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▼指環さん: > 傍聴に行った他の人に聞いて確かめましたが、8/12(採択の日)に杉並区役所に現れた「つくる会」支持派の集団の女性の髪形は、やはり例の宗教の女性信者特有の髪型(長くのばした髪を三つ編みにして上にあげている)だったそうです。 > 「つくる会教科書に賛成の市民もこれだけいるぞ」との演出のために、その宗教信者が動員されたのに間違いないでしょう。 > ↓こんな写真もあるようです(女性の髪型はよく確認できませんが)。 >http://image.blog.livedoor.jp/mumur/imgs/b/7/b7914ce8.JPG > > 今もあの集団の「フソウシャサンセイ、フソウシャサンセイ」の唱和が耳に焼き付いています。何ともシュールな体験でした(^^;
やっぱりそうだったんですか。
この「キリストの幕屋(まくや)」という宗教団体は、 つくる会の集会の受け付けなどのスタッフになったり、署名募金の主体らしいですね。 広島では、「拉致被害者救済」の名目で人を集め、「新しい教科書」の署名をさせたりしたそうですね。
> また、駅頭などで撒かれた、安本ゆみ・教育委員に対する個人攻撃ビラなど、ここに全文をアップしたいほど、酷いものです。
これは是非アップしてください。
>その他、教員が提出した「教科書調査報告書」が、歴史教科書については差し戻され、書き換えを指示されたという問題もあります。 >http://suginaminnanokai.web.infoseek.co.jp/katudo.hokoku/kaizan.kaiken.htm
このサイトにあった、外国新聞記事の翻訳をせっかくだから転載しておきます。 http://suginaminnanokai.web.infoseek.co.jp/saitakubi/foreign.paper.htm
☆東京特別区がゆがめられた歴史教科書を採択 ワシントンポスト http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2005/08/12/AR2005081200145.html
ロイター Friday, August 12, 2005; 3:16
AM 2005年8月12日金曜日;午前3時16分
東京特別区の一つは金曜日に、日本の過去の軍国主義をゆがめていると批判されている歴史教科書を採択した。その決定はアジアの隣人を怒らせるだろう。 日本の文部省は4月に、国家主義の学者によって書かれた「新しい歴史教科書」の新版を承認した。このことは1945年までの侵略行為の苦い記憶が持続している中国と韓国の激怒を招いた。
杉並(西東京の大部分は住宅地域)の教育委員会は、その教科書を中学校のために採択したが、詳細には言及していない。
杉並(住民約50万人で23の中学校がある)でその教科書を採用すべきかどうかの議論は、政治色を帯び、激烈化したため、最終的な決定が1週間延期された。
共同通信社によると、結局、教育委員の5人のうち3人がその教科書を支持する投票をした。
その教科書に反対する研究者と教員の団体の代表・ヒサオ石山は、結果にショックを受けたと言った。彼は「この決定により、学校は次の4年間その教科書を使わなければならない。このことは、多くの人々がその歪曲された歴史観にさらされることを意味する。それは、とても悲惨な結果である」と言った。
批評家は、「つくる会」が後援するその教科書は、中国における1937年の南京大虐殺を軽く扱い、日本軍兵士のための女性の性的な奴隷状態を無視していると言う。
「つくる会」によって提供された部分的な翻訳では、その教科書は日本の軍事活動がアジアの国々の西洋の植民地支配からの解放への道筋を助けたと示唆している。
賛成に投票した杉並の委員は、日本の過去の否定的なイメージだけを読むと、子どもたちは将来自国に対する望みを持つことができないと言い、反対した委員は、日本の兵士が第2次世界大戦中に「勇敢に」戦ったと書かれているようにその教科書が戦争を助長するのを恐れると言ったと共同通信は付け加えている。
この教科書の著者と支持者は、日本人から誇りと愛国心を奪った自虐史観を修正すると言う。
2001年に承認されたこの教科書の前の版は、全国的に1パーセント足らずの学区でしか採用されなかった、しかし、「つくる会」とその支持者は新版でそれを10パーセントに増やすことを望んでいる。
先月後半、東京の教育委員会は、4つの東京都立学校と22の盲学校、聾学校、心身障害学校で使用するためにこの教科書を採択した。
7
月中旬に、栃木県(東京の150キロメートル(90マイル)北)の大田原市は、この本を採用した最初の地方政府になった。しかも「つくる会」の公民科教科書も採択した。この教科書は小さな二つの島に対する東京の主張が繰り返して書いてあることで、韓国を狼狽させた。
石山は、ほとんどの地区ではすでに採択が終わっているので、杉並の決定はいくつの地区がこの歴史教科書を採択するかに大きな影響を及ぼすことはないと思っていると言った。「今回特筆すべき点は政治家の側、特に(支配的な)自由民主党の非常に大きな活動である」と、彼は付け加えた。
☆杉並が、議論のある歴史教科書を採択 ジャパンタイムズ:2005年8月13日 http://www.japantimes.co.jp/cgi-bin/getarticle.pl5?nn20050813a7.htm
By ERIKO ARITA staff writer
金曜日、杉並区教育委員会は、批評家が歴史を歪曲し、日本の戦時中の残虐行為を軽く扱っているとする歴史教科書を採択した。
杉並区は、議論のある中学校教科書を採択した、栃木県大田原市、東京都に次ぐ今年第3の自治体である。その教科書は「新しい歴史教科書をつくる会」の国家主義者によって編集され、扶桑社によって出版された。採択は4月に始まる次の4年間、区の23の中学校に通うおよそ6,400人の生徒によって使われることになると区は言う。
教育委員の5人のうちの3人が、金曜日の朝、議論のある教科書を支持する票決をした。
教育委員宮坂公夫(杉並で幼稚園を経営)は、「扶桑社の教科書は指導要領に忠実であり、国と祖先に対する愛情を育てる」と言った。
しかし、もう一人の教育委員安本ゆみ(区立小学校PTA協議会前会長)は、この教科書を使うことに反対した。この教科書が日本の兵士が戦争でよく戦ったと強調する一方、家族を失ったことを含め、一般大衆の苦しみにはほとんど触れていないと彼女は言った。
教科書の投票は8月4日に行われることになっていたが、歴史教科書について論争となり、決定できず延期された。委員会の議論のため、その教科書に反対する500人以上の人々が金曜日に杉並区庁舎に来て、抗議した。一方、議論のある教科書を支持する約300人も集まった。
その教科書を使うことになる子どもたちの両親を含む地元の住民は、決定に対する懸念を表明した。そして、その歴史教科書がゆがめられた歴史観を与え、日本とアジアの隣人との間のあつれきを加速すると主張した。
娘が来4月中学校に入学する鈴木ユキジは、この教科書は「戦争開始にあたって、過去に間違いを犯した人々の感覚を反映している」と言った。
もう一人の住民ニシカワヒロトは、この教科書は日本の他のアジアの国々への“進攻”が彼らをヨーロッパの植民地から解放するのを助けたと教えていると批判した。彼は「採択は、日本と中国、日本と韓国の関係を悪化させる」と言った。
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