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[946]沖縄戦について 桜陽 05/8/21(日) 1:35
[949]Re(1):沖縄戦について とほほ 05/8/21(日) 1:49
[963]読谷村史 Queso 05/8/21(日) 13:48
[980]Re(1):読谷村史 とほほ 05/8/23(火) 5:35
[956]Re(1):沖縄戦について ピッポ 05/8/21(日) 9:35
[958]Re(1):沖縄戦について 桜陽 05/8/21(日) 11:00
[959]Re(2):沖縄戦について ピッポ 05/8/21(日) 12:41
[960]扶桑社本の沖縄記述 ピッポ 05/8/21(日) 13:05 [添付]
[962]Re(1):扶桑社本の沖縄記述 桜陽 05/8/21(日) 13:33
[972]Re(3):沖縄戦について 桜陽 05/8/22(月) 17:47
[981]Re(4):沖縄戦について ピッポ 05/8/23(火) 6:27
[987]Re(5):沖縄戦について 桜陽 05/8/23(火) 19:58
[988]Re(6):沖縄戦について ピッポ 05/8/23(火) 20:44
[989]mixiの会員登録 ピッポ 05/8/23(火) 21:08
[993]Re(7):沖縄戦について 桜陽 05/8/23(火) 23:50
[990]Re(6):沖縄戦について ゆう 05/8/23(火) 21:35
[992]Re(7):沖縄戦について 桜陽 05/8/23(火) 22:35
[961]Re(2):沖縄戦について msq 05/8/21(日) 13:23
[964]Re(3):沖縄戦について 桜陽 05/8/21(日) 14:22
[965]Re(4):沖縄戦について msq 05/8/21(日) 14:45
[970]Re(5):沖縄戦について 桜陽 05/8/22(月) 17:36
[973]Re(6):沖縄戦について とほほ 05/8/22(月) 18:05
[974]Re(7):沖縄戦について 桜陽 05/8/22(月) 19:02
[966]Re(4):沖縄戦について Queso 05/8/21(日) 15:11
[971]Re(5):沖縄戦について 桜陽 05/8/22(月) 17:39
[982]Re(6):沖縄戦について ピッポ 05/8/23(火) 6:30
[1425]Re(1):第一回法廷 ピッポ 05/10/14(金) 17:53
[1429]Re(2):第一回法廷 パルミーロ 05/10/14(金) 20:39
[1437]Re(3):第一回法廷 うさぎ 05/10/15(土) 3:12
[1443]Re(4):第一回法廷 とほほ 05/10/15(土) 7:49
[1446]Re(4):第一回法廷 パルミーロ 05/10/15(土) 16:29
[1456]Re(5):第一回法廷 とほほ 05/10/15(土) 21:26
[1480]Re(6):第一回法廷 パルミーロ 05/10/17(月) 12:54

[946]沖縄戦について
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 桜陽  - 05/8/21(日) 1:35 -

引用なし
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   はじめまして。ご相談があって、カキコしました。
私が議論しているコミュニケーションサイトでは、沖縄戦での集団自決が議論になっています。
大江健三郎さんが提訴された話なども事例として挙げられています。
反論の材料となるような資料やサイトがありましたら、教えていただけないでしょうか?
141 hits

[949]Re(1):沖縄戦について
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 とほほ E-MAIL  - 05/8/21(日) 1:49 -

引用なし
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   ▼桜陽さん:
>はじめまして。ご相談があって、カキコしました。

はじめまして(^.^)

>私が議論しているコミュニケーションサイトでは、沖縄戦での集団自決が議論になっています。

どのような議論なのでしょうか?

>大江健三郎さんが提訴された話なども事例として挙げられています。

提訴されるのは良い事です、法廷の場ではっきりできますから、ただ、提訴内容についてどこかに適切な資料を掲示しているサイトはございませんか?ある種の連中は関係もない論点で提訴しますから、、、。(^^;

>反論の材料となるような資料やサイトがありましたら、教えていただけないでしょうか?

沖縄戦についてはどっかに良いサイトがあったのだけどブックマークが消えてる(^^;、ま、この掲示板ならだれか知っているでしょう(^.^)、、、(-_-)/~~~ピシー!ピシー!
147 hits

[956]Re(1):沖縄戦について
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 ピッポ E-MAIL  - 05/8/21(日) 9:35 -

引用なし
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   ▼桜陽さん:
>はじめまして。ご相談があって、カキコしました。
>私が議論しているコミュニケーションサイトでは、沖縄戦での集団自決が議論になっています。
>大江健三郎さんが提訴された話なども事例として挙げられています。
>反論の材料となるような資料やサイトがありましたら、教えていただけないでしょうか?

赤松隊長の遺族によって出版差し止めと慰謝料を求められた件ですね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050805-00000414-yom-soci

たしかに、「大江健三郎 赤松」で検索すると、大江バッシングが満艦飾にヒットして、反論サイトは陰に隠れてしまいますね。

というか、この訴訟についての直接の反論は、まだ出ていないのでしょう。

私が思いますに、
この訴訟を進める人たちは
1、集団自決を「散華として肯定」していながら
2、赤松隊長は「自決命令というとんでもないこと」をするはずがない
という、ダブルスタンダードだということです。

大事なことは、1、に対する批判ではないでしょうか?

「沖縄」「集団自決」でヒットするものの中には次のようなものがありました。
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200506201300_01.html
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200506061300_04.html
http://ch.kitaguni.tv/u/5028/ÂçÆüËÜÄë¹ñ¤Ï·ù¤¤¤À/0000236877.html
http://ch.kitaguni.tv/u/5238/ÀïÁè/0000237097.html
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/00/4/0031860.html
http://w1.nirai.ne.jp/ken/syo2.htm
http://www.vill.tokashiki.okinawa.jp/tokadata/de_1/d/de_1d_1.htm

私個人としては、「かねて指示されていた通りの集団自決」ならば、隊長の直接命令がなくても、「隊長の責任」とすることが妥当でないとは言い切れないと思います。「隊長の責任でない」としたら戦争遂行の最高指導者「大元帥様」の責任です。

戦後、援護法の適応のために、厚生省役人の「軍の直接命令がなければダメだ」の言にたいして、「赤松隊長の命令があった」と小細工したとしても、それは瑣末なことに過ぎない。故人となった赤松隊長自身が生前、渡嘉敷村関係者の要望を「了承した」と、どこかに書いてあったように思います。
144 hits

[958]Re(1):沖縄戦について
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 桜陽  - 05/8/21(日) 11:00 -

引用なし
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   とほほさん、ピッポさん
さっそくのレスポンスありがとうございます。
ピッポさんの言う通り、赤松隊長遺族による提訴です。
http://news.goo.ne.jp/news/sankei/shakai/20050724/m20050724001.html

上記URLの産経記事に出ている座間味島の女性が、「自決命令は偽証だった」と証言をくつがえしたことを例に挙げて吹っかけてきました。
ピッポさんにご紹介いただいたサイト、参考にさせていただきます。
引き続き、アドバイスいただけると嬉しいです。
143 hits

[959]Re(2):沖縄戦について
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 ピッポ E-MAIL  - 05/8/21(日) 12:41 -

引用なし
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   ▼桜陽さん:

大江さんのコメントを紹介しているサイトをみつけました
http://plaza.rakuten.co.jp/bluestone998/diary/200508160000/

歴史の改竄を許してはならない(16日の日記) 「ニュース(28316)」 [ ニュース ]  
2週間くらい前だったと思いますが、大江健三郎氏と岩波書店が沖縄戦の集団自決の記述をめぐって提訴されたというニュースを読んで、変な報道だと思っておりましたが、今日の朝日新聞の連載コラム「伝える言葉」に、大江氏本人がそのことについてコメントしています;

