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[459]【どうも、あっちゃんです。】 とほほ 05/6/8(水) 0:12
[460]Re(1):【どうも、あっちゃんです。】 とほほ 05/6/8(水) 0:21
[461]Re(2):【どうも、あっちゃんです。】 とほほ 05/6/8(水) 0:33
[466]Re(3):【どうも、あっちゃんです。】 とほほ 05/6/8(水) 22:18
[469]Re(4):【どうも、あっちゃんです。】 あっちゃん 05/6/9(木) 0:57
[502]日中韓共同歴史教科書 とほほ 05/6/14(火) 16:21
[506]Re(1):日中韓共同歴史教科書 あっちゃん 05/6/14(火) 22:00
[508]Re(1):日中韓共同歴史教科書 とほほ 05/6/15(水) 13:58
[512]Re(2):日中韓共同歴史教科書 とほほ 05/6/16(木) 1:39
[513]Re(3):日中韓共同歴史教科書 とほほ 05/6/17(金) 9:03
[2009]Re(2):日中韓共同歴史教科書 とほほ 06/1/16(月) 15:33
[2010]Re(3):日中韓共同歴史教科書 あっちゃん 06/1/19(木) 17:35
[2132]Re(1):日中韓共同歴史教科書 七生報国 06/2/24(金) 2:53
[2154]Re(2):日中韓共同歴史教科書 七生報国 06/2/27(月) 23:44
[2155]Re(3):日中韓共同歴史教科書 とほほ 06/2/28(火) 0:42
[2156]Re(4):日中韓共同歴史教科書 七生報国 06/2/28(火) 0:50

[459]【どうも、あっちゃんです。】
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 とほほ E-MAILWEB  - 05/6/8(水) 0:12 -

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   あっちゃんさんからメールをいただきまして(^^ゞ
許可を得て転載します。
改行・段落等WEB用に編集してます。
こんばんわ。思考錯誤にあまり書きこみしてしまうのもなんだと思い、直接メールをお送りさせて頂きました。

 最近、時間があるので思考錯誤の過去ログなんかを見させていただいているのですが、昨日、松尾氏にしろ紹介されていた南京事件のトンデモサイトなんかもそうですが、否定派というのは自分の不利なところは分かりにくくし、自分の強調したい所はゴシックで大袈裟に強調したりと非常にセコイですね(笑)全然堂々としていないのが丸見えです

 (まあ、否定派の言う事が間違いなのに乏しい材料をなんとかコネクリ回しているのだから当たり前ですが、そろそろ素直になればとも思うのですが1度偏向してしまうと考えを変えるのは難しいものなんだろうか)

 こんな、トンデモがまかり通る日本では、以前、イシハラセンセイが民度が低いと中国のことを言っていましたが、住民レベルでは似たようなもの、政治家レベルでは中国のほうが、まだマシではないかと思います。

 他にも肯定派批判として以前に虐殺フリークなんていう妄言を思考錯誤に書いていた人がいたようですが、東中野、藤岡、西尾、松尾。否定派のほうがトンデモなウソ説をネタにして金儲けをしているじゃないですか、肯定派よりもずっと多いし、沢山本も売っていてしかも内容はいい加減。どっちが南京事件を利用しているかは明白なのに・・・。

 以前右思考だったころに一度藤岡の話を聞きに言った事があるのですが、言い方は一見整然としているんですけども彼って中国や韓国にも殆ど批判しかしないんですよね、んで日本は悪い事ばかりはしていない、良い事もした。偏った視点で見てはいけない。客観的な視点をなんて言うのですけども、じゃあ公平に中、韓の意見や言う事もキチンと調べようという風になる筈なんですが、こっちはすべて意図的でありプロパガンダになってしまう。全然客観的ではない。言う事と実際にやる事が矛盾しているわけですよね。

 僕は中国には長期間いた事があってその時に中国人ともいろいろと話した事もありますが、小泉、慎太郎、町村の態度を見てりゃあそりゃあ腹も立つでしょう。一度占領でもされて見ればよ〜く気持ちが理解出来るし、そんなに言いたい事があるんならデモ隊を前にして一説ぶって見ればいいし、そんなに悔しいなら日本右翼も中国で直接乗り込んで街宣をやってみればいいのです、そのくらいやればある程度評価はしますが、日本でウジウジ言っていても仕方なく、ネット右翼の人もウエブ上では威勢がいいのですが、なら実際に会って話をしようよ。なんていうと大半はお前なんかとは話したくないない。で終り。

 現在の中国共産党の問題点についてもただ批判するだけでなく、相手の状況、現状はどうか?現実は共産党が中国では政権を握っているのだから、これをベースに今よりいかに良い方向へと改善していくかが現実的です。でも結論は共産党ではダメ!だけ。貧富の格差が酷いのも事実ですが、ようやく経済発展しつつある段階の時期というのは特に矛盾が露呈したり不安定なものであるし、日本の1960年代だってデモや労働争議、都市と田舎の格差、環境汚染の酷さなどあったのではないでしょうか。
現在の中国を経済的に成熟している日本の視点で見るのは、ミスリードを生む可能性もあります。

 日、中、韓(台湾、北朝鮮も)が連携し、互いの利点を補いあう・・・。決して夢の話ではないと思うんですが。ちょっと長くなっちゃいましたが、1つの意見という事でお許し下さい。ではでは、失礼します。

29 hits

[460]Re(1):【どうも、あっちゃんで...
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 とほほ E-MAILWEB  - 05/6/8(水) 0:21 -

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   >こんばんわ。思考錯誤にあまり書きこみしてしまうのもなんだと思い、直接メールをお送りさせて頂きました。

いえ、大変すばらしいご意見で、強要するわけには行きませんが、もしご遠慮為されているのであればそれには及びません、どしどし投稿されてください。私一人が読むだけでは大変にもったいないです。よろしければこのやり取りを掲示板に転載したいくらいです(笑)
ご許可いただけませんでしょうか?。

> こんな、トンデモがまかり通る日本では、以前、イシハラセンセイが民度が低いと中国のことを言っていましたが、住民レベルでは似たようなもの、政治家レベルでは中国のほうが、まだマシではないかと思います。

そうですね、この民度については私も石原の言葉を意識して中国サッカー暴動の際の議論で使った事があります。
http://t-t-japan.com/tohoho/talk/gyougi.htm
中国に言わせれば石原を都知事にしている、作る会教科書を許容している国民の民度の方がよっぽど低いと言う事でしょう(^^;

