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[706]教科書採択最終戦 ピッポ 05/7/31(日) 9:46
[713]Re(1):教科書採択最終戦 指環 05/8/3(水) 10:24
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[780]Re(6):教科書採択最終戦 指環 05/8/7(日) 17:54
[782]Re(6):教科書採択最終戦 ピッポ 05/8/7(日) 19:03
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[846]Re(4):教育委員個人攻撃 とほほ 05/8/14(日) 23:29
[781]Re(5):教科書採択最終戦 ピッポ 05/8/7(日) 18:38
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[1014]教科書採択、本当の最終戦 指環 05/8/30(火) 8:09
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[1031]滋賀県教育委員会が「つくる会」歴史教科書を採択 指環 05/9/1(木) 0:18
[1032]Re(1):抗議先の訂正 指環 05/9/1(木) 1:02
[1033]Re(2):抗議先の再訂正 指環 05/9/1(木) 1:34
[1034]Re(1):滋賀県教育委員会が「つくる会」歴史教科書を採択 とほほ 05/9/1(木) 3:32
[1036]Re(1):滋賀県教育委員会が「つくる会」歴史教科書を採択 ピッポ 05/9/1(木) 13:30

[706]教科書採択最終戦
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 ピッポ E-MAIL  - 05/7/31(日) 9:46 -

引用なし
パスワード
   教科書採択夏の陣も最終戦を迎えています。
つくる会教科書採択を、『日本版文化大革命』と位置付けたウヨクは、
今、何を強調しているのでしょうか?

統一した作戦があるのかないのか分かりませんが、
下記のばあいは、
「韓国の内政干渉」
「他社教科書は韓国の息がかかった反日」
「つくる会教科書こそわが国自前の教科書」
というのが宣伝ポイントのような気がします。

======================================

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       Common Sense: 歴史教科書読み比べ

             韓国に関する記述を読み比べると、
            歴史教科書の違いが見えてくる。
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く理解する」「古典や短歌を通じて豊かな感性を育む 」
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-------------------------------------------------------------

■1.韓国からの異常な干渉■

   4年に一度の中学校の教科書採択作業が進んでいるが、扶桑
  社の歴史・公民教科書の採択阻止に向けて、今回は韓国からの
  干渉が目立つ。

   松山市には6月30日、韓国の友好都市・平澤(ピヨンテク)
  市から市民訪問団十人が訪れた。松山市と市教委、愛媛県、県
  教委に扶桑社版教科書の不採択を求める要請書を渡す手はずだっ
  た。しかし、県教委は「採択に関する面会には応じられない」
  と拒否。この訪問は、特定県議や県内の政治活動家らが訪韓し
  て要請したものだった。[1]

   栃木県大田原市が扶桑社の採択を決めると、韓国外交通商部
  ・李揆亨スポークスマンは「韓国政府は、わい曲された歴史教
  科書の採択が、日本の育つ世代に過去歴史に対する誤った認識
  を与え、不幸な歴史を繰り返しうるとの点について、非常に深
  刻に憂慮している」と発表した。[2]

   友好都市関係を利用して、他国の教科書採択に影響を与えよ
  うと活動するのは、「友好」の悪用である。また外国政府が公
  式にこのような発表をすることは、異様な内政干渉としか言い
  ようがない。

   なぜ韓国側は扶桑社教科書に異常な敵意をぶつけてくるのか。
  各教科書の韓国に関連する部分を読み比べてみれば、その理由
  が見えてくる。[3]

■2.どのような人物を紹介しているか■

   学習指導要領には「国家・社会及び文化の発展や人々の生活
  の生活の向上に尽くした歴史上の人物と現在に伝わる文化遺産
  を、その時代や地域との関係において理解させ、尊重する態度
  を育てる」とある。

   まず近世近代で国民によく知られた著名な人物を紹介してい
  る教科書を挙げると(単に名前を挙げるだけで人物紹介になっ
  ていない教科書を除く):

    二宮尊徳:  扶桑のみ
    明治天皇:  扶桑のみ[a]
    東郷平八郎: 扶桑のみ[b]
    渋沢栄一:  扶桑のみ[c]
    昭和天皇:  扶桑のみ[d]

   次に、他の教科書では一般国民があまり聞いたこともないよ
  うな朝鮮人が紹介されている例が目立つ。(東書:東京書籍、
  大書:大阪書籍、教出:教育出版、日書:日本書籍新社、日文
  :日本文教出版)

    李舜臣(秀吉の朝鮮出兵の際の朝鮮の将軍):東書、日文
    閔妃(日本の浪人に殺害された朝鮮王妃):日書
    安重根(伊藤博文を暗殺した朝鮮人): 帝国、日文
    柳寛順(三・一独立運動で逮捕され、獄死した少女):
      帝国、日文
    
   日本文教出版の教科書で学んだ中学生は、二宮尊徳、明治天
  皇、東郷平八郎、渋沢栄一、昭和天皇は知らないが、李舜臣、
  安重根、柳寛順は知っているということになる。
  
■3.「帰化人」か「渡来人」か■

   古代日本における帰化人の果たした重要な役割は否定できな
  い。ただ、扶桑社だけが「帰化人(渡来人)」と呼び、他の7
  社の教科書はすべて「渡来人」と呼んでいる。

  「渡来人」とは物理的な移動を指すのみだが、「帰化人」はそ
  の国の法的・政治的秩序に従い、その共同体の一部となった人
  びとを指す。朝鮮から古代日本にやってきた人々は、独立王国
  を築いたわけではなく、日本という共同体の一員として同化し
  ていった「帰化人」である。

   これをことさら「渡来人」とするのは、現在の一部の在日韓
  国人、朝鮮人が帰化を拒否する心情に阿っているかのようだ。

■4.聖徳太子の対隋対等外交の意義■

   聖徳太子の対隋対等外交をきっかけに、日本は中国の冊封体
  制(中国の皇帝に朝貢し、その土地の王として認めて貰う事)
  から離脱し、独自の文明圏としての歩みを始める。それに対し
  て、朝鮮は近代に到るまで冊封体制の優等生であった。[e]

   扶桑社は太子の狙いを明確に記述している。

     このときの隋の皇帝にあてた手紙には、『日出づる処の
    天子、書を日没する処の天子に致す。恙(つつが)無きや』
    と書かれていた。太子は、手紙の文面で対等の立場を強調
    することで、隋に決して服属しないという決意を表明した
    のだった。

