提示した画像は『四年制初級中学教科書　「中国歴史」　第四冊』42p・43pです。誤訳されていると判断した場所にはアンダーラインを引いています。
小説の翻訳や中国語の試験と違い、ここでは原文に忠実に翻訳することを心がけておりますので読みづらいのは我慢して下さい。

南京大屠殺　　日本の侵略者が行くところ、放火・殺戮・強姦・略奪と、やらない悪事はなかった。日本軍が南京を占領後、南京人民に対して行った血生臭い大殺戮は、天にも届く犯罪行為となった。南京の穏和な住民は、ある者は射撃練習の標的とされ、ある者は銃剣術の練習の対象とされ、そしてある者は生き埋めにされた。戦後の極東国際軍事裁判の統計によれば、日本軍は南京占領後の６週間以内に、身に寸鉄も持たない中国の住民と武器を捨てた兵士を３０万人以上に達する殺戮をしたとの事である。

1937年12月15日、すでに武器を捨てた中国の軍と警察３千人あまりが、日本軍により南京漢中門外の方に護送され、機関銃で集中掃射された。その後、負傷者と死者は一緒に焼かれた。
16日、中国難民５千人余りが、日本軍に集団で両手は後ろ手に縛られ列を組んで南京の中山碼頭へ護送され、機関銃で掃射後の死体は河に投げ捨てられた。その中のたった二人だけが生き延びた。
18日、南京の幕府山で日本軍により5.7万人余りの老若男女が捕らえられ、全員が針金で縛られ、下関草鞋峡まで進ませ、機関銃で集中掃射して、血の海の中で尚もうめきもがく者は、皆銃剣で刺し殺された。最後に、日本軍は全ての死体を焼いた、その中の１人は運よく助かった。
12月、日本の『東京日日新聞』は「紫金山麓にて」という題で以下の報道をしている：日本軍少尉の向井と野田は百人斬り競争を行い、野田は105人を殺し、向井は106人を殺したが、しかしどちらが先に100人を殺したか解からず、勝敗をつけ難いので、新たにどちらが先に150人の中国人を殺すか賭けた。