> 他にも肯定派批判として以前に虐殺フリークなんていう妄言を思考錯誤に書いていた人がいたようですが、東中野、藤岡、西尾、松尾。否定派のほうがトンデモなウソ説をネタにして金儲けをしているじゃないですか、肯定派よりもずっと多いし、沢山本も売っていてしかも内容はいい加減。どっちが南京事件を利用しているかは明白なのに・・・。

よく気がつかれたと思います。そうなのです、連中は南京事件を利用して日本の過去の犯罪を正当化しようとしているだけなのです。15年戦争期に行われた数々の悪業のうち象徴的なものに事象を矮小化させそれを否定して全体を否定する、これを微分法で行っているのです。南京事件を否定する論理も同じです、南京事件の極仔細な部分を取りあげてそこに矮小化しそれを否定してみる、もっともウソをついて否定するわけですが。

> 以前右思考だったころに一度藤岡の話を聞きに言った事があるのですが、言い方は一見整然としているんですけども彼って中国や韓国にも殆ど批判しかしないんですよね、んで日本は悪い事ばかりはしていない、良い事もした。偏った視点で見てはいけない。客観的な視点をなんて言うのですけども、じゃあ公平に中、韓の意見や言う事もキチンと調べようという風になる筈なんですが、こっちはすべて意図的でありプロパガンダになってしまう。全然客観的ではない。言う事と実際にやる事が矛盾しているわけですよね。

実際私もネットデビュー前までは自分は右派だと思っていたのですよね(笑)何時の間にやら左翼にされてますが、私は一度も自分が左翼だと宣言した事はありませんのでご承知おきください(笑)連中にかかったらまともな事を言う人間は全部左翼です(^^;
大体、私のようなものが左翼だと自称したら左翼が怒るでしょう(^^;(^^;

「日本は悪い事ばかりはしていない、良い事もした。」
この論理も同じです。いわゆる殖民支配についての議論と同じですね。植民支配と言う全体の評価を正当化するために矮小化して「良い事もした」になるわけで良い事とは何のためにしたのかと言うと殖民支配の為にした事で、視点をぐっと引いて大局的に見れば詭弁である事は一目瞭然です。

捕まった説教泥棒が「確かに泥棒をしたが悪い事ばかりしていたのではない、あの家では泥棒に狙われないための心得を説教してきたし掃除までしてきた」と言っているのと同じです。こう言う論理は日本に限らず旧殖民支配国がその正当化の為に繰り返し行ってきた言説で藤岡のオリジナルではなくヨーロッパの植民地主義を正当化するときに使われる論理です。いわく「文明を教えてやった」と言う奴ですね、近代的道路を建設したインフラを整備した近代文化を開花させた、しかしそれは決して殖民支配で【よい事もした】ことにはなりません。

> ネット右翼の人もウエブ上では威勢がいいのですが、なら実際に会って話をしようよ。なんていうと大半はお前なんかとは話したくないない。で終り。

全くその通りで、反日デモの時は私は開口一番「こう言うときこそネットウヨは街宣車でデモ隊に突っ込んで来い」と発言しました(笑)

>現在の中国を経済的に成熟している日本の視点で見るのは、ミスリードを生む可能性もあります。

私も対中姿勢はそうあるべきだと思います。今の状態で中国をリードしていくことが望ましいです。ラムズフェルドが中国の軍備増強を批判してますがアメリカにそれを言う資格は無い(^^;
911テロとは関係もないイラクに戦争をふっかけたアメリカです、中国にしてみれば何時アメリカに難癖付けられるのかわかったものではありません。日本が本来であれば中国に歯止めをかけられるのですが、政権がこう馬鹿ばかりでは、、、。
26 hits

[461]Re(2):【どうも、あっちゃんで...
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 とほほ E-MAILWEB  - 05/6/8(水) 0:33 -

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   あっちゃんさんよりの2信転載(^.^)


>よろしければこのやり取りを掲示板に転載したいくらいです(笑)
>ご許可いただけませんでしょうか?。

 ありがとうございます。ただ、全然対した事を書いていませんし、現在や戦後の東アジアはそれなりに理解している積り???ですが、戦前の中国での日本の行動や中国の対応についてはメジャーな部分しか知らないので、僕の内容も常連の方々のものと比べるとまだまだ底が浅く正直恥ずかしいくらいです(笑)転載していただいて全然結構ですが、自分の意見は与太話的な感じなので大丈夫でしょうか?

>中国に言わせれば石原を都知事にしている、作る会教科書を許容している国民の民度の方がよっぽど低いと言う事でしょう(^^;

 歴史教科書については、あのような教科書が大々的に受けいられるかどうかは日本人の良識にも関わってくると思うのですが、検定制度自体をなくしてもいいような気もします。ただ、僕は教科書も大切なんですが、教える側、先生の役割ももっと考えるべきだと思います。例えば、扶桑社の教科書を押しつけられたとしても先生がキチンと過去を教えるべきだという方であれば、正確な歴史認識を養う事が出来ます。逆にここが薄ければ、いくら従軍慰安婦や南京大虐殺の事が書かれていても、小林や藤岡に騙されてしまいます。僕がそうでした(笑)

>極仔細な部分を取りあげてそこに矮小化しそれを否定してみる、もっともウソをついて否定するわけですが。

 これは少しセコイ考えですね。

>大体、私のようなものが左翼だと自称したら左翼が怒るでしょう(^^;(^^;

 ネット右翼はなんでもすぐに左翼にしてしまいますが、共産主義者という意味での左翼か、本来のイギリス議会で右に保守派、左に革新派が位置した事から右、左という意味生まれた意味で左翼と言っているのか、どんな位置付けで左翼などと彼等が言っているのか分かりません。

 例えば、元警察庁長官の後藤田氏なんかは完全に保守であると思うのですが護憲派ですよね。民主主義を信奉し、反共主義であっても護憲派であったりする場合もあるわけです。逆にフランスなんかでは共産党が徴兵制廃止に反対したりする訳です。大体、過去をきちんと認識するのに右、左なんてあるんでしょうか?本音としてはネット右翼という呼称もそんな立派なものではなくて、単なる反中、反韓。程度の呼称に変えるのがいいのではないかと思います。