 私はいま、1970年に書いた『沖縄ノート』(岩波書店)での、慶良間諸島の集団自決をめぐっての記述で、座間味島の当時の日本軍守備隊長と、渡嘉敷島の同じ立場だった人の遺族に、名誉毀損のかどで訴訟を起こされています。原告側の弁護士たちは、「靖国応援団」を自称する人たち。
 そこで、ここでは右の事実をのべるにとどめますが、私はこの裁判についてできるだけ詳しい報道がなされることをねがっています。求められれば、私自身、証言に立ちたいとも思います。その際、私は中学生たちにもよく理解してもらえる語り方を工夫するつもりです。
 それというのは、この訴訟が、中学校の教科書の沖縄戦についての文章を書き変えようと積極的に推し進められている自由主義史観研究会のメンバーたちのキャンペーンと、狙いの定め方も攻撃ぶりもまったく同じであるからです。私としては、なりよりも慶良間諸島から沖縄列島をおおって、どのように非人間的なことが「日本軍」によって行われたか、そしてそれがいかに読み変えられようとしているのかの実態を示したいのです。

2005年8月16日 朝日新聞朝刊 12版24ページ「伝える言葉-戦争、記憶し続ける力を」から引用

自由主義史観研究会やそれに同調する人々が何を企てているのか、明らかにしてほしいと思います。


そこで、WEB検索をしましたら
今年の自由主義史観研究会の最重点テーマだそうですね。
 
http://www.jiyuu-shikan.org/event/top.html

第45回大阪読書研究会

沖縄集団自決冤罪訴訟
「集団自決命令は無かった」
new6/12

 今年の自由主義史観研究会の最重点テーマは『沖縄戦集団自決事件の真相を知ろう』であり、既に藤岡先生を団長とする現地調査も済んでいるわけだが、靖国応援団の弁護士を中心として、このたび、『沖縄集団自決冤罪訴訟』が行われる事が決定し、平成一七年七月九日(土)『沖縄集団自決冤罪訴訟を支援する会』が結成された。大阪地裁への訴えは七月末か八月初めになる予定である。

軍による集団自決命令は無かったことを明らかにし、渡嘉敷島や、座間味島の遺族の方々の幸せを祈り続けた梅澤、赤松両氏を、今も悪の権化のように書いている著者や、出版社を訴えることになった。研究会の当日、八月二七日には既に裁判は始まっており、その内容は皆様の知るところとなっているが、今回の裁判で最も中心になって活動していただく予定の松本藤一弁護士に今回は講師をお願いすることにした。

(多数の方のご参加と、熱心な議論を期待します。また、今回は非常に大掛かりな裁判になると思われますが、この『沖縄集団自決冤罪訴訟を支援する会』の会長を南木が『靖国応援団』に引き続き拝命する事になりました。私はこれを一教育公務員として、歴史の真実を明らかにし、日本の名誉を守るため、全体の奉仕者の仕事としてさせていただく所存です。皆様のご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。)

講師
弁護士 松本藤一先生

日時、平成十七年八月二七日(土)午後6時より
場所、梅田東生涯学習ルーム
参加費 、一〇〇〇円


こういう動きへの沖縄からの懸念です
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200505181300_04.html

2005年5月18日(水) 朝刊 31面 

「集団自決」で沖縄調査/自由主義史観研
 太平洋戦争時の従軍慰安婦問題はなかったなどとして中高校の歴史教科書の記述変更を求めてきた自由主義史観研究会(代表・藤岡信勝拓殖大教授)の会員ら約十人が二十日から三日間、沖縄戦の「集団自決」の調査で陸上自衛隊那覇駐屯地や座間味島、渡嘉敷島を訪れることが十七日、分かった。同会が軍命による「集団自決」を否定していることから県内の沖縄戦研究者らは「ある一面だけをとらえて軍命による『集団自決』はすべてなかったとする同会の主張は沖縄戦の実相を大きくゆがめていくものだ」として警戒を強めている。
 同会は、戦後六十年を機に、「沖縄プロジェクト」と題し沖縄戦での「集団自決」などを独自に検証。歴史教科書の記述変更を求める動きをみせている。

 同会や機関誌「歴史と教育」三月号などによると、同会のメンバーらは二十日から二十二日まで県内に滞在する予定。陸上自衛隊那覇駐屯地で沖縄戦の概要について説明を受け、座間味、渡嘉敷の両島を訪問し、戦跡や「集団自決」の現場を視察するとしている。

 県庁記者クラブで十七日、会見した高嶋伸欣琉大教授や琉大非常勤講師の山内榮さんら四人の教育関係者らは、同会が教科書への記述変更やパンフレットの発行、六月に東京都内で研究集会を計画していると批判。山内さんは「沖縄戦が起こるまでに軍命がすべてに優先されていった中で住民は戦闘に巻き込まれ『集団自決』は起こった。同会は軍が一切関与せずに住民は勝手に死んだ、としている。同会の考えは研究者や教育者だけの問題ではない」と語った。

 高嶋教授は「歴史の事実を改ざんする同会の主張に対抗し、慰霊の日を前にさまざまな角度から論点を整理して反論していきたい」と語った。

 沖縄平和ネットワーク学習部会長の鈴木龍治さん(68)は「(同会は)軍隊は住民を守らないという沖縄戦の大きな教訓を消し去り、戦争を知らない若者の国防意識を高めようとしているような悪意を感じる」と憤った。

 一行には福岡県久留米市の陸上自衛隊幹部候補生学校の戦史担当教官である幹部自衛官も申し込んでいる。同教官は「旅行社を通じてツアーを知った。沖縄戦に関心があるので、休暇を取って参加する予定だった」と説明。同研究会の活動の政治性との関係については、「研究会の活動内容をよく知らなかったので、参加をあらためて検討する」と話した。


キャンペーンは何時ごろ始まったのでしょうか?
産経記事とそれに対する「アイコク」さんの反応です。
http://nipponsaisei.air-nifty.com/sakura/2005/04/post_10ec.html

2005.04.28
◆【産経抄】 沖縄・集団自決
平成17年4月23日(土) 産経新聞

 沖縄本島の南西に位置する慶良間(けらま)諸島、一見のどかな南の島で先の大戦末期、住民の集団自決があったことはよく知られている。だが自由主義史観研究会の『歴史と教育』最新号が取り上げている事件の推移に、ヒザを打つことがあった。

 集団自決があったのは渡嘉敷島と座間味島という二つの島である。昭和二十年三月、米軍が沖縄本島を攻める前、この島々に機銃掃射など猛烈な攻撃をかけてきた。このため多くの住民が犠牲になったが、うち数百人は逃れられないと自ら命を絶ったと伝えられている。

 何とも痛ましい事件だった。が、その悲劇性に輪をかけたのは、この集団自決が両島に駐在していた日本軍の隊長による「命令」だったとされてきたことだ。戦後、地元の新聞がそう書いたのをはじめ、沖縄県史などにもそう書かれてきたのである。

 しかしその後、曽野綾子さんの『ある神話の背景』などさまざまな調査で、これが偽りであることがわかる。特に座間味島では「命令」があったとする唯一の証言者だった女性が、島の長老に頼まれてウソの証言をしたことを告白する。命令説は完全に崩れた。

 民間人が戦争で亡くなった場合、軍の要請で戦闘に協力したのなら、遺族年金などがもらえる。そのための悲しい口裏合わせだったのだという。「命令」を出したとされた隊長もそうした事情や、住民を自決から守れなかった責任から沈黙、不名誉に甘んじていたのだ。