   これに対し、日本文教出版は「小野妹子らを、隋に派遣した」、
  教育出版も「隋との国交が開かれ、小野妹子らが遣隋使として
  送られました」と結果を記すのみで、太子の意思がまったく書
  かれていない。

   東京書籍では「東アジアでの日本の立場を有利にし、中国の
  進んだ制度や文化を取り入れようと、小野妹子らを隋に使わし
  (遣隋使)、多くの留学生や僧を同行させました」とあるが、
  これでは隋との友好が日本の立場を有利にするという意味にも
  とれ、独立対等外交の意義が伝わらない。

   特に「東アジア世界の朝貢体制と日本」という一頁の主題学
  習では、「中国は、古代から近代にかけて、朝鮮や日本など、
  周りの国々との間に『朝貢』とよばれる関係を結びました」と
  あり、日本が韓国と同様、近代まで中国に服属していたかのよ
  うな誤解を与える。

■5.元寇をどう記述しているか■

   元寇は、モンゴル帝国による世界征服に対する我が国の独立
  維持の戦いであった。フビライの最初の国書が「応じなければ
  武力を用いる」、二度目の国書が「日本の人民と土地の略奪」
  と明言している事実からも、モンゴルの武力恫喝と侵略意思は
  明白である。

   この点、扶桑社はフビライが「独立を保っていた日本も征服
  しようとくわだて」と、日本侵略の意図を明記している。

   ところが、日本教文出版は「服属をこばんだ日本に大軍を送っ
  てきた」、教育出版は「服従しようとしない日本に遠征軍を派
  遣しました」などと記している。素直に服従していれば、戦争
  は避けられた、とでも、言いたいかのようだ。戦後の無抵抗平
  和主義の表れであろうか。

   大阪書籍は「武力を背景に」とするのは正確だが、「国交を
  せまりました」は、服属を国交に言い換えており、史実を歪曲
  している。

   東京書籍は「日本を従えようと」、日本書籍新社は「服属」、
  清水書院は「日本もしたがえようと」、帝国書院「朝貢と服属」
  などは正確な記述だが、それが武力恫喝を伴うものであった事
  を記していないのは片手落ちである。

■6.「高麗の抵抗」■

   元寇に際して日本側は挙国一致で激しく戦い、敵軍の上陸を
  2ヶ月近くも防ぎ、それが結果的に暴風雨によるモンゴル軍の
  全滅につながった[g]。

   ところが不思議なことに、鎌倉武士の勇戦より、高麗の抵抗
  を重視している教科書がある。教育出版は本文で「10世紀初
  めに建国された高麗がはげしく抵抗し、30年以上も戦いが続
  きましたが、ついには元に服従させられました」と記し、側注
  で「高麗で三別抄とよばれる軍が3年にわたって抵抗をおこし
  たため、元の日本遠征はおくれました」と述べている。一方、
  元軍と日本との間では「はげしい戦いがおこなわれました」と
  しか記していない。「武士の勇戦」よりも「高麗の抵抗」を強
  調しているのである。

   同様に、清水書院と帝国書院も「高麗の抵抗」に字数を割き、
  「そのために日本遠征はおくれた」(清水)、「日本への遠征
  を大幅に遅らせました」(帝国)などと、高麗が日本を助けた
  ような書きぶりである。これでは襲来してきた元軍には二度と
  も高麗軍が参加していた歴史的事実を薄められてしまう。

■7.日本が他国を攻めたら「侵略」、攻められたら「遠征」■

   秀吉の朝鮮出兵に関しては、日本文教出版が「海を越える秀
  吉軍」、扶桑社が「朝鮮への出兵」と記した以外は、すべて
  「秀吉が朝鮮を侵略する」(日本書籍新社)「朝鮮侵略」(東
  京書籍)などと、「侵略」という言葉を使っている。

   ところが東京書籍、教育出版、日本書籍新社、帝国書院、清
  水書院は、元寇に関しては「遠征」「遠征軍」などという表現
  を用いている。『広辞苑(第5版)』によれば、「遠征」には
  「征伐」という言葉があり、「鬼を征伐する」などと言うよう
  に、征伐する方が「善」、される方が「悪」というのが一般的
  通念である。

   日本が他国を攻めたら「侵略」、攻められたら「遠征」では、
  常に悪いのは日本という事になる。

   また元寇では「対馬・壱岐二島の百姓らは、男はあるいは
  殺されあるいは捕らえられ、女は一カ所に集められ、数珠繋ぎ
  にして舷側に結びつけられるなどの残虐な行為を受けた」(小
  学館『日本大百科全書』)が、これについては扶桑社が「略奪
  と暴行の被害を受けた」と記す以外、他の教科書には何の記述
  もない。

   しかし、秀吉の朝鮮出兵に際しては、朝鮮兵の供養のために
  建てた「耳塚」をあえて日本人の残虐性の象徴として紹介した
  り(教育出版・日本書籍新社・清水書院・帝国書院)、日本書
  籍新社に到っては、以下のような一文まで掲載している。

     秀吉軍にしたがって朝鮮にわたることを命じられた一人
    の僧は、日本軍の残虐なふるまいに出くわし、「野も山も
    焼き払い、人を切り、人の首をしばる。そのため、親は子
    どもをなげき思い、子どもは親をさがし回るあわれな光景
    を見た」と日記に記した。

■8.韓国併合をどう記述しているか■

   韓国併合に関しては、教育出版は以下のように述べている。

     日本は韓国の抵抗をおさえて、1910(明治43)年、韓国
    を植民地とし(韓国併合)、韓国を朝鮮とあらためて、朝
    鮮総督府をおいて支配しました。

   他の教科書も同様であるが、韓国併合に関して押さえておく
  べき、いくつかのポイントが書かれていない。

   第一に、武力を背景にしていたとはいえ、併合は韓国側の李
  完用・総理大臣が調印した「日韓併合条約」に基づいて、合法
  的に行われたという点である。これは日本政府の正式見解であ
  り、今後の日韓国交上にも影響を与える重要なポイントである。
  この点は扶桑社を含め、どの教科書にも記述がない。[h]

   第二に、日本の韓国併合の目的は、植民地として搾取するこ
  とではなかった。この点は扶桑社が「日本政府は、日本の安全
  と満洲の権益を防衛するために、韓国の併合が必要であると考
  えた」と指摘している。[i]