>しかしそれは決して殖民支配で【よい事もした】ことにはなりません。

 そうですね、彼らに対していつも思うのは、物事を書いたり評論するんだから、相対的な見方を持たなければいけないのに日本側、占領側からしか見ていないことです。以前、満鉄について「あの地域は清国の衰退でまともな国家がなかった、そこから日本がいろいろとインフラを建設し、五族協和の姿勢でやった。それは新中国にも役立っている筈だ」書かれていた人がいるんですが、そりゃあすべてが悪い訳ではありませんが、そんなに中国の役立ちたかったのなら、中国政府の指揮下のもとで進出して事業をやれば良かったんです。実際は他人の土地にドカドカと侵入して自分達が住む為に必要だったからインフラを建設したのではないでしょうか?中国が九州を占領してその支配下でインフラを建設し、その後、戦争で負け撤退した後、日本の役に立っただろう。なんて言われて納得するか?という事です。文明化によって改善される面はありますが、あくまでそれは住民が自主的にそれを受け入れ飲みこめばの話です。

 日本人だって北朝鮮の拉致で金正日の対応を見て、なんだ!あの姿勢は。なんて怒っていたじゃないですか。

 よく言われる反日教育だって過剰な反日は中国の為にはならないのは当然ですし、別に殆どの人は反日ではないですよ、お金儲けに必死です(笑)そしてそれを進めた江沢民を非難する声もあります、しかし、彼は上海事変、南京戦と日本が侵攻していくの実際見ているわけですし、叔父を日本軍に殺されているわけです。政治家としては個人の感情云々の前に国益の確保の為に臥薪嘗胆の姿勢でいくべきだという意見も分かりますが、でもそう簡単に許せるとは思えません。そこの辺りを日本側も理解してやる余裕があってもいいと思います。ただ、現在の反日デモの主流である、若者達は直接日本からどうこうされた訳ではないのを考えると、靖国参拝に抗議するのは正当な行動だと思いますが、戦後日本の姿をもう少し理解して欲しいとも思います、当然、日本側の勝手な行動は慎む事が前提です。中国人と話すと、彼らも戦死者を慰霊するのは全然問題ないんだ、でもなぜA級戦犯がいるような所に参拝するのか?日本が何を考えているのか不安になってしまう。といいます。この意見のどこがおかしいのでしょうか?彼らの中には別にA級戦犯がいなければ靖国参拝だって全然いいよ。
という人もいるくらいです。小泉氏は、自分の身勝手で、戦後日本が作ってきた財産、国益を台無しにしている事に気がつくべきです。平和主義、軟弱外交、いいじゃないですか。「強気の外交」をして良くなったか?今のアメリカ、日本の外交の惨状を見れば一目瞭然です。

>日本が本来であれば中国に歯止めをかけられるのですが、政権がこう馬鹿ばかりでは、、、。

 共産党が問題があっても、じゃあ今あるものでどうやっていくかという事が現実的で、今のままではいいという訳ではなくより良いものにしていこう。ただ擦り寄るのではなくて、頑な所もある中国をどう変えて行くか。こういった姿勢が必要かな?と思います。十年くらい前までの日本は、今のような対米べったりだけではなく、それなりに中国、韓国とも関係を持っていましたよね。もっと多極的な視点でやらないと行き詰まります(もう行き詰まっているか)。いい乗り心地の船(アメリカ)だなと思って乗っていると、実はドロ船で気がついた時は・・・。(@ @)??てな事に(笑)

 そういえば、靖国で思い出したんですが、イラク派兵の時に防衛庁が、もし戦死者が出た時の事を考えて、靖国とかではなく、市谷の防衛庁の敷地内にアーリントン墓地のような、メモリアルゾーンといって殉職者名簿を納めた慰霊碑を建設し、そこにラムズフェルドも訪問したそうなんですが、ご存知でしょうか?あまり話題にならないですけども、このような施設を作れるんなら、国立の戦没者の為の施設も作れる筈なんですどね。

 また、長々と書いてしまいましたね。今日はこれで失礼します。

32 hits

[466]Re(3):【どうも、あっちゃんで...
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 とほほ E-MAILWEB  - 05/6/8(水) 22:18 -

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   >  歴史教科書については、あのような教科書が大々的に受けいられるかどうかは日本人の良識にも関わってくると思うのですが、検定制度自体をなくしてもいいような気もします。

検定のあり方についてはこの掲示板でも時々話題になります。検定は廃止すべき、と言う意見の方が多いですかね。ただ、自由主義史観が検定批判を利用してのし上がってきてますので、その辺がややこしいのですよね(^^;
ただこれは私は何度も言っている事なのですが、科学的に正しい事を教えなくてはならない。ということだと思うのです。教えるか否かは社会が決めることでしょうが、嘘を教えてはならないと言う事ですね。

> ただ、僕は教科書も大切なんですが、教える側、先生の役割ももっと考えるべきだと思います。例えば、扶桑社の教科書を押しつけられたとしても先生がキチンと過去を教えるべきだという方であれば、正確な歴史認識を養う事が出来ます。逆にここが薄ければ、いくら従軍慰安婦や南京大虐殺の事が書かれていても、小林や藤岡に騙されてしまいます。僕がそうでした(笑)

そう言うものなのですか(^^;
私にはそれが良くわからない、最初から嘘が見えていましたからね、例えば「我々は日本は悪い事ばかりしてきたと教えられてきた」と言う言葉なんか、「そんなことねーだろ、わしゃ何にもおそわっとらんぞ」てな感じでしたし、でも事実がそうであるなら自分の認識が間違っているのだ、と考えて調べだしたのがきっかけですね。
受けた教育で違うのですかね(^^;
私はの教育水準は低レベルなので(^^ゞ←オマエガベンキョウシナカッタダケダロ

>  ネット右翼はなんでもすぐに左翼にしてしまいますが、共産主義者という意味での左翼か、本来のイギリス議会で右に保守派、左に革新派が位置した事から右、左という意味生まれた意味で左翼と言っているのか、どんな位置付けで左翼などと彼等が言っているのか分かりません。

ん?単なる印象操作でしょ(笑)
共産主義者、コミュニスト、赤、こうした言葉には暗いイメージがありますからね、こう言うイメージも体制が作り出したものですが根強いです。これを利用して正論を一方の立場に置くことで謬論の立場を創出しているわけです、学問的な立場はありませんから。

>  例えば、元警察庁長官の後藤田氏なんかは完全に保守であると思うのですが護憲派ですよね。

加藤紘一は完璧右派ですが死刑廃止論者ですしね(^.^)
右思考であっても論理の通じる人はこうなるのですが、アホウヨには論理が無い(^^;本来右派保守派と言うのはこうあらねばならないのですがね、一時期新右翼とか言ってよくは知らないのですがそう言う思想傾向もあったのではないですか?
転び左翼が右翼を自称するとトンデモになるのかもしれません(笑)

