3)アメリカが不訴追を決定、通知したという事実はない(見つかっていない)。
>よって取り引きは否定されている。

証拠がないから「なかった」と言う主張でしょうか?
少なくとも疑わしい状況を私は提示しているはずですが、、。
また、私は「ポツダム宣言受諾そのものが、無条件降伏ではないという見方も出来る」としただけでそこにこだわる必要は私にはないのです、そこに五番街さんとタラリさんが反応されたので、それを説明しているだけで、私の主張は「天皇の不訴追は日米間の取り引きを疑わせるに十分な状況証拠がある」と主張しているのです。

>>しかし、そうした事情を言うのであれば、そもそも「軍事法廷」そのものを開設する理由さえないのです。戦勝国は一方的に敗戦国を処断するに十分な理由があるのです。
>>よく、事後法だから正当な裁判ではない、というのは言われる事でそれは全くその通りであるが、国際軍事法廷を開設する、と言うことそのものが事後法です。戦勝国は一方的に敗戦国を処断することも出来たのです。そして実際連合国側にその意見も強くあったことはすでに提示済みです。
>
>この文章もほとほとわかりにくい。
>
>「戦勝国は一方的に敗戦国を処断するに十分な理由がある」というのはB級については慣習法として認められているが、A級については法的準備が不十分である。C級が最も法的準備が乏しい。

>>うん、これはタラリさんに反論しようと考えていた事です。
>>確かにB級でも占領地住民の殺人・虐待・奴隷労働その他の目的の移送を裁く事が出来ます。C級の法的根拠が薄弱だからB級で裁いたと言うのであればナチスのC級犯罪の中にはB級で十分に補える犯罪も多数あります、これをB級で処断しなかったのはなぜなのでしょうか?

>「ナチスのC級犯罪の中にはB級で十分に補える犯罪」というものがあったのでしょうか。私は知りませんでした。それについて事例を示して下さい。

アウシュビッツで戦時中に行なわれた行為はB級では裁けないのでしょうか?
ゲットーへの強制移住はB級で裁けないのでしょうか?(これは戦前に行なわれたものでした?)

>>>人道に対する罪一般がC級と名付けられたのではありません。B級で扱うことができなかった犯罪のうち人道に対する罪がC級とされたのです。

満州支配、朝鮮支配、台湾支配中に行なわれた犯罪等ですよね?
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[1329]Re(8):問題は「作る会教科書」...
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 タラリ E-MAIL  - 05/9/30(金) 16:11 -

引用なし
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   ▼とほほさん:
今までの議論をサマライズした上で議論を続けます。

(とほほ)日本がポツダム宣言を受諾する代わりに天皇不訴追の言質をえた。すなわち、取り引きをした。

(タラリ)その論拠は?

(とほほ)占領後において体制を自由に変更していない、天皇を不訴追としているから、取り引きをしたに違いない。

(タラリ)それは推測である。論拠ではない。天皇不訴追の方針はポツダム宣言策定(7月17日−27日)の前に行われている。これは占領統治を円滑にする目的であった。

※付け加えると体制の変更と天皇訴追は別の事項である。体制は天皇主権から主権在民に変更されている。

(とほほ)疑い得る状況を示した。推定する根拠は森村誠一の本にもある。アメリカは天皇を訴追をしても占領がうまく行くことに楽観的であったことが期してある。

(タラリ)読んだが、とほほ提示の部分に天皇訴追のことは出ていない。天皇逮捕のことは書いてある。逮捕と訴追は違う。

(とほほ)ポツダム宣言受諾前にアメリカが天皇の不訴追を決定していた、という根拠はなにか。?そしてそれを日本がどのようにして察知したのか?

(タラリ)1945年5月(トルーマン大統領就任直後)の時点で天皇不訴追が正式に決定していた、とする資料があるようです(「limit of power the world and the united states foreign policy 1945-1954 ガブリエル・コルコ」山内徹『重臣たちの巣鴨』p17)。(烏龍茶さん#37028)

それから、日本が察知したという資料はない。

(とほほ)この取引が成立するのであれば無条件降伏ではない、と言う主張には納得するか。

(タラリ)とほほさんは政体を自由に変更できる講和条件の内容のことが「無条件降伏」の内容であるべきだ、という意見です。私の意見とは違うのですが、マアマア可としてもよいです。

しかし、取引をしたということは、
(1)アメリカは不訴追を決めていなかった。
(2)日本が不訴追を条件に降伏するといった。
(3)アメリカは不訴追を決定、通知した。
の3要件を意味します。

(1)は上記のように決定しています。
(2)日本が不訴追を条件に降伏するといった事実はありません。
(3)アメリカが日本の照会後に不訴追を通知した事実もありません。

(とほほ)
(1)への反論。
いえ、不訴追を決めていたとしても取引は成立します。
不訴追を決めていたからポツダム宣言を受諾した。
これは言い換えれば「不訴追を決めていなければ受諾していない」
つまり取引が成立してます

(タラリ)とほほ反論は「不訴追を決めていたからポツダム宣言を受諾した」と言うが、不正確である。「不訴追を知っていたからポツダム宣言を受諾した」でなくては意味が通らない。

日本政府は「不訴追の決定」があったことを知っていたという資料がありません。
日本政府は「国体が守られるか」という照会はしていますが、「訴追しないか」という照会をした事実はありません(こちらの方は資料がないではなく、事実がありません)。

(とほほ)証拠がないから「なかった」と言う主張でしょうか?
少なくとも疑わしい状況を私は提示しているはずですが、、。

(タラリ)事実と資料から議論を組み立てなければなりません。
とほほさん、受諾以前に日本が不訴追を知ったという、資料がありますか。
とほほさんが疑わしい、と言っても資料・証拠がないとただの推論に過ぎません。

