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[669]「NHK番組改変問題、改めて報告します」 ピッポ 05/7/26(火) 2:49
[670]Re(1):「NHK番組改変問題、改めて報告します」 とほほ 05/7/26(火) 9:10
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 ピッポ E-MAIL  - 05/7/26(火) 2:49 -

引用なし
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   とほほさん。
サーバーを埋める長文ですが、資料保存として朝日新聞の記事アップさせてください。
お許しを。

******************
NHK番組改変問題、改めて報告します
******************

Asahi.com
2005年07月25日06時00分
http://www.asahi.com/national/update/0725/TKY200507240365.html

 朝日新聞は今年1月、NHKの特集番組改変をめぐる問題を報道しました。これに対し、当事者や読者の方から批判や疑問、意見が寄せられたため、改めて取材をしてきました。その結果を読者の皆さんに報告します。新たに設置した「『NHK報道』委員会」で、この報告をもとに審議していただいたうえ、委員会の評価や意見は、読者の皆さんにもお伝えします。委員は、伊藤忠商事会長・丹羽宇一郎氏、元共同通信編集主幹・原寿雄氏、前日弁連会長・本林徹氏、東大大学院教授・長谷部恭男氏の4人。丹羽氏は本社「紙面審議会」委員、原、本林、長谷部の3氏は本社「報道と人権委員会」委員です。第1回は28日に開きます。


NHK番組改変問題1―読者の皆様へ
2005年07月25日06時00分
http://www.asahi.com/national/update/0725/TKY200507250001.html

 朝日新聞は今年1月12日付朝刊で、政治家の発言が圧力になり、NHKが番組内容を改変したと報道しました。これに対しNHKや政治家が抗議し、記事の根拠の一つだったNHK幹部の証言の内容や、取材のあり方などをめぐり論議が続きました。朝日新聞はこの間、さまざまなご指摘を受け止め、取材についても検証を続けてきました。発端の報道から半年を経たのを機に、番組改変問題とその取材過程について、改めてまとめてご報告します。

       ◇

 この問題は、限られた関係者による密室での出来事が多く、現段階で、すべてが明らかになったとは言えません。しかし、公共放送のあり方に関する重要な課題を含み、かつ、責任あるメディア同士の論争になったことで高い関心が寄せられています。朝日新聞は過度に中傷的な報道に対し法的措置も辞さないとの姿勢も示しました。ただ、再取材を終えた今、まず選ぶべきは、紙面での報道と読者への説明であるとの思いから、今回の報告をまとめました。読者のご判断の一助となるように、NHK側の見解も併せて掲載しました。

 取材・報道に関して、朝日新聞は「取材のプロセスや取材内容の詳細は原則として明らかにしない」という姿勢をとってきました。相手が誰であれ、報道する側の都合で勝手にそれらを公表していては、取材行為全般が信頼を失い、将来の自由な報道に支障を来すからです。今回も、取材記録そのものや取材過程の全容について詳細には明らかにできないと考えています。

 ただ、今回は責任ある立場の当事者が取材の様子や内容について公表し、本社の取材に対する証言を一部否定するなどの事情もあります。この報告では、取材過程を明らかにしないという原則は維持しつつも、メディアの信頼を保ち、今後の取材に差し支えないと思われるところまで一歩踏み込んで、明らかにできるものはすべて説明させていただいたつもりです。

 両立しない証言が存在し、報道から半年にわたる取材を積み上げてもなお、真相を解明できない部分が残っています。このことも、今回の報道をあいまいなまま放置しないために紙面に盛り込みました。ぎりぎりの状況で行われた報道の実情を率直にお伝えし、併せて、私たち自身としてしっかり総括したいと考えたからです。

 ここに至る朝日新聞の一連の対応については、ジャーナリズムのあり方に詳しい識者の方々に第三者機関「NHK報道」委員会を作っていただき、朝日新聞側からこの報告をもとに詳しく説明し、その評価や意見を求めます。

 審議の結果などについては、読者の皆様に改めて紙面でお伝えするとともに、朝日新聞として謙虚に耳を傾け今後に生かしたいと思っております。(編集担当〈常務取締役〉吉田慎一)


NHK番組改変問題2―取材の総括
2005年07月25日06時01分
http://www.asahi.com/national/update/0725/TKY200507250002.html

 1月12日付記事のきっかけとなったのは、「政治家の圧力で番組が改変された」というNHKの担当デスクの内部告発でした。告発内容を政治家や番組関係者らに確認し、NHKの内部文書など他の取材結果と照らし合わせ、一致する範囲で記事としました。

 特に記事の支えとなったのが、直接の当事者である中川昭一、安倍晋三両衆院議員と、NHKの放送総局長だった松尾武氏の取材結果です。政治家とNHKの最高幹部という責任ある立場にあった人の発言であり、その内容が大筋で相互に一致したことから「信じるに足る」と判断しました。