>  そういえば、靖国で思い出したんですが、イラク派兵の時に防衛庁が、もし戦死者が出た時の事を考えて、靖国とかではなく、市谷の防衛庁の敷地内にアーリントン墓地のような、メモリアルゾーンといって殉職者名簿を納めた慰霊碑を建設し、そこにラムズフェルドも訪問したそうなんですが、ご存知でしょうか?あまり話題にならないですけども、このような施設を作れるんなら、国立の戦没者の為の施設も作れる筈なんですどね。

そうなのですか、知りませんでした。靖国だろうがアーリントンだろうがどちらにせよ私は政権が殺しておいて墓を用意しているようにしか見えません、戦死を前提にした如何なる行為も許せません(^^;
軍人が軍人の為の墓を作るのは靖国やアーリントンとは意味が異なるとは思いますがね。国家としての慰霊施設は軍人だ民間だは関係ないと思いますね。そもそも小泉は本当の信仰心追悼の意味で靖国に参拝したいと言う事を近隣諸国に理解させたいの思うのであればまず靖国に参拝する前に近隣諸国を毎年8月には歴訪し戦争犠牲者の霊を弔い最後に靖国を参拝する、と言うようなことをやれば諸外国も少しは理解してくれると思うのですがね。
もっとも、そう言うおつむが廻るくらいなら端から靖国参拝などしてないか(^^;
34 hits

[469]Re(4):【どうも、あっちゃんで...
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 あっちゃん  - 05/6/9(木) 0:57 -

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   ▼とほほさん:

 僕の意見を改めて読むとやっぱり恥ずかしいですね(^^;)

>ただこれは私は何度も言っている事なのですが、科学的に正しい事を教えなくてはならない。ということだと思うのです。教えるか否かは社会が決めることでしょうが、嘘を教えてはならないと言う事ですね。

そうですね。事実をキチンと教えるという事が出来ないと何回も同じような過ちを犯してしまいますしね。
 
>そう言うものなのですか(^^;
>私にはそれが良くわからない、最初から嘘が見えていましたからね、例えば「我々は日本は悪い事ばかりしてきたと教えられてきた」と言う言葉なんか、「そんなことねーだろ、わしゃ何にもおそわっとらんぞ」てな感じでしたし、でも事実がそうであるなら自分の認識が間違っているのだ、と考えて調べだしたのがきっかけですね。
>受けた教育で違うのですかね(^^;
>私の教育水準は低レベルなので(^^ゞ←オマエガベンキョウシナカッタダケダロ←そんな事無いですよ

 以前とほほさんが仰られていたと思うのですが、今考えると、中、高くらいの年齢はトンデモに嵌り易いのかもしれません。そんな時期にちょうど戦争論や自由主義史観なんていうのが沢山出てきていたというのもあると思います。あと否定派のほうが受けるし、本屋とかでも圧倒しちゃっているという事も言えるでしょうね。「南京大虐殺はなかった」「UFOは存在していた」こういうセンセーショナルなものに受けやすい年齢だったのかもしれません。ただ、その後、ある程度キチンと調べるとやっぱりそれは間違いだったんだなと思いましたし「自称愛国者、軍国主義者」達が国を崩壊へと導いていった事、実際に彼らのいい加減さや、身勝手さを知るに連れて段々と、信用出来ないな。となっていった訳です。


>ん?単なる印象操作でしょ(笑)
>共産主義者、コミュニスト、赤、こうした言葉には暗いイメージがありますからね、こう言うイメージも体制が作り出したものですが根強いです。これを利用して正論を一方の立場に置くことで謬論の立場を創出しているわけです、学問的な立場はありませんから。

 確かに、そうです。ようは悪いイメージを付けたいだけなんでしょうね。

>右思考であっても論理の通じる人はこうなるのですが、アホウヨには論理が無い(^^;本来右派保守派と言うのはこうあらねばならないのですがね、一時期新右翼とか言ってよくは知らないのですがそう言う思想傾向もあったのではないですか?
>転び左翼が右翼を自称するとトンデモになるのかもしれません(笑)

 そうですね、覚悟を持って言っているのか?それを中国人や韓国人に堂々と言えるか?という事です。戦後すぐの頃の右翼には彼等なりの論理があったと思うんですよ。ところが、ネットの普及で沢山の人が議論に参加出来るようになった結果、メチャクチャな事を言い出す人間が増加し、そういった派手な行為は人目を引くので、段々、そういったトンデモが主流になってきている面もあるんではないかと思います。ウソがウソでなくなってくるという感じでしょう。あと、左から右に転向すると、なんとなく後ろめたさがあって余計に非難するんでしょうね。そう考えると保守も浮ついた人が多くなってきていますし。正直、ウヨの人達と話しても埒があかない場合が多いのは、とほほさんもよくご存知だと思います。

>そうなのですか、知りませんでした。靖国だろうがアーリントンだろうがどちらにせよ私は政権が殺しておいて墓を用意しているようにしか見えません、戦死を前提にした如何なる行為も許せません(^^;
>軍人が軍人の為の墓を作るのは靖国やアーリントンとは意味が異なるとは思いますがね。国家としての慰霊施設は軍人だ民間だは関係ないと思いますね。そもそも小泉は本当の信仰心追悼の意味で靖国に参拝したいと言う事を近隣諸国に理解させたいの思うのであればまず靖国に参拝する前に近隣諸国を毎年8月には歴訪し戦争犠牲者の霊を弔い最後に靖国を参拝する、と言うようなことをやれば諸外国も少しは理解してくれると思うのですがね。
>もっとも、そう言うおつむが廻るくらいなら端から靖国参拝などしてないか(^^;

 確かに政権が人を死に追いやるような行為は許せませんね。よく「戦争をしてでも守らなければいけない〜」とか「〜の為に死ぬ」なんて言う言葉がありますが、国が不条理な理由で攻められており、それに対して防衛するというのなら分かりますが。今のアメリカといい大日本帝国といい、そういう事を言っている時というのは、大抵、他を侵攻したり、占領しようとする時ですよね。まあ、大義名分が無いので余計そう言った事を言うのでしょうけども、僕は、死者の為の施設はあってもいいとは思うのですが、その前提として民主主義が確立し、良識のある世論、政府が機能していなければいけませんし、それを利用しないようにしておかなければいけません。太平洋戦争中についても戦没者という事で戦争で死亡した方々全員への配慮が必要ですね。そもそも、小泉首相は首相になる前は参拝なんかしていなかったのに、総裁選の際に当時橋本派の勢力だった日本遺族会の支持を得ようと急に参拝の話を持ち出し、それから、彼が靖国を話題し始めたと聞きました。だから、本当に慰霊の為なのか?という疑問は常にあります。でも、小泉氏は相当頑なな所があるらしいので今年も行く可能性が高く、大変な事になるでしょうね。