   第三に、この目的のためにも、「朝鮮総督府は植民地政策の
  一環として、鉄道・灌漑の施設を整えるなどの開発を行い」
  (扶桑社)、韓国の近代化に努めた。さらに、医療や教育の普
  及、大規模な植林などを行って、生活向上に努めた結果、1906
  年(明治39年)からの20年間で、人口が倍増したという点
  も述べておくべきであろう。[j]

   他の教科書は、このような点を述べないばかりか、大阪書籍
  などは「学校では、日本語や日本の歴史を強制的に教えました。
  このように朝鮮民族の歴史や文化を否定し、日本に同化させる
  政策を進めました」などと、述べている。史実は、韓国併合当
  初から昭和12(193)年頃までは、日本語とともに朝鮮語も学
  校で必須科目として教えられていたのである。

■9.二つの「終戦時の光景」■

   最後に、日本の敗戦をどう記述しているか、を見てみよう。
  扶桑社は「聖断下る」と題して、終戦時の光景を次のように記
  述している。

     9日深夜、昭和天皇の臨席のもと御前会議が開かれた。
    ポツダム宣言の即時受諾について、意見は賛否同数になっ
    た。10日午前2時、鈴木首相が天皇の前に進み出て聖断
    をあおいだ。天皇は、ポツダム宣言の即時受諾による日本
    の降伏を決断した。8月15日正午、ラジオの玉音放送で、
    国民は長かった戦争の終わりと、日本の敗戦を知った。明
    治以降、日本の国民が初めて体験する敗戦だった。

   先の大戦について、どのような意見を持つにしても、この終
  戦時の光景は、日本の長い歴史の中でも胸に刻むべき一ページ
  である。

   一方、日本書籍新社は「ソウルの西大門刑務所から出獄した
  独立運動家たち」の写真を載せ、「日本の支配下で独立への願
  いを強めていたアジアの人々は、日本の敗戦とともにいっせい
  に立ち上がった」と書いている。

   教育出版も「1945年8月15日のソウル」という別の写真を
  載せ、「朝鮮をはじめ日本の植民地や占領地の人々は解放され
  ました」と書いている。他の教科書もおおむね同様である。

   終戦時の記事で、戦場にもならなかったソウルの光景をなぜ
  これほどまでに取り上げねばならないのか? 韓国の歴史教科
  書なら、まだ理解もできるが。

   以上の読み比べから、なぜ韓国が扶桑社の教科書に異常な敵
  意をぶつけてくるのか、明らかだろう。扶桑社の教科書では、
  他社のように韓国・北朝鮮への贖罪意識を日本の中学生に植え
  付けられないからだ。李揆亨スポークスマンの「わい曲された
  歴史教科書の採択が、日本の育つ世代に過去歴史に対する誤っ
  た認識を与え」とは、まさにこの事を述べている。

   しかし、弊誌にも理解できないのは、なぜ他の教科書が揃い
  も揃ってこれほどまでに「韓流」なのか、という点である。こ
  の点は、出版界の事情に詳しい読者からの意見を待ちたい。
                     (文責:伊勢雅臣)
38 hits

[713]Re(1):教科書採択最終戦
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 指環 E-MAIL  - 05/8/3(水) 10:24 -

引用なし
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   ▼ピッポさん:
>教科書採択夏の陣も最終戦を迎えています。

 最終戦とは早過ぎます(^^;
 早い所は採択事務が済んでいますが、これから大詰めの所もずいぶんあります。ただ、大田原市の採択がショックだったものの、その後、「つくる会」教科書採択は東京都立中高一貫校4校とろう・養護学校、私立7校に止まっているようで、大田原採択の影響は現時点では抑えられているようです。
 既にウヨク掲示板などでは悲鳴があがっていますし、きわどいものの優勢に進んでいると言って良いでしょう。

 ともかく、今後、「つくる会」の巻き返しは十分予想されるし、既に採択が終了した所も含めて何があるか分からないのですから、決して気を緩めてはなりません。大田原では市民の無関心の隙を突かれたと思われるのですから。
 それと、「つくる会」教科書採択を決めた栃木の大田原市教委と東京都教委に対しては繰り返し決定の撤回を要請することが大事です。

 大田原市教委と東京都教委の要請先は次のとおりです。

大田原市教育委員会
〒324-8641 栃木県大田原市本町1-4-1
教育長および学務課庶務係 gakumu@city.ohtawara.tochigi.jp
  TEL 0287−23−4706
  FAX 0287−22−4485(宛名を大田原市教育委員会としてください)

東京都教育委員会 FAX 03−5388−1726
               電話 03−5320−6733
   (教育情報課)へ、抗議をお願いします。
        メールによる都教委の要請フォームはこちら↓
   https://aps.metro.tokyo.jp/kyoiku/aps/iken/iken.html


この問題で情報量の多いのは、↓こちらのサイトです。
http://www.h2.dion.ne.jp/~kyokasho/

 私も採択反対の集会に参加したり、教育委員会への要請行動を呼びかけたりしているところです。どこまで力になれるか分かりませんが(^.^)
 ともかく、「つくる会」にはもう後はなく、今回の採択戦に失敗すれば確実に行き詰まるでしょうし、「自由主義史観」なるオカルト歴史学も消滅に向かうものと思われます。

 なお、大田原については以下のような事情だったようです。(某ウヨク掲示板からのコピペです(^^;

========================================

北海道新聞7月25日朝刊
「薄い関心…狙われた? 論戦なき採択  「つくる会」教科書 栃木・大田原市ルポ」(5段抜き見出し)

 「新しい歴史教科書をつくる会」主導の歴史、公民教科書(扶桑社発行)を市町村教委として全国で初めて採択した栃木県大田原市。13日の採択に向け、つくる会側の動きは水面下で用意周到に進んでいた。採択直前まで市民を巻き込んでの論戦が盛り上がる注目区ではなく、反対派は虚を突かれた格好だ。教科書の内容に踏み込んだ議論がないまま採択となった。(報道本部 内本智子)