 問題は、これほど事実が明らかになったのに、まだ命令説が信じられほとんどの教科書に書いてあることだ。南京事件や慰安婦問題と同じパターンである。虚偽の歴史が独り歩きする怖さは、「歴史」が国際問題となるとき何度でも強調されなければならない。

※この件に関しては非常に関心があったので、古本屋さんを探し回って見つけ、読んだ事がある。なんとも痛ましい事件ではあったが、この様な嘘の歴史を、故意に真実にしてしまう活動家が、マスコミを含めて多数いる事に、当時、驚いた記憶がある。

確かに遺族年金を受けるためという事情は、分からない事もないが、反日活動家はそんな事はどうでもよく、我が国を貶めるためなら何でも利用するという、浅ましい連中ばかりだ。

昨日の小泉さんもその内の一人なのかもしれない。この変人は、何を考えているのかわからないので、ひょっとすると、アメリカか北のスパイなのかもしれないと、ふと思ってしまう。

それにしても昨日の小泉発言には、落胆し方を落とした人が数多くいたようで、私の周りにも、罵声を浴びせる人がたくさんいた。その人たちが、口を揃えて言ったことは、「これで日本は終わる」という言葉だった。

本来ならば、謝罪を要求しなければならず、反撃しなければならない場面でこちらが謝るという、異常な精神の持ち主しかやらない事を、一国の総理がやってしまったという事の重大さを思い知るべきだろう。

まさに「地に墜ちた」という言葉がぴったりで、常任理事国になりたいなどということ自体、さっさと引っ込めてもらいたい。

理想的な政治を行うためには、「格物・致知・誠意・正心・修身・斉家・治国・平天下」という八つが必要だと「大学」に書いてある。「格物致知」(かくぶつちち)とは、「物事の本質をよく理解し、知識を深める事」という意味だが、今の政治家は、その第一と第二の条件すら克服していない。

理想的な政治を行うための入り口にも立っていない政治家に、大国となった我が国の政治を、どうして切り盛りする事が出来ようか。とにかく、この歴史問題については、後世のためにも、先人のためにも、何としても頑張らねばならない。



6月4日の講演会が決起集会だったようです。
「琉球新報」05/05/18


集団死「軍命はなかった」 自由主義史観研究会が20日から慶良間調査

 新しい歴史教科書をつくる会副会長の藤岡信勝拓殖大学教授が代表を務める自由主
義史観研究会が、沖縄戦の「集団自決」(集団死)は軍の命令によるものではなかっ
たとして、これを検証するための慶良間での現地調査や、東京での研究集会、教科書
記述の訂正要求などを行う「沖縄プロジェクト」を計画している。

 琉球大学の高嶋伸欣教授ら4人が17日、県庁で会見し、「命令がなかったとして
も軍の関与は明らか。住民はさまざまな形で強制され、追い詰められた。(今回の計
画は)これまでの沖縄戦研究を逆戻りさせるような動きだ」と警戒感を示した。

 同研究会が発行する「歴史と教育」の4月号によると、座間味、渡嘉敷両村を訪ね
て慰霊と検証を兼ねた現地調査を5月20―22日に予定。

 6月4日には東京都内で「沖縄集団自決事件の真相を知ろう」をテーマに研究集会
を開く。この中で、「集団自決」を取り上げた模擬授業や、沖縄戦当時、座間味島に
配置されていた部隊の元部隊長の証言ビデオ上映などがある。

 さらに文部科学省、教科書会社、出版社に教科書記述の訂正を申し入れ、「沖縄集
団自決事件60年目の真実」と題したパンフレットを発行するなど、同会の主張を社
会的に普及させる運動を展開する計画。

 4月号の中で藤岡代表は「社会科や歴史の教科書には、過去の日本を糾弾するため
に、一面的な史実を誇張したり、そもそも事実でないことを取り上げて、歴史を学ぶ
児童生徒に自国の先人に対する失望感を抱かせたり、『日本人に生まれてこなければ
よかった』という絶望感をもたらせたりする傾向がしばしば見受けられる」と強調。
今回の計画について、「『沖縄集団自決事件』の真相を明らかにし、広く社会に訴え
る」などとしている。




批判派からのルポです
http://www.jrcl.net/web/frame050620f.html

沖縄戦「集団自決」の真実とは
「自由主義史観研究会」による「軍の命令」削除運動許すな

改めて問いなおす
悲劇の背景と実相

 六月五日に「今こそ知ろう『集団自決』の真実」集会が東京で催された。ビデオが放映され、下島哲朗さんからチビチリガマの事実について説明を受けた。「集団自決」が沖縄戦六十年を機に教科書採択のターゲットになっていることへの見解を示し、靖国情勢、辺野古阻止行動などにも下島さんの話は及んだ。
 「集団自決」については、平和祈念資料館での展示物改ざん問題を契機にした沖縄国際大学の教員である石原昌家さん監修の『沖縄戦の証言』などに詳しい。この著書が出された時期は、サミット後、右派の翁長市長が当選し、那覇市議会に日の丸が議場で掲揚され、沖縄県議会に一坪反戦地主の公職追放が陳情として出されるという事態が相次いだ。沖縄戦における日本軍兵士逃亡の過程で、殺害だけでなく、「集団自決」「マラリア」というかたちでの犠牲者が生み出され、「本土」では天皇、天皇の軍隊が関わった事実を隠蔽しようとする圧力について改めて問い直したのだった。

模擬授業で「沖縄
戦」の真実をねつ造

 この集会の前日(6・4)に、自由主義史観研究会(藤岡信勝代表)は緊急集会「沖縄戦集団自決事件の真相を知ろう」という集まりを開いている。「集団自決は軍命であった」という記述を教科書から削除するよう求める決議を行ったというのだ。
 沖縄タイムス(6月5日付)の報道によれば「集会には約八十人が参加。同研究会が五月に慶良間諸島を訪ねて得た島民の証言をビデオで紹介。同諸島の『集団自決』に軍命はなかったとする授業をすでに行っている神奈川県の中学校教諭の模擬授業もあった。/同研究会はこれまで教科書から『従軍慰安婦』の削除を求める運動を展開し、今回の検定で実際に記述が削除された経緯を踏まえ、戦後六十年の今年は『沖縄プロジェクト』と銘打ち、沖縄戦の『真相の解明』に取り組むとの意向を示している」。
 また参加した人によれば、模擬授業の結末は「(渡嘉敷島、座間味島の守備隊長である)赤松大尉、梅沢少佐は住民思いの素晴らしい軍人だった」ということになり、生徒役もそのような感想を言うそうだ。なんという授業だ。
 「集団自決」の経験を証言した人の著書を、本人に無断で切り取って、軍命ではなかったことの証拠にも用いたという。悩みぬいた末にやっとの思いで証言した人をさらに、追い詰めるこのような行為は許しては今後証言を得る活動成立しなくなるだろう。だが、証言を無理にこじつけないことには日本軍としての関与がなかったという証明は難しいに違いない。
 直接、日本軍人の命令を受けずに沖縄の人が「自決」を急いだり、役場の人の号令で危険な場所に大勢の人が招集される、といったことの方が、皇民化教育の恐ろしさと「天皇の軍隊」の暴虐を裏付けていることになると思うのが自然だろう。この研究会の人たちは、天皇アキヒトの園遊会発言が示したように、言葉で発されない強制によって民衆が唯々諾々と動く事が美しいと本気で感じている。「『生きて虜囚の辱めを受けず』は日本人の美意識」と言い切るセンスこそが新しい教科書推進派の核心なのだろう。

