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[1943]トンデモビデオ「911 ボーイングを捜せ」 とほほ 05/12/27(火) 16:56
[1944]Re(1):トンデモビデオ「911 ボーイングを捜せ」 msq 05/12/27(火) 23:19
[1945]Re(2):トンデモビデオ「911 ボーイングを捜せ」 とほほ 05/12/28(水) 2:42
[1946]Re(3):トンデモビデオ「911 ボーイングを捜せ」 msq 05/12/28(水) 20:28
[1947]Re(4):トンデモビデオ「911 ボーイングを捜せ」 とほほ 05/12/28(水) 21:15
[1948]Re(1):「911 ボーイングを捜せ」きくちゆみさんからの弁明 とほほ 05/12/29(木) 14:19
[1949]きくちゆみ氏の弁明を批判する。 とほほ 05/12/29(木) 21:45
[1950]Re(1):きくちゆみ氏の弁明を批判する。 gallery 05/12/30(金) 17:27
[1951]すみません書き忘れ。 gallery 05/12/30(金) 17:39
[1952]Re(1):すみません書き忘れ。 とほほ 05/12/30(金) 18:01
[1954]きくちゆみさんのブログにおける言い逃れと欺瞞を批判する。 とほほ 05/12/31(土) 16:53
[1955]地下鉄サリン事件はなかった(否定論の正体) とほほ 06/1/1(日) 15:50
[1956]Re(1):きくちゆみ氏の弁明を批判する。 とほほ 06/1/2(月) 17:47
[1957]Re(1):きくちゆみ氏の弁明を批判する。 とほほ 06/1/2(月) 23:40
[1958]Re(2):きくちゆみ氏の弁明を批判する。 msq 06/1/3(火) 17:29
[1959]Re(3):きくちゆみ氏の弁明を批判する。 とほほ 06/1/3(火) 19:30
[1960]Re(4):きくちゆみ氏の弁明を批判する。 msq 06/1/3(火) 21:15
[1968]Re(2):きくちゆみ氏の弁明を批判する。 トンデモさんウォッチャー 06/1/6(金) 23:32
[1969]Re(2):きくちゆみ氏の弁明を批判する。 トンデモさんウォッチャー 06/1/6(金) 23:36
[1970]Re(3):きくちゆみ氏の弁明を批判する。 とほほ 06/1/7(土) 0:02
[1972]Re(4):きくちゆみ氏の弁明を批判する。 とほほ 06/1/7(土) 2:16
[1976]Re(2):きくちゆみ氏の弁明を批判する。 磯人 06/1/8(日) 20:44
[1977]Re(3):きくちゆみ氏の弁明を批判する。 とほほ 06/1/8(日) 22:15
[1978]Re(2):きくちゆみ氏の弁明を批判する。 磯人 06/1/9(月) 8:43
[1979]否定論・陰謀論と未来予測 とほほ 06/1/9(月) 9:55
[1981]Re(1):否定論・陰謀論と未来予測 とほほ 06/1/9(月) 21:01
[1985]Re(2):きくちゆみ氏の弁明を批判する。 磯人 06/1/9(月) 23:30
[1986]Re(3):きくちゆみ氏の弁明を批判する。 とほほ 06/1/10(火) 0:05
[1987]Re(2):きくちゆみ氏の弁明を批判する。 磯人 06/1/10(火) 1:59
[1990]Re(3):きくちゆみ氏の弁明を批判する。 とほほ 06/1/10(火) 8:49
[2020]Re(2):きくちゆみ氏の弁明を批判する。 磯人 06/1/23(月) 0:09
[1980]Re(3):きくちゆみ氏の弁明を批判する。 とほほ 06/1/9(月) 10:49
[1974]週刊ポストでの紹介 とほほ 06/1/7(土) 14:37
[1988]Re(1):週刊ポストでの紹介 磯人 06/1/10(火) 2:10
[1989]Re(2):週刊ポストでの紹介 とほほ 06/1/10(火) 8:17
[2021]Re(2):きくちゆみ氏の弁明を批判する。 磯人 06/1/23(月) 0:59
[1984]2006平和への結集の訴え とほほ 06/1/9(月) 23:24
[2022]きくちゆみ氏について 磯人 06/1/23(月) 1:39
[2052]Re(1):きくちゆみ氏について うさぎ 06/2/10(金) 1:21
[2055]Re(2):きくちゆみ氏について とほほ 06/2/11(土) 0:53
[2061]Re(3):きくちゆみ氏について jcf 06/2/12(日) 0:59
[2062]Re(4):きくちゆみ氏について とほほ 06/2/12(日) 1:10
[2063]Re(5):きくちゆみ氏について jcf 06/2/12(日) 5:26
[2064]Re(6):きくちゆみ氏について とほほ 06/2/12(日) 10:46
[2065]Re(7):きくちゆみ氏について とほほ 06/2/12(日) 11:07
[2066]「劣化ウラン弾」が胡散臭い理由 磯人 06/2/12(日) 22:19
[2071]Re(1):「劣化ウラン弾」が胡散臭い理由 とほほ 06/2/13(月) 9:56
[2087]Re(2):「劣化ウラン弾」が胡散臭い理由 北風 06/2/18(土) 2:37
[2088]Re(3):「劣化ウラン弾」が胡散臭い理由 とほほ 06/2/18(土) 2:56
[2089]Re(4):「劣化ウラン弾」が胡散臭い理由 北風 06/2/18(土) 4:45
[2090]Re(5):「劣化ウラン弾」が胡散臭い理由 とほほ 06/2/18(土) 5:16
[2091]Re(6):「劣化ウラン弾」が胡散臭い理由 北風 06/2/18(土) 6:37
[2095]Re(7):「劣化ウラン弾」が胡散臭い理由 とほほ 06/2/18(土) 13:36
[2096]Re(8):「劣化ウラン弾」が胡散臭い理由 msq 06/2/18(土) 14:09
[2109]Re(8):「劣化ウラン弾」が胡散臭い理由 北風 06/2/20(月) 0:58
[2004]なぜ、『911ボーイング・・・』を叩くのか? とほほ 06/1/13(金) 7:12
[2028]『911 ボーイングを捜せ』についての「質問書」 msq 06/1/30(月) 0:51
[2032]Re(1):『911 ボーイングを捜せ』についての「質問書」 磯人 06/2/3(金) 1:42
[2037]Re(2):『911 ボーイングを捜せ』についての「質問書」 msq 06/2/4(土) 22:43
[2038]Re(2):『911 ボーイングを捜せ』についての「質問書」 とほほ 06/2/5(日) 17:15
[2039]Re(1):『911 ボーイングを捜せ』についての「質問書」 磯人 06/2/6(月) 8:15
[2040]Re(2):『911 ボーイングを捜せ』についての「質問書」 とほほ 06/2/6(月) 17:38
[2050]Re(3):『911 ボーイングを捜せ』についての「質問書」 磯人 06/2/9(木) 22:57
[2051]Re(4):『911 ボーイングを捜せ』についての「質問書」 とほほ 06/2/10(金) 1:16
[2059]Re(1):『911 ボーイングを捜せ』についての「質問書」 とほほ 06/2/11(土) 22:42
[2060]Re(2):『911 ボーイングを捜せ』についての「質問書」 とほほ 06/2/11(土) 22:52
[2068]Re(3):『911 ボーイングを捜せ』についての「質問書」 msq 06/2/12(日) 22:52
[2069]Re(3):『911 ボーイングを捜せ』についての「質問書」 磯人 06/2/12(日) 23:07
[2072]きくちゆみさんの講演録批判。 とほほ 06/2/13(月) 14:04
[2030]Re(1):トンデモビデオ「911 ボーイングを捜せ」 とほほ 06/2/2(木) 22:39
[2031]Re(2):トンデモビデオ「911 ボーイングを捜せ」 とほほ 06/2/3(金) 0:45

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[1976]Re(2):きくちゆみ氏の弁明を批...
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 磯人 E-MAIL  - 06/1/8(日) 20:44 -

引用なし
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   ▼とほほさん:
こんにちわ。トンデモさんウォッチャー改め磯人(いそじん)です。
ハンドル変更、お手数をおかけしました。

>実はこのビデオではもっと変なことを言っているのです。
公認環境スペシャリストで環境評価協会会員のテリース・アニエールさんから、電話での短いやりとりの後、次のような手紙をいただきました。彼女によれば、ペンタゴンに衝突した飛行機に残っていた燃料の量ならば、ペンタゴンに衝突した飛行機に残っていた燃料の量ならば、ペンタゴンの一画を粉々に破壊し、その炎は数日間燃え続けるだろう、そしてその3万2550リットルの燃料は8600万BTU(2167万kcal)に相当すると言うのです。また、これだけの機体の重さと速度をあわせて考えると、ペンタゴンはパンケーキのようにぺちゃんこになっていただろうとも予測しました。
あーそんなんですか?つまり飛行機ではなく巡航ミサイルが突っ込んだから被害がこの程度で済んだ、と主張しているわけですね?(^^;
>巡航ミサイルよりも航空機のほうがよっぽど破壊力があるといっているわけです。
>たった一機でペンタゴンをぺちゃんこにできるそうです。