下記の資料は日本の宣言受諾前の照会とその回答であり、受諾に至る過程の最も重要な資料です。この中には「不訴追」がなく、「国体護持」があります。この他に隠されたもっと重要な情報があったとは考えられません。また、受諾に至った過程は多数の研究者によって著作が多数ありますが、不訴追を知ったことが受諾の要因だったとする著作を知りません。

日本の照会と回答の資料
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1945 年 8 月 10 日、日本国政府は連合国に対して、「右宣言は国家統治の大権を変更するの要求を包含し居らざることの了解の下に受諾す。帝国政府は右了解にして誤りなきを信じ本件に関する明確なる意向が速に表示せられんことを切望す」と打診した。

これに対して、合衆国国務長官バーンズ (James F.Byrnes) は次のように回答した。「降伏の時より、天皇及び日本国政府の国家統治の権限は降伏条項の実施のためその必要と認むる措置を執る連合国最高司令官の制限の下におかるるものとす。」http://64.233.187.104/search?q=cache:AYtAbUVnMW8J:homepage3.nifty.com/constitution/resume/gov2.pdf+%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%9B%BD%E6%86%B2%E6%B3%95%E3%80%80%E5%88%B6%E5%AE%9A%E9%81%8E%E7%A8%8B&hl=ja
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「取り引き」の論理について

とほほ主張のように
日本が天皇不訴追を受諾の条件としていた、と仮定し、かつ、天皇不訴追を何らかのルートで知ったと仮定しても

>不訴追を決めていた(正:知っていた)からポツダム宣言を受諾した。
>これは言い換えれば「不訴追を決めていなければ(正:知っていなければ)受諾していない」、つまり取引が成立してます

というのは誤りです。上記表現は取り引きといいません。
日本は相手の出方(与える、与えない)によって態度を選択しようとしており、それは取り引きの意志があると言えます。

しかし、一方のアメリカについては出方そのものでなく、日本による判断が二通り書かれているだけです。アメリカは相手の出方による態度の選択が示されないので取り引き意志は確認されません。

取り引きというのは双方向のものであって、こちらに取り引き意志があっても、向こうに取り引き意志がなければ取り引きにはなりません。日本が不訴追をもらえば、受諾を与えようと思っていても、アメリカが不訴追を机の上にポンとはじめから投げ出していれば取り引きとは言えません。

アメリカが不訴追を決めていたのはポツダム宣言策定、発表の前からですから、受諾を条件としていません。受諾したのちに不訴追が発表される場合もあり、受諾することなく、ドイツのように徹底抗戦、全土占領、政権壊滅の後に占領軍政開始の後に天皇不訴追が発表される場合もある、ということです。


とほほさんはどうも「取り引き」という言葉の意味がよくわかっていないようです。

>ここまで言ってしまうと「降伏する」と言う行為そのものが取り引きです(^^;

アメリカ「受諾しないと殲滅するぞ」「受諾したら攻撃をやめる」
日本「受諾します」あるいは、日本「最後まで戦うぞ」

これも取り引きではありません。アメリカは日本から「受諾」(A)をもらうか、「殲滅」(B)をもらうかのどちらかです。日本はどちらを持って行かれても今より悪いのですから、「取り」がなく、「引き」だけがあるのです。

※アイスと100円の例は取り引きの本質、核心部分を示しました。
しかし、実際の取り引き状況はそれに付随して、複雑な条件が重なり合います。バリエーションがあります。それがとほほさんをして取り引きの本質を見失わせているようです。

>アメリカが「お前の100円を全部取り上げるぞ」がポツダム宣言です。
>これを受諾するか否かを日本に選択させているんです。

>ところが日本が「アメリカはその代わりにアイスをくれるつもりだ」と言う事を察知していたとします。だから「お前の100円を全部取り上げるぞ」宣言に応じたのであれば「アイスをくれるなら」と言う条件付で取り引きが成立しているのです。

上記の説明は誤りです。
とほほさんの例えは「アメリカはその代わりにアイスをくれるつもりだ」と、はじめから「代わり=交換条件」の話に置き替えています。

私に反論するには少なくとも次ぎのどちらかを証明しなければなりません。
・「アメリカははじめからアイスをくれる積もりであることがわかった」から始めて、取り引きが成立するストーリーがありますか?
・「アメリカはアイスをくれる積もりであることはしらなかった」から始めて、取り引きが成立するストーリーがありますか?

アメリカは「アイスはくれる」ことを決定していた。
アメリカは「お前の100円を全部取り上げるぞ」といった。
日本は「はい」と言った。
で終わりです。

取り引きも何もない。

※詳しくいうと「はい」の前にもうちょっとあった。
日本「じゃ、悪いことをしないよね」(国体護持について照会した資料あり)
日本はアイスをくれるかどうかは聞いていない。(不訴追についての照会の事実なし)
アメリカ「今言った通りだ、100円渡さないならひねりつぶすぞ」(マッカーサーの方が天皇よりえらいんだぞ)
日本「わかった」

取り引きではない。

実態について、詳しい説明はすでにしていますが、もう繰り返す必要はないでしょう。


>天皇を訴追しない事をどうしてそれほど私が根拠として大きく評価しているかと言えば「国際軍事法廷」の目的が開戦の最高責任者の処断だからです。

宣言内容の実施はアメリカの権利であり、日本の義務です。アメリカが宣言に縛られるのではなく、権利を行使したり、棚上げをする自由もあります。権利を行使しなかったり、棚上げをしたから、裏取り引きがあったと結論づけられません。