 そういえば、今日、Asia times という東南アジアの新聞サイトを見ていたのですが、ここの掲示板(フォーラム)でも、慎太郎を選ぶ日本人の考えが理解出来ないという事を書いている人(日本人ではない)がいたんですけども、例のトンデモ発言が海外にどんなイメージを与えているのかを考えると・・・。おまけに、こんな所でも、中国共産党の犯罪を延々と書き連ねて日本より酷い!日本は必ずしも悪くない。となんて事をわざわざ英語で書くアホ(日本人)もいたりして、見事に反論されていましたが、ホント恥ずかしい話です(-.-;)
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[502]日中韓共同歴史教科書
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 とほほ E-MAIL  - 05/6/14(火) 16:21 -

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   ▼あっちゃんさん:
> 以前とほほさんが仰られていたと思うのですが、今考えると、中、高くらいの年齢はトンデモに嵌り易いのかもしれません。そんな時期にちょうど戦争論や自由主義史観なんていうのが沢山出てきていたというのもあると思います。あと否定派のほうが受けるし、本屋とかでも圧倒しちゃっているという事も言えるでしょうね。

ちょっと前に話題になっていた日中韓の共同歴史教科書が好評のようですね。以下に世に倦む日日と言うブログでの書評を一部抜粋しますが、この書評でも言われている通り日中韓の歴史認識として我々が改めて見てみると韓国朝鮮史については極端に知識が欠如していると思います。実際には日本と大陸の交流を考える上で朝鮮半島は常に欠かせない存在であったにも拘らずです。

実は私もほとんど朝鮮史というものを知りません。なぜ日本人の歴史認識がこうなってしまうのか?と言う事に対して私は日本人の中に根強くある中華思想のなせるわざだと考えたりします(^^;
昨今の右翼はこの中華思想を中国ナショナリズムと混同して語り錯綜した議論をするわけですが実は中華思想とは中原周辺地域が抱いていた憧憬に近い幻想であるとみたほうが歴史観的には正しいのではないかと思っています。

それがゆえに大陸を語るときついつい朝鮮半島を跳び越してしまいます。司馬遼太郎の小説などでも朝鮮半島はしばしば取り上げられ興味深い題材となっているのですが学校教育ではほとんど教わりません。以下の書評を読んで私も是非読んでみたい一冊となりました。

また、朝鮮半島から見た戦争史という視点ではピエールさんが大変思慮深い記事を書いています。こちらもお薦めの記事です。
朝鮮から見た日露戦争

以下世に倦む日日より抜粋
歴史認識の問題においてはこれまで右翼の側の出版と販促攻勢が活発で、この領域で売れ筋になっていたのは須く右翼「つくる会」系の著者かその亜流の銭儲け屋が書いた下劣な反中反韓プロパガンダの紙屑ばかりだった。正規で公正な歴史学の陣営からの近現代史のプロダクトで市場でセールスを上げるものが特になく、市場での競争状態が政治的な説得力の競争にダイレクトに影響を及ぼしていた。今回、このベストセラー商品を得たことは、正しい歴史認識の普及と挽回を願う者にとっては近年稀に見る慶事である。

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[506]Re(1):日中韓共同歴史教科書
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 あっちゃん  - 05/6/14(火) 22:00 -

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   ▼とほほさん:
>ちょっと前に話題になっていた日中韓の共同歴史教科書が好評のようですね。この書評でも言われている通り日中韓の歴史認識として我々が改めて見てみると韓国朝鮮史については極端に知識が欠如していると思います。実際には日本と大陸の交流を考える上で朝鮮半島は常に欠かせない存在であったにも拘らずです。

ご紹介頂いたブログ、見させて頂きました。この共同教科書は面白そうですね。是非読んで見たいです。こういった本が売れていく事はとてもよい事ですね。
>
>実は私もほとんど朝鮮史というものを知りません。なぜ日本人の歴史認識がこうなってしまうのか?と言う事に対して私は日本人の中に根強くある中華思想のなせるわざだと考えたりします(^^;

 僕も百済や高句麗、新羅、高麗、李氏朝鮮、豊臣の朝鮮出兵などといった大枠でしか朝鮮半島の歴史を知りません。歴史書でも中国についてのものは多いですが、朝鮮半島のものは少ないような気がします。日本人の朝鮮半島に対する軽視の表れなのかもしれませんが、ひょっとすると、中国史は王朝の興亡など変化や研究の幅が広いので面白いが、朝鮮半島は1つの政権が長く統一されていた期間が長いので、研究のテーマになりにくいのでしょうか。

 中華思想なんですが、日本も律令体制を整え中国をモデルとする中央集権国家が完成していった過程で、自らも中華意識をもち、日本の東北部の化外人を蝦夷と称していたようですけども、この人達を東夷とも呼んでいたらしいですね。また、その蝦夷が、ほぼ服属されるようになった平安朝ごろになると、中央の公卿達が、東国地方に住む武士をあざけりの意味を含めて、東夷と呼ぶようになったらしいです。なので、日本にも中華思想が輸出されていたようですね。人の事はあまり言えないような気もします。

>昨今の右翼はこの中華思想を中国ナショナリズムと混同して語り錯綜した議論をするわけですが実は中華思想とは中原周辺地域が抱いていた憧憬に近い幻想であるとみたほうが歴史観的には正しいのではないかと思っています。

 僕も現在の中国ナショナリズムは、中華思想の影響よりも、むしろ、西洋の近代ナショナリズムの影響のほうが大きいのではないかなとも思います。中華思想と言えば東夷・南蛮・西戒・北狄という言葉が浮かびますが、元々、この言葉は、その地域に住む人の特徴を表わした言葉であり、蔑視の感情は少なく、むしろ周辺民族を積極的に取りこみ中華化して行った事や冊封体制に見られる通り、周辺と対立せずに上手くやっていくという姿勢があったのではないでしょうか。周辺民族も中国の高い技術や豊かさなどに好意を持っていた面もあると思います。ただ、時代が進むに連れて、段々と周辺を軽視したり蔑視したりするような姿勢も見られるようになったので、日本のウヨクはここを強調しているのだと思います。
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[508]Re(1):日中韓共同歴史教科書
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 とほほ E-MAIL  - 05/6/15(水) 13:58 -