なるほど、しかも「数日間燃えつづける」のを、ただ茫然と眺めている、と。
よく思うんですけど、反戦平和運動の方々には「因果的決定論」の好きな人が多いですね。
人間の意志とか、行動とか、そういう不確定要因を一切排除して、「これがこうだから、きっと結果はこうなる。こうならないはずがない。ならないのは、実は陰謀だからだ」といったような論法が多いと思います。

それと、よく読んで見ると、そのデニースなんとかさんの言ってることも、たった数行分の間にだんだんエスカレートしてますね。

(1)飛行機に残っていた燃料の量ならば、『ペンタゴンの一画を』粉々に破壊
(2)燃料は8600万BTU(2167万kcal)に相当する
(1)+(2)=機体の重さと速度をあわせて考えると
⇒『ペンタゴンはパンケーキのようにぺちゃんこ』

つまり、重さも速度もみんな破壊のエネルギーとして抄出されるわけで、いつの間にやら素粒子同士の衝突みたいな話になってしまいました。(苦笑) E=mc^2!
これがほんとだったら、アインシュタインもさぞびっくりするでしょうな。
333 hits

[1977]Re(3):きくちゆみ氏の弁明を批...
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 とほほ E-MAIL  - 06/1/8(日) 22:15 -

引用なし
パスワード
   ▼磯人さん:
>▼とほほさん:
>こんにちわ。トンデモさんウォッチャー改め磯人(いそじん)です。
>ハンドル変更、お手数をおかけしました。

いえ、こちらこそこころよく変更くださりありがとうございました(^.^)

>よく思うんですけど、反戦平和運動の方々には「因果的決定論」の好きな人が多いですね。
>人間の意志とか、行動とか、そういう不確定要因を一切排除して、「これがこうだから、きっと結果はこうなる。こうならないはずがない。ならないのは、実は陰謀だからだ」といったような論法が多いと思います。

さて、私も反戦活動家を自負していますしこの掲示板の参加者もほとんどの方がそうだと思います。この掲示板で研究されている論説の中にはそういう論法が目立つことは確かですが、こういう論法を多用するのは否定論といわれる論法で歴史修正主義者や右翼が好む論法であると認識してますが、、。

具体的にはそのような反戦活動とはどのようなものですか?
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[1978]Re(2):きくちゆみ氏の弁明を批...
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 磯人 E-MAIL  - 06/1/9(月) 8:43 -

引用なし
パスワード
   ▼とほほさん:
磯人です。
>
>さて、私も反戦活動家を自負していますしこの掲示板の参加者もほとんどの方がそうだと思います。この掲示板で研究されている論説の中にはそういう論法が目立つことは確かですが、こういう論法を多用するのは否定論といわれる論法で歴史修正主義者や右翼が好む論法であると認識してますが、、。
>
>具体的にはそのような反戦活動とはどのようなものですか?

私が最初に「決定論好き」を認識したのは、住基ネット反対運動の斎藤貴男氏で、具体的には『法学セミナー』2003年1月号の「私が住基ネットに反対する理由」でした。
反住基ネット運動は「戦争のできる国にするため」として、反戦運動と強くリンクしていると思います。(しかし、そこへ規制緩和を唱え課税のための収入掌握に反対する新自由主義者-−典型は櫻井よしこ氏でしょうか−-も入ってくるから、話はややこしい)

特に強く思った部分を引用します。
----------
国家権力とは悪辣なものだと決め付ける気も毛頭ありません。ただ、お互いつまらない、たいしたことのない人間同士。片方だけが一方的に強い立場になればどのような事態が訪れるのかを常に見通すことのできる想像力が忘れられてしまっては、社会は監獄に等しくなります。これだけは譲れません
----------
これはやはり決めつけではないですか? 国家権力のみならず「人間はすべて等しく悪辣である、したがって大きな力を手に入れた者は必ずやそれを悪用・濫用する」という悲観論を前提に、「国家権力の暴走に歯止めをかけようとする意志や努力はどこにも存在しない、またはしても無意味である」とする、悲観的決定論だと思います。
(余談になりますが、片方だけが一方的に強い立場になるのが危険なら、もう片方にも対等の立場を与えるための武器や足場を用意すべきです。すなわち、自己情報コントロール権に基づく諸権利の明確化と、その救済手段の確立が必要なのであって、これに考え及ばないという時点で問題外です。)

あと、(私が時々観察に行く「つどい」はどうも△○派系らしいのですが)最近の市民集会やピースパレードの参加者には、「自分探し」の若者が多いという印象を持っています。
「自分探し」と、香山リカ氏のいう「解離傾向」は同義と認識しているのですが、昨年末に出た『「責任」ってなに?』(大庭健著、講談社現代新書)を読むと、解離傾向からは「(自分以外の)他者の抹消」が帰結されるとしており(p163-168)、具体例も書いています(第6章)。世界から「自分以外の他者」が抹消されれば、自分が止めない限り因果的経過はそのまま実現して当然、ということになります。これが「決定論好き」の背景にあると思います。

なお、「自分探し」の若者が国家や民族に自己同一化すると、「ぷちナショ」右翼の誕生です。(苦笑) きくちゆみ氏に自己同一化する平和運動系トンデモさんと、歴史修正主義者が、同じような「否定論」を弄するのも、うなずけるところだと私は考えます。
342 hits

[1979]否定論・陰謀論と未来予測
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 とほほ E-MAIL  - 06/1/9(月) 9:55 -

引用なし
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   ▼磯人さん:
>これはやはり決めつけではないですか? 国家権力のみならず「人間はすべて等しく悪辣である、したがって大きな力を手に入れた者は必ずやそれを悪用・濫用する」という悲観論を前提に、「国家権力の暴走に歯止めをかけようとする意志や努力はどこにも存在しない、またはしても無意味である」とする、悲観的決定論だと思います。

うーーん、難しいことはよくわかりませんが(^^ゞ
歴史修正主義に見られる陰謀論や否定論とは、起きた事実に対する事実認定法において誤った論理の上に成り立つもので、事実を歪曲・曲解して認識させようとするものです。我々がなぜそれを忌み、怒りを感じるのかと言えば事実を歪曲するとはすなわち歴史を改竄することだからです。歴史とは何かと言えば過去を正しく観察し未来に生かすためのデータです。全ての科学がこのデータの上に成立するのです。

そのデータを改竄すると言う行為が否定論であるとか陰謀論なのですよ。なぜ正確なデータが必要なのかと言うと出来るだけ正確な未来予測のためです。

まずこの辺に基本的な思い違いがあると思います。次に大切なのは「法」とは何か、如何にあるべきか?と言う思考も必要だと思います。基本的には法がなくて済むものなのであれば法というものはないほうが良いわけです。
本来人間は自由で平等でなくてはなりません。しかし他者の人権を侵害する自由は制限されねばなりません、平等を侵す自由も制限されねばなりません。これが法なのです。

きちんと論証しようと思うとかなり長くなりますが、この2点を念頭に置いてもう一度考え方を整理されてみたらいかがでしょうか。
とにかく否定論・陰謀論とは何なのか?と言う磯人さんの認識には確実に誤りがあるように思います。

とりあえず簡単に(^^ゞ
又改めてゆっくり論証していきたいと思います。
358 hits

[1980]Re(3):きくちゆみ氏の弁明を批...
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 とほほ E-MAIL  - 06/1/9(月) 10:49 -

引用なし
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   ▼磯人さん:
>それと、よく読んで見ると、そのデニースなんとかさんの言ってることも、たった数行分の間にだんだんエスカレートしてますね。

さて、こちらは本筋の陰謀論についてです(^.^)
陰謀論や否定論で注意すべきことは他人の言説を恣意的に都合の良い部分だけトリミングまたは改竄している疑いがあるのです(笑)

ですからこのデニースさんがそういう主張をしたのか否かは少し疑ってかかったほうが良いです(^^;、私らみたくしょっちゅう否定論者を相手に馬鹿議論をしているとそういうテクニックが自然と身についてくるのですね(^^;
このデニースさんはおそらくその専門の立場からこうした言説を発したことは多分確かでしょう、しかしどういう文脈の中でその言説が発せられたかに対しては十分な警戒が必要です。ですから私らはそのデニースさんとの電話の内容と手紙の内容全文を入手しようとします。すると否定論陰謀論の嘘がすぐばれるのです。