 賛成派周到 署名5万人
 「まさか本当に選ばれるとは」。同市と周辺に住む採択反対の市民は異口同音に語る。決定するまでは市民の関心も低く、反対運動などもほとんどなかったからだ。
 元教職員や市民がつくる教科書問題を考える「子どもの未来を守る会(仮称)」が発足したのも、採択二日後の十五日。初めての勉強会を八月四日に企画し、あわただしくチラシ作りを始めた事務局の山口睦子さん(五八)は「今思うと、市民の関心の薄い大田原が、初めから用意周到に狙われていた」とこぼした。
 つくる会側の動きは早かった。経済界の有力者らによる「教科書を良くする栃木県民の会」が三年前から、扶桑社版の採択を求める署名活動を始め、今年五月までに約五万一千人分を集めた。

 教職員大半 伝統を尊重
 念頭にあるのは四年前の「下都賀事件」。いったん扶桑社版を採択しながら再協議で他社にひっくり返った県南・下都賀採択地区の二の舞を避け世論の支持を受けている形をつくるための下地作りだった。松本公男事務局長は「前回全国に迷惑をかけた分、今回はつくる会の全国目標の10%より多いシェアを県内で獲得したい」と勢いづく。
 栃木県の特殊事情もあった。教職員の98%が日教組の路線に反発し、「日本の伝統文化の尊重」を重視する同県教職員協議会に加入している。
 つくる会は従来の教科書を「自虐史観」と批判し、自国の歴史に愛情を持つことを重視。太平洋戦争での加害の記述が少なく、「自国中心史観」との批判を受けている。
 それなのに、今回の教科書採択で焦点になっている歴史認識のあり方について、全栃木県教職員組合の*六男委員長は「大田原市では十分な議論がないまま、あっさり扶桑社版の採択を許してしまった」と無念さを隠せない。
 
 道内反対派 訴え強化へ
 市民の無関心と反対運動の低迷の中で採択された大田原市の事態を受け、道内の反対派は、採択の動きが道内に飛び火することに危機感を募らせる。四年前は接戦だった帯広市では、チラシ配布を連日実施。札幌市内でも二十三日、市民グループが中心部で街頭宣伝をするなど、市民への訴えを一段と強化している。


 「*」は木偏に鬼
26 hits

[715]Re(2):教科書採択最終戦
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 指環 E-MAIL  - 05/8/3(水) 12:38 -

引用なし
パスワード
    要請にあたっての留意点

(1)匿名では効果はありません。きちんと本名と住所を記載すること。正々堂々と行いましょう。

(2)紋切り型の表現は避けるように。特定の団体が組織的に行っていると思われては効果が半減します。各自が自分自身の言葉で、教育や教科書に対する自分の思いを葉書やFAXやメールで伝えるようにしましょう。
32 hits

[716]Re(3):教科書採択最終戦
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 ピッポ E-MAIL  - 05/8/3(水) 14:40 -

引用なし
パスワード
   ▼指環さん:
> 要請にあたっての留意点
>(1)匿名では効果はありません。きちんと本名と住所を記載すること。正々堂々と行いましょう。
>(2)紋切り型の表現は避けるように。特定の団体が組織的に行っていると思われては効果が半減します。各自が自分自身の言葉で、教育や教科書に対する自分の思いを葉書やFAXやメールで伝えるようにしましょう。


「つくる会」は、田原総一郎発言もあって、『どこが戦争美化ですか?』、『ちゃんと中国、朝鮮で与えた被害にも触れてるジャン』と、対面では囁いています。

ですから、仰る通り『戦争賛美教科書だ』と紋切り型では、逆効果かもしれませんね。

「つくる会」はまた、事前の挑発的な文書と実際の教科書の記述を、硬軟使い分けて肩透かし作戦に出ています。さらに、韓国からの報道が盛んであることに目を奪われて、そこから論点を借用したりしたら、それこそ「外国勢力の動員」ということを言いかねませんね。

指輪さん、ご指南ください。

1)そうした点についての注意事項をお教えください。
2)また、(新しい情報での更新を怠らない)内容の具体に踏み込んだ批判サイトのお勧めはどこですか
3)指輪さんが指摘、強調したい「戦争美化」記述はどこですか?

ちなみに私は、
い)親などから聞いた戦争体験や、親族のなかの戦没者のこと
ろ)ナチスとの同盟、ヒトラー礼賛を隠している事
などを書いて送りたいと思っています。
23 hits

[775]Re(4):教科書採択最終戦
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 指環 E-MAIL  - 05/8/7(日) 14:48 -

引用なし
パスワード
   ▼ピッポさん:
>▼指環さん:
>> 要請にあたっての留意点
>>(1)匿名では効果はありません。きちんと本名と住所を記載すること。正々堂々と行いましょう。
>>(2)紋切り型の表現は避けるように。特定の団体が組織的に行っていると思われては効果が半減します。各自が自分自身の言葉で、教育や教科書に対する自分の思いを葉書やFAXやメールで伝えるようにしましょう。
>
>
>「つくる会」は、田原総一郎発言もあって、『どこが戦争美化ですか?』、『ちゃんと中国、朝鮮で与えた被害にも触れてるジャン』と、対面では囁いています。
>
>ですから、仰る通り『戦争賛美教科書だ』と紋切り型では、逆効果かもしれませんね。
>
>「つくる会」はまた、事前の挑発的な文書と実際の教科書の記述を、硬軟使い分けて肩透かし作戦に出ています。さらに、韓国からの報道が盛んであることに目を奪われて、そこから論点を借用したりしたら、それこそ「外国勢力の動員」ということを言いかねませんね。
>
>指輪さん、ご指南ください。
>
>1)そうした点についての注意事項をお教えください。

 まあ、そこらの「つくる会」批判パンフをただ引き写したような文章は避けて、要請をした方が良いでしょう。「扶桑社反対の要請がたくさん来るけど、どれも判で押したような同じ文章だ」などと思われてしまっては効果がありませんので、とにかく自分の思いを自分の言葉で伝えることです。

>2)また、(新しい情報での更新を怠らない)内容の具体に踏み込んだ批判サイトのお勧めはどこですか

 歴史教科書の方は、検定前の「申請本」(白表紙本)についてですが、↓下記のサイトがあります。
http://www.h2.dion.ne.jp/~kyokasho/1106kousin/47go-0315.htm

 今、採択で問題になっている検定後の「見本本」については検定により「改善」された部分もあります。「見本本」について詳しく分析したサイトはちょっと見当たりません。
 ただ、「つくる会」のサイトで歴史教科書の方は「見本本」が公開されていますので、(少々面倒ですが)↓こちらと上記のサイトを照らし合わせるのが良いでしょう。
http://www.tsukurukai.com/05_rekisi_text/rekisi_kaitei.html