昭和天皇の戦争犯
罪を糾弾しよう

 沖縄戦の被害を風化させまいとする沖縄の報道においても、日本軍が沖縄の住民を追い詰めたという言い方を積極的に出来なくなる方向にすでに入っているように感じるが、「沖縄プロジェクト」の動向に注意を払ってもらいたい。下島さんは現在「虹の会」の活動を通して沖縄戦を経験した方の証言を聞き取る活動を継続して取り組んでいる。「大事なのは軍命があったか、なかったのかということではない。沖縄戦は悪というような一般化には反対だ。事実を知り、言葉の意味を考え、その背景を知ることが大事だ」と強調する。
 一般化を慎まねばと思いながらも、沖縄戦の現場証言を知り、その背景として昭和天皇ヒロヒトが沖縄を捨て石にして保身を図った事実と重ねあわせる作業が重要ではないかと思う。この作業の先に、すでに具体的な被害を世界中で振りまく米軍基地の撤去と、新たな日本軍の登場を担保する靖国神社の解体とを勝ち取る事が出来るだろう、と思う。「天皇ヒロヒトはなかなか卑怯者だ。アジア諸国に戦争被害者への謝罪と補償を!」の宣伝を強化し、アンチ皇民として中国、朝鮮半島の民衆と連帯しよう。      (海田)


新聞赤旗の記事です
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-06-06/15_01_1.html

2005年6月6日(月)「しんぶん赤旗」

沖縄戦の「集団自決強要」
教科書から削除狙う 「つくる会」副会長ら
体験者や作家ら集会で批判
「事実から目そらす」
------------------------------------------------

 沖縄戦での「集団自決」をめぐり、「新しい歴史教科書をつくる会」の藤岡信勝副会長らが「集団自決強要」の記述を教科書などから削除することを求める“運動”をはじめました。こうした動きにたいして、沖縄戦体験者などから「天皇のために死ね、絶対に捕虜になるなと教えられてきた。国の責任をあいまいにするもの」と批判の声が出ています。

 四日、藤岡氏が主宰する「自由主義史観研究会」のシンポジウムでは「集団自決が日本軍の命令で強制されたというのはウソ」などとする「模擬授業」をおこない、文科省や出版社に対して教科書をはじめ子どもの読み物、歴史書などから「集団自決強要」の記述を削除するようもとめる決議を採択。藤岡氏は「従軍慰安婦」の記述がすべての中学校歴史教科書から消えたように「集団自決強要」についても「必ずそういう日がくる」とのべました。

国の方針が原因
 「つくる会」の歴史教科書では沖縄戦にかんする記述はわずか二行半。「集団自決」は取り上げていません。住民犠牲者の数も、ほかの教科書が十二万人以上などとしているところを九万四千人と書いています。

 これに対して五日、東京都内で「沖縄平和ネットワーク首都圏の会」が集会を開きました。

 ノンフィクション作家の下嶋哲朗さんが講演。日本軍が直接かかわっていないチビチリガマでの「集団自決」の例をあげ、住民らが「天皇のために死ぬことがりっぱだ」とたたきこまれており、そういう教育をした国の方針が一番の原因だと指摘。「『集団自決』にはさまざまなケースがある。軍命があったか、なかったかというのは事実から目をそらせ問題をわい小化するもので、『自由主義史観』の人たちの意図もそこにある」とのべました。

「捕虜になるな」
 参加者には沖縄戦体験者もいました。ひめゆり学徒隊の生き残りである上江田千代さん(75)は、「小学校のときから皇民化教育で天皇のために死ぬことがあたりまえ、米兵につかまれば辱めを受ける、絶対に捕虜になるなと教えられてきた。将校から手りゅう弾をもらって身につけていた」と発言。藤岡氏の活動について「『軍の命令がなかった』というのは問題のすり替えで、国の責任をあいまいにするもの」と批判しました。

 沖縄戦で当時二十八歳の父と三歳の兄を失った元高校教師(60)は「軍の直接の命令がなかったとしても、それまで軍の命令を伝えていた役場の職員などが命じれば住民は従う。強要であることにかわりはない」。

 集会では「集団自決」にかんする母親の証言を著書に書いた宮城晴美さんのメッセージが読み上げられました。「自由主義史観研究会」はこの母親の証言を「軍命はなかった」とする根拠に使っています。宮城さんはメッセージで、著作を「都合のいいようにつまみ食い」され腹立たしい思いをしているとのべ、「軍の命令はなかったということに固執し、なぜこのような悲劇が起こったのかを解明することなく」、子どもたちにかつてと同じような教育をおこなおうとしていると批判しました。
--------------------------------------------------------

 「集団自決」 一九四五年三月からの沖縄戦のなかで、住民らが、日本軍に渡された手りゅう弾を爆発させたり、親が子どもを殺すなど集団で死に追いこまれました。さまざまな形で強要されたものであり、「自決」ではなく「集団死」と呼ぶべきだという意見もあります。



産経新聞によるキャンペーン記事です
http://www.sankei.co.jp/news/050724/morning/24pol003.htm

沖縄戦集団自決「軍命令」…出版物・教科書で独り歩き

 集団自決が軍の命令だったとされてきた“歴史”が法廷で争われることになった。沖縄戦が住民を巻き込んだ悲惨な地上戦だったことは事実だが、軍の残虐性を示す“証拠”の発端は、島の長老と生存者による遺族のための悲しい口裏合わせだったという。最初に書かれた沖縄タイムス社の『鉄の暴風』の記述は大江健三郎氏の代表作『沖縄ノート』だけでなく、故家永三郎氏の『太平洋戦争』など多くの出版物や教科書で独り歩きしている。主なものを拾った。(教科書問題取材班)

 ◆鉄の暴風

 《恩納河原に避難中の住民に対して、思い掛けぬ自決命令が赤松からもたらされた》

 《住民には自決用として、三十二発の手榴(しゅりゅう)弾が渡されていたが、更にこのときのために、二十発増加された。手榴弾は、あちこちで爆発した。…阿鼻叫喚の光景が、くりひろげられた》

 《座間味島駐屯の将兵は約一千余、…隊長は梅沢少佐…。米軍上陸の前日、軍は忠魂碑前の広場に住民をあつめ、玉砕を命じた。…村長初め役場吏員、学校教員の一部やその家族は、ほとんど各自の壕で手榴弾を抱いて自決した》

 ◆沖縄ノート

 《慶良間の集団自決の責任者も、そのような自己欺瞞(ぎまん)と他者への瞞着(まんちゃく)の試みを、たえずくりかえしてきたことであろう》

 《那覇空港に降りたった、旧守備隊長は、沖縄の青年たちに難詰されたし、渡嘉敷島に渡ろうとする埠頭(ふとう)では、沖縄のフェリイ・ボートから乗船を拒まれた。かれはじつのところ、イスラエル法廷におけるアイヒマンのように、沖縄法廷で裁かれてしかるべきであったであろうが、永年にわたって怒りを持続しながらも、穏やかな表現しかそれにあたえぬ沖縄の人々は、かれを拉致しはしなかったのである》

 ◆太平洋戦争

 《沖縄の慶良間列島渡嘉敷島に陣地を置いた海上挺進隊の隊長赤松嘉次は、米軍に収容された女性や少年らの沖縄県民が投降勧告に来ると、これを処刑し、また島民の戦争協力者等を命令違反と称して殺した。島民三二九名が恩納河原でカミソリ・斧(おの)・鎌などを使い凄惨(せいさん)な集団自殺をとげたのも、軍隊が至近地に駐屯していたことと無関係とは考えられない。座間味島の梅沢隊長は、老人・こどもは村の忠魂碑の前で自決せよと命令し、生存した島民にも芋や野菜をつむことを禁じ、そむいたものは絶食か銃殺かということになり、このため三〇名が生命を失った》

