思 考 錯誤
『皇軍軍歌・支那語・陣中心得・娯楽集』と、なにやら長いタイトルの書籍です。縦126×横92×暑さ5のコンパクトなサイズで、軍人が胸ポケットなどに携帯できるように配慮したものだと思います。また、ルビを使っているのは漢字能力の低い兵士でも読めるように配慮しているからでしょう。私が翻訳するのに苦労するのは、南京事件当時の中国語と日本兵の使っていた中国語の参考にしようと思って入手しました。中国人の証言の中に「日本兵が日本語で何か言っていた」と解釈されている箇所がありますが、案外と当の日本兵は中国語を話しているつもりだったのかも知れません。このような本を読んだ程度では「通じる訳ねーだろ!」と、いうのが私の感想です。ぼちぼちとセレクトしてアップします。