 ところがその後、松尾氏が発言の一部を翻すなど、3人は記事内容を否定しました。このため、本紙はもう一度、当時の政治家の動きと番組づくりの過程を調べ直すことにしました。

 その追加取材の結果は、この特集で詳細にお示しした通りです。最も重要な点は、安倍氏ら政治家と会ってきたばかりの国会担当局長が、番組の修正を細部にわたって指揮していたことです。その修正内容は、番組を問題視していた政治家たちの主張に重なるものでした。

 当時、予算承認権を握る国会議員の言動に、NHKは神経質になっていました。NHKが予算説明の際に、予算と関係のない番組について説明をしたのは、番組に関する自民党内の不快感がさまざまなルートで伝わったためであることも分かりました。

 松尾氏は今年1月の取材に、政治家の発言を「圧力」と受け止め、それから番組を守ろうとした、と述べています。今回の取材でも、国会対策の幹部による修正指示を、番組制作スタッフの多くが「政治介入」と受け止めていたことが確認できました。

 NHK側はあくまで自主的な修正だったとしていますが、今回の再取材で、記事の描いた「政治家の圧力による番組改変」という構図がより明確になったと考えます。

 一方、記事中の(1)中川氏が放送前日にNHK幹部に会った(2)中川、安倍両氏がNHK幹部を呼んだ、という部分に疑問が寄せられていました。

 1月の取材で、記者たちはこの2点を含む内部告発の内容を説明し、3人とも大筋で認めるか、あるいはそれを前提に質問に答えています。しかし、記事掲載後、いずれも否定しました。本紙はその都度、その旨を報じてきました。

 当初の3人の証言は、相互に矛盾がなく、具体的・迫真的な表現が随所にあり、重い、と今でも考えています。したがって現時点では記事を訂正する必要はないと判断します。

 しかし、当事者が否定に転じたいま、記事が示した事実のうち、(1)(2)については、これらを直接裏付ける新たな文書や証言は得られておらず、真相がどうだったのか、十分に迫り切れていません。この点は率直に認め、教訓としたいと思います。

 私たちは、番組への賛否の視点で、この問題を扱ってきたのではありません。問うたのは、特定の政治家の影響で番組を改変することの是非であり、ひいては「公共放送と政治との距離」でした。今後も、この問題を考えていく姿勢は変わりません。(東京社会部長・横井正彦)


NHK番組改変問題3―検証・番組改変の経緯
2005年07月25日06時01分
http://www.asahi.com/national/update/0725/TKY200507250003.html


 今年1月の記事に対して、掲載後、当事者らが取材時の発言や記事内容を否定したため、NHKや総務省、自民党議員ら150人以上に取材をし、番組をめぐって何があったのかを改めて調べました。その結果、政治家の意向がNHK幹部を通じて制作現場に伝わり、放送直前に番組が大幅に改変されたという流れが改めて浮かび上がりました。(肩書・団体名は当時)

 番組が放送された01年1月は、NHKの01年度予算案の国会審議を控えた時期と重なった。

 NHKによると、国会対策担当の総合企画室職員らが1月中旬から与党議員のうち250人程度に予算説明を始めた。NHKの海老沢勝二会長が予算案を片山総務相に提出したのは放送5日前の同月25日。2月上旬に同会長も出席する自民党の部会などが予定されていた。

 NHKでは1月中旬、吉岡民夫・教養番組部長や永田浩三チーフプロデューサー(CP)らが制作会社が編集中の番組を試写し、「内容が女性国際戦犯法廷の主催者団体の主張に近すぎる」と指摘。1月24日に編集作業を制作会社からNHKが引き取り、直接番組作りを進めることにした。

 ●第1段階=44分版 批判対策、議員が助言

 1月下旬、放送予定を知った自民党の「日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会」のメンバーの間で番組の批判が出ていた。

 同会は97年に設立された。放送当時、代表は中川昭一衆院議員。安倍晋三衆院議員は前事務局長で、2人は会の中心だった。「新しい歴史教科書をつくる会」とともに中学歴史教科書から慰安婦に関する記述の削除を求めていた。当時は「つくる会」主導で編集された教科書の初めての検定をめぐり議論が起きていた。

 監督官庁の総務省関係者によると、自民党議員から番組内容の問い合わせを受けたNHK側が同党内の情報を集めていたという。

 NHKによると、25〜26日、総合企画室職員が「若手議員の会」所属の古屋圭司衆院議員らを訪れた際に、「法廷を特集すると聞いているがどうなっているのか」「予算説明の際に説明できるように用意しておいた方が良い」などと示唆された。