 ◆教科書

 《日本軍にスパイ容疑で殺されたり、「集団自決」を強制されたりした人々もあった》《軍は民間人の降伏も許さず、手榴弾をくばるなどして集団的な自殺を強制した》(日本書籍新社の中学歴史)

 《日本軍によって集団自決を強いられた人々やスパイ容疑・命令不服従などを理由に殺された人々もおり…》(実教出版の高校世界史)

 《犠牲者のなかには、慶良間諸島の渡嘉敷島のように、日本軍によって「集団自決」を強要された住民や虐殺された住民も含まれており…》(桐原書店の高校日本史)

 《日本軍に「集団自決」を強いられたり、戦闘の邪魔になるとか、スパイ容疑をかけられて殺害された人も多く、沖縄戦は悲惨をきわめた》(三省堂の高校日本史)

 《戦陣訓によって投降することを禁じられていた日本軍では、一般住民にも集団自決が強いられたり、スパイ容疑や戦闘の邪魔になるとの理由による住民虐殺もおこった》(東京書籍の高校日本史)

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[960]扶桑社本の沖縄記述
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 ピッポ E-MAIL  - 05/8/21(日) 13:05 -

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【添付ファイル】 〜添付ファイル〜
[削除されました]
  
中学社会 [改訂版] 新しい歴史教科書 (平成18〜21年度 使用版)
76 戦時下の生活
http://www.tsukurukai.com/05_rekisi_text/HP_kaitei_pdf/kaitei_76.pdf
より
154 hits

[961]Re(2):沖縄戦について
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 msq  - 05/8/21(日) 13:23 -

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   ▼桜陽さん:

はじめまして。質問があります。桜陽さんが議論しているコミュニケーションサイトは具体的にどこですか。さしつかえなければお教えいただきたいです。
145 hits

[962]Re(1):扶桑社本の沖縄記述
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 桜陽  - 05/8/21(日) 13:33 -

引用なし
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   ありがとうございます。
先ほど、ちょっと反論の書き込みをしたのですが、続けて「つくる会」反対の立場から論争に加わってくれた人が二人いて、ウヨ君包囲網もできてきました。
座間味島の女性の話が出ていたのは、高文研の本だったので、おや?と思っていたのですが、娘さんが集会でそのような発言をしていたなんて知りませんでした。
教科書の該当部分も引用して反論すれば、教科書の悪辣さも十分に伝わりますし、なかなかツッコミがいのあるテーマだったんですね。
こちらにご相談して本当によかったです。
ありがとうございました。
161 hits

[963]読谷村史
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 Queso E-MAIL  - 05/8/21(日) 13:48 -

引用なし
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   とほほさん:
> 沖縄戦についてはどっかに良いサイトがあったのだけど

僕の一つのお勧めですが,読谷村が,戦時記録を公開しています.紙媒体の方も購入可能です.
http://www.yomitan.jp/sonsi/index.htm

次のリンク集も参考になると思います.
http://www.rose.sannet.ne.jp/nishiha/senso/okinawa.htm

集団自決についは,軍からの命令に言及した「記録」は,なかなか探し出すのが大変かと思いますが,例えば,

沖縄県史10 沖縄戦記録2
-------
前々から,阿嘉島駐屯の野田隊長(注)さんから,いざとなった時には玉砕するよう命令があったと聞いていましたが,その頃の部落民にはそのようなことは関係ありませんでした.ただ,家族が顔を見合わせて,早く死ななければ,とあせりの色を見せるだけでした.命令なんてものは問題ではなかったわけです
(注)野田義彦少佐,海上挺進第三戦隊長
-------

などの記述を見ることが出来ます.
148 hits

[964]Re(3):沖縄戦について
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 桜陽  - 05/8/21(日) 14:22 -

引用なし
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   mixi(ミクシー)です。
もしかしてmsqさんも登録していらっしゃるとか…?

サイト内に「つくる会教科書はいらない!」というコミュニティーがあって、そこにウヨ君たちがウヨウヨと入ってきて引っ掻き回しております(^^;
それで、「つくる会反対派」の人たちは「出て行けー」とやっているのですけど、ああいうのはどうしたものなんでしょうねえ。
論理でズバズバと斬っていける力量があれば、こうはならないんだろうなあと…。
どなたか覗きにきていただいて、危うげなところは軌道修正していただけると一番嬉しいですが…(^^;。
144 hits

[965]Re(4):沖縄戦について
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 msq  - 05/8/21(日) 14:45 -

引用なし
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   ▼桜陽さん
>mixi(ミクシー)です。

ありがとうございます。しかし、最初の投稿で、どこと示していただけたほうが分かりやすかったですね。
148 hits

[966]Re(4):沖縄戦について
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 Queso E-MAIL  - 05/8/21(日) 15:11 -

引用なし
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   ▼桜陽さん:
>mixi(ミクシー)です。
>もしかしてmsqさんも登録していらっしゃるとか…?
>サイト内に「つくる会教科書はいらない!」というコミュニティーがあって、そこにウヨ君たちがウヨウヨと入ってきて引っ掻き回しております(^^;
>それで、「つくる会反対派」の人たちは「出て行けー」とやっているのですけど、ああいうのはどうしたものなんでしょうねえ。
>論理でズバズバと斬っていける力量があれば、こうはならないんだろうなあと…。
>どなたか覗きにきていただいて、危うげなところは軌道修正していただけると一番嬉しいですが…(^^;。

まあ,あそこは,つくる会の教科書は要らないって立場のコミュニティなので,デマや偏向した考えが新たに広がることについてそんなに心配することは無いかと思って,ROMしています.

沖縄戦のポイントは,軍からの直接の命令書があった,あるいは命令があったと云う証言が文書として残っているかどうか,の議論に矮小化しない,と云うことが重要で,そう云うところに矮小化しようとするのが歴史修正主義者の否定のやり方ですので要注意です.上に書いた様に,命令があったと云う証言は沖縄戦史にも書かれていますが,本質は,戦陣訓や,防衛隊の組織など,沖縄が島民上げて戦争にかりだされていたと云う状況にあります.某コミュで僕が書いたことを転載しておきます.

------------------------------------------------
ここで,少し防衛隊のことに触れたいと思います.

防衛隊と云うのは,1942年に公布された陸軍防衛召集規則の1944年10月の改正に基づき,満17歳以上満45歳までの男子への召集の適用を受けて2次に渡り徴用された防衛召集者の方々を指します.特別な軍事訓練を受けてい無い一般県民による軍属の部隊と云う位置づけが出来るかと思います.

防衛隊には25000人が徴用され,13000人が死んだと言われています.防衛隊を構成するのは成人男子で家族の中心だった人たちで,軍の命令を受ける軍属(実際的には武器を持って戦ったので軍人と云う側面を持つ)であり,同時に村など市民の中に戻れば人々を指揮指導する市民のリーダーと云う側面を持っていました.

この防衛隊の方々が,集団自決などにおいて重要な役割を果たしたとしばしば沖縄戦研究者は指摘します(大城将保「改訂版沖縄戦」高文研).

防衛隊の指導により米軍への集団投降を決意し助かった例もあるようですが,防衛隊の人が軍の指導のもと手榴弾を持ち帰り集団自決の悲劇に至った例も沢山あった様です.

一億総玉砕,生きて虜囚の辱めを受けずと言い聞かされている状況で,軍令を受け,あるいは自分で判断をし,防衛隊の人が手榴弾を持ち帰り自分のいる部落の人たちと自決を計画したとしたら,この集団自決の責任はどこにあるか?