ポツダム宣言は戦争責任者、戦争犯罪者の処罰という条項があったとしても、天皇不訴追によって占領統治がより円滑に運ぶことを期待し、あえて、不訴追を選んだという考えも成り立つからです。


>そもそも、国体を国民の選択に委ねた事がありますでしょうか?憲法制定の経緯にまで踏み込んでみてもアメリカの意図は天皇制護持をはっきり示しています。

憲法制定は議会で議決していますから、国民の選択に委ねたと言って問題ないでしょう。
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[1331]Re(2):問題は「作る会教科書」...
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 SASKE E-MAIL  - 05/10/1(土) 0:52 -

引用なし
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   ▼makotoさま:
 はじめまして、SASKEです。makotoさまと違い、大文字表記です。
 たくさん、たくさん、makotoさまが書かれた文章を読ませていただきました。
 教科書なんて、書いたとおり真実だなんて、思って勉強していいはずないですよね。
 「これ、違うんじゃない?」「これ、変!」などと感じることは当然のことで、そうした違和感、疑問との獲得を通じて、知識をわがものとし、自らの知恵とするものと思います。学習は、批判的に学ぶことが基本のはずです。そうした点から、makotoさんの、書かれたものを読むのが大好きです。
 「学習権とは読み書きの権利であり、問いつづけ、深く考える権利であり、想像し、創造する権利であり、自分自身の世界を読み取り、歴史をつづる権利である、個人的・集団的力量を発揮させる権利である」(ユネスコ学習権宣言より)
 教科書が、鵜呑みにすべきものであるはずがない。そういう点、日本の教育のあり方の間違いの中、に教科書検定の制度もあるんでしょうね。教科書は、検定を通ったから、全部本当だ、丸呑みにしなさい、金科玉条にしなさい、これは間違いであって、石原都知事のように、「いまどき、国連憲章なんてまともに信じてるばかはいませんよ」と考えることも大事です。僕は、熊猫さんと違って、権利の行使には、責任を伴う場合があることはわきまえていますので、知事の立場であれば、そんなことは言いません(そうした知事の暴言をチェックすることができない議会であれば、知事が誤りを犯すことの権利も、知事には、奪われていることかもしれませんが)。

>とほほさん、
>あなた東京書籍の教科書、持ってないでしょ。
>いや、読んだことすらないでしょ。
 僕も、今手元にある教科書は、教育出版の、それも、小学校六年生の教科書です。
 「makotoさん、あなた教育出版の教科書、持ってないでしょ。いや、読んだことすらないでしょ。」
 こんな決め付けで、喧嘩売るのも、一つの表現の自由なのでしょうか?

>右から数えて?
>あの教科書が?
>ありえません。
>あれ、めちゃくちゃ左よりですよ。
 あれ? 右に扶桑社版があるんですよね。その次があるのでしたら、つまり、某国の教科書は、2種類だけで、一番右に扶桑社版があるのなら、右から数えて2番目なのです。100種類あってもいいですよ、一番左は、右から数えて、100番目です。
 右から数えれば、数あるうちには行き着きます。「ありえません」とはなりません。扶桑社版より右である場合のみ、「ありえません」となります。

 僕の手元にある、教科書を紹介しましょう。小学校6年生の教科書ですが。(ルビは省略し、“,”は、“、”に置き換えます。)

 「日本では、都市が空襲で焼かれ、沖縄も占領されるなか、政府や軍の指導者は、戦争をやめる決断ができないままでいました。アメリカ軍は、8月6日に広島、9日には、長崎に原子爆弾を投下しました。地上1万メートルまできのこ雲が立ち、熱線と爆風で、建物はくずれ、人々は体を焼かれて、まるで地獄のようなありさまでした。原子爆弾によって、広島・長崎の両市では30万以上の尊い命がうばわれました。現在でも、その後遺症に苦しむ人々がたくさんいます。
 満州や樺太(サハリン)南部には、ソ連軍がせめこみ、多くの日本人がぎせいになりました。こうしたなかで、8月15日、昭和天皇がラジオで日本のこうふくを伝え、15年にわたる戦争はようやく終わりました。同時に、朝鮮や台湾は日本の支配から解放されました。」
 この記述は、ずいぶん多義的に読むことができるように工夫を凝らしたものだと思いました。それぞれの立場から、この教科書の裏づけのもと、主張したいことが主張できる。

 例えば、僕は、こんな印象を持ちました。
「政府や軍の指導者は、戦争をやめる決断ができないままでいました。」
これは、大元帥閣下が、決断を下されなかった結果ではないでしょうか。
「アメリカ軍は、8月6日に広島、9日には、長崎に原子爆弾を投下しました。」
 おかげで、戦争の悲惨さに気づき、戦争をやめる決断を大元帥閣下に、していただくことができました。アメリカ様々です。
 「広島・長崎の両市では30万以上の尊い命がうばわれました。」
 これは、大元帥閣下の決断のために、尊いんでしょうか。

 同じ視点から、ソ連の参戦が、大元帥閣下の決断いただいたことなのかもしれません。

「ソ連軍がせめこみ、多くの日本人がぎせいになりました。こうしたなかで、8月15日、昭和天皇がラジオで日本のこうふくを伝え、15年にわたる戦争はようやく終わりました。」
 それから、60年、日本は、こうふくな社会を築きえたでしょうか。

>なんなら、東京書籍の教科書がいかに左よりかを私が具体的に書きましょうか。
 makotoさんの具体的にかかれたことについては、最初のところでは読むことができましたが、たくさんの引用部分について、具体的に書いていただいていませんね。ぜひ、読んでみたいと思います。
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[1332]makotoさんへ
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 K−K E-MAILWEB  - 05/10/1(土) 20:24 -