 ある自民党議員は、放送前に中川議員ら「若手議員の会」の中の動きを知って、NHK側にきちんと対応するようにアドバイスをした、と話す。

 同会の運営に協力するシンクタンク「日本政策研究センター」(伊藤哲夫所長)がNHKに放送中止を求めた。運動団体「日本会議」の小田村四郎・副会長らも1月26日、片山総務相に面会し、番組内容のチェックを申し入れた。

 このころ、伊東律子・番組制作局長は若手議員の会編集の本『歴史教科書への疑問』を吉岡部長らに示した。伊東局長が本を開き、中川、安倍両議員らが載っている同会所属議員の名簿を指すなどして、「この人たちなの」「苦労している」と話した、と証言するスタッフもいる。

 26日、編集途中の番組の試写が行われ、伊東局長は吉岡部長や永田CPらに編集方針の説明を求めた。松尾武・放送総局長と国会担当の野島直樹・担当局長が同席した。

 野島担当局長は元政治部記者。総合企画室で国会議員や総務省との対応に携わり、番組制作とは関係のない立場だった。

 関係者によると、試写した番組の内容について、この程度なら大丈夫だという雰囲気だったという。ただ、意見の対立するテーマなので反対派の主張も採り入れるよう注文があり、修正方針を決めた。

 法廷に批判的な日本大学の秦郁彦教授のインタビューを28日に収録するなどして本来の時間枠の44分版を作成。その夜に吉岡部長がOKを出し、スタッフはこの時点で「完成版」と受け止めた。

 総務省幹部によると、28日、NHK側から同省側に「中川、安倍両議員らが騒いでいるが、反対意見を入れるなど工夫した」などとの連絡があったという。

 ●第2段階=43分版 国会担当の幹部主導

 27、28日に右翼団体がNHKに押しかけた。番組をめぐる騒ぎは海老沢会長に伝えられた。

 NHKによると、28日ごろに官房副長官の安倍議員に面会を申し込み、29日午後4時ごろ、松尾総局長と野島担当局長が首相官邸を訪ね、番組について説明した。安倍議員は慰安婦問題の難しさなど持論を語り、公平公正な番組にするべきだと述べた。中川議員は、当初の取材で29日の面会を認めたが、その後、「2月2日」と修正した。

 政治部出身のあるNHK幹部は「普通、予算説明の中で特別な番組の説明はしない。野島氏の立場で一番の目的は予算を通すことで、事前にリスク要因を排除することだった」と話す。

 松尾総局長らが国会議員に面会していた29日夕、NHK内では伊東局長、吉岡部長、永田CP、長井暁デスクらが44分版の試写に集まった。伊東局長が「もうすぐ(松尾、野島両氏が)永田町から戻る」と述べた。「この時期にNHKは政治と戦えない。天皇有罪とかは一切なしにして。番組尺が短くなったらミニ番組で埋めるよう手配して」と話すのも、スタッフの一人は聞いた。

 2人が戻った午後5時半ごろから試写を開始。関係者によると、26日の方針に基づき修正した内容だったが、野島担当局長の「これでは全然だめだ」の一声で見直しが始まった。具体的な発言は野島担当局長が多かったという。

 あるスタッフの台本には、「アベ」などと自民党の議員とみられる3人の名前が書き込まれていた。この検討会でスタッフが聞いたままをメモしたとみられる。

 関係者によると、野島担当局長はその後、待機していた永田CPに指示。修正作業は2人きりで行われた。野島担当局長は、慰安婦をビジネスだったことにできないかとの趣旨で発言。(1)法廷への積極的評価を避ける(2)慰安婦制度への日本軍の関与を薄める(3)「天皇有罪」の結論を放送しない、などを指示した。「若手議員の会」の本に書かれた主張に沿った「根本的な修正だった」とスタッフの一人。

 NHKは、番組制作に関係のない野島担当局長が指示した理由を「判然としない」としている。

 こうして、法廷支持の米カリフォルニア大の米山リサ準教授の話など約4分間分を削り、法廷に批判的な秦教授の話など約3分間分を加えた43分版が完成。翌30日未明に試写をした。松尾総局長は当初の取材に「これでOKだと思った」と話した。

 ●第3段階=40分版 面談の会長「慎重に」 

 放送日の30日、伊東局長は海老沢会長と面会した。NHKによると、午後4時ごろ、秘書室から伊東局長に「苦労されているようですね。会長の予定があいています」と電話があり、会長室を訪問。会長は「いろいろ意見があるから、何しろ慎重にお願いしますよ」と話した。伊東局長は松尾総局長と相談した。

 午後4時半ごろ、松尾総局長が吉岡部長を呼んだ。関係者によると、松尾総局長の台本に中国人被害者や元日本兵の加害証言などの個所に印があり、さらに削るよう指示。吉岡部長は反対したが、「経営判断だ。議論しているひまはない」などと退け、制作現場への指示を命じた。その後、永田CPは総局長室を訪ね「NHKが根本的な傷を負いかねない」と主張したが、その場にいた野島担当局長も「一生懸命なのはわかるが、決まったことだ」と話した。