自決を促した防衛隊の人に全く責任が無いとは言えないかも知れないが,少なくとも沖縄戦で亡くなった沖縄の方々に対しては,そもそも沖縄を玉砕覚悟の持久戦の戦場にし,捨て石として本土防衛の要塞とした作戦,あるいは結果としてそれに至る太平洋戦争を指導した軍部に重大な責任があると,僕は考えます.しかし,そもそも沖縄を玉砕覚悟の持久戦の戦場にし,捨て石として本土防衛の要塞としようとした作戦,あるいはその作戦を立てた軍部に多くの責任があります.

「自発的に」と言う時,その行為について,いつでも拒否を行なえドロップアウトする自由,それによって不利益を蒙らないことが保証されていなければなりません.自ら志願して軍人になった,あるいは,召集の結果,喜んでお国の為に戦うことを選んだ,ので「自発的」では無いかと云うのならも,召集を拒否して不利益を蒙らないと云うことが保証されてなければなりません.
157 hits

[970]Re(5):沖縄戦について
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 桜陽  - 05/8/22(月) 17:36 -

引用なし
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   >ありがとうございます。しかし、最初の投稿で、どこと示していただけたほうが分かりやすかったですね。

ごめんなさい。私も掲示板での情報開示は恐る恐るなもので…。
もしかして怪しまれてました?(^^;
159 hits

[971]Re(5):沖縄戦について
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 桜陽  - 05/8/22(月) 17:39 -

引用なし
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   ▼Quesoさん:

>まあ,あそこは,つくる会の教科書は要らないって立場のコミュニティなので,デマや偏向した考えが新たに広がることについてそんなに心配することは無いかと思って,ROMしています.

そうなんですか。それは心強いです。
えーっと、あっちではトリトンと称しております。
どうぞお見知りおきを。

>沖縄戦のポイントは,軍からの直接の命令書があった,あるいは命令があったと云う証言が文書として残っているかどうか,の議論に矮小化しない,と云うことが重要で,そう云うところに矮小化しようとするのが歴史修正主義者の否定のやり方ですので要注意です.上に書いた様に,命令があったと云う証言は沖縄戦史にも書かれていますが,本質は,戦陣訓や,防衛隊の組織など,沖縄が島民上げて戦争にかりだされていたと云う状況にあります.某コミュで僕が書いたことを転載しておきます.

ありがとうございます。コピペさせていただいても構いませんか?
159 hits

[972]Re(3):沖縄戦について
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 桜陽  - 05/8/22(月) 17:47 -

引用なし
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   対応が遅くなってごめんなさい。風邪で熱を出してしまって…。
まだ、例のコミュニティーで、反論も書いていないのですが、
(というか、相手からのレスポンスもないのですが(^^;
コミュニティーのメンバーと情報を共有したいので、
ピッポさんの投稿をコピペさせていただこうかなと思っています。
(下手に私が要約して自分の意見のように書いて、
論旨が変わるといけないので…)
ハンドルネームや掲示板の名称などは書かないほうがいいですよね。
構いませんでしょうか?
157 hits

[973]Re(6):沖縄戦について
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 とほほ E-MAIL  - 05/8/22(月) 18:05 -

引用なし
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   ▼桜陽さん:
>もしかして怪しまれてました?(^^;

はい、怪しんでました(笑)
でも、管理人特権で知りえる情報によれば私とは何度かネット上での交流のある方ですね(^^ゞ

これからもよろしくお願いします。当掲示板が桜陽さんの闘いのお役に立てば良いですね。
155 hits

[974]Re(7):沖縄戦について
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 桜陽  - 05/8/22(月) 19:02 -

引用なし
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   >はい、怪しんでました(笑)

やっぱり(笑)。
でも、それぐらい警戒心がある掲示板のほうが、私も安心してご相談に伺えます。

>でも、管理人特権で知りえる情報によれば私とは何度かネット上での交流のある方ですね(^^ゞ

そうなんです。
勉強不足なので、ほかの論者に迷惑もかけますし、あまり表には出ないようにしていたのですけど、最近、だんだん黙っていられなくなってきてしまって(笑)

>これからもよろしくお願いします。当掲示板が桜陽さんの闘いのお役に立てば良いですね。

ええ、本当にこちらにご相談して助かりました。
自分でも勉強しながら、悩んだときは教えを乞いに参ります。
155 hits

[980]Re(1):読谷村史
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 とほほ E-MAIL  - 05/8/23(火) 5:35 -

引用なし
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   ▼Quesoさん:
>僕の一つのお勧めですが,読谷村が,戦時記録を公開しています.紙媒体の方も購入可能です.
>http://www.yomitan.jp/sonsi/index.htm
>
>次のリンク集も参考になると思います.
>http://www.rose.sannet.ne.jp/nishiha/senso/okinawa.htm

そうでした(^^;
思考錯誤のリンク集に自分で登録した「戦争を語り継ごう」からのリンクに良いサイトが多数登録されていたのですね、おそらく私もそこからのリンクを読んでいたのだと思います。

それにしても裁判と言うのはやはり「名誉毀損」でしたか。連中のいつもの手ですね。でも大江さんも心得ているようですね、多分心の中ではご自分の名誉毀損がどうのこうのより沖縄戦の実態に焦点をあてた戦術を立てそうな感じです。

法廷も、【法的】に命令の実在を証明できなくても科学的・客観的な検証・論証は名誉毀損に当たらない、と言う判断も可能なのではないでしょうかね。これも諸刃の剣か(^^;自由主義史観が利用しそう、自由主義史観の主張が「否定論攻撃は自由な研究を阻害し、歴史学の発展を妨げるものである」なんて言っているくせに、つくづくダブスタな奴等です。
最近の法廷は科学と非科学・疑似科学の区別がつかないみたいだから、、、。

因みに私の自論では実は「死者には人権はない」なんです。これって誤解を与えそうですけど、人権とは人間として生きていく権利のことであり「死んでいる人の人権」と言う議論の建て方は詭弁なのです。死んだ人が生前に人権侵害を受けていた、というのであれば、それは別の議論であり、その人権侵害に対し糾弾すべきなのですが、死者への冒涜と言う問題は「死者の人権」には結びつきません。
人権と言う言葉を使えば左翼の揚げ足でも取っているつもりなのでしょうけど。

だから、死者の名誉毀損を提訴するのはおかしくて、遺族への名誉毀損が成立するか否かを争うべきなのです。もちろん犯罪犠牲者への冒涜など許されるべき事ではないです、南京事件犠牲者への冒涜も同様です。しかしそれは「死者の名誉毀損」として争われるべき問題ではないと思うのですね。別の法律が必要でしょう。
150 hits

[981]Re(4):沖縄戦について
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 ピッポ E-MAIL  - 05/8/23(火) 6:27 -

引用なし
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   ▼桜陽さん:
>ピッポさんの投稿をコピペさせていただこうかなと思っています。
>(下手に私が要約して自分の意見のように書いて、
>論旨が変わるといけないので…)
>ハンドルネームや掲示板の名称などは書かないほうがいいですよね。
>構いませんでしょうか?