引用なし
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   はじめまして、K-Kと申します。

▼SASKEさん:
> makotoさんの具体的にかかれたことについては、最初のところでは読むことができましたが、たくさんの引用部分について、具体的に書いていただいていませんね。ぜひ、読んでみたいと思います。

SASKEさんが以上のように書いておりますが、私もぜひ、具体的に書いて欲しいと思っています。
というのは、今までの投稿では、教科書の文章を引用して、makotoさんの感想を書いているだけで、その感想に至る道程が書かれていません。具体的に書くというのでしたら、なぜ、そういう(つまり「左寄り」という)結論に達するのかを「具体的」に書くべきでしょう。それが出来なければ、やはり、makotoさんの仰っているのは具体性に欠けた思い込み以上のものとは言えません。

なお、引用されている教科書ですが、引用もとをしっかり明記していただけないでしょうか?東京書籍が発行していることはわかりましたので、書名と刊行年をお願いします。見た所、makotoさんが引用されているのは、本来、問題となっている中学校用の教科書ではなく、高校用の教科書の様に思われます。これは基本的なマナーの問題でもありますので、よろしくお願いします。
33 hits

[1333]makotoよ〜 ホントかよ〜
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 たんこなす E-MAIL  - 05/10/1(土) 21:11 -

引用なし
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   ▼K−Kさん:
>見た所、makotoさんが引用されているのは、本来、問題となっている中学校用の教科書ではなく、高校用の教科書の様に思われます。これは基本的なマナーの問題でもありますので、よろしくお願いします。

makotoよ〜 ホントかよ〜
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[1350]ポツダム宣言受諾に関しての
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 やじろべえ E-MAIL  - 05/10/6(木) 11:20 -

引用なし
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   ご議論を大変興味深く拝読させていただいております。

はじめまして、やじろべえと申します
戦後体制に疑問を感じ調べ始めたところ
戦後→戦争責任→戦中→戦前とさかのぼっていき
とうとう明治政変、天皇制にまで行き着いてしまった者です。

とは言うものの、重要な書籍もまだすべては読めていない
浅学の身のため、問答有用板は恐れ多くこちらにお邪魔
させていただきました。

とほほさんは以下の書籍をお読みになったことは
ありますでしょうか?

「昭和天皇 上・下」ハーバート・ビックス著 講談社学術文庫
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061597159/249-5181294-5188360

私が読むほどの本は、とほほさんはじめ有用板の方々は
当然お読みになっているだろうと思いますが、念のため
差し出口をはさませていただきました。

今手元にありませんので正確に引用などできないのが残念ですが、
ポツダム宣言受諾前後の経緯がかなり詳細に明らかにされて
いると思います。(ご既読でしたら申し訳ありません。)

私自身はこれを読んで、天皇以下が訴追されなかった理由
については以下のように理解しております。


・国民一般への蔑視(恐怖)が天皇はじめ支配層の間で強固に固定観念化
しており、マッカーサーに対し、日本民衆の統治能力のなさを吹き込むことに
大変熱心であった事
(従って自分たちが引き続き当事者でいなければ大混乱に陥り、占領の
成功はおぼつかないと暗に恫喝した事)

・名誉欲の塊であるマッカーサーがこれを疑問視して天皇以下を廃する
リスクを負うより、信じ込んでよりリスクなく占領政策を成功させる安易な
道を選択したこと


要しますに、ポツダム宣言受諾前のアメリカと日本の取り引きではなく、
受諾後のマッカーサーが大日本帝国政府中枢に「騙された」が近いの
ではと思います。


それでは今後ともよろしくお願い申し上げます。
69 hits

[1351]Re(1):makotoよ〜 ケジメつけ...
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 たんこなす E-MAIL  - 05/10/6(木) 11:34 -

引用なし
パスワード
   ▼たんこなすさん:
>makotoよ〜 ホントかよ〜

中学教科書か高校教科書か、私には確かめようが無い。
しかし、
makoto君が、引用文に自分勝手なキャプションをつけて、
引用文と地の文をごっちゃにして、
歪曲していることは逃れられない事実であろう。

従って、K-Kさんの疑いも当然の帰結である。

また、そのような歪曲引用を知っていながら放置すれば、
掲示板管理者の責任すら問われる。

makotoよ〜 さっさと出てきてケジメつけんかいな!
いや順序が逆かな? 
キッチリとケジメつけてから出てこいよ!
41 hits

[1352]Re(1):ポツダム宣言受諾に関し...
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 とほほ E-MAIL  - 05/10/6(木) 12:04 -

引用なし
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   思考錯誤へようこそです(^.^)

▼やじろべえさん:
>要しますに、ポツダム宣言受諾前のアメリカと日本の取り引きではなく、受諾後のマッカーサーが大日本帝国政府中枢に「騙された」が近いのではと思います。

うーーん、なるほどそう言う見かたのほうが一般的かもしれませんね(^.^)
ま、ポツダム宣言受諾が取り引きか否か、というのには私はこだわっているわけではなく、戦後体制はアメリカの意図の上に構築されている、アメリカ自身は天皇無しでの占領統治に自信はあったと考えてますし、戦前体制を排してでも反共戦線を構築する自身もあっただろうと思います。

私が言っているのは【ポツダム宣言受諾でさえ無条件とはいえない、という評価も成立する】ですから(^^ゞ

ただ、タラリさんたちがそこに非常にこだわっているので、ちょっと言語学的になっていて論点がずれているようにも思うのですが、私の間違いがその辺にあるのかもしれないと、もう少しタラリさんたちとの議論も薦めてみたいと思います。
アホウヨと議論しているよりよっぽど有意義ですし、、、。(^^ゞ