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   問答板での議論です。こちらにも転載しておきます。

>「魅力的な土地ではありません」けど、「憧憬」はあるのですか。
>「北方民族」にとって「中原」は、多分に観念的な存在で、一種のユートピアということでしょうか…

そうです、民族と言うより権力者にとってかもしれませんがね、よそで見られるような覇権主義と中国地域を巡る覇権主義はその性質が全然違います。例えば近世に見られたようなヨーロッパ型覇権主義の場合ですと、侵略は自国領域の利益の為に行います。ところが中国の場合はそうではない。中原に都を置く事が目的と言っても過言ではない。

これは周辺地域国家(国家と書くと国民国家と混同する恐れがあるの書きたくなかったが他に言葉が無いから仕方ない)の中原に抱く幻想なのですよ。現実にはそうした中華文明なるものはそうした周辺国家が創造し発展させてきているのです。

モンゴル帝国(元)などわかりやすい例です。なぜ元が首都を中原にする必要があったのですか?ヨーロッパから極東アジア全域にいたるまで覇権を及ぼした国家ですよ。元からみれば中原地域などごく一部の言うなれば田舎文明に過ぎない。

もっとわかりやすく言えば、元という朝廷を我々は中国史に出てくる中国の昔の朝廷、と認識してますでしょ。これが中華思想なのです。しかしてその実体を世界地図的に眺めれば元が中国の朝廷である、と言う見方はあくまで中原と言う視点で見たものに過ぎないのですね。なぜそうなるのか?これはおっしゃったように「文献」が中原地域に多く残っているからに過ぎないのですが、文献の豊富さで歴史を見るとその認識を誤ります。
文献の残せない側にも歴史はあるのです。

先に紹介した「日中韓共同歴史教科書」の世に倦む日日の続報がでたようです。続報にもありますが日本の歴史学は実はそうした国家主義的文明論的歴史観から脱却し包括的な視野で見ようとする先進的な立場にあるのです。この書評でもその辺の事情について触れてます。ご一読ください。しかし中国韓国のアカデミズムは歴史学の面では後進的です。これは仕方が無い事かも知れず世に倦む日日でも中韓のアカデミズムに同情的な傾向の論評ですがしかし「歴史学は政治である、歴史アカデミーに政治が介入することは正しい」とするのははっきり言って書きすぎです。アカデミーに政治が介入してはなりません。

特に私は中国の歴史アカデミーは後退の傾向にあると思ってます。南京事件関連でも唐生智の再評価等は科学的根拠が薄弱で多分にイデオロギチックです(こんな言葉あるのか?)。しかしこれは自由主義史観のようなアホ本と対比させて右翼が利用するので釘を刺しておけばそれでも中国歴史アカデミーはアカデミズムです、決して学問を放棄した自由主義史観の議論とは全く異質のもので、間違っているわけではない。と言う事です。
ですから、なによりも先にやらなくてはならないのは自由主義史観のような歴史修正主義の放逐である、と言う書評には諸手を挙げて賛同です。
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[512]Re(2):日中韓共同歴史教科書
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 とほほ E-MAIL  - 05/6/16(木) 1:39 -

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   > > そうです、民族と言うより権力者にとってかもしれませんがね、よそで見られるような覇権主義と中国地域を巡る覇権主義はその性質が全然違います。例えば近世に見られたようなヨーロッパ型覇権主義の場合ですと、侵略は自国領域の利益の為に行います。ところが中国の場合はそうではない。中原に都を置く事が目的と言っても過言ではない。
>
> まったく根拠のない話ですが…

なにを示せば根拠として認めてもらえるのでしょう?(笑)
現実がそうではないですか(^^;
では、何が目的で中原に都を置いたのか根拠を示して提示してみてください。先に大日本帝国の目的は、、としてこれはジョークですが、、、北京に皇居を置く事、と言ったのはそれをわかりやすく説明しているのです。

日帝のあまりに理不尽な中国侵略もこうした視点で眺めると「なるほど」と言えませんか?中華圏における覇権主義の目的は「目指せ中華」なのですよ。「中原を制するものが世界を制す」です。

根拠が無い。と言いながら貴方には反論が無い。
根拠はこれまで歴史学が蓄積してきたあまたある知識が根拠です。
ただ、私がこう言う歴史観に至るべく影響を受けた書籍はあります。この問答板でも何度も紹介している本ですが、
杉山正明著『遊牧民からみた世界史』
と言う本です。

ただし、私がこの本を読んでこう言う歴史観世界観を啓蒙された、と言うだけの話でこの本が中華思想とはそう言うものだ、と言う主張をしているわけではないので誤解なきように(^^;
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[513]Re(3):日中韓共同歴史教科書
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 とほほ E-MAIL  - 05/6/17(金) 9:03 -

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   武蔵の一住民さんと私の歴史観にたいする食い違いというのは実はそんなに大きな問題ではない。言ってみればどちらも正しいのである。私は民主主義や国際秩序を考える上で現代の体制である国民国家型秩序に非常な閉塞感を感じている、そこに持ってきて現代日本の先進的歴史学はそうした閉塞感を打ち破るに十分な希望を与えてくれるのだ。そう言う意味では私の歴史観もイデオロギチック(こんな言葉があるのか?)といえるかもしれない。

さて紹介している世に倦む日日で、第3弾がでたようだ。この書評にかなり力が入っているな(笑)
この世に倦む日日の執筆者の方の論評は非常に面白い。歴史学にジェンダーを感じる感性には私も共感するものだ。ジェンダーと言う言葉を単純な性差の問題としてとらえては居ないのであろう、ジェンダー論との論理的類似性の認識が旧来の歴史学を超越した視点で眺めるには必要なのかもしれない。
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[2009]Re(2):日中韓共同歴史教科書
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 とほほ E-MAIL  - 06/1/16(月) 15:33 -

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   「韓国の歴史教科書は世界史的解釈が欠如」
--- 朝鮮日報 2006/01/15 ---