 公民教科書の方は、良い批判サイトがないようですし、「つくる会」のサイトでも全部を公開していないようです。↓
http://www.tsukurukai.com/06_komin_text/komintext.html

 市販本が出たので、普通に買うのが馬鹿らしければ、1.立ち読みする、2.座読ができる本屋へ行く、3.ブックオフに出回るのを待ち、そこで買う、という方法で検証するのが良いかも知れません。

 もっとも、今の採択状況だと「つくる会」目標の10パーセントはもう確実に無理で、1パーセント取れるか取れないかの攻防になっています。こうなると、扶桑社が赤字発行に耐えきれず投げ出してしまう可能性が高く、辞退の可能性も出てきました(勿論、油断は禁物です)。
 こうなってくると、今からじっくり検証してみても、もうあんまり意味がないかも知れません。

>3)指輪さんが指摘、強調したい「戦争美化」記述はどこですか?
>
>ちなみに私は、
>い)親などから聞いた戦争体験や、親族のなかの戦没者のこと
>ろ)ナチスとの同盟、ヒトラー礼賛を隠している事
>などを書いて送りたいと思っています。

 その上でですが、今回の歴史教科書改訂版では、例えば日露戦争の部分は↓こうです。
http://www.tsukurukai.com/05_rekisi_text/HP_kaitei_pdf/kaitei_58.pdf
「東郷平八郎の指揮のもと,兵員の高い士気とたくみな戦術でバルチック艦隊を全滅させ,世界の海戦史に残る驚異的な勝利を収めた(日本海海戦)。」(p167)

 日米開戦の部分は↓こうです。
http://www.tsukurukai.com/05_rekisi_text/HP_kaitei_pdf/kaitei_74.pdf
「真珠湾攻撃……アメリカ太平洋艦隊に全滅に近い打撃をあたえた。……イギリス軍を撃破しつつシンガポールをめざして進んだ。」(p204)「日本の緒戦の勝利はめざましかった。……たちまちのうちに日本は広大な東南アジアの全域を占領した。……日本の将兵は敢闘精神を発揮してよく戦った。」(p204−205)

 確かに、前に比べれば抑えられてはいるものの、とにかく日本軍の戦果を大きく強調し、「戦争の爽快感、戦争の充実感、戦争の感動」を伝える、戦争漫画のような記述になっています。
 一方で、日本の加害事実だけでなく、被害事実についても、原爆投下がわずか3行の記述と小さな写真2枚に過ぎず、沖縄戦もわずか3行に過ぎないなど、とにかく戦争の悲惨さそのものを矮小化しているように思えます。
 ちなみに、先日、某教育委員会の採択審議を傍聴したのですが、扶桑社版を推す教育委員も原爆の記述が少ないこと自体は認めていました。
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[777]Re(5):教科書採択最終戦
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 指環 E-MAIL  - 05/8/7(日) 16:24 -

引用なし
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    公民教科書の方については、「竹島」の記述に関心が集まっていますが、私が特に気になっているのは、「日本国憲法の基本的原則」の節の↓次の記述です。

「国民主権は主権在民ともいわれる。なお、この場合の国民とは、私たち一人ひとりのことではなく、国民全体をさすものとされている。」(p74)

 上記は、旧版にはなかった記述ですが、このような「国民主権」における「国民」を観念的・抽象的な国民全体と捉え、個々の具体的な国民一人ひとりを主権主体と考えない見解は、ナシオン主権論と呼ばれ、1791年フランス憲法で採用されたものです。1793年フランス憲法では否定されたものの、テルミドールの反動で再びナシオン主権論に戻り、以後、近代立憲主義の主権原理になりました。このナシオン主権論が根拠となり、制限選挙が許されることになったという歴史があります。
 けれども、その後の民主主義の進展に伴い、個々の具体的な国民一人ひとりを主権主体と考える見解(プープル主権論と呼ばれます。)が次第に優勢になり、制限選挙から普通選挙へ移行するようになります。
 日本国憲法は、41条で国会が「国の唯一の立法機関」だとしている点、43条1項で国会議員が「全国民を代表する」としている点、51条が国会議員の免責特権を認めている点などでナシオン主権的要素があるものの、96条1項が憲法改正を国民の直接投票に委ねる制度を採用し、国民一人ひとりの具体的な判断に基づき憲法を制定することを制度化していることからプープル主権的要素が強いと言われています。
 結局、日本国憲法にはナシオン主権的要素とプープル主権的要素が併存しているというのが憲法学者の通説とされています。
 「つくる会」教科書は、日本国憲法の「国民主権」概念をナシオン主権論でのみ説明するもので(まぁ、そういう学説もあるにはありますが)憲法学者の通説からは、かけ離れたものです。
 このような一方的な見解に立って、「日本国憲法の基本的原則」を説明するのは、中学校の公民教科書として相当に問題があるものと思われます。
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[779]Re(6):教科書採択最終戦
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 とほほ E-MAIL  - 05/8/7(日) 17:52 -

引用なし
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   ナシオンとプープルの議論は世界人権宣言に批准した国家に置いてはすでに決着した議論である。人権の概念は明らかに民衆=個人を示唆しており、この方程式はいかに困難であろうと完成させねばならない事は以前にも述べた事がある。     こうした議論に限らず【新しい・・】は諸説を廃し特に人権論を意図的に避け教条的に一定の考え方を教えるものである。本来こうした問題は子供自身が科学的真実をもって考えるべきものだ。【新しい・・】は検定を通す為科学的項目は恥も外聞もなく修正する。その影でこうした思想壊滅ロボット人間製造をめざす。
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[780]Re(6):教科書採択最終戦
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 指環 E-MAIL  - 05/8/7(日) 17:54 -

引用なし
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    ところで、先日、某教育委員会の教科書採択審議を傍聴したのですが、歴史教科書の審議で、扶桑社版を推す、ある教育委員が南京事件について「人口20万人の南京で20万人の死者はありえないと思う」と発言しました。(これを聴いた瞬間、「出た!」と思いました(^.^)

 そこで、その教育委員会へ、HPの「要望入力フォーム利用」を使って、以下の文章(固有名詞などの部分は伏字にしてあります。)を送りました。ゆうさんのサイトも紹介しておきました(^^;