ご紹介の本、読んでみます。(問答で前田明さんが読めと言った本は高すぎる(T_T)(笑))
戦後の占領軍(アメリカ)と戦前体制が中共や日本共産党の動きと連動して取り引きのあったことはかなりわかりやすい形であったことは確かだと私も思います。
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[1353]Re(2):ポツダム宣言受諾に関し...
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 やじろべえ E-MAIL  - 05/10/6(木) 13:32 -

引用なし
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   ▼とほほさん:
>思考錯誤へようこそです(^.^)

ありがとうございます。
すばやいお返事にビックリいたしました。


>私が言っているのは【ポツダム宣言受諾でさえ無条件とはいえない、という評価も成立する】ですから(^^ゞ

確かに「無条件」を字句どおりに丸呑みにする問題は感じています。
微妙に訴追されなかった人々の正当化に使われているような・・。


>ただ、タラリさんたちがそこに非常にこだわっているので、ちょっと言語学的になっていて論点がずれているようにも思うのですが、私の間違いがその辺にあるのかもしれないと、もう少しタラリさんたちとの議論も薦めてみたいと思います。

続けて期待させていただきます。


>戦後の占領軍(アメリカ)と戦前体制が中共や日本共産党の動きと連動して取り引きのあったことはかなりわかりやすい形であったことは確かだと私も思います。

これは解決できる疑問ではないかもしれないのですが、
どうも「反共」だけではないような気がするのですよね。
明治以後の「一般民衆」と「支配層」の断絶というのは。

断絶があるからこそ、イデオロギーの上で国体思想なぞという
反動形成に突っ走ったように思えてなりません。

今も西部某さん、某都知事などは、あからさまなエリート主義者のように
見えますが、この大衆を激しく軽蔑する伝統は、アジア人差別とも
無関係じゃないような気がするのです。

やれやれ、歴史問題に首をつっこんでから、脳みそを酷使することが
増えました。(笑)


>ご紹介の本、読んでみます。(問答で前田明さんが読めと言った本は高すぎる(T_T)(笑))

お読みになりましたら、できましたら読後感などお聞かせいただければと
存じます。
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[1357]Re(2):makotoよ〜 ゴタクはい...
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 たんこなす E-MAIL  - 05/10/7(金) 12:20 -

引用なし
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   ▼たんこなすさん:
>makoto君が、引用文に自分勝手なキャプションをつけて、
>引用文と地の文をごっちゃにして、
>歪曲していることは逃れられない事実であろう。

===========makoto による引用
P48
重税に苦しむ農民
左の表を見てみると、税の大部分が人間にかけられていることがわかります。稲や布などの品物だけでなく、労役や兵役も重い負担でした。これらの税を主に負担しているのは、21歳から60歳までの男子ですが、布などの税を用意するためには、女性も含めた家族全体で頑張らなくてはなりませんでした。(以下 農民の悲惨な生活が延々と続く)
=========makoto による引用おわり

これはどうやら、
たまたまあった東京書籍のWEB公開ページを参照しますと、勝手なキャプションをつけた、歪曲を目的とした引用であることが間違いないようですね。
http://ten.tokyo-shoseki.co.jp/text2002/cyu/cyu-sha/cyu-rekisi/access.html
これでは、著作権所持者からクレームがついたらイチコロです。

makotoくん
君がまずやるべきことは、
管理人さんにお願いして、

1)不正な引用を「管理人さん」と「東京書籍」におわびし
2)不正な引用投稿をすべて削除

---ここまでは必須---

---ここからは管理人さんの万が一の許可が得られたら---

3)再投稿したければ、「引用文」と「君の主観」をきっちり区別
4)再投稿したければ、君の「感想」にいたる理由を明記


※ もし君の手元のものと、上記WEBページとが違うとしたら、どこが違うかは君しかわからない。しかし、自分勝手なキャプションをあらゆる(もしくは多くの)個所につけて、本文と区別しなかったことは事実だし、そうした原則マナーを知らなかった、とは言わせないよ。

(その程度のマナーも知らなかったとしたら、それだけでも、厳重謝罪すべき重罪だな。私が隠喩をもって何度も警告したことを、君は重ねて無視した。即刻1)2)を行うべし。)
46 hits

[1381]Re(3):ポツダム宣言受諾に関し...
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 とほほ E-MAIL  - 05/10/10(月) 4:24 -

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   ▼やじろべえさん:
>>ご紹介の本、読んでみます。(問答で前田明さんが読めと言った本は高すぎる(T_T)(笑))
>お読みになりましたら、できましたら読後感などお聞かせいただければと
>存じます。

昨日、手元に入手しました。ちょっと読んで見たらいつもの私の「流し読み戦法」ではとても内容を掴みきれそうにない書籍ですね(^^;
高松宮日記等もあわせて読んで行きたいところですし、三笠宮文書について熊猫さんが検証しておりそれの勉強もしなくては、またもうすぐ前田明さんの『戦争犯罪論』と『BC級戦犯裁判 岩波新書 新赤版 (952)林 博史 (著)』も届きます。

ネット議論を始めてしまうといつもこうなります(笑)
これは読み進めながら思うところがあればカキコして行こうと思いますので、やじろべえさんをはじめ皆様方にも、私に間違いがあればビシビシとご指導ください。
78 hits

[1385]Re(4):ポツダム宣言受諾に関し...
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 やじろべえ E-MAIL  - 05/10/10(月) 22:00 -

引用なし
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   ▼とほほさん:
>昨日、手元に入手しました。