上記のリンク先は韓国の歴史教科書は民族主義的であると言う批判ですね。韓国でも、歴史学のあるべき姿を科学的に捉えようとする動きが出てきているようです。以前に日中韓共同歴史教科書スレッドで私は以下のように論評したことがあります。
先に紹介した「日中韓共同歴史教科書」の「世に倦む日々」の続報がでたようです。続報にもありますが日本の歴史学は実はそうした国家主義的文明論的歴史観から脱却し包括的な視野で見ようとする先進的な立場にあるのです。この書評でもその辺の事情について触れてます。ご一読ください。しかし中国韓国のアカデミズムは歴史学の面では後進的です。これは仕方が無い事かも知れず世に倦む日日でも中韓のアカデミズムに同情的な傾向の論評ですがしかし「歴史学は政治である、歴史アカデミーに政治が介入することは正しい」とするのははっきり言って書きすぎです。アカデミーに政治が介入してはなりません。
これは、歴史学に政治が介入することが誤りであることを主張しているのですが世に倦む日々の書評にあるように中韓の歴史教科書から見られる傾向にはある種の偏りを感じていたことは確かです。

しかし、韓国自らが民族主義への偏りを自覚し世界史的視点から自国の歴史を正しく教えようとする動きが出てきたことは大変に喜ばしいことだと考えます。日清・日露の侵略戦争がどれだけ朝鮮半島に対して暴虐を尽くしたのかを教えることを避けてきたわけで、それは韓国自身が民族主義的立場から帝国主義的な自尊心を保とうとしていたことの表れで、そのこと自体が日本の侵略戦争をきちんと批判できない要因でもあったわけです。

こうしたことから日韓両国がより科学的な歴史認識を共有できる事を願ってやみません。互いの国民が帝国主義の悪性を認識し日韓両国民が協力して日本のお馬鹿政権打倒することも出来るかもしれません。そしてそれが平和への大きな一歩となるのでしょう。

冒頭の朝鮮日報記事から抜粋します。
―高校の近現代史教科書について民衆・民族理念に偏った教科書だと評価していらっしゃいますね。

 「開港後、朝鮮がどのように亡んでいったのか、国際関係の観点からはほとんど言及されていません。外部の衝撃(impact)がなかったならば、民族・民衆運動が起きたでしょうか。教科書を読みながら、腹が立ってどうしようもありませんでした。民衆・民族・改革だけに偏ったあまり、韓国史を世界史的観点から解釈しようとするする努力が見当たりません。歴史を理念に無理やり合わせたら、それはもはや歴史ではありません」

―具体的にはどのような点が問題なのでしょうか。

 「金星(クムソン)出版社の教科書をご覧になってください。1850年からの60年間に約60ページを割いて説明しています。東学農民運動(1894年、東学という新興宗教を中心に全羅地域ではじまった外部勢力排除を叫んだ農民運動)に関しては何と9ページも費やしているのに、いざ日清戦争と日露戦争に関しては記述がまったくありません。“日本が日露戦争に勝利することにより、大韓帝国政府の改革は中断した”というたった一節が全部です。日清戦争と日露戦争は韓国の国権を侵害した決定的な契機です。戦場も厳密に言えば韓国の領土でした。ところが、教科書は民衆運動に執着するあまり、このような重大な事件から目をそらしています。その結果、侵略戦争を侵略戦争と言えない教科書になってしまいました。明成皇后殺害も“日露戦争の序曲”という国際的な観点から見ることで、本質に接近することができるのです」

―しかし、歴史教育はある程度民族主義的にならざるを得ないのではないでしょうか。

 「民族史学者である李基白先生は他界する2週間前に病院を訪れた後輩の歴史学者らに、遺言ともとれる言葉を残しました。“今日、民族を至上とする傾向が広く流布している。しかし、民族は至上ではない。この点に関しては民衆も同じだ。学問では真理が『至上』だ。真理に背ければ、民族であれ民衆であれ破滅を免れない。”最近の韓国史学界が胸に刻まなければならない言葉だと思います」

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[2010]Re(3):日中韓共同歴史教科書
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 あっちゃん E-MAIL  - 06/1/19(木) 17:35 -

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   ▼とほほさん:

>しかし、韓国自らが民族主義への偏りを自覚し世界史的視点から自国の歴史を正しく教えようとする動きが出てきたことは大変に喜ばしいことだと考えます。日清・日露の侵略戦争がどれだけ朝鮮半島に対して暴虐を尽くしたのかを教えることを避けてきたわけで、それは韓国自身が民族主義的立場から帝国主義的な自尊心を保とうとしていたことの表れで、そのこと自体が日本の侵略戦争をきちんと批判できない要因でもあったわけです。
>
>こうしたことから日韓両国がより科学的な歴史認識を共有できる事を願ってやみません。互いの国民が帝国主義の悪性を認識し日韓両国民が協力して日本のお馬鹿政権打倒することも出来るかもしれません。そしてそれが平和への大きな一歩となるのでしょう。


どうもです(^^;) この朝鮮日報の記事は僕も見ました。歴史上の見方や評価は、その時代の流れや考え方、政権のイデオロギーに影響されてしまう傾向があるものですが、このニュースを見ていると、韓国は、日本に対する劣等感の関係で日本に支配された時代への客観的な事実認識よりも、民族主義的なバイアスの掛かったものになっていた傾向から、ようやく過去の植民地時代も含めて歴史を改めて振りかえる時期になってきたのかもしれませんね。これには、韓国の発展の成熟と国力の増加による自信も出て来ているのかなと思います。そして、もうひとつのお隣の国である、中国も現行の教科書は、まだまだ共産党のイデオロギー的な影響が大きいようですが、将来的に社会や経済状況が変化すると、イデオロギー的な影響を薄めて、改めて教科書の見直しが図られるかもしれませんね。それには、経済的、政治的な余裕や安定が必要だろうからしばらくは掛かるでしょうけども、いずれは、日、中、韓で教科書の内容を擦り合わせる事が出来るようになる可能性は大いにあると思います。ただまあ、歴史を客観的に見ると、改めて日本の過去の帝国主義時代の行動の問題点が浮き上がってしまうので、日本の歴史を修正した人達には、残念ながら朗報にはなりなさそうですが(笑)

 日本でも「つくる会」先生のように、歴史を科学的にではなく自分の都合の良いよう主観的に書いてしまう方々もいるようなので、将来の為に事実を出来るだけキチンと伝えられ、近隣から見ても評価されるようなモノを日本が率先して作り出して欲しいですね。
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[2132]Re(1):日中韓共同歴史教科書
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 七生報国 E-MAIL  - 06/2/24(金) 2:53 -