1)一般論としては、はっきり書いていただいたほうがいいですが、
アバウトすぎる私のなどコピペすると、論争に負けたりして(笑)。わたしもはっきり資料検証したわけではありませんし。

2)というわけで、桜陽さんオリジナルが一番です。

3)それよりもその会員制の掲示板。引用されたものも、それへの反論も、読むこともできないことが私には問題です。ということは、すべてを桜陽さんの責任文としてやっていただく以外にないわけで。

4)あるいは、桜陽さんの推薦で会員にさせてもらうとか・・・

どう考えたらいいのでしょうかねぇ??
157 hits

[982]Re(6):沖縄戦について
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 ピッポ E-MAIL  - 05/8/23(火) 6:30 -

引用なし
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   ▼桜陽さん:
>▼Quesoさん:
>
>>まあ,あそこは,つくる会の教科書は要らないって立場のコミュニティなので,デマや偏向した考えが新たに広がることについてそんなに心配することは無いかと思って,ROMしています.
>
>そうなんですか。それは心強いです。
>えーっと、あっちではトリトンと称しております。
>どうぞお見知りおきを。


会員でなくてもROMできる方法はありますか?
153 hits

[987]Re(5):沖縄戦について
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 桜陽  - 05/8/23(火) 19:58 -

引用なし
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   >1)一般論としては、はっきり書いていただいたほうがいいですが、
>アバウトすぎる私のなどコピペすると、論争に負けたりして(笑)。わたしもはっきり資料検証したわけではありませんし。
>2)というわけで、桜陽さんオリジナルが一番です。

私に比べると、とっても緻密です。
それに相手はもう逃げちゃったみたい(笑)なので、負けることはおそらくないと思います。
でも、ピッポさんも見えないところでヘンな反論が出たりすると嫌でしょうから、コピペはせずに、資料部分だけ紹介するというふうにしましょうか?

私としては、いただいた情報をコミュのメンバーにも伝えておきたいというのが、主要な意図なんですね。
南京ラウンドはどうも決着が見えてきた感じがしますから、これからは沖縄が熱い争点になるかもしれないですよね。
そのときに、みんなに活用してもらえたら…という発想なんですよ。

ちなみに南京はコミュでちょっと論争になりかけたんですけど、ゆうさんのHPを紹介して封殺しました。
(ゆうさん、勝手にURLを書き込んでしまいました。ごめんなさい。でも、おかげで魔の南京論争サイクルにはまらずに助かっております)

>3)それよりもその会員制の掲示板。引用されたものも、それへの反論も、読むこともできないことが私には問題です。ということは、すべてを桜陽さんの責任文としてやっていただく以外にないわけで。

その件は了解しました。
その問題とは別に、

>4)あるいは、桜陽さんの推薦で会員にさせてもらうとか・・・
>どう考えたらいいのでしょうかねぇ??

については、メルアドがわかれば、いつでも推薦します。
ピッポさんはもちろん(恩がありますから)、この掲示板の常連さんなら大歓迎♪
160 hits

[988]Re(6):沖縄戦について
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 ピッポ E-MAIL  - 05/8/23(火) 20:44 -

引用なし
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   ▼桜陽さん:
>私としては、いただいた情報をコミュのメンバーにも伝えておきたいというのが、主要な意図なんですね。

それなら、私と関係なく桜陽さんが見つけたことにしてください(笑)。
私だって、Google検索したに過ぎません。いちおう読んで羅列しただけですから。私による付加価値は限りなく0に近いです。


>>4)あるいは、桜陽さんの推薦で会員にさせてもらうとか・・・
>>どう考えたらいいのでしょうかねぇ??
>
>については、メルアドがわかれば、いつでも推薦します。
>ピッポさんはもちろん(恩がありますから)、この掲示板の常連さんなら大歓迎♪

私のメルアドは、この掲示板では、「非公開」ではなく「匿メール」という選択です。
私の名前の右肩のEという小ボタンを押すと、私あてのメールが、この掲示板の管理者さんの名前で届きます。ただし送っていただくと、あなたのメルアドは私に知られてしまいますのでご注意を。

ということですが、会員推薦のお誘いは今朝ほど別の方から頂きましたので、いかがしましょう?。。。
166 hits

[989]mixiの会員登録
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 ピッポ E-MAIL  - 05/8/23(火) 21:08 -

引用なし
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   >ということですが、会員推薦のお誘いは今朝ほど別の方から頂きましたので、いかがしましょう?。。。

というわけで、Quesoさん
ご招待ありがとうございました・
 
〜このメールは匿メール機能を使って送られました〜
───────────────────────
FROM: Queso k@xx.wakwak.com
Quesoです.

mixiの会員ご招待いたしますので,email下さい.
k@xx.wakwak.com
 
 
こんにちは、mixi運営事務局です。
K S さんがあなたを
ソーシャルネットワーキングサイトmixi(ミクシィ)へ招待しています。

メッセージ:
ピッポ様
戦争反対!のコミュニティや,
つくる会の教科書は要らないのコミュニティですかね.追々,変なwコミュニティをご紹介しますね.

下記のURLよりK S さんの登録画面をご覧いただけます。


Quesoさん,おかげさまで
mixiの会員登録をして中に入りました。
よろしくお願いします。

ところで
迷子になってしまいましたので、
あとは、明日に致します。
173 hits

[990]Re(6):沖縄戦について
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 ゆう E-MAILWEB  - 05/8/23(火) 21:35 -

引用なし
パスワード
   >ちなみに南京はコミュでちょっと論争になりかけたんですけど、ゆうさんのHPを紹介して封殺しました。

ここ、会員制で、会員以外には中でどんな話がされているのかさっぱりわからないのですが(^^;、ともかくお役に立てて何よりでした。私もここを覗いてみたいので、できましたら、メンバーにご推薦いただけますと嬉しいです。メルアドは、「yunankin」の方でも大丈夫ですよね?

トローブさんには(夏休みボケで)返信しそこないましたので、この場を借りて、挨拶させていただきます。以後、よろしゅう(^^)


今日は私のページへのアクセスが増えていましたが、「百人斬り裁判」の影響でしたか。全面勝訴、経緯を見ていると当然のような気もしますね。最初の「百人斬りはデタラメだ」という威勢のよさはどこへやら、「全面肯定されなかったから実質勝訴」なんて、思い切り引っ込んでしまったところが笑えます。ダメだよ原告さん、そんなところで妥協しちゃあ。(^^)
166 hits

[992]Re(7):沖縄戦について
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 桜陽  - 05/8/23(火) 22:35 -

引用なし
パスワード
   ゆうさん、はじめまして。
勝手にURLを紹介してしまってごめんなさい。

ゆうさんには私のほうからmixiへ推薦メールを送りますね。
どうぞよろしくお願いします。
181 hits

[993]Re(7):沖縄戦について
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 桜陽  - 05/8/23(火) 23:50 -

引用なし
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   >それなら、私と関係なく桜陽さんが見つけたことにしてください(笑)。

う〜ん。わかりました。

>ということですが、会員推薦のお誘いは今朝ほど別の方から頂きましたので、いかがしましょう?。。。

mixiでお待ちしてます。
176 hits

[1425]Re(1):第一回法廷
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 ピッポ E-MAIL  - 05/10/14(金) 17:53 -

引用なし
パスワード
   集団自決の命令など無かったから「名誉毀損」と
大江健三郎氏や岩波書店をウヨクが訴えた裁判の
第1回法廷の日程が決まったようです。

この裁判によって、
大江さんが青少年に対して行う平和教育を終わりにさせるのが、
原告団の目的のようです。

第一回法廷
10月28日(金)午後1時  傍聴抽選会
           1時半より裁判開始

大阪市北区西天満2-1-10 大阪地方裁判所 202
Tel:06-6363-1281 Fax: 06-6363-6334
138 hits

[1429]Re(2):第一回法廷
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 パルミーロ  - 05/10/14(金) 20:39 -

引用なし
パスワード
   こんにちは、ピッポさん。パルミーロです。
▼ピッポさん:
>集団自決の命令など無かったから「名誉毀損」と
>大江健三郎氏や岩波書店をウヨクが訴えた裁判の
>第1回法廷の日程が決まったようです。
>
>この裁判によって、
>大江さんが青少年に対して行う平和教育を終わりにさせるのが、
>原告団の目的のようです。