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

■タイトル ××××・教育委員のご発言について

■内容

×××教育委員会 御中

 ×月×日の教育委員会臨時会に傍聴に行きました。別室での音声のみでしたが、教科書採択のための審議を聴くことができました。
 さて、そこでの社会科の歴史教科書についての審議の中で××××委員が1937年の南京事件について「人口20万人の南京で20万人の死者はありえないと思う」との発言をされています。
 この××委員の南京事件についてのご認識は、以下の点で、明らかな誤りと思われますので、僭越ながら指摘させていただきます。
 
(1) 一般に、南京事件の犠牲者とされているのは民間人だけではありません。捕虜として収容した、南京防衛軍将兵に対する不法殺害も犠牲者数にカウントされています。民間人の犠牲者が20万人だと主張している人はいません。従って、民間人のみの「人口」だけで「○万人の死者はありえない」という論理は成り立ちません。「民間人の人口」+「南京防衛軍の数」がベースになるべきです。

(2) 「20万人」という数字は、南京市の当時の人口ではありません。南京城内の一区画に過ぎない、国際安全区の「推定」人口でしかありません。それも、きちんとした人口調査に基づく数字ではなく、国際安全区にいた外国人のおおよその見積もりでしかありません。
 一般に、南京事件の起きた範囲とされているのは、郊外を含めた、かなり広い範囲です。国際安全区内は外国人に管理されていたため、日本軍による不法殺害は殆ど起きていないとされているので、国際安全区の人口のみを問題にしても意味はありません。
 ××委員がどの範囲の人口を指して、「人口20万人」と仰ったのか分かりませんが、南京陥落時の南京市の人口が「20万人」だったとする資料は、私の知る限りありません。
(なお、戦前の南京城内及びその周辺の人口は約85万、南京市の人口は約100万、南京行政区の人口は250万超です。南京陥落時には、避難民の流出などでかなり減少していることは確かですが、その時点の人口を確定することは非常に困難です。けれども、「20万人」というのは少な過ぎます。)

 ちなみに、東京裁判の判決では以下のように述べられています。

「後日の見積もりによれば、日本軍が占領してから最初の六週間に、南京とその周辺で殺害された一般人と捕虜の総数は、二十万人以上であったことが示されている。」(笠原十九司『南京事件』岩波新書、P10〜11)

 ここでは、南京事件の範囲を「南京とその周辺」として、犠牲者を「一般人と捕虜」とした上で、犠牲者の総数を「二十万人以上」と認定しているのです。

 なお、この問題については下記のサイトで丁寧に解説されています。(「人口20万人の都市で30万人虐殺は不可能」との俗説が成り立たないことを解説したものですが、「人口20万人の都市で20万人虐殺は不可能」との説も同様に成り立たないことが分かります。)
http://www.geocities.jp/yu77799/jinkou.html

 関連するものとして下記も参考にしてください。
http://www.geocities.jp/yu77799/jinkou2.html
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[781]Re(5):教科書採択最終戦
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 ピッポ E-MAIL  - 05/8/7(日) 18:38 -

引用なし
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   ▼指環さん:
>>1)そうした点についての注意事項をお教えください。
>
> まあ、そこらの「つくる会」批判パンフをただ引き写したような文章は避けて、要請をした方が良いでしょう。「扶桑社反対の要請がたくさん来るけど、どれも判で押したような同じ文章だ」などと思われてしまっては効果がありませんので、とにかく自分の思いを自分の言葉で伝えることです。
>
>>2)また、(新しい情報での更新を怠らない)内容の具体に踏み込んだ批判サイトのお勧めはどこですか
>
> 歴史教科書の方は、検定前の「申請本」(白表紙本)についてですが、↓下記のサイトがあります。
>http://www.h2.dion.ne.jp/~kyokasho/1106kousin/47go-0315.htm
>
> 今、採択で問題になっている検定後の「見本本」については検定により「改善」された部分もあります。「見本本」について詳しく分析したサイトはちょっと見当たりません。
> ただ、「つくる会」のサイトで歴史教科書の方は「見本本」が公開されていますので、(少々面倒ですが)↓こちらと上記のサイトを照らし合わせるのが良いでしょう。
>http://www.tsukurukai.com/05_rekisi_text/rekisi_kaitei.html


指環さん

どうも。いろいろとお忙しい中、回答していただきありがとうございました。

さっそく、
「つくる会」サイトの「見本本」PDFファイルをダウンロードしました。
近現代史の部分をざっと目を通してみましたが、確かに細部に「露骨さ」はかんじられません。しかし、全体感としては何かいや〜な感じです。
「戦争は誤りであって、国民や隣国に災厄をもたらした」ではなく、
「戦争は失敗もあったが、国民は良く頑張った」なんですね。
部分を見ると、中国にも被害を与えた、朝鮮にも・・・、とは確かに書いてあるのです。

ヒジョーに巧妙です。「戦争美化教科書〜言いぬけつき」って言う感じですね。
田原総一郎の言葉を警句として、「つくる会教科書の」字句にとらわれないで、読後感をメッセージにして地元の教育委員会に送ろうと思います。
市販本は、BookOffに大量に出回った頃、購入します。


>>3)指輪さんが指摘、強調したい「戦争美化」記述はどこですか?
>>
>>ちなみに私は、
>>い)親などから聞いた戦争体験や、親族のなかの戦没者のこと
>>ろ)ナチスとの同盟、ヒトラー礼賛を隠している事
>>などを書いて送りたいと思っています。
>
> その上でですが、今回の歴史教科書改訂版では、例えば日露戦争の部分は↓こうです。
>http://www.tsukurukai.com/05_rekisi_text/HP_kaitei_pdf/kaitei_58.pdf
>「東郷平八郎の指揮のもと,兵員の高い士気とたくみな戦術でバルチック艦隊を全滅させ,世界の海戦史に残る驚異的な勝利を収めた(日本海海戦)。」(p167)
>
> 日米開戦の部分は↓こうです。
>http://www.tsukurukai.com/05_rekisi_text/HP_kaitei_pdf/kaitei_74.pdf
>「真珠湾攻撃……アメリカ太平洋艦隊に全滅に近い打撃をあたえた。……イギリス軍を撃破しつつシンガポールをめざして進んだ。」(p204)「日本の緒戦の勝利はめざましかった。……たちまちのうちに日本は広大な東南アジアの全域を占領した。……日本の将兵は敢闘精神を発揮してよく戦った。」(p204−205)
>
> 確かに、前に比べれば抑えられてはいるものの、とにかく日本軍の戦果を大きく強調し、「戦争の爽快感、戦争の充実感、戦争の感動」を伝える、戦争漫画のような記述になっています。
> 一方で、日本の加害事実だけでなく、被害事実についても、原爆投下がわずか3行の記述と小さな写真2枚に過ぎず、沖縄戦もわずか3行に過ぎないなど、とにかく戦争の悲惨さそのものを矮小化しているように思えます。
> ちなみに、先日、某教育委員会の採択審議を傍聴したのですが、扶桑社版を推す教育委員も原爆の記述が少ないこと自体は認めていました。