私はおそらくこの場合もそうだと思います。
極端な話、例えばですよ。
電話で「こうこう言う状態で航空機が衝突してそのまま放置しておくとどういう結果が予測できますか?」と言う質問への解答であれば当該のデニースさんの言説はまったく妥当な見解であり正当な論説であるわけです。

ですから「否定論論破には元ネタを探れ」が一番効果的でこの場合も多分ですが、その類の事実の捏造だと思います。
しかし、この「元ねたを探る」と言うのが大変なわけです(^^;
ですから否定論者は好き勝手なことを言っていたらよいわけなので否定論を組み立てるのは簡単なのですが、これに反論するための労力は大きくなるわけですね、これは反論に苦労すると言うことは否定論にも一理あるからだ、と言う誤解にもつながってしまい、否定論の印象操作はその辺も巧みなのです。
335 hits

[1981]Re(1):否定論・陰謀論と未来予...
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 とほほ E-MAIL  - 06/1/9(月) 21:01 -

引用なし
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   ▼とほほ:
>とりあえず簡単に(^^ゞ
>又改めてゆっくり論証していきたいと思います。

> これはやはり決めつけではないですか? 国家権力のみならず「人間はすべて等しく悪辣である、したがって大きな力を手に入れた者は必ずやそれを悪用・濫用する」という悲観論を前提に、「国家権力の暴走に歯止めをかけようとする意志や努力はどこにも存在しない、またはしても無意味である」とする、悲観的決定論だと思います。

つまり、先に述べましたように他者の人権を侵害する場合の自由や権利を侵害できるのです、ですから法というのは個人の自由や人権は他者の人権を侵害しない限りにおいてのみ機能しなくてはなりません。住基法の問題点は「犯罪防止の為に犯罪者の人権を制限する」ここまでは良いのです、しかしそのために関係ない一般市民全体を網にかけて全体の人権に対して機能させていることが問題なわけです。ですから住基法はもっと慎重にかなり細かい細則が必要です。

立法理念の基本が権力を極力最小限にとどめることを原則としてますので思考方法としては間違いではないと思います。

> (余談になりますが、片方だけが一方的に強い立場になるのが危険なら、もう片方にも対等の立場を与えるための武器や足場を用意すべきです。すなわち、自己情報コントロール権に基づく諸権利の明確化と、その救済手段の確立が必要なのであって、これに考え及ばないという時点で問題外です。)

片方は国家です。国家は人間ではありません、ですから国家には人権はありませんのでその自由を認める必要も人権を認める必要も原則的にないのです。ですから国家と民衆の立場を対等化した議論はあやまりです。

> あと、(私が時々観察に行く「つどい」はどうも△○派系らしいのですが)最近の市民集会やピースパレードの参加者には、「自分探し」の若者が多いという印象を持っています。

若者と言うのはピースパレードの参加者に限らず「自分探し」をするものではないですか?本来それが若者のあるべき姿です。親や社会に決められたレールの上に乗ってそのことに何の疑問も抱かない若者を形成する社会こそが忌むべき社会であると私は考えますし、そうした意味では現代若者は我々世代に比べてはるかに進歩しているのであり、その進歩は正しいのです。が、そのことが社会と矛盾するのであれば改善すべきは若者ではなく社会なのではないでしょうか。

> 「自分探し」と、香山リカ氏のいう「解離傾向」は同義と認識しているのですが、昨年末に出た『「責任」ってなに?』(大庭健著、講談社現代新書)を読むと、解離傾向からは「(自分以外の)他者の抹消」が帰結されるとしており(p163-168)、具体例も書いています(第6章)。世界から「自分以外の他者」が抹消されれば、自分が止めない限り因果的経過はそのまま実現して当然、ということになります。これが「決定論好き」の背景にあると思います。

香山リカ氏という方の論説は読んだことがないので評論は不可能ですが、磯人さんの認識が正しいのであれば香山氏は間違ってます。「自分探し」とは社会の中での自己の立ち位置の模索であり決して社会との隔離を傾向するものではありません。確かに社会の中に自己の立ち位置が発見出来ずにいる若者も多いことでしょうが、それはなんら悪しき現象ではないと思います。人は社会の為に生きるのではなく、人が生きるために社会があるわけです。

したがって「自分探し」が他者の抹消につながるわけではありません。むしろ「自分探し」とは他者の発見であり他者との関係性の模索であります。

> なお、「自分探し」の若者が国家や民族に自己同一化すると、「ぷちナショ」右翼の誕生です。(苦笑) きくちゆみ氏に自己同一化する平和運動系トンデモさんと、歴史修正主義者が、同じような「否定論」を弄するのも、うなずけるところだと私は考えます。

自己のアイデンティティーをどこに置くか?と言うことそのものはその人の自由です。したがってそれを国家や民族、また地域的・宗教的・信条的コミュニティーに置くことも自由であり、そのこと自体に誤りがあるわけではないと思います。仲間や友人を擁護しよう守ろう、と言う考え方は健全なものだと思います。例えば殺人犯の母親が「私だけはあの子を信じる」と言う心情は健全でこれを批判する人はいないと思います。

問題はその自己アイデンティティーを他者に押し付けてはならないと言うことではないでしょうか?IDの異なる価値観の異なる宗教の異なるもの同士が共存していくためには共通の言語が必要です、それが論理であり科学であると思います。ですから論理的科学的に彼らが間違っていることを論証していくわけであり、彼らを卑しめるためのものではないと思います。
(とか、何とかいっちゃって(^^;、わたしなんざかなりアホウヨ否定論者を馬鹿にしてますが(笑) )
357 hits

[1984]2006平和への結集の訴え
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 とほほ E-MAIL  - 06/1/9(月) 23:24 -

引用なし
パスワード
   【2006平和への結集の訴え】
http://earthcooler.ti-da.net/e636420.html

上記URLにおける当該の呼びかけに下記のように賛同いたしました。
良識ある平和主義者の皆さんこのビデオの危険性に是非ともご理解いただき、私
の賛同文を利用していただいても構いませんので、平和への結集を訴えてまいり
ませんか?


--- 記 ---
From:   平志朗 <info@t-t-japan.com>
To:    sando@uniting-peace.net
Cc:   
Subject: 2006平和への結集の訴えに賛同します。

= = =

□ 賛同人になり、賛同人として名前を公表することに同意致します

◎お名前:    平志朗
◎肩書き:    広島市民
(本名、所属)
ご住所:広島県広島市安芸区矢野東6-5-16-204
 〒736-0083
連絡先
 TEL:        082-889-0353
 FAX:
 E-mail:    info@t-t-japan.com

※◎印は、公表する際に記載を希望するものをお書きください
※記入された個人情報は「平和への結集の訴え」の目的でのみ使用します

呼びかけ人の候補や呼びかけ文に対するご感想、ご提案等をお書きくだ さい

(呼びかけ人呼びかけ文に全く異存はございませんが、きくちゆみ氏及びグローバルピースキャンペーンの宣伝する「911ボーイングを捜せ」と言うビデオは運動への大きな打撃となります、この件につききくちゆみ氏にペテンビデオの宣伝を止めるよう説得するか、かなわねば呼びかけ人を降りていただかないことには、かならずや障害になると思います。呼びかけ人の方々には学識者の方も多くこのビデオのペテンの悪質性をすぐに理解できると思います。

どうか耳を傾けていただきたい、きくち氏をバッシングするものではなく、この種のペテン行為は平和を目指すものとしてあってはならない行為なのです。
下記のページを参考いただければビデオを見るまでもなくご理解できると思います。問題は911に陰謀があるか否か?と言う信憑性が問題であるのではなく、このビデオはペテン行為を犯してそれを主張していることにあるのです。
http://www11.ocn.ne.jp/~nbbk/911/index2.html
http://blog.goo.ne.jp/tohoho_goo/e/9f3bb4de1c61852857c7aa7f48c7a3ab

この呼びかけをどちらで知ったか、よろしければ、お教えください
(AML)

= = =


   _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
  _/_/_/ 広島県広島市安芸区矢野東6-5-16-204     _/_/_/
  _/_/_/  info@t-t-japan.com       平志朗   _/_/_/
 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

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[1985]Re(2):きくちゆみ氏の弁明を批...
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 磯人 E-MAIL  - 06/1/9(月) 23:30 -

引用なし
パスワード
   ▼とほほさん:
磯人です。長くなりますが、まとめレスで失礼します。

その前にちょっと言い訳ですが、決定論≠陰謀論≒否定論であることは認識しています。
また、『トンデモ本の世界R』(洋泉社)によれば、斎藤貴男氏の『カルト資本主義』(文藝春秋)は、「オカルト否定のあまりオカルト(陰謀論はオカルトの有力分野)になってしまったという意味でトンデモ本」という評価でした。