 まあ、なんというか、「百人斬り」にせよ、今回の件にせよ、歴史問題を裁判でカタをつけよう(しかも不当な)という姿勢には、怒りを通り越して、あきれ果てますね。

 「歴史修正主義」で思い出しましたが、本家「歴史修正主義者」エミール・ゾラによる、ドレフュス大尉救援を彷彿とさせます。
 ドレフュス事件に関しては、皆さん周知のとおりの事件ですが、ゾラは、ドレフュス救援の中で、軍に対する名誉毀損で起訴されています。最終的には特赦されたものの、彼は一時、イギリスに亡命するハメになっています(民事ではありません。刑事でやられたんです)。
 このような事態の中で、フランスは国論二分。ドレフュス支持の共和派、自由主義者、社会主義者、知識人ら(一説では、この事件以後、「知識人」というカテゴリーが確立したとか)と、原判決を支持する保守派、軍部、反ユダヤ主義者らとの間で、激しい政治闘争が繰り広げられたわけですね。で、結果は、ドレフュス側の勝利。彼は昇進し、救援の先鞭をつけたピカール中佐は、のちに陸軍大臣となりました。
 もちろん、このようなフレームアップが許されるはずはありませんが、しかしこの事件をきっかけに、共和制は確固たるものとなり、社会主義者も、第三共和制を支持するようになったという政治的成果もあったわけです。
 ゆえに、「百人斬り」裁判でも、新たな資料の発見など、成果があったわけですから、この裁判でも、資料のさらなる発掘を期待します。
 私も、微力ながら、なにかできれば、と思っています。
149 hits

[1437]Re(3):第一回法廷
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 うさぎ  - 05/10/15(土) 3:12 -

引用なし
パスワード
   ▼パルミーロさん:
昔からドレフェス事件だってユダヤ人の陰謀が完遂した結果だ、
と主張する右翼は絶えませんよね、ここ数年の内にドレフェス事件も
「新発見」されて、「驚愕のサヨクの捏造の歴史がまた明らかに!!」
なんてことになるかも。他のスレで楽観論を言った私は、もし本当に
そんなことになってもまだ大丈夫、とは思っています。閉塞感と変な
熱の結合は確かに危険ですが、日本単独の暴発はあり得ない世界情勢
ですから。では世界全体でのへんてこりんな暴発は?と言う場合は
また別ですが・・・。正直言って世界的に変なことになりかける
情勢は予想していませんでした。短いながらも多感な時期をアメリカで
過ごした身にとっては・・・。
153 hits

[1443]Re(4):第一回法廷
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 とほほ E-MAIL  - 05/10/15(土) 7:49 -

引用なし
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   ▼うさぎさん:
>また別ですが・・・。正直言って世界的に変なことになりかける

私も同感です。日本の政権が単独ここまでデタラメを言うような根性はないです。
常に強いものの顔色を伺いながら動いてます。世界的な傾向には私も前から危惧してました。最近のドイツの閣僚たちのネオナチへの強い批判も、そうした傾向を感じ取っているからだと思います。

でも、まだまだ小さな動きだとは思いますが油断しているとあっという間です。とにかくここ10年の動きがおかしいのですよ、9・11がそれに輪をかけてしまっている。
149 hits

[1446]Re(4):第一回法廷
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 パルミーロ  - 05/10/15(土) 16:29 -

引用なし
パスワード
   どうも、うさぎさん、レスありがとうございます。パルミーロです。
▼うさぎさん:
>▼パルミーロさん:
>昔からドレフェス事件だってユダヤ人の陰謀が完遂した結果だ、
>と主張する右翼は絶えませんよね、

 ユダヤ云々の「議論」の際に認識しておくべきことは、「国際ユダヤ人集団」なるものは存在しないということです。特に、国家をユダヤ人が持っていなかったドレフュス事件当時はなおさらです。
 このあいだ放送された『アウシュビッツ』で、ナチスが、ハンガリー出張中のアイヒマンに命じて、ユダヤ人とトラックを交換する交渉を、ハンガリーのユダヤ人指導者にさせたというエピソードがありましたが、どうやらナチはユダヤ人が世界を支配していると本当に思っていたようで・・・もちろん、交渉は成立しませんでした。
 歴史学的に分析すれば、「ユダヤの陰謀」なるものを発見するほうが難しい。しかし、「ユダヤ人に対する陰謀」はいくらでも発見出来ます。『シオンの長老の議定書』はその典型ですね。この文書は、現在では、帝政ロシア秘密警察オフラーナの諜報員による偽書であることが明白になっているわけです。
 このような、客観的な学術研究こそが重要で、古くはベネデット・クローチェが、そして最近ではユルゲン・ハーバーマスが正しくも指摘したように、学問は政治の道具になってはいけないし、歴史をイデオロギーの道具にするべきではありません。
 この点から考えれば、「肯定派」と「否定派」が存在するのではなく、「真実を追究する者」と「歴史を偽造する者」が存在するだけなのです。
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[1456]Re(5):第一回法廷
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 とほほ E-MAIL  - 05/10/15(土) 21:26 -

引用なし
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   ▼パルミーロさん:
> 歴史をイデオロギーの道具にするべきではありません。

こんにちは(^.^)
この辺、ちょっと意味がわかりません。イデオロギーという言葉が色んな語彙を持って使われるのでわからないのかもしれませんが、一般的には「政治理念」とこの場合解釈して不都合はないですよね?

イデオロギーは歴史を鑑み歴史上の反省を持って発展すべきものであり、歴史(歴史学)をイデオロギーの道具として使う事は間違いではない、と言うより使うべきだと思うのですが、、、。
歴史学がイデオロギーに基づいて構築されてはならない、と言う事ならわかるのですが、私がパルミーロさんの主張をよく理解していないのでしょうか?

> この点から考えれば、「肯定派」と「否定派」が存在するのではなく、「真実を追究する者」と「歴史を偽造する者」が存在するだけなのです。

はい、これは全くその通りだと思います(^.^)
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[1480]Re(6):第一回法廷
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 パルミーロ  - 05/10/17(月) 12:54 -

引用なし
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   パルミーロです。
▼とほほさん:
>▼パルミーロさん:
>> 歴史をイデオロギーの道具にするべきではありません。
>
>こんにちは(^.^)
>この辺、ちょっと意味がわかりません。イデオロギーという言葉が色んな語彙を持って使われるのでわからないのかもしれませんが、一般的には「政治理念」とこの場合解釈して不都合はないですよね?
>
>イデオロギーは歴史を鑑み歴史上の反省を持って発展すべきものであり、歴史(歴史学)をイデオロギーの道具として使う事は間違いではない、と言うより使うべきだと思うのですが、、、。
>歴史学がイデオロギーに基づいて構築されてはならない、と言う事ならわかるのですが、私がパルミーロさんの主張をよく理解していないのでしょうか?

 基本的に、とほほさんの表現で正しいと思います。歴史学がイデオロギーに基づいて構築されてはいかん、ということです。とはいえ、イデオロギーという言葉は、使うのが難しい。フランスの思想家ルイ・アルチュセールは、「自らをイデオロギーと称するイデオロギーはない」と、述べましたが、まさにそのとおり。つまり、「イデオロギー批判」をする輩にかぎって、自らが、「反イデオロギー」というイデオロギーに染まっていることに気がつかないわけですね。そんなことを主張するよりも、イデオロギーを持っていることを認識した上で、いかに客観的に物事を見ることができるようになるか、を追求したほうが良いでしょう。

>
>> この点から考えれば、「肯定派」と「否定派」が存在するのではなく、「真実を追究する者」と「歴史を偽造する者」が存在するだけなのです。
>
>はい、これは全くその通りだと思います(^.^)

同意ありがとうございます。
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