さすがご熱心ですね。頭が下がります。
私も読む必要のある本が芋づる式に出てくるので時間と元手が
追いつかず、困っています。


>これは読み進めながら思うところがあればカキコして行こうと思いますので、やじろべえさんをはじめ皆様方にも、私に間違いがあればビシビシとご指導ください。

楽しみにしています。
よろしくお願いいたします。

有用板のとほほさんご投稿「いいえて妙『小さな政府大きな権力』 」
も心強い思いで読ませていただきました。
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[1392]Re(8):問題は「作る会教科書」...
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 投げ物屋 E-MAIL  - 05/10/12(水) 23:46 -

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   初めまして。
▼とほほさん:
>▼makotoさん:
>> 社会主義者は、いつも、被害者って感じだね。
>
>ちょ、ちょっと質問?(^^;
>右翼って社会主義じゃないの?個人主義なの?
>なら私も右翼になってもいいよ(笑)
横から失礼します。

「右翼」を百科事典で引くと、右翼そのものの定義は時代や人によるところがあって、決定的には言えないが、一般には
反社会主義、反民族主義、超国家主義、保守派がこれにあたる と出てきます。右翼の定義に国粋主義が入るのは日本だけだったはずです。

逆に、「左翼」を辞書で引くと、これまた曖昧ですが一般に
社会主義、共産主義、革新派 と出てきます。


よって、反社会主義、という点においては辞書的な意味において、とほほさんも右翼と呼ばれる要素を持ち合わせています。あくまで辞書的な意味ですがね。
既にご存知だったらすいません(^^;
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[1395]Re(5):ポツダム宣言受諾に関し...
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 とほほ E-MAIL  - 05/10/13(木) 19:56 -

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   ▼やじろべえさん:
>有用板のとほほさんご投稿「いいえて妙『小さな政府大きな権力』 」
>も心強い思いで読ませていただきました。

たははは(^^;
あの文章、さっそくやじろべえさんご紹介の本の影響受けてますよね(笑)
87 hits

[1398]Re(9):問題は「作る会教科書」...
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 とほほ E-MAIL  - 05/10/13(木) 19:59 -

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   思考錯誤へようこそです(^.^)

▼投げ物屋さん:
>よって、反社会主義、という点においては辞書的な意味において、とほほさんも右翼と呼ばれる要素を持ち合わせています。あくまで辞書的な意味ですがね。

そういうことですね(^^;
ですから、私は右翼が「社会主義」を批判すると、右翼は社会主義って何だと思っているんだろう?社会主義の何が嫌いなのだろう?と聞いてみたくなるんですよね。そうするとその嫌いなものが自分の中にあることに気が付くはずなんです(笑)

民主社会においては民衆は全員が何らかの政治的な立場を持ってます、ですから私より左にいる人から私を見たら私は右翼でしょうし、その逆もまたしかりで、私なんかもそうですが「連中にかかったらみんな左翼にされちゃうよ」とかいって否定論者をからかいますが、連中が他人を左翼だ左翼だと言えば言うほど自分がかなり右にいることを公言しているようなものなのだけど、自分では中道のつもりでいるから面白いです。

大体、この中道とか中庸と言う考え方は政治が民衆の手にはなかった時代の考え方で体制の側からも民衆の側からも中立的立場で政治を行うと言う考え方です。ところが民主社会では体制=民衆ですから、中庸・中道と言う立場は成立し得ないのですね(^^;
ですから私は「中立」だとか「中道」だとかいう奴が一番胡散臭くて嫌いなのです(笑)

実はこれは日本の民衆が江戸以降現在に至るまで「政治的立場」から切り離された倫理観念の上に洗脳されてきているから、今の政治家の中にさえ中道や中庸を使う馬鹿は多いです。右翼とア・プリオリな集団があってその仲間が右翼、左翼という集団があってその仲間が左翼、と言う観念しかもてないのはそれが原因です。

自分は自分であって右翼でも左翼でもありません。が、他人が自分をウヨサヨと評価するのは間違ってはいないのです。あくまで相対的なものだということですよね。

だから、社会主義は左翼だと教えられると社会主義批判をする馬鹿右翼が、いるわけで、じゃ、お前は社会主義の何が嫌いなんだ?と聞いてやれば、その嫌いな部分こそ右翼そのものであることに気が付くはずなんです、普通(笑)

社会主義に対峙させるとしたら個人主義です。個人主義者に言わせれば国粋主義者も社会主義・共産主義者も右翼です、本来は(^^;

こう分類するとわかりやすくないですかね?
「体制の側の視点で社会を思考するのが右翼、民衆側の視点から体制を思考するのが左翼」
どうです?(^.^)
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[1423]Re(10):問題は「作る会教科書...
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 投げ物屋 E-MAIL  - 05/10/14(金) 16:38 -

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   ▼とほほさん:
>思考錯誤へようこそです(^.^)
どうも、お世話になります。

もうひとつ、左翼の定義に「自由主義・無政府主義」とあったので、とほほさんは左翼の中でもこの中に分類されるのかな(^^;

>ですから、私は右翼が「社会主義」を批判すると、右翼は社会主義って何だと思っているんだろう?社会主義の何が嫌いなのだろう?と聞いてみたくなるんですよね。そうするとその嫌いなものが自分の中にあることに気が付くはずなんです(笑)
それはただのバカウヨでは…?
 僕は共産主義の基本理念を聞いたときに「ああこりゃダメだ」と感じただけの話で反社会主義です。もっと深く話を聞くと考え方が変わるかもしれませんが、ロシアや中国を見る限り…それは無いと思います。