>そのデータを改竄すると言う行為が否定論であるとか陰謀論なのですよ。なぜ正確なデータが必要なのかと言うと出来るだけ正確な未来予測のためです。

陰謀論者でないわれわれにとっては、そうです。
しかし、陰謀論の人々にとっては、「都合の悪い事実」が存在することは、彼ら自身の存在それ自体を危うくする、と考えているかのように見えます。反論がすぐヒステリックになるとか。裏を返せば、陰謀論者の世界観とアイデンティティがそれだけ脆弱であると言えるのかもしれません。彼らは、彼らにとって都合の良い世界にしか生息できないのでしょう。

>住基法の問題点は「犯罪防止の為に犯罪者の人権を制限する」ここまでは良いのです、しかしそのために関係ない一般市民全体を網にかけて全体の人権に対して機能させていることが問題なわけです。ですから住基法はもっと慎重にかなり細かい細則が必要です。
>
>立法理念の基本が権力を極力最小限にとどめることを原則としてますので思考方法としては間違いではないと思います。
>
私とは立法趣旨についての認識が違いますね。
とほほさんのおっしゃるような趣旨は、裏側にあったとしても、政府としては絶対言えないでしょう。私は、討論において「相手の言っていないこと」に対する批判・反論というのは、禁じ手だと思っています。だから、政府が立法趣旨として説明していないことに対して、「こんな人権侵害立法はけしからん、断じて許さん」と批判していても、「いえいえ、それは誤解ですよ」といなされてしまうだけで、反対運動としては弱いと思うのです。

たしかに細則による慎重な規制が必要であると、私も思います。しかし、その前に、政府の説明する立法趣旨(行政事務の効率化、住民の利便性)に沿って、「利便性には情報漏れのリスクが伴う。それに対する手段として自己情報コントロール権の確立を」と主張するのが筋であったと、今でも考えています。

>> (余談になりますが、片方だけが一方的に強い立場になるのが危険なら、もう片方にも対等の立場を与えるための武器や足場を用意すべきです。すなわち、自己情報コントロール権に基づく諸権利の明確化と、その救済手段の確立が必要なのであって、これに考え及ばないという時点で問題外です。)
>
>片方は国家です。国家は人間ではありません、ですから国家には人権はありませんのでその自由を認める必要も人権を認める必要も原則的にないのです。ですから国家と民衆の立場を対等化した議論はあやまりです。
>
「立場の対等」は齋藤貴男氏の弁に沿った単なる比喩です。
あと、私の認識では「国家と個人」はそもそも対等になり得ませんが、「国家と民衆」は対等であり得ると思います。なぜなら、民衆は国家の存立基盤そのものであるからです。

>香山リカ氏という方の論説は読んだことがないので評論は不可能ですが、磯人さんの認識が正しいのであれば香山氏は間違ってます。

これは私の認識であって、香山リカ氏は「解離」と「自分探し」を区別しています。ただし、関連はあると考えているようです。

>したがって「自分探し」が他者の抹消につながるわけではありません。むしろ「自分探し」とは他者の発見であり他者との関係性の模索であります。
>
これは私の説明不足でした。私の言った「自分探し」=「解離」とは、もっと病的な現象の意味です。とはいっても、前掲『「責任」ってなに?』ではかなり念入りな認識論を展開しているので、実際にお読みになっていただくのが一番なのですが…
(ちなみに、大庭健氏も「解離」と「自分探し」は区別しており、これらは「無縁だとは思えない」としています)

私の理解した限りでは、「解離」から「他者の抹消」へ至るプロセスは、次の通りです。

1:「解離」とは、「役割を演じている(現実の)自分」とは別に「本当の自分」が存在するとして両者を分離して考え、現実世界で「役割を演じている自分」=他人から見た自分は、割り振られた役割に従って機能しているだけで、「本当の自分」=自分にとっての自分は、自由に視点を移動することのできる「世界霊魂」のような存在であると認識する傾向をいう。
2:こんな馬鹿げた話になるのは、ひとえに文法的事実を理解していないからである。すなわち、客観記述の世界に、世界を認識する意識主体である「私」が現れる余地はない。であるがゆえに、意識主体たる「私」とは、客観的に存在する世界とは別格の、特別な存在であるかのように感じられる。
3:ここから次のような誤解が生まれる。すなわち、他人が認識している存在(固有名詞たる誰某)は、客観記述の世界における事実だが、「私は誰某である」という事実は、世界の外側の特別な事実である。つまり、世界の外にある意識主体である「私」が、「誰某である」というのは、たまたまその役割を与えられたのに過ぎない。「私」は他の誰の視点からでも、世界を認識することができる…
4:ここまで来ると、「私」は固有名詞たる特定の存在(他人が認識している個人)と分断され、「解離」が生じる。すると、通常人の「『他人には』、私はこう見えている『だろう』」という予測が、「他人にとっての私(固有名詞たる誰某)は、『私にはこう見える』」という仮想認識の話にすりかわる。こうなると、他者は「(自分とは異なる)主観を持つ主体」ではなくなり、単なる視点に過ぎなくなる。これが「他者の抹消」である。
5:また、「現実の自分」から切り離された「本当の自分」は、かえって自分が何者であるかがわからなくなり、常に「私は何者であるか」を探し求めることになる。

>自己のアイデンティティーをどこに置くか?と言うことそのものはその人の自由です。したがってそれを国家や民族、また地域的・宗教的・信条的コミュニティーに置くことも自由であり、そのこと自体に誤りがあるわけではないと思います。仲間や友人を擁護しよう守ろう、と言う考え方は健全なものだと思います。例えば殺人犯の母親が「私だけはあの子を信じる」と言う心情は健全でこれを批判する人はいないと思います。
>
異論ありません。ただし、「冬彦さんの母」みたいだとかなり迷惑しそうですが…(笑)

ただ、私がサヨク市民運動で「問題あり」だと思うのは、参加者の若者たちが講演後の質疑応答の時間などで、必ず「〜については『どう考えたらいいでしょうか』」と質問することです。「〜については『(あなたは)どう考えますか』」とは絶対言いません。自分自身を放棄して、講演者(グル?)に全面的に帰依しようとしているかのようです。そして、帰依することで(集団的)アイデンティティを得ようとしているのだとすれば、これはまさにファシズムと紙一重だと思うわけです。
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[1986]Re(3):きくちゆみ氏の弁明を批...
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 とほほ E-MAIL  - 06/1/10(火) 0:05 -

引用なし
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   ▼磯人さん:
>ただ、私がサヨク市民運動で「問題あり」だと思うのは、

そのサヨク市民運動というのがよくわからないのです(^^;
おそらくその辺で話が通じてないのだと思います、サヨク市民運動とはなんですか?
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[1987]Re(2):きくちゆみ氏の弁明を批...
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 磯人 E-MAIL  - 06/1/10(火) 1:59 -

引用なし
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   ▼とほほさん:
磯人です。

>そのサヨク市民運動というのがよくわからないのです(^^;
>おそらくその辺で話が通じてないのだと思います、サヨク市民運動とはなんですか?

失礼しました。m(__)m
私が時々観察している(おそらく△○派系の)運動団体は、しばしば「許すな!○○ 阻止しよう!×× 月・日大阪のつどい」と題する集会を開きます。そこでの見聞を元にしています。

ちなみに、そういう集会では、大抵冒頭で「認識の共有のために」とか言ってニュース番組からの映像を編集したビデオを上映します。「ボーイングを捜せ」とおそらく同じような手法を使っていると思います。(恣意的つまみ食い)
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[1988]Re(1):週刊ポストでの紹介
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 磯人 E-MAIL  - 06/1/10(火) 2:10 -

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   ▼とほほさん:
磯人です。フルフォード氏の『ヤクザ・リセッション』『泥棒国家の最期』(ともに光文社)は大変面白く読んだのですが、今回はちょっと失望しました。

ところで、彼に問題のビデオを推薦したという「明治天皇の孫」中丸薫氏ですが、私は(いつ頃だったか忘れましたが)彼女の著書を書店で数ページ立ち読みして、呆れて買わなかったという経験があります。手に取ってみたのは、表紙に菊の紋章がついてるのを見て「なんと大胆な」と思ったのがきっかけですが、中身はもろに「ユダヤの陰謀論」で、宮内庁はよくクレームつけないなあ思いました。「万世一系の皇室を頂く日本は、そのおかげで闇の力・ユダヤの侵略を免れている」てなことを書いてあっったからか?(笑)
タイトルもすっかり忘れていましたが、表紙はインパクトがあったので覚えていましたから、この本で間違いありません。この書評も参考になると思います。
  ↓
闇の世界権力をくつがえす日本人の力 超パラダイムシフト
http://www.bk1.co.jp/product/2411346/review/355327