 結局、さらに3分間削り、午後10時から本来の時間枠より4分短い40分で放送された。

 NHKによると、放送日の30日から2月1日の間に中川議員に面会を申し込んだ。関係者によると、野島担当局長の指示だった。同月2日、野島担当局長と伊東局長が訪れて番組の説明をした。

 しかし中川議員は、同月7日の自民党通信懇話会で「公共放送のNHKが放送するのはおかしい。公平性に欠ける」と予算案了承の延期を主張。9日の同党総務部会・電気通信問題調査会合同会議でも批判した。

 総務省幹部は9日の同会議後、NHK幹部から「放送前から中川議員が騒いでいたことは知っていた。番組内容は直したが、まだ騒いでいる」と聞いたという。

      ◇

 朝日新聞は中川、安倍両議員に再取材を申し込んだが、今年1月の記事に関する自民党プロジェクトチームが「紙面で『検証記事』として掲載されるのはフェアとは言えず、公開討論会への出席要請をもって回答とする」との書面を寄せた。

      ◇

 《NHK番組改変問題》朝日新聞は今年1月12日付朝刊で、00年12月に開かれた「女性国際戦犯法廷」を素材にしたNHKの特集番組をめぐり、中川昭一、安倍晋三両衆院議員が放送前日の01年1月29日にNHK幹部を呼んで、内容の偏りを指摘し、NHKが内容を変えて同月30日に放送した、とする記事を掲載した。番組は、NHK教育テレビで放送されたETV2001「戦争をどう裁くか」(4夜シリーズ)の2回目で「問われる戦時性暴力」。

 《女性国際戦犯法廷》旧日本軍慰安婦制度の責任者らを市民の手で裁こうと、女性人権団体などが00年12月に東京で開いた民衆法廷。法的強制力はない。判事団には国連の旧ユーゴ国際戦犯法廷の元所長らが就き、64人の元慰安婦らが証言。「判決」は制度が人身売買禁止条約などに違反するとして「日本の国家責任」を認め、昭和天皇と軍・政府高官に対し、上官責任などで「有罪」とした。


NHK番組改変問題4―NHKの見解 政治家の指示ない
2005年07月25日06時01分
http://www.asahi.com/national/update/0725/TKY200507250004.html

 朝日新聞はNHKに対し、改めて取材を申し入れましたが、NHKは「報告紙面の内容を見た上でないと責任をもって答えられません」として応じていません。このため、NHKの記者会見や、女性国際戦犯法廷の主催者団体の一つが訴えた番組に関する訴訟で、NHK側が提出した今月20日付の準備書面や、関係者の陳述書から見解を紹介します。

 NHKの原田豊彦放送総局長は今月20日の記者会見で、番組について「関係者が議論や試行錯誤を重ね、最後まで自らの判断で編集をした」と述べた。当時の会長だった海老沢氏も同月、取材に対して「政治的圧力を受けたわけではない。我々の編集権でやった」と話した。(以下、肩書と団体名は当時)

 ●論点に対する説明

 放送前に安倍議員と面会した。中川議員に会ったのは放送後で、いずれも予算説明が目的で、呼ばれたわけではない。複数の政治家から番組の話は出たが、内容について具体的に指示されたことはない。安倍議員の「公平・公正に」との発言もNHKの方針と同一で圧力にはなりえない。

 4分間の短縮は、検討を重ねた結果で異常ではなく、法廷を通して「戦時性暴力」を考えるという番組の根幹も変わっていない。政治的圧力との指摘があるが、政治家に面会したことや、試写に国会担当の野島担当局長が立ち会ったという外形的事実の断片を取り出して安易に結びつけるものにすぎない。

 ●編集の過程

 伊東番組制作局長は01年1月25日、制作会社から編集作業を引き取ったことを松尾放送総局長に報告し、以降2人は直接、制作に関与した。

 25〜26日には、古屋衆院議員らを担当者が訪れた際に「『日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会』の議員らが話題にしている」などと示唆された。野島担当局長は26日、番組内容を教えてほしいと松尾総局長に相談、同日夕の試写への同席を促された。試写で法廷を評価しない識者のコメントを入れることを提案したのは、松尾総局長と伊東局長だった。

 野島担当局長は、29日に安倍議員に面会する際、「若手議員の会」事務局長だった同議員が番組を話題にすると考え、松尾総局長を同行させた。別の議員に会った後、官邸に安倍議員を訪ね、予算資料を渡し、松尾総局長は、うわさされるように4夜連続で法廷を素材とした番組を放送するわけではないなどと説明。議員は持論を語った。2人が局に戻った後の試写では、法廷で天皇の責任などに触れた判決部分の削除を伊東局長が提案。修正内容は野島担当局長が永田チーフプロデューサーに伝えた。