>民主社会においては民衆は全員が何らかの政治的な立場を持ってます、ですから私より左にいる人から私を見たら私は右翼でしょうし、その逆もまたしかりで、私なんかもそうですが「連中にかかったらみんな左翼にされちゃうよ」とかいって否定論者をからかいますが、連中が他人を左翼だ左翼だと言えば言うほど自分がかなり右にいることを公言しているようなものなのだけど、自分では中道のつもりでいるから面白いです。
 右翼左翼って相対的なものですよね。そもそもフランス革命後の議席の位置から発生した言葉だから、「自分より右」「自分より左」という概念は初めから有って然るべきなんですが。

>大体、この中道とか中庸と言う考え方は政治が民衆の手にはなかった時代の考え方で体制の側からも民衆の側からも中立的立場で政治を行うと言う考え方です。ところが民主社会では体制=民衆ですから、中庸・中道と言う立場は成立し得ないのですね(^^;
その考え方そのものが一番下での右翼左翼の定義に従ったものですね。すぐ上では「中道」という言葉を「右翼でも左翼でもないもの」と扱っているのに「体制側でも民衆側でもない中立」と置き換わっちゃった。体制=民衆なら、下の定義に従うと中道どころか右翼も左翼も無くなってしまうんじゃないですか?体制=民衆だと体制から見ても民衆から見ても同じものが見えちゃいます。

>実はこれは日本の民衆が江戸以降現在に至るまで「政治的立場」から切り離された倫理観念の上に洗脳されてきているから、今の政治家の中にさえ中道や中庸を使う馬鹿は多いです。右翼とア・プリオリな集団があってその仲間が右翼、左翼という集団があってその仲間が左翼、と言う観念しかもてないのはそれが原因です。
難解な文章ですね…。僕も中道を気取った政治家は嫌いですが、そんな政治家は同じく中道を気取った人に支持されているから成り立っているもので…頭が痛いです。

>だから、社会主義は左翼だと教えられると社会主義批判をする馬鹿右翼が、いるわけで、じゃ、お前は社会主義の何が嫌いなんだ?と聞いてやれば、その嫌いな部分こそ右翼そのものであることに気が付くはずなんです、普通(笑)
国家主義と社会主義の共通部分ですね。体制を守ることを第一に考えているからこそ起こる矛盾だと思います。まぁ右翼の定義にもいろいろありますから(^^;

>社会主義に対峙させるとしたら個人主義です。個人主義者に言わせれば国粋主義者も社会主義・共産主義者も右翼です、本来は(^^;
そりゃとほほに言わせればそうでしょうが、あくまで辞書的な意味では左翼は社会主義・共産主義です。自分から見て左なら『左』という定義は間違っていないですが、辞書的意味を否定するほどになってはさすがにどうかと…。

>こう分類するとわかりやすくないですかね?
>「体制の側の視点で社会を思考するのが右翼、民衆側の視点から体制を思考するのが左翼」
 "左翼"という言葉自体、社会主義をさすこともあり、社会主義が民衆側の視点から考えているとは到底思えないことから、その定義では誤解を招くと思います。また、僕はここで辞書を作る気はないので新たな定義について話し合いたくもありません。
 「体制側から社会を見るなら国家主義、民衆側から社会を見るなら個人主義」これで文句無いんじゃないでしょうか。これじゃ右翼左翼を定義していませんが(^^;
 図書館まで行って、何巻にも続いた分厚い百科事典を開いたところ、右翼については長々と載っていましたが、左翼についての説明は短く、それどころか定義の中に「反右翼主義」という言葉が載っていたときは正直唖然としました。


 また、"右翼"と"ファシズム"は別なのですが(これまた辞書的な意味(^^;)とほほさんは右翼思想のどんなところが嫌いですか?
43 hits

[1424]Re(11):問題は「作る会教科書...
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 とほほ E-MAIL  - 05/10/14(金) 17:08 -

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   ▼投げ物屋さん:
>それはただのバカウヨでは…?
> 僕は共産主義の基本理念を聞いたときに「ああこりゃダメだ」と感じただけの話で反社会主義です。もっと深く話を聞くと考え方が変わるかもしれませんが、ロシアや中国を見る限り…それは無いと思います。

どういう基本理念がダメだと感じられたのでしょうか?
私も現在の共産主義体制国家には反感を持っていましたが、ソ連邦崩壊以降や現在の中国は大分変わってきていると思いますよ。共産主義の理念が正しいのか正しくなのかは結論は出せないと思います。

前にも書いたことがあるけど、結局民主主義の中にある「自由」と「平等」と言う概念が、まったく矛盾して対立しているんですよ。ですから共産主義の持つ平等概念に対峙させるとしたら、資本主義の「自由」に対峙させねばなりません。これはどちらもそれだけでは理想社会は達成できません。

資本主義的自由を徹底的に追求したら平等は失われますし、小泉やブッシュのようなネオリベに陥ってしまいます。経済的な平等概念は共産主義の方が理想に近いでしょう。

ですからこれを右翼と左翼に分類したのでは一向に埒が明かないのですよ。どうしてそのように分類されてしまうのかと言うとたまたま日本の体制が資本主義だから共産主義が左翼になるだけです。共産主義国家では共産党は右翼です。
もちろん、共産主義というものがそもそも資本主義体制(厳密には違いますが)への反抗から生まれてきてますので、共産主義国家でも自らを左翼と呼びますが、しかし実態は共産主義国家における民衆にとって共産党は右翼です。