思えば、9.11の直後にも「ユダヤの陰謀論」の嵐が吹き荒れたのは、記憶に新しいところです。いわく、「当日はユダヤ人は皆欠勤していて難を免れた。なぜなら事前にアタックを知っていたからだ」「アメリカの歴代大統領はモルガン・ロックフェラーの使用人に過ぎない」等々。後者の主張は、別段目新しいものではなく、広瀬隆氏の一連の著作『億万長者はハリウッドを殺す』(講談社)『危険な話』(八月書館)『赤い楯』(集英社)ではほとんどそのまんまの主張が書いてあったし、清沢冽の『暗黒日記』(ちくま学芸文庫)を読むと、戦時中もこの手のことを言い募る連中がマスメディアを跳梁していたことがわかります。60年以上もの間、全然進歩しない国民というのも困ったもんだ。

熟練ジャーナリストのフルフォード氏が、「ユダヤの陰謀」論者の中丸氏に影響されてか、あっさり陰謀論ビデオを信じてしまったのはなぜなのでしょうか。私は、記事の中で彼が自身のスタンスを「共和党寄り」としている点に注目しました。というのは、「共和党」を「伝統的な保守主義」と読みかえると、思い当たることがあったからです。

先にご紹介した『と学会レポート・人類の月面着陸はあったんだ論』(楽工社 以下、単に「同書」)の終章で指摘されていることですが、アメリカで陰謀論が流行る背景には、リバタリアニズム(自由至上主義)の伝統があるそうです。
以下は私の解釈も入りますが、リバタリアニズムとは政府による規制・干渉は最小限に留め、個人や小規模のコミュニティによる自治・自由競争を善しとする、伝統的な保守思想です。ところが、これが「武装の自由」まで唱え実践すると、反政府武装ゲリラ(民兵組織)です。そして、アメリカの中央政府は人種差別解消の方向へ一貫して進んでいますから、反政府感情が人種主義と結びつきやすくなり、白人至上主義や反ユダヤ主義を唱えだす(同書ではこのような主張を「ハードな陰謀論」と呼んでいます)。

ちなみに、「ネオコン」と呼ばれて毛嫌いされている勢力は、もともとは「冷戦リベラル」と呼ばれた民主党員で、伝統的な保守主義者からはむしろ左翼と見られているそうです。本来は、国内政策では「大きな政府」による大規模な調整・規制を善しとする進歩的政策、対外的には対ソ強硬路線・介入主義を採り、トルーマンやケネディが典型とされます。ところが、70年代のリベラル派は冷戦に背を向け、介入主義に反対したため(ベトナムで懲りたから?)、アメリカのパワーの崩壊を危惧して民主党から分派したのが、ネオ・コンサバティブだそうです。(この段落だけ朝日新聞2003/05/02参照)

フルフォード氏は鋭い政府批判を身上とし、しかも「伝統的保守主義」のスタンスを取っているとなれば、図らずも「ハード陰謀論者」と共通する要素を持っていたことになります。

また、経済や通信のグローバル化で、通貨や大衆文化の面でアメリカが事実上の世界標準として機能していますから、逆に自国の独自性を重視する人々は反米感情を募らせ、アメリカの反政府主義に基づく陰謀論を受け容れやすいのだろう、ということです。同書は、ムーンホークス説を取り扱っていますから、副島隆彦氏も基本的に反米主義であることを確認していましたが、中丸薫氏のような皇室礼賛の人が「ユダヤの陰謀論」を唱えるのも、おそらく同じパターンでしょう。

またまた長くなったので、この辺で無理矢理オチをつけると、「反米主義者もアメリカの影響からは抜け出せないのでした」といったところでしょうか。

[管理人一回修正:タイトル]
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[1989]Re(2):週刊ポストでの紹介
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 とほほ E-MAIL  - 06/1/10(火) 8:17 -

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   ▼磯人さん:
アメリカにおけるユダヤ陰謀論(とそれに伴う反ユダヤ主義)というのは我々の想像以上の真実味を持って語られるそうですね。よくわからない部分で米政府のシオニズム支援と反ユダヤ主義がどう繋がるのか、しかもアメリカの掲げる「自由・平等・博愛」の理念は発祥は間違いなくフリーメーソンでしょうし、、理解しかねるところだったのですが、今回の磯人さんの投稿である程度理解できたような気もします。(^^ゞ

少し難しそうですがご紹介の本機会があれば読んでみたいですね。

結局は二大政党制という政治構造的欠陥なのかもしれません。言ってみればアメリカにおいては「右も左もトンデモって奴は、、、、。」と言うことなのかな?(^^;
この辺は日本が習うべきことはないですね、大体マイケルムーアなども二大政党制を徹底批判してますからね。

ただ、今回の911陰謀論は全てアメリカ生まれではないのですよね。
この辺は磯人さんには何か分析がありますか?
アメリカではほとんど相手にされていない、と言うことらしいです。考えてみれば陰謀論にしてもあまりに低レベルです、外国人(非アメリカ人)が発祥であることの原因はなんとなくうなずけるのですよ、つまり外国の出来事なので現実味がない、例えばこの事件が日本で起こったとして「証言している人たち」はその辺を歩いていた身近なそこらにいるおばさんやおじさん達であり、消防団の人たちであり、この人たちが「陰謀」に組している、なんてのはそれ自体が頓珍漢に思え現実味が無い、ところが外国人が外国語で証言しているとなんとなく現実味を感じてしまう。と言うことなのかな、うまくはいえませんが、、、。

こうしたことも考えると人間社会に必要なことは、と、キリストも良いことを言いました。「賢くありなさい」と言うことなのかもしれません。

ところで(^^;
今回の磯人さんの[#1988]の記事ですが、私のこの記事と合わせてAML私のブログに転載させていただけませんでしょうか?
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[1990]Re(3):きくちゆみ氏の弁明を批...
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 とほほ E-MAIL  - 06/1/10(火) 8:49 -

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   ▼磯人さん:
>失礼しました。m(__)m
>私が時々観察している(おそらく△○派系の)運動団体は、しばしば「許すな!○○ 阻止しよう!×× 月・日大阪のつどい」と題する集会を開きます。そこでの見聞を元にしています。

え、だってそれをいうなら私だって『スパルタシスト』とか言うヘンテコリンな共産グループに遭遇したことありますし、ここの姉妹掲示板問答有用でもトンデモサヨクさんが確かにおりますが(笑)
でも、市民運動っていえますか?(^^;
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[2004]なぜ、『911ボーイング・・...
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 とほほ E-MAIL  - 06/1/13(金) 7:12 -

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   まずは森村誠一から抜粋します。
民主主義というものは、本質的に脆い。それは民主主義に反する主義思想をも体内に抱含する。自分を破壊し、覆そうとする敵対思想をも認めなければ民主主義は存在し得ないところに、この体制の脆さと宿命があるのだ。

民主主義の敵を認めて、ひとたび敵(ファシズム=独裁主義)の天下になれば、ふたたび民主主義を取り戻すために多量の血が流されねばならないことは、歴史の証明するところである。民主主義はその敵に対する絶えざる疑惑と警戒の上に辛うじて維持される。

われわれが「悪魔の飽食」を二度と繰り返さないためにも、民主主義を脅かす恐れのあるものは、どんなささやかな気配といえども見逃してはならない。われわれは民主主義の敵に対して警戒しすぎるということはないのである。そのことをこの実録によって再確認できれば筆者の幸せこれにまさるものはない。
---新版悪魔の飽食、森村誠一著、角川文庫、301P---
陰謀論・否定論・歴史修正主義というものの関係を説明しておきましょう。
これからの論説はお互いに相互作用しているのです。

まずは局所的な否定から始まります。
*疑惑の原点に戻ろうと思いますが、あなたは次の問いには答えていないのでは?
実は何度も答えているのですが、自論が行き詰ってくると、この「局所的否定」原点に戻って一からやり直そうとします。これは否定論ですね。つまり現在言われている定説の否定です。この否定のやり方は様々ですが「もし定説の言うように○○であるなら○○であるはずだ」と勝手に定義してそれを否定します。このAMLでも昔懐かしいホロコースト否定論と同じです。
  • もし、言われるように航空機がぶつかったのであれば、この柱は壊れているはずだが壊れていない。(勝手にそう思い込む)
  • もし、言われるように遺体を焼却したのであれば真っ先に髪の毛が焼けるはずだが髪の毛が残っているのはおかしい。(勝手にそう思い込む)
  • もし、言われるような南京虐殺があったのであれば占領後人口が増えているのはおかしい。(人口推移を偽造する)
これが否定論です。その破綻した論理、その局所的否定を繰り返す。その破綻の仕方は滑稽なほどです。
  • チクロンBは使用者自らにも危険すぎて使えない。←→チクロンBは虱退治の為に使っていた。
  • タワー崩壊は火災によるものではない。←→瓦礫の中から溶解した鉄塊が発見された。
  • 政府発表のペンタゴン突入のシナリオは信用できない。←→なぜ航空機がそのように突っ込んだと確信しているか?政府がそういっている。
では否定論が正しいとすれば何が真実なのか?と言う暗黙の問いかけに対する隠れた答えを構成しているのが【陰謀論】です。私は今まで否定論者を賢いと思ったことはないのですが、今回陰謀論と議論してみて否定論者は賢いと思ってしまいました(笑)