ご指摘の件も再確認するつもりです。
ありがとうございました。
23 hits

[782]Re(6):教科書採択最終戦
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 ピッポ E-MAIL  - 05/8/7(日) 19:03 -

引用なし
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   ▼指環さん:
> 公民教科書の方については、「竹島」の記述に関心が集まっていますが、私が特に気になっているのは、「日本国憲法の基本的原則」の節の↓次の記述です。
>「国民主権は主権在民ともいわれる。なお、この場合の国民とは、私たち一人ひとりのことではなく、国民全体をさすものとされている。」(p74)

なるほど、ひどいですね。
ただしこれは、教科名を「公民」にかえた(元はなんでしたっけ?)ときからの狙いだったのですね。しかも「公」の概念をパブリックではなく「御國」に替えて行く。

表現の実際にあたれないのが残念です。

▼とほほさん:
携帯投稿はデモ行進からですか?
それとも病院からですか?

> こうした議論に限らず【新しい・・】は諸説を廃し特に人権論を意図的に避け教条的に一定の考え方を教えるものである。本来こうした問題は子供自身が科学的真実をもって考えるべきものだ。【新しい・・】は検定を通す為科学的項目は恥も外聞もなく修正する。その影でこうした思想壊滅ロボット人間製造をめざす。


とほほさんの健舌を拝読すると元気がでます。
ありがとうございます。

でも、しっかりご自愛も!
30 hits

[794]Re(7):教科書採択最終戦
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 とほほ E-MAIL  - 05/8/8(月) 16:45 -

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   入院中は他にやることないんです^^;
チョウハツとかを考える時は現場を考える事が大事なのでしょうね。
現地調達はアジア共通の戦争観。特に日本には維新以来の略奪戦争、今回の有事法制だって戦時強盗を合法化したもので、、。^^;
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[803]教育委員個人攻撃
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 ピッポ E-MAIL  - 05/8/9(火) 22:10 -

引用なし
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   別の掲示板で見かけましたが、
杉並での教育委員個人攻撃は、
つくる会の巻き返しなのでしょうか?
それとも、あがきなのでしょうか?

ttp://www.asyura2.com/0505/war73/msg/209.html
(ここと、ここからのリンクをいもづるに見てください)

なお、Sチャンネル掲示板の書き込みによりますと、
つくる会は杉並でA教育委員の個人攻撃ビラを撒いているそうです。
50 hits

[815]Re(1):教育委員個人攻撃
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 とほほ E-MAIL  - 05/8/10(水) 23:47 -

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   まだ、退院出来ない為情報が断片的でネットにつながってからコメントすべきなのでしょうが、杉並は大分バタバタしているようですね。

逮捕者も出ているとか、関係のブログも荒らしに次々と閉鎖に追い込まれているとか、、。

腹立たしい限りです。
53 hits

[823]Re(1):教育委員個人攻撃
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 指環 E-MAIL  - 05/8/11(木) 22:44 -

引用なし
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   ▼ピッポさん:
>別の掲示板で見かけましたが、
>杉並での教育委員個人攻撃は、
>つくる会の巻き返しなのでしょうか?
>それとも、あがきなのでしょうか?
>
>ttp://www.asyura2.com/0505/war73/msg/209.html
>(ここと、ここからのリンクをいもづるに見てください)

 私が卒業した中学校が杉並の区立中学校ですので、個人的にも杉並の動向には関心を持っています。
 実は、南京事件について「人口20万人の南京で20万人の死者はありえないと思う」との発言が教育委員会であったのは杉並の話です。扶桑社支持派のM委員の発言です。
 ここの教育委員会の議事録はネットでも公開されているので、M委員のトンデモ南京発言もいずれ見ることができるようになると思います。
http://www2.city.suginami.tokyo.jp/library/library.asp?genre=8010

>なお、Sチャンネル掲示板の書き込みによりますと、
>つくる会は杉並でA教育委員の個人攻撃ビラを撒いているそうです。

 確かに、扶桑社版に反対しているY教育委員個人攻撃のビラを撒かれていますね。私も、今日、駅頭で受け取りました。今、そのビラが手元にあります(^^;
 ビラの表がY教育委員への個人攻撃で、Y教育委員(ビラでは実名)のことを「北朝鮮や過激派の代弁者のように発言する」とか書かれています。ビラの裏は(4日の採択審議で扶桑社版とともに候補に挙がった)大阪書籍と帝国書院を攻撃する内容で、「採択を金で買った大阪書籍」「帝国書院は韓国の教科書?」とか書かれています。

 「つくる会」支持派の焦りがよく分かりますが、いずれにせよ、杉並の明日(12日)午前10時からの採択審議は注目されます。
 今からでも、「扶桑社版採択反対」のFAXを送ってみては如何でしょうか? 要請先は↓こちらです。

●杉並区教育委員会
  電話  03−3312−2111(代)
  FAX 03−3312−9911
  杉並区のサイト http://www2.city.suginami.tokyo.jp/post/post.asp


 なお、「つくる会」教科書採択に反対している市民グループのサイトは、↓こちらです。
http://suginaminnanokai.web.infoseek.co.jp/
45 hits

[836]Re(2):教育委員個人攻撃
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 とほほ E-MAIL  - 05/8/14(日) 8:02 -

引用なし
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   ▼指環さん:
> 「つくる会」支持派の焦りがよく分かりますが、いずれにせよ、杉並の明日(12日)午前10時からの採択審議は注目されます。
> 今からでも、「扶桑社版採択反対」のFAXを送ってみては如何でしょうか? 要請先は↓こちらです。