 30日午後4時ごろ、伊東局長が海老沢会長と面会。会長から特に具体的指示はなかったが、松尾総局長に会長と会ったことを伝え、一緒に台本を読み直し、松尾総局長が吉岡教養番組部長にさらに削除するよう告げた。

 2月2日、野島担当局長、伊東局長が中川議員を訪問した。

 ●関係者の主張

 29日の試写後の検討会は、松尾総局長、伊東局長、吉岡部長が中心となって協議し、野島担当局長がリードした事実はない。「感想を述べたが、積極的な意見は控えていた。削除・変更が決まった部分について日本語になるようワーディング(言葉遣い)を提案した」(野島担当局長の陳述書)

 この試写で伊東局長が「政治には勝てない」との趣旨の発言をしたと言われていることについては、「試写の冒頭、『今は時期が悪いわね』とは話したように思うが、予算期で経営陣は大変という意味で、政治に勝つとか負けるとかではない。松尾総局長が誰に会っているのかは知らなかった」(伊東局長の陳述書)。


NHK番組改変問題5―当時の取材 松尾武元放送総局長
2005年07月25日06時01分
http://www.asahi.com/national/update/0725/TKY200507250005.html

 今年1月の記事掲載前、NHKの松尾武・元放送総局長、中川昭一、安倍晋三両衆院議員は本紙の取材に応じました。記者は「放送前日に中川、安倍両氏が松尾氏らを呼び、放送中止を求めた」とする、NHKへの内部告発を説明しながら経緯を聞きました。主なやりとりを報告します。

 松尾氏は1月9日、自宅で記者2人の取材に約2時間にわたって応じた。

 ――ETV特集2回目のことだが

 「今、NHKにいる。もう少し歴史が動かないとだめです」

 ――「日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会」、中川さん、安倍さんがなぜ、野島さんや松尾さんを呼びつけるのか

 「1、2月のことで、予算について理解を得ておかないといけない。そこにたまたま政治状況が加わったという程度のことだ」

 ――01年1月29日に何があったのか。中川さん、安倍さん。実をいうとそこに同席した自民党議員の話を聞いている(注1)

「安倍さんは29日、自民党本部。5分くらいで言いたいこと言われて、私も言いたいこと言って。『私に任せてください。総局長ですよ』ということを言った」

 ――安倍さんと中川さんが言った内容は違うか、同じか

 「『一方的な報道はするな』ということを言われた。『それができないならやめてしまえ』というような言い方はあったとは思うが、ただ、『放送やめろ』という話は夕方の時点では出ていない。北海道のおじさんはすごかった」

 ――具体的にここをはずせとか

 「そういうことは向こうは知らない。うわさで知っているだけ。先生はなかなか頭がいいからストレートには言わない。『勘ぐれ、お前』みたいな。安倍さんをかばうつもりはないが」

 ――北海道のおじさんとは中川昭一氏か

 「そうそう」

 ――放送はやめてしまえと言ったのか

 「言葉のひとつひとつは記憶にない。全体の雰囲気として、人から聞いたことを真に受けて『注意しろ』『見てるぞ』と、いってみれば力によるサゼスチョンだ」

 ――ただの脅し?

 「脅しとは思ったが、より公平性、中立性というものをきちっと責任持って作らねばならないという気持ちは持った。相手につけいるすきを与えてはいけないという緊張感が出てきたのは事実。私と吉岡、伊東、野島(の各氏)が入り、詰めの作業が行われた。現場にも意見を聞いたが、どれが正論というのはなく、みんなが不安になった。だれも責任を取れない状態で放送するのはよくない。これを切ろう、あれを切ろうというのは結果論だ」

 ――安倍さんと会ったのは党本部だったか

 「党本部の、ちょっと広い、幹事長室。中川さんは議員会館」(注2)

 ――安倍さんの後に中川さんに行ったのか

 「中川さんが先で安倍さんではないか。もうひとり、途中でどなたかに会っている。車で移動したという感じがする」

 ――放送日、さらに3分削るよう言ったのか

 「私は削る前の状況でもういいと思った。しかし、内部で不安だという意見が出た。それでもう1回議論したらどうかと提言した」

 ――松尾さんが国会議員に呼ばれたのは29日の夕方だけか

 「そのとき。1回きり」

 ――放送日、番組スタッフが抗議した際、「議論するつもりはない」と言ったのか

 「私は言わない。技術的に切れるかどうかを議論しただけ。『放送は出そう』と決めた以上、引き下がるようなことをするのはやめよう、圧力はあるが回避していこう、最後まで調整しようということだった」

 ――番組について国会議員に呼ばれることは?