実は否定論者と言えども滅多に【陰謀論】を口には出さないのです。陰謀論を口にしたとたん自論が破綻することを直感的にわかっているからなのです。否定論とは否定するための論理です。なかった事実を証明するのは困難である(悪魔の証明)と言う論理で否定論の正当性を主張します、しかし陰謀論を口にしたとたんに陰謀論の肯定論者にならなくてはなりません。これは否定論を展開していたときに追い詰められると、土俵際で必死に抵抗していた論理「あったことを証明するのは簡単だ」と主張してきたわけですから陰謀論を簡単に証明しなくてはならなくなるからです。

ですから否定論者は最後まで自らは陰謀論を口にしません。が、否定論の暗黙の問いかけの背後にある論理的礎は陰謀論であることは自明なのです。

さて暗黙の陰謀論が成立したときに、同時にこれも暗黙的に成立するのが歴史修正主義なのです。ですから、この陰謀論・否定論・歴史修正主義と言うのは三位一体の関係にあります。

この歴史修正主義に至るまでの結果はあっという間です。ナチスの台頭も日本軍国主義の台頭も全て同じ過程をたどっているのです。最初は素朴な疑問からはじまります。

フランス革命ナポレオン経典により解放されたユダヤ人は経済の中枢で巨大な力を獲得していきます。国民国家以降の最初の陰謀論は「国民国家成立はユダヤ人の陰謀だ」です。この声が大きくなったり弾圧されたりしながらユダヤ出身閣僚ラーテナウ暗殺をへて最終的にナチズムが台頭します。

今回もそのアメリカ陰謀説の背後にあるのはユダヤ陰謀論なのです。きくちゆみ氏の発行する書籍を順に追っていくと、そこにはまっていく様子が手に取るようにわかります。確かにアメリカの経済や政治には問題点が多いです。それが故アメリカは戦争をせざるを得ない状況があります。それはそれできちんと追求しなくてはならない、しかしそれを陰謀論で行ってしまっては行き着く先はナチスと同じです。

だからこそ重要なのは【真実】なのです。だからこそ陰謀論は、その芽が小さいうちに摘み取っておかないと危険なのです。それが平和主義の中にあってもです。
カトリックの平和主義の中にも陰謀論があったが為にナチスを容認・擁護してしまったのです。

我々は、それが平和主義の中にあろうと軍国主義の中にあろうと、それを徹底的に攻撃し破壊します。ここで冒頭で紹介した森村誠一の言葉が重要になるわけです。
【民主主義というものは、本質的に脆い。それは民主主義に反する主義思想をも体内に抱含する。自分を破壊し、覆そうとする敵対思想をも認めなければ民主主義は存在し得ないところに、この体制の脆さと宿命があるのだ。】

最後に「ボーイングを捜せ」をアインシュタインが 『衝突する宇宙』(注1)を批判したときの言葉で批判しておきましょう。
そう、あれは悪い本じゃない。いや本当に悪い本じゃないんだ。ただ、あれのまずいところはクレージーだということなんだよ
そしてそれは平和主義の中にあろうと軍国主義の中にあろうとそれは歴史修正主義なのです、なぜなら三位一体だからです。
私は何度でも執拗に攻撃します、なぜなら【もう一度言っておけば良かった】と後悔しないためにです。


(注1)代表的トンデモのひとつ、面倒なので自分で調べてください(^^;
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[2020]Re(2):きくちゆみ氏の弁明を批...
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 磯人 E-MAIL  - 06/1/23(月) 0:09 -

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   ▼とほほさん:
磯人です。このところ私事にかまけていたため、お返事が送れた異変申し訳ありません。
ところで、

>え、だってそれをいうなら私だって『スパルタシスト』とか言うヘンテコリンな共産グループに遭遇したことありますし、ここの姉妹掲示板問答有用でもトンデモサヨクさんが確かにおりますが(笑)
>でも、市民運動っていえますか?(^^;

別冊宝島Real(068)『追跡!平成日本タブー大全II』には、かつての過激派セクト団体が市民運動を掲げて勢力拡大を図っている、というようなことが書かれていますし、やってる方も一応「市民運動」(厳密には学生運動・労働運動)のつもりのようなので、私は「サヨク市民運動」と呼んでおります。最近はあまりやらないようですが、「パネルディスカッション」にひあ「市民活動家」と賞するパネリストが席についていたりしました。

ちなみに、私は彼らの活動は、カルトな新興宗教と呼ぶほうがふさわしいと思っています。
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[2021]Re(2):きくちゆみ氏の弁明を批...
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 磯人 E-MAIL  - 06/1/23(月) 0:59 -

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   ▼とほほさん:
磯人です。お返事が遅れて大変申し訳ありません。

>今回の磯人さんの[#1988]の記事ですが、私のこの記事と合わせてAML私のブログに転載させていただけませんでしょうか?

了解です。ご自由に転載なさってください。ただ、時機を逸してしまったかもしれませんね。本当に申し訳ありません。

さて、
>ただ、今回の911陰謀論は全てアメリカ生まれではないのですよね。
>この辺は磯人さんには何か分析がありますか?

うーーーん、どうなんでしょう。
ただ、こちらのページ↓でリンクしている幾つかのサイトも米国発みたいですが…
http://nvc.halsnet.com/jhattori/green-net/911terror/nyterror.htm

米国内ではほとんど相手にされていない、というのも、米国の巨大さと民族の多様性を思えばうなずけることだと思います。アメリカでは言論・表現の自由が非常に重んじられますが、これには「できるだけ多様なな意見が流通し、議論を重ねる中で洗練され、正しい意見に収斂して行く」という考え方(思想の自由市場論)がバックにあります。ですから、どんな下らない意見でも発表する自由は保障されるわけで、中にはトンデモがあっても不思議はないわけです。でも、所詮はトンデモだから、まともな判断力を持つ人は相手にしません。

とほほさんのおっしゃるような、外国の事件で現実味がないから、陰謀論を受け容れやすい、というのも、日本に固有の事情としては大いにあるでしょうね。矢追さんのUFOスペシャルみたいなノリでしょうか。(苦笑) ただ、そういう人にはリービ秀雄の『千々にくだけて』(講談社)を読んでほしいですね。小説の形をとっていますが、「あの瞬間」の真実を捉えた作品だと思います。陰謀論者に言わせれば、作者も家族も陰謀に荷担していることになるんでしょうが。

あと、言論の自由に関してですが、議論によって意見が洗練されていくということは、異なる意見による批判を受け、修正や妥協によって意見が進化することを意味します。また、その過程でその意見への支持を広げることでもあり、まさに政治的な手続きのプロセスを反映しているわけです。ところが、宗教的信念や教義というのは妥協を許しません。だから、特に政治的な議論に宗教が介入することは避けなければならない、すなわち政教分離が必要になるわけです。

下記のような意見を読むと、もはや「9.11陰謀論」は宗教の域に達しつつあるようですね。もう処置なし、でしょうか↓
http://www.freeml.com/message/chance-forum@freeml.com/0022436;jsessionid=q3cg41gw51
http://www.freeml.com/message/chance-forum@freeml.com/0022441;jsessionid=b174okzrp1
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[2022]きくちゆみ氏について
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 磯人 E-MAIL  - 06/1/23(月) 1:39 -

引用なし
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   ▼とほほさん:
磯人です。

>どうか耳を傾けていただきたい、きくち氏をバッシングするものではなく、この種のペテン行為は平和を目指すものとしてあってはならない行為なのです。

きくちゆみ氏のペテン的行為は、「ボーイングを捜せ」が初めてではないようです。このような批判ページがあります。一見ちゃらけてますが、きくちゆみ・森田玄氏のサイトで販売する浄水器と、薬事法違反のジャミーラ高橋との関係を問いただすページです。(「おてまぎ」の方もご覧下さい)
http://www.geocities.jp/marikatokyo/infsk/n6ml1a.htm