>その考え方そのものが一番下での右翼左翼の定義に従ったものですね。すぐ上では「中道」という言葉を「右翼でも左翼でもないもの」と扱っているのに「体制側でも民衆側でもない中立」と置き換わっちゃった。体制=民衆なら、下の定義に従うと中道どころか右翼も左翼も無くなってしまうんじゃないですか?体制=民衆だと体制から見ても民衆から見ても同じものが見えちゃいます。

いえ、民衆の中にあっても右翼や左翼は発生しますよ。社会をどうするのかと言う思考方法のパターンですから、中道や中庸と言う立場は消えてあくまで相対的な右翼左翼が生じるわけです。

>難解な文章ですね…。僕も中道を気取った政治家は嫌いですが、そんな政治家は同じく中道を気取った人に支持されているから成り立っているもので…頭が痛いです。

中道という考え方のもっとも悪しき点は「議論を放棄している」ことなのです。対立する二つの考えかたがったとして、そのどちらが正しいのかと言う思考を放棄して「中立」であることを根拠に自説を主張するわけですが、、これは私がいつも言うことですが、【正論の対極に謬論を置き、そのまんなかが正しいと言う事は決してありえない】と言う事なんですね。
以下は某掲示板での私の発言なのですが(^^ゞ
まあ、言葉の通り公正な立場で中立を保持する、と言う意味なのですがこの件の場合公正な立場とはどの立場が公正であるのか?と言う議論を全く無視して「公正中立」の看板を声高に上げているのである。日本文化の中にこの「公正で中立な立場」と言う存在を何の疑いもなく受け入れる下地がある為よく自民党に利用される。

さて皆さんよく考えていただきたい。
この「公正中立な立場」とは何なのか?と言うことを。

例えば、ここに白いカラスがいるとします。白いカラスを白い、と主張する立場が当然成立する。一方で「いや、そのカラスは黒い」と主張する立場も当然であるが成立する。さてそうするとその二つの立場の成否を判定する公正中立な立場と言うのは「このカラスは灰色だ」と言う主張が公正中立なのか?

そう、ここを自民党はいつもごまかしているのである。これを公正中立な立場で判定するのは科学であり論理なのだ。であるからある主張に対し反論する時には通常は「それは間違っている」として反論する。そしてその意見の異なる両者の主張を科学的に判定するのが「公正中立」と言う事になる。だから「公正中立ではない」と言う批判は全く論理的に成り立たない。普通この言葉を使うときにはその判定者に対しても「あなたの判定は間違っている」と言う判定者への反論として使われているわけである。

ところが自民党と言うのは常に「ではどちらが正しいのか議論しましょう」と言うと逃げ回る。と言うより既に議論では負けている。ただ、議論している振りをしているだけなのだ。
これは「自由主義史観」だとか「歴史修正主義」だとかの右翼の論法と全く同じ事で、すでに論理破綻して「公正中立な立場」から間違いであることが立証されているのに永遠に自分の立場のみを主張して相手を「公正中立ではない」と批判するわけである。さてこの論法が如何に奇妙奇天烈なのか見てみよう。

音楽でその曲の音符は「どれみ」となっているので音符どおりに「どれみ」と演奏した、が、「そらし」と演奏する人がいる。そこで「ここは どれみ ですよ」
と教えてあげると「それは公正中立ではない、公正中立なNHKは ふぁ と演奏するのが正しい」と言っているのと同じ事なのだ。

そもそも従軍慰安婦の問題は日本政府が一向にその責任を認めようとしないので「公正中立な立場」から判決を導き出そう、としたのがこの国際民間法廷である。
ここでなぜ日本政府の対応を「公正中立ではない」と言う主張が成立するのかと言うと日本の裁判では日本政府自身が「加害者」であり「一方の当事者」であるからである。これは論理的に正しいことは万人がうなづけよう。

であるから、この法廷の判決に異議があるのであれば「その判決は間違っている」として主張して初めて正常な議論である。ところがその民間法廷を「一つの団体」として「一方の立場」と規定してしまえば「公正中立な立場」と言うのは「自分の立場」を認めさせるまで無限級数的に成立するのである。こうした論理がいわゆる「力の論理」と呼ばれるものである、この政府の論理を推し進めていくのであれば結局力の強いものが最終的に勝つ、そう我々一般社会で「公正中立」を求める時、法にそれを求める、法が法として機能するには国家と言う絶対の力が存在するので「公正中立」が成り立つのである。

その国家が一方の立場として争われる時にもこの公正中立さを保つために「三権分立」の思想があるのであるが悲しいかな日本ではそれが成り立っていない。

こう言うことは、「みほぴょん」とか「どれみ」のようなよっぽどの馬鹿ではない限り誰にでもわかっている。にも関わらず日本右翼分子はなぜこう言う愚にもつかない論法を延々と繰り広げるのであろう。
なぜならこの論法は「何も知らない人、余り関心のない人」に対しては有効に作用するからである、つまり他人の無知に付け込んだ卑怯極まりない戦略なのである。

>そりゃとほほに言わせればそうでしょうが、あくまで辞書的な意味では左翼は社会主義・共産主義です。自分から見て左なら『左』という定義は間違っていないですが、辞書的意味を否定するほどになってはさすがにどうかと…。

別に否定しているわけではないですよ(^^ゞ
それはそれで正しい定義であり間違っているわけではないです。
ただ、視点を変えて物事を見てみると真理に近づけると言う事です。

> また、"右翼"と"ファシズム"は別なのですが(これまた辞書的な意味(^^;)とほほさんは右翼思想のどんなところが嫌いですか?

ですから、これも定義によるんです(^^;
右翼思想とはどういう思想か?を定義してもらえない事には何とも言えませんが、私の定義に従えばもっとも忌み嫌うのは「全体主義」です。
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