 「選挙の時はしょっちゅう。大体作った後」

 ――放送前は異例か

 「大河(ドラマ)とか紅白とかはいろいろある。ETV(教育テレビ)の特集的要素で事前にというのはなかった」

 ――今回は後には?

 「だから、前にはあったが、後にはない」

 ――呼ばれて行かなかったら

 「呼ばれて行かないとどうなるか。ものすごい圧力だ。3、4倍の圧力がかかって放送が中止になったかもしれない。本当に予算を通さないという話になる。政治、国会担当は番組を知らないから先生方に言われた通りに走り始めて必要以上に圧力を感じる」

 ――今回呼ばれたことも圧力とは感じたわけか

 「圧力とは感じる。しかし、それは一つの意見と聞く耳は持とうということ。それは視聴者、右翼でもある」

 ――中川さんは議員会館で会ったのか

「議員会館。広かったら安倍さんのように覚えている」

    ◇

 注1 別の自民党議員を取材した際、29日のこととして「中川、安倍両氏と同席した」と話したため質問しましたが、松尾氏とのやりとりで、この議員の記憶違いだったことが分かりました。

 注2 安倍議員との面会場所は実際には首相官邸で、松尾氏の記憶違いと思われますが、そのまま掲載しました。


NHK番組改変問題6―当時の取材 中川昭一議員
2005年07月25日06時02分
http://www.asahi.com/national/update/0725/TKY200507250006.html

 中川氏には1月10日午後、電話で取材をした。

 ――放送内容がどうして事前に分かったのか

 「同じような問題意識をもっている仲間が知らせてくれた」

 ――それで放送直前の01年1月29日に野島、松尾両氏に会ったのか

 「会った、会った。議員会館で」

 ――何と言ったのか

 「番組が偏向していると言った。それでも2人は『放送する』と言うから、おかしいんじゃないかと言った。(民衆法廷は)『天皇死刑』って言っている」

 ――「天皇有罪」だと言っていたが

 「何をやろうと勝手だが、偏向した内容を公共放送のNHKが流すのは放送法上の公正の面から言ってもおかしい。教育テレビでやりますからとか、わけのわからぬことを言う。あそこを直します、ここを直しますからやりたいと。それで、『だめだ』と」

 ――NHKはどこをどう直すと言ったのか

 「細かいことは覚えてはいない」

 ――放送中止を求めたのか

 「まあそりゃそうだ」

 ――報道や放送への介入にあたるのでは

 「逆の立場からいえばそうだろうが、全然そう思わない。当然のことをやった」

 ――NHKの予算は通さないとは言ったのか

 「『こういう大事な時期ですから』と言ってきた。それで、『予算の時期だ』と言った。自民党の部会でもこんなNHKの予算は通すべきではないと堂々と言っている」

      ◇

 ■報道後のコメント

 朝日新聞の報道後、中川氏は次のような内容のコメントを発表した。

 ●1月12日 模擬裁判につき、教育テレビで放送するとの情報があった。市民団体の行うことは自由であるが、公共放送は放送法に基づき放送を行うべきところ、NHKより当番組につき説明があった。当方は公正中立の立場で放送すべきであることを指摘したもので、政治的圧力をかけて中止を強制したものではない。番組制作の経緯については関知していない。

 ●1月13日 先方がNHK予算に関して説明に来た際に番組についても話が出たのであって、当方がNHKを呼んだわけではない。来たのは当方の記録では2月2日であり、放送日よりも後のこと。当方から放送内容の変更や放送中止に関しては一切言っていない。


NHK番組改変問題7―当時の取材 安倍晋三議員
2005年07月25日06時02分
http://www.asahi.com/national/update/0725/TKY200507250012.html