きくち氏らの浄水器販売ページは、現在こちらへ移転しています。
http://www.harmonicslife.net/water.html

なお、ジャミーラ高橋のような詐欺師を放置しておいたことで、反劣化ウラン運動は大いに信頼を損なったと思います。私個人に関しては、「劣化ウラン」と聞くだけで胡散臭く思うようになりました。

私は、「詐欺師は市民運動をしてはならない」と言いたいのではありません。まじめに運動に取り組むのなら、詐欺師だろうが、ドロボーだろうが、ヤクザだろうが殺し屋だろうが、一向に構わないと思います。ただ、市民運動を口実に詐欺を働いたり、他人を脅したりといった、運動にかこつけて犯罪を働くような輩に対しては、何らかの措置をとるべきだという意味です。なぜ放置してはならないかというと、それが運動を推進する者が他者(運動が働きかけるべき社会)に対して果すべき責任だと思うからです。何が何でも排除しろと言うわけではなく、例えば抗議文とか、破門状みたいのを回すだけでもいいでしょう。とにかく何かリアクションをすべきで、放置して見て見ぬふりは無責任です。
324 hits

[2028]『911 ボーイングを捜せ』につ...
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 msq  - 06/1/30(月) 0:51 -

引用なし
パスワード
   msq です

*******************************************************

   『911 ボーイングを捜せ』についての「質問書」   

*******************************************************

『911 ボーイングを捜せ』について "分解『ボーイングを捜せ
』" で提示した具体的な問題について、まだ、日本語版制作者
の方の直接の見解は出ていないように思います。そこで、ドキ
ュメンタリー作品のとしての基礎的な問題に関してのみに限定
し、日本語版制作者に、1月25日21時、「質問書」を提示しま
した。また、1月30日0時に、HP 上に公表しました。ページア
ドレスは下記の通りです。

http://www11.ocn.ne.jp/~nbbk/911/question.html

0:40 2006/01/30
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[2030]Re(1):トンデモビデオ「911...
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 とほほ E-MAIL  - 06/2/2(木) 22:39 -

引用なし
パスワード
   なんだか知らないけどAMLに投稿できないのでここに書いておきます。(^^;

---
いっときますけどね(^^;
私だってかなりのトンでもですよ(笑)

ホリエモンの件だって、絶対に純粋無垢なホリエモンがはめられただけの話だと思ってます。裏に陰謀があります(笑)
いえ、笑い事ではなくホリエモン自身の命も危ない。逮捕は逆にホリエモンの身の安全を確保している。それを獄中でホリエモンに納得させているのですよ。
「つっぱるなよ〜〜、ほりちゃんよ、ここは泣いてくれ、さもなきゃあんたの望みどおり娑婆へ返してやるよ。娑婆で生きられりゃいいがな」

こういうことを思うことも、言うことも全く自由なのですよ。しかし、そこに嘘があってはならないのです。「私はこう思っている」これは嘘ではないのです、ただ、余人を納得させられないだけ。

あのビデオは嘘をついているのです。

例えば、タラリさんと議論している日本の戦後処置についても、ある意味私の「陰謀論」です。しかし、タラリさんや周りを騙すために嘘は絶対に書かない、納得させる研究を地道にしていくしかない。
295 hits

[2031]Re(2):トンデモビデオ「911...
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 とほほ E-MAIL  - 06/2/3(金) 0:45 -

引用なし
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   ▼とほほさん:
>なんだか知らないけどAMLに投稿できないのでここに書いておきます。(^^;

msqさんに頼むのはもうあまりに忍びないのでこれを誰か代理投稿してください。
309 hits

[2032]Re(1):『911 ボーイングを捜せ...
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 磯人 E-MAIL  - 06/2/3(金) 1:42 -

引用なし
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   ▼msqさん:
磯人です。

質問書を拝見しました。たいへん、懇切丁寧な内容で感服しました。まだ陰謀論の教義を受け容れていない人には、必携のガイドだと思います。

しかし、私は確信していますが、きくちゆみ氏は回答しないでしょう。あの質問書もまた、「ネット上の匿名のつまらない反論」にすぎないからです。むしろ、「BYUのジョーンズ教授の論考に反論できないから、問題点をすりかえている」とでも言うのでしょう。

関係ないけど、ブリガム・ヤングってモルモン教の聖者(?)の名前ですね。
http://www.mormon.org/learn/0,8672,956-5,00.html

だからと言って、今のモルモン教徒がみんな「と」なのではなく、宗教セクトも学問の自由を認めているってことなんでしょうけど。ユタ州では最も権威ある大学なんでしょうか。(ただし、権威ある大学の教授だからと言って、その人物や研究の権威までもが高まるわけではありませんね)

教訓その1:トンデモさんを論破するのは不可能です。
なぜかというと、トンデモさんは議論の旗色が悪くなれば「江戸の仇は長崎で」とばかりに、全然別の論点へ話を飛ばしてしまうから、なので、トンデモさんは絶対議論に負けない。あるいは、議論を飛ばすのに忙し過ぎて、とっくに負けてることに気づかない、無敵の論客です。きくちゆみ氏の場合、作品中に引用されている証言が恣意的にトリミングされていることを指摘された時点で話は終わっているはずで、そもそも「科学的検証」論争になんかなり得ない。

教訓その2:トンデモさんを論破するには及びません。
なぜかと言うと、勝手に破綻して自滅するから。きくちゆみ氏の場合は、絶望的なまでの理系無知をさらけ出していますね。他人の意見の引用ばかりなのは、一応(理系無知の)自覚はあるんでしょうか。しかし、自分の持論に合わせて他人の意見を捩じ曲げて引用するのがどれほどその人に対して失礼なことか、わからないらしい。これじゃ石原慎太郎といい勝負です。こんなにも無知で無礼な相手に対して、どうして赤の他人が、頼まれもしないのに、懇切丁寧に「ここはこう間違っていますよ」と教えてやらねばならんのか? 行きたいところまで勝手に行けばよろしい。いずれ結果を見る日は嫌でもやってきます。

もっとも、9.11陰謀論は既に宗教の域に達しているから、仮に万が一彼女が自説を撤回したとしても、彼女の狂信的な信徒たちが教えを引き継ぐんでしょうね。宗教の教義は法難に遭って鍛えられますから、ますます強固な陰謀説へと発展するんでしょう。どんな楽しいトンデモ説になるか、期待してます。(笑)

欧米にも、エコロジーとスピリチュアリズムと自己啓発を一緒くたにしたような、カルト宗教的なトンデモ・グリーンズがいて、まともな運動家からは相手にされない(その代わり邪魔者扱いもされない)と聞きます(「ディープ・エコロジスト」と呼ばれるそうです)。しかし、マイクル・クライトンが『恐怖の存在』(ハヤカワ・ノベルズ)なんていう小説を書くところを見ると、知識層の中には苦々しく思っている人も多いのではないかと想像します。まあ,テロに走るような過激派はごく一部なんでしょうが。
http://book.asahi.com/review/TKY200511080291.html

ところで、先日テレビでブッシュ大統領の演説に合わせて、反戦集会で気勢を上げる人々のニュースを見ましたが、ああいう「草の根反戦」のムーブメントは、これまたアメリカの伝統的な不干渉主義(モンロー主義)の文脈で捉えるべきだと、私は思います。すなわち、国際非協調・孤立主義で、京都議定書からさっさと脱退したブッシュ政権の態度と基本的には同じではないでしょうか。ほとんど究極の選択ですが、私は孤立主義の方が一極主義よりなお悪いと思います。一極主義はまだしも外国に対して関心を持っていますが、孤立主義は外国を一切顧ないということですから。

過激なエコ・カルトとリバタリアニズムの関係は不明ですが(おそらく直接の関係はないでしょうが)、いずれも国家権力による法規制に期待していない、または極力拒絶するという点で共通性ないし親和性があるのだと思います。

もし、アメリカが孤立主義に走って諸外国を一切顧なくなったら、アメリカの経済的・政治的パワーを前提に成立している国際秩序は、間違いなく崩壊に瀕するでしょうし、必然的に各国の国内秩序にも影響します。そうなった時、いったい誰が収拾をつけられるというのでしょうか。私は、反米が悪いことだと言いたいのではありません。アメリカだとか軍産複合体だとか、何かを悪者にして済ましていられるほど、世の中は単純ではないことを知ってもらいたいと思ってこれを書いています。

「おまえは無秩序にするのだ。そして無秩序ほど既成の秩序に役立つものはないのだ。 …(中略)… きみが何をしたってかれらのためになる。無秩序な破壊はことごとく金持ちをいっそう富ませ、強力な者をますます強力にするだけさ。」(サルトル『悪魔と神』第一幕第三場より、一揆の指導者ナスチのゲッツに対する台詞。生島遼一訳、新潮文庫p88)
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[2037]Re(2):『911 ボーイングを捜せ...
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 msq  - 06/2/4(土) 22:43 -