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   とほほさんがEUの共同の歴史教科書のような物を想定されているのか分かりませんが、民主化された日韓間ならまだしも国家体制の違う日韓と中国で共同執筆歴史教科書を使うならかなりの障害を乗り越えなければならないと思う。
とほほさんが限界を感じていらっしゃる国民国家体制をこの三国がとっている以上、教科書の検定制度を通じてある程度内容はその国の正当性を強調し、国民意識を植え付ける内容にならざるを得ない、正当性とは行かないまでも現政府を否定するような内容は載せられない。またEUのような政治的統合を図る現実的な必要がまだ無い以上そのような共同執筆教科書を使う必要性は無いように感じる。

根本的な問題として、そもそもそのような教科書を使ったところで何の意味があるのだろうか。「正しい歴史認識」の函養に繋がるというのか。現時点でそのような教科書を作ったところで右記の理由で、特に近現代史の部分は各々の国に気を使った中途半端な内容にならざるを得ないと思う。それで「正しい歴史認識」とかいう海の物とも山の物とも知れぬ物が醸成できるとは到底思えない。

次に、ほんの二年前まで受験生であった私から言わせもらうと日本の教育の問題がある。日本の教育は残念なことに受験を目標としている。しかも歴史とかいう科目は一橋以上の大学を受験する場合を除いて凡そ思考を要しない暗記科目として受験後には習った内容は忘却の彼方へ飛んでいってしまう。その原則から外れる人は我々のような歴史若しくは政治マニアに限られる。そのような現実の前で果たして歴史教科書ごときに何の影響があろうか。かのような教育制度を改めることなくそのような教科書を使ったところで意味があるとは思えない。
また、日本の教科書というものは凡そ入試問題の種になる以上大部分において同じになる。また、記載出来る量も限られているので、ある程度同じような記述を載せ、残りの部分に編者の嗜好や政治思想が入るのもやむを得ない。その程度が甚だしい時の為に教科書検定制度があるのではないか。検定制度が無くとも受験という制度がある以上、一部の教科書だけが内容が全く違うということにはなり得ないと思う。また、我々は日本国憲法の下、学問の自由と表現の自由が認められている以上そのような差異は認められてしかるべきだ。そしてそのような差異の中に例えば太平洋戦争は人類が求める普遍的な正義に基づいた崇高な戦争だったという記述があったところで、それが絶対真理だなどと信じる人間がいかほどいようか。少しでも歴史に興味があれば教科書に載っていることが絶対だなど考えないはずだ。
以上から、現状では共同の歴史教科書など必要ないと思います。
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[2154]Re(2):日中韓共同歴史教科書
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 七生報国 E-MAIL  - 06/2/27(月) 23:44 -

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   教員の認識力の無さが現れている恰好の記事がありましたので紹介します。
共同通信です。

日中の過去知り変化 反日デモに反発の高校生
2006年 2月25日 (土) 07:12

 中国での反日デモのテレビ映像に「中国はおかしい」「悪いのは向こうだ」と、過去を知らないまま反発する若者たち。そんな若者に日中の歴史を学び、考えを深めてもらおうという取り組みが関東や北陸の高校で行われ、授業を通じた子どもの変化が25日から三重県で開催される日教組教育研究全国集会で報告される。

中国で反日デモが広がった昨年4月から関東地方の高校で行われた現代社会の授業。50代の男性教諭は、デモをどう考えるか生徒に尋ねた。

9割が「昔の戦争を今さら中国が持ち出すのはおかしい」。「日本は十分反省している」も7割に。デモ拡大の理由は「分からない」などの答えが返ってきた。

教諭は「歴史を知らない」と感じ、近代史を簡単に教えた。犠牲になった住民の遺骨を残す中国の記念館を見た体験を話し、南京事件の生き残りの中国人証言などを特集したテレビ番組のビデオも見せた。

-----------------------------------------------------------------------

この先生は帝国陸海軍が中共や国民党等と戦争して良民を大勢死なせた事を教えれば考えを深める事ができるとお思いのようです。帝国陸海軍の蛮行なんて資料集にたくさん載ってます。そんな資料集見れば分かるようなことで深められる考えなどどんなものでしょう。日本の中国での蛮行はもちろんですが中共の歴史や中国の国家社会体制の実情を理解しなければ中国の反日デモに対して非常に表層的な理解しか得られないと言うことが分からないのでしょうね。
中国の政治体制に関する良い入門書が今のところあまりなく、普通の高校生が手に取って読む機会がなかなか無い現実で、現代社会の教員が反日デモに対して生徒の理解を深めたいと思えば必ずそういう学問書を読んで教えるべきです。そんなこともしないから教員自体が「日本は昔中国で惨いことをしました。だから中国人は怒っているのです」なんていう極めて表層的な理解にとどまるのだろうと私は思います。
去年の大学のゼミで中国人の先生が反日デモに対して「日本人はあまりに中国のことを知らなさすぎる」と嘆いておいででしたが、高校の「現代社会」の教員ですらこの程度ですから他もさもありなんですよ。
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[2155]Re(3):日中韓共同歴史教科書
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 とほほ E-MAIL  - 06/2/28(火) 0:42 -

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   ▼七生報国さん:
>この先生は帝国陸海軍が中共や国民党等と戦争して良民を大勢死なせた事を教えれば考えを深める事ができるとお思いのようです。帝国陸海軍の蛮行なんて資料集にたくさん載ってます。そんな資料集見れば分かるようなことで深められる考えなどどんなものでしょう。日本の中国での蛮行はもちろんですが中共の歴史や中国の国家社会体制の実情を理解しなければ中国の反日デモに対して非常に表層的な理解しか得られないと言うことが分からないのでしょうね。

どうにもよくわからんのですが(^^;
七生報国さんが、そういう立場にあるのであれば、その教師を批判するのではなく、その教師をフォローすべきではないでしょうか?
意味わかります?
64 hits

[2156]Re(4):日中韓共同歴史教科書
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 七生報国 E-MAIL  - 06/2/28(火) 0:50 -

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   ▼とほほさん:
その点ご心配なく。教員やってる両親や高校、大学の友人にも中共の宣伝をしてます。とほほさんのおっしゃるとおり直接メールを送ると効果あるかもしれませんね。

ただ、私は教員の現状認識力の無さが垣間見える記事を紹介して批判して溜飲を下げているだけですよ(笑)。
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