 安倍氏には1月10日夕、2人の記者が同氏宅のインターホン越しに取材をした。

 ――内部告発では、01年1月29日の午後、松尾、野島両氏が安倍、中川両氏に呼ばれ、「偏った内容だから放送を中止しろ」と言われたということになっているが

 「心ある人が何人かの人たちに言って、伝わってきたのではないか」

 ――それで2人を呼んで放送中止を求めたのか

 「説明を聞いたんだ」

 ――どのような説明か

 「覚えていない」

 ――偏った内容でそれを流すのか、みたいなことを言ったわけか

 「いや、そういうことではなくて、公平性に著しく欠けますね、と言った。そしたら『そうですね』と。それで、私の考え方が違うというのなら反論してください、と言った」

 ――そうすると

 「それはもういい」

 ――告発では、政治家による放送の独立に対する事前検閲、介入にあたると主張している

 「票を得て当選し、そういう委託をされていて、その代表として意見を申し上げて当然じゃないのか」

 ――放送中止を事前に求めたとされているが

 「そんなこと求められるわけがない」

 ――中川氏はそういうふうに言ったとおっしゃっているが

 「放送中止を?」

 ――ええ。中川氏は議員会館でNHK幹部と会ったが、安倍氏はどちらで会ったのか。自民党本部か、首相官邸か

 「よく覚えていない。そこには中川さんがいたわけじゃないから」

 ――NHKは放送内容まで説明したのか。慰安婦問題でこうだが、こう変えるとか

 「言っていない」

      ◇

 取材後、安倍氏は「正確を期したい」と次のコメントを寄せた。

 だれから情報を得たか、記憶が定かではないが、偏っている報道と知るに至り、NHKから話を聞いた。中立的な立場で報道されなければならないのであり、反対側の立場の意見も当然、紹介しなければいけないし、時間的な配分も中立性が保たれなければいけないと考えている、ということをNHKに申し上げた。NHK側も、中立な立場での報道を心がけていると考えている、ということだった。国会議員として当然、言うべき意見を言ったと思っている。政治的圧力をかけたこととは違うと思う。


NHK番組改変問題8―取材・報道への指摘について
2005年07月25日06時02分
http://www.asahi.com/national/update/0725/TKY200507250013.html

 ●中川氏と松尾氏は放送前日面会したのか

 NHKへの内部告発(コンプライアンス推進委員会への申し立て)では、中川、安倍両氏は番組が放送される前日の01年1月29日に松尾氏らと面会し、放送中止を求めたと指摘されていた。取材に対し、中川氏も松尾氏もこの面会を認めた。

 しかし、今年1月の記事掲載後、中川氏とNHKは(1)会ったのは番組放送後の2月2日(2)NHK側の面会者は松尾氏ではなく、番組制作局長の伊東律子氏――と主張した。NHKは、この番組をめぐって損害賠償を求められた訴訟でも同様の主張をしている。

 1月29日の面会を認めていたことについて、中川氏は記事掲載後、「内部告発の証言があるなどと言われると、そちら側の主張を前提に議論しがちになる」と説明した。面会日について「放送の後か先かは定かでないと随分申し上げた」とも話しているが、取材中にそうした発言はなかった。

 今回の再取材では、放送前日に5人前後の議員を訪問する予定があったというNHK内部の情報も得られた。NHK側と安倍氏との面会は29日。平沢勝栄衆院議員も同日に面会したとみられる。「記憶は薄れているが、29日だと思う」と話す議員もいる。

 中川氏と松尾氏の面会については確定的な情報は得られていないが、放送前に中川氏が騒いだのを知っており内容を修正した、とNHK幹部が発言していたという総務省関係者の新たな証言が得られた。

 ●中川、安倍両氏は松尾氏を「呼び出した」のか

 松尾氏は当初の取材時に、「放送前日に中川、安倍両氏が松尾、野島両氏を呼び、放送中止を求めた」とする内部告発の内容を説明された後、国会議員に呼ばれたのは「その1回だけだった」などと答えた。そのうえで、「呼ばれて行かないとどうなるか。ものすごい圧力。3、4倍の圧力がかかって放送が中止になったかもしれない。本当に予算を通さないという話になる」などと証言した。

 中川、安倍両氏は記事掲載後、NHK側を呼び出したことはないと主張しているが、当初の取材に対してはNHK側を呼んだことを否定せず、それを前提とした質問にも答えていた。安倍氏は取材の直後に「正確を期したい」としてコメントを寄せ、「だれから情報を得たか記憶が定かではないが、偏っている報道と知るに至り、NHKから話を聞いた」と述べていた。

 また、中川氏や安倍氏の言動を直接示したものではないが、自民党の中には、番組放送前に「日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会」の中の動きを知って、NHK側に対し、きちんと対応するようアドバイスしたと話す政治家もいる。

 ただ、安倍氏らがNHK側を呼んだ直接的な事実を示す新たなデータは見つかっていない。

 ●取材は強引だったか 結論ありきの誘導か

 今年1月の安倍氏への取材は自宅でインターホンを通してだった。記事掲載後、安倍氏は「妻が『風邪で寝込んでいる』と説明したのに強引に取材をした。『失礼だ』というと5分間インターホンを鳴らし続けた」などと批判した。

 しかし、「風邪で寝ている」との説明は一切なく、取材中にインターホンの音声が途切れると、安倍氏から「また押さないと」と教えられた。記者は、会話中に音声が途切れると、インターホンのボタンを押し直して取材を続けた。安倍氏宅のインターホンと同機種の場合、通常約3分間で自動的に切れ、会話を続けるには再度押す必要がある仕組みという。

 中川氏は「不意打ち的に短時間の間に矢継ぎ早に断定的な質問を受けた」(同月18日、ベルリンで)と批判した。

 しかし、記者は事前に中川氏の秘書と連絡を取り、2回にわたって互いに取材内容を確認した後、秘書からかかってきた電話で中川氏に取材した。中川氏は記者に意見を求めることもあり、自ら積極的に語っていた。「圧力をかけたんでしょう、と記者が繰り返した」と主張するが、そのような質問はしていない。