引用なし
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   ▼磯人さん
msqです

>教訓その1:トンデモさんを論破するのは不可能です。
>教訓その2:トンデモさんを論破するには及びません。

どこからが、「ト」か線引きをする必要はありますね。まあ第3者が決めることです。

>ところで、先日テレビでブッシュ大統領の演説に合わせて・・・何かを悪者にして済ましていられるほど、世の中は単純ではないことを知ってもらいたいと思ってこれを書いています。

「パワー・アワー」の聴取者はどちらかと言えば、かなり保守的な階層の人が多いのではと思います。「私たちの自由」と「世界とアメリカの安全保障」という言葉を使っている点は気になりますね。

>ただし、権威ある大学の教授だからと言って、その人物や研究の権威までもが高まるわけではありませんね

つぎような高度(?)の作文技術を持った人物であることは確かのようです。問題の論文の一部、WTC7についての部分ですが、つぎはぎの引用部分をジョーンズ教授の原文と、NYT(ニューヨークタイムズ)の原文の該当部分を比較すると、ジョーンズ教授の引用では、周囲のほとんどのビルというのはWTCコンプレックスの周囲、つまり道路を挟んだ敷地外のビル群(WFCなど)のようにも思いますが、NYTの原文では、敷地内のWTC4、5、6 のことを言っています(WTC3はタワーの瓦礫で破壊されました)。敷地外のビルも被害を受けていますが、大半は補修程度ですみました。敷地内のビルは形は残っていても使い物にならなくなっていました。WTC7だけは道路を挟んで離れていたので、同じ位置にある周囲のビルと、WTC7を比較させようとしているようにも思えます。特に、"three" から "re" を省力して "the" に変えたあたりはあっぱれです。この部分は、3つの段落をつぎはぎにしているのですが他にも問題ありです。

(ジョーンズ教授)" Engineers have been trying to figure out exactly what happened and whether they should be worried about other buildings like it around the country… Most of the other buildings in the [area] stood despite suffering damage of all kinds, including fire... ‘Fire and the structural damage …would not explain steel members in the debris pile that appear to have been partly evaporated’, Dr. [Jonathan] Barnett said. (Glanz, 2001; emphasis added.)"

(NYT)" Most of three other buildings in the complex, 4, 5 and 6 World Trade, stood despite suffering damage of all kinds, including fire."

(ジョーンズ教授の訳文)"技術者は確かに起きたことは何かそして、国中のほかのビルディングについてもそのことが懸念されるかを解明しようとしてきた・・・[その地域の]ほとんどのほかのビルディングは火災を含むすべての種類の損害を受けたにもかかわらず建っていた(訳者補足:=倒壊しなかった)・・・火災と構造の損傷・・・それでは瓦礫の堆積の中にあった鋼鉄の構造部材が蒸発したように見えたのは(appear to)説明できないだろうと、Dr.[Jonathan] Barnettは語った。"(Glanz, 2001;強調を付加)

(NYTの訳文)敷地内の3つのビルのほとんど、WTC4、5と6 は火災を含むすべての種類の損害を受けたにもかかわらず建っていた(訳者補足:=倒壊しなかった)
317 hits

[2038]Re(2):『911 ボーイングを捜せ...
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 とほほ E-MAIL  - 06/2/5(日) 17:15 -

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   ▼磯人さん:
>もし、アメリカが孤立主義に走って諸外国を一切顧なくなったら、アメリカの経済的・政治的パワーを前提に成立している国際秩序は、間違いなく崩壊に瀕するでしょうし、必然的に各国の国内秩序にも影響します。そうなった時、いったい誰が収拾をつけられるというのでしょうか。私は、反米が悪いことだと言いたいのではありません。アメリカだとか軍産複合体だとか、何かを悪者にして済ましていられるほど、世の中は単純ではないことを知ってもらいたいと思ってこれを書いています。

お説はごもっともだと思うのですが、しかしそれでは結論として平和の達成は不可能に過ぎないと言う悲観論で終わってしまいます。軍産複合体の解体はやるべきでしょう。軍産複合体のおかげで平和がある、などという考え方は、とっくの昔に破綻しております。現実に軍産複合体のおかげで戦争が起きているわけですから、、。

私が何度もここで主張していることは「武装社会秩序よりも非武装社会秩序のほうがはるかに安全であることは火を見るより明らかだ」と言うことです。できないのではなくやらないだけなのです。経済論的にも軍事コストを社会福祉コストに転換してなぜ経済が破綻するのでしょうか?磯人さんの主張は単なるニヒリズムに過ぎないと思います。

しかも。現在の国際秩序の破綻は明らかにブッシュに責任があります。このブッシュ路線に追従していくことは決して平和の達成には繋がりません。ブッシュはいみじくも口を滑らせたように、自分を十字軍である、と考えているのです。十字軍が平和の為に何をもたらしたのでしょうか?

悲観論に陥る前にやるべきことはまだまだたくさんあります。それさえもやらずして、平和努力をする勢力を攻撃することはひねた根性だと思います。
308 hits

[2039]Re(1):『911 ボーイングを捜せ...
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 磯人 E-MAIL  - 06/2/6(月) 8:15 -

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   ▼とほほさん:

>お説はごもっともだと思うのですが、しかしそれでは結論として平和の達成は不可能に過ぎないと言う悲観論で終わってしまいます。軍産複合体の解体はやるべきでしょう。軍産複合体のおかげで平和がある、などという考え方は、とっくの昔に破綻しております。現実に軍産複合体のおかげで戦争が起きているわけですから、、。
>
決して悲観論ではないと、私は思っています。
私は「軍産複合体のおかげで平和がある」などと言いたいのではありません。ただ、暴力や軍事衝突を完全に根絶することは、無理だとは思っていますが… だから、これらをコントロールすることのできる世界的ルール、世界政府(世界警察も含む)が必要だと思います。そして、これらは事実上の覇権国を抜きにしては成り立ち得ないと考えるのです。

アメリカと言わず、日本と言わず、政府批判は大いにやるべきです。批判がなければ、問題が明らかになりませんから。ただ、それは闇雲に「諸悪の根源はこれだ!」的な一方的きめつけの非難を繰り返すだけでは、「これさえなくなれば解決する」との幻想を振りまくだけで、かえって解決から遠ざかるのではないかと危惧します(陰謀論の弊害もここにあります)。その意味では、現行の「対テロ戦争」体制も大いに怪しいものです。
315 hits

[2040]Re(2):『911 ボーイングを捜せ...
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 とほほ E-MAIL  - 06/2/6(月) 17:38 -

引用なし
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   >私は「軍産複合体のおかげで平和がある」などと言いたいのではありません。ただ、暴力や軍事衝突を完全に根絶することは、無理だとは思っていますが… だから、これらをコントロールすることのできる世界的ルール、世界政府(世界警察も含む)が必要だと思います。そして、これらは事実上の覇権国を抜きにしては成り立ち得ないと考えるのです。

これはある意味結論の出せない、人類がこれから体験していかなくてはならないものかもしれませんが、私はこうした世界秩序のあり方は考え方は既に破綻していると考えています。もちろん国際法秩序は完成させねばならないものであり、法秩序なくして人間社会は成立はしません、しかしその法の支配力の根拠を権力や暴力に求めるのではなく知性に求めなくてはならないのではないでしょうか?

こうした世界政府の樹立による秩序の構築はそのまま帝国主義の目指すものであると思います。フランス革命以降国民国家成立以来それを人類は推し進めてきました、ナポレオンに始まり第三帝国、八紘一宇、パックスアメリカーナ、そしてオーム真理教(^^;
すべて同一の論理の元に推し進められたものですが、その結果は破壊・殺戮・独裁・ファシズムしかもたらしませんでした。

世界政府の樹立とは巨大な権力の構築に他なりません。強大な権力があれば誰かがそれをコントロールしようとします。だれがコントロールするのか?これが戦争の原因なのではないでしょうか?

私は世界の平和主義はここからの逸脱を目指すべきだと思います。巨大な権力の支配の下に秩序をを保つのではなく、互いが互いの違いを認め合い、その上で共存していこうとする現代平和主義にこそ私は希望があり賛同してます。

国家とは民衆の福祉の為にあるものであります、ですから国家が戦争をする必要性必然性・などどこにもないのです。そこにあるのは「国家の権力を利用して以下に独善を達成させようかとする卑屈な一部の人間の意志」にしか過ぎないのです。ですから国家からこうした武力を排斥してしまうことこそ一番の平和への近道だと考えてます。

そのためにやるべきことは、国境のあり方考え方の転換でしょう。人・物・金の自由な流通は最終的に達成せねばならないものです。またそのことにより人種・民族・文化へ対する偏見も克服できると考えています。
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