 記者の発言の意図が正しく伝わらず、批判を受けた点もあった。

 たとえば、安倍氏が主張する「記者は『安倍さんが圧力をかけて番組を中止するようにした、と中川さんが証言している』と言った」という部分。

 記者は、NHKへの内部告発の内容に沿って「安倍さんが放送中止を事前に求めたということが書かれている」と質問した。安倍氏が「求められるわけがない」と答え、記者は「中川氏はそういうふうに言ったとおっしゃっているが」と問い直した。これは、中川氏が取材に対し、自身が放送中止を求めたことを認める発言をした事実を伝えたものだ。

 ●「すりあわせ」をもちかけたのか

 記事掲載後の今年1月18日、記者は松尾氏から電話を受けた。この際、記者が再取材を提案したことが、「すりあわせ」「調整」を持ちかけたと批判された。

 この電話で松尾氏は、朝日新聞の取材を受けたことはNHKに報告していないと告げたうえで、自分の真意と違うことが書かれたと訴えた。さらに、内部の事情聴取を受けると話し、録音記録の有無などを重ねて問いかけた。

 記者は、取材源の松尾氏が不利益を被ることがないように配慮した。そこで、証言内容を改めて確認し、場合によってはより正確にするために、再取材できないかと尋ねた。

 関係者の話によると、松尾氏は記者に電話した時点では、朝日新聞の取材に応じたことをNHKに認めていたという。

〔以上)
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[670]Re(1):「NHK番組改変問題、...
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 とほほ E-MAIL  - 05/7/26(火) 9:10 -

引用なし
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   ▼ピッポさん:
>サーバーを埋める長文ですが、資料保存として朝日新聞の記事アップさせてください。

サーバー容量はほぼ無尽蔵にありますのでご安心ください(^^ゞ
昨日のNHKニュースの反論報道、安部・中川の反論は
【両立しない証言が存在し、報道から半年にわたる取材を積み上げてもなお、真相を解明できない部分が残っています。】
と言うこの一文にのみ集中、他は一切無視、この朝日の一文をして「【証明】出来なかった事を朝日も認めた」「朝日自身が証明できないとしている」等などでした。否定論の○○はなかった論法と全く同じですな(笑)
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[671]Re(2):「NHK番組改変問題、...
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 ピッポ E-MAIL  - 05/7/26(火) 10:18 -

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   ▼とほほさん:
>昨日のNHKニュースの反論報道、安部・中川の反論は
>【両立しない証言が存在し、報道から半年にわたる取材を積み上げてもなお、真相を解明できない部分が残っています。】
>と言うこの一文にのみ集中、他は一切無視、この朝日の一文をして「【証明】出来なかった事を朝日も認めた」「朝日自身が証明できないとしている」等などでした。否定論の○○はなかった論法と全く同じですな(笑)

なるほどねえ。事実を事実として再確認した「大部分」を無視、ということですね。
まあ、誰かが潜入して写真をとって、誰が何時撮ったかを明確にすれば、
初めて証拠になる(笑)。それ以外は、いかに状況証拠があっても、無かったことにできる。

また、朝日新聞の脇の甘さは、
NHKの松尾武・元放送総局長、伊東律子・番組制作局長を、
情報提供者、報道の自由を守る側、と信じ込んでしまったことですね。
もうそのレベルのポストの人間は、
個人的な信条で動かない、という鉄則を忘れたかのようです。

サヨク同士、あるいは民主志向同士の病弊、現実吟味のなさかもしれません。

会った会わない、言った言わないの係争とは別に、私が注目したのは、
●第2段階=43分版 国会担当の幹部主導
の項にあります、次の文章です。

 関係者によると、野島担当局長はその後、待機していた永田CPに指示。修正作業は2人きりで行われた。野島担当局長は、慰安婦をビジネスだったことにできないかとの趣旨で発言。(1)法廷への積極的評価を避ける(2)慰安婦制度への日本軍の関与を薄める(3)「天皇有罪」の結論を放送しない、などを指示した。「若手議員の会」の本に書かれた主張に沿った「根本的な修正だった」とスタッフの一人。

慰安婦をビジネスだったことにする
慰安婦制度への日本軍の関与を薄める
天皇への言及は一切ダメ

この戦略は、いまもなお、靖国教掲示板で守られています。
「若手議員の会」の本に書かれた主張、たかがそんなものかもしれませんが、
5年後のいまも貫かれています。

朝日新聞では立場上突っ込みきれない圧力の政治的中味を
もう少し明瞭にする努力は、誰がしているのでしょうか?
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