杉並は残念な結果になったようですね。遅ればせながら次のようにFAXを送っておきました。
私は市井の一市民であり、アマチュアの近代史研究を行っている。
貴様等はそれでも教育者か恥を知れ。事実に対してどのような史観を持つべきかは自由である。その事実をごまかししかもその史観においてまで特定のしかも唾棄すべき右翼史観を持つ教科書を採択すると言う事は子供の思想信条の自由を侵害するものである。

【ナシオンとプープルの議論は世界人権宣言に批准した国家に置いてはすでに決着した議論である。人権の概念は明らかに民衆=個人を示唆しており、この方程式はいかに困難であろうと完成させねばならない事は以前にも述べた事がある。     こうした議論に限らず【新しい・・】は諸説を廃し特に人権論を意図的に避け教条的に一定の考え方を教えるものである。本来こうした問題は子供自身が科学的真実をもって考えるべきものだ。【新しい・・】は検定を通す為科学的項目は恥も外聞もなく修正する。その影でこうした思想壊滅ロボット人間製造をめざす。】

48 hits

[842]Re(3):教育委員個人攻撃
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 指環 E-MAIL  - 05/8/14(日) 20:42 -

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   ▼とほほさん:
>杉並は残念な結果になったようですね。遅ればせながら次のようにFAXを送っておきました。
私は市井の一市民であり、アマチュアの近代史研究を行っている。
>貴様等はそれでも教育者か恥を知れ。事実に対してどのような史観を持つべきかは自由である。その事実をごまかししかもその史観においてまで特定のしかも唾棄すべき右翼史観を持つ教科書を採択すると言う事は子供の思想信条の自由を侵害するものである。
>
>【ナシオンとプープルの議論は世界人権宣言に批准した国家に置いてはすでに決着した議論である。人権の概念は明らかに民衆=個人を示唆しており、この方程式はいかに困難であろうと完成させねばならない事は以前にも述べた事がある。     こうした議論に限らず【新しい・・】は諸説を廃し特に人権論を意図的に避け教条的に一定の考え方を教えるものである。本来こうした問題は子供自身が科学的真実をもって考えるべきものだ。【新しい・・】は検定を通す為科学的項目は恥も外聞もなく修正する。その影でこうした思想壊滅ロボット人間製造をめざす。】


 杉並は(それに大田原も)、まだまだ決定撤回、採択やり直しの可能性がありますから、今後も繰り返し要請を行った方が良いと思います。
 なお、杉並の採択審議で扶桑社採択を決定づけたのは、(もう実名を書きますが)納冨善朗・教育長が最終的に扶桑社版を自分の推す教科書のトップに持ってきたことによるものでした。
 ところが、この納冨教育長という人は、昨年の区の教育報(173号)に、↓こんなことを書いています(真ん中からちょっと下の「教科書採択まであと2日! 訴え続けます 杉並区にはたらくみなさんへ コペル君のはなし」というチラシを見てください)。
http://suginaminnanokai.web.infoseek.co.jp/oshirase/oshirase.htm

 このように、とほほさんが入院中に読まれた、吉野源三郎著『君たちはどう生きるか』を納冨教育長も読み、「コペルくん」を紹介するコラムを書いているのです。
 どうも、納冨教育長自身は元々、かなりリベラルな考えの持ち主のようなのですが、区長の意向に逆らえなかったのと、宗教団体をも動員しての「つくる会」側の圧力により、扶桑社版を選ばざるを得なかったらしいのです。
 宮坂委員と大藏委員が根っからの「つくる会」支持で扶桑社版を選んだのに対し、納冨教育長が扶桑社版を選んだのはかなり不本意だったようです。採択審議でも納冨教育長の発言は支離滅裂で、何を言いたいのか分からないものが多く、苦悩がにじみ出ていました。
 
 これらの点も加味して、要請を継続してみても良いかも知れません。
55 hits

[846]Re(4):教育委員個人攻撃
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 とほほ E-MAIL  - 05/8/14(日) 23:29 -

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   ▼指環さん:
> これらの点も加味して、要請を継続してみても良いかも知れません。

ヘッダに次の一文をいれ思考錯誤での二つの論考を再度教育長宛てにFAXしました。

【私は「新しい歴史教科書を作る会」の教科書を杉並区が採用したとの話を聞き、怒り心頭に達し、杉並教育委員会に対し批判文をFAXしたものである。その後、納冨善朗・教育長は「コペル君」のファンである、との話を聞いた。教育長よ、あまりに人間として嘆かわしいではないか、今一度再考し採用を撤回すべきである。

コペル君は一九三七年が初版である、そう日中戦争開戦の年である、このことを重々考えよ。

教育長に再考を促すために私が以前に書いた二つの文章を教育長に捧げる、これを読んで尚採択を取り消せないのであれば貴方にはすでに教育者の資格はない。】

送付した文章は
1、つくる会の戦略・戦法
2、コペル君(君たちはどう生きるか。吉野源三郎著、岩波新書)
です。

委員長の良識に期待したいです。
55 hits

[935]扶桑社版教科書採択せず 今治...
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 ピッポ E-MAIL  - 05/8/20(土) 14:05 -

引用なし
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   扶桑社版教科書採択せず 今治市教委
-------------------------------------------------
http://mytown.asahi.com/ehime/news02.asp?kiji=5276
 
 今治市教委(5人、小田道人司委員長) は18日、市役所で臨時会を開き、来年度の市立中学校19校で使われる9教科の教科書を採択、発表した。 注目されていた歴史、公民の教科書については、「新しい歴史教科書をつくる会」 主導で編集した扶桑社版の歴史、公民教科書は採択されず、それぞれ東京書籍、大阪書籍版になった。

 これに合わせて同市教委と採択地区協議会をつくる上島町教委が、17日に実施した採択結果とも一致したことも公表された。 県内の教委で、今年の教科書採択の結果を明らかにしたのは初めて。

 委員会終了後に記者会見した倉永忠教育長は、「採択地区協議会で作られた資料や、学校の先生や保護者へのアンケートの結果を重視した結果」 と話した。 また、9教科16種目の教科書のうち、歴史と公民の教科書のみが多数決をとることになり、いずれも1人が扶桑社版を推したことを明らかにした。

 この日、採択の様子を傍聴しようと、市民ら約10人が会場となった市役所会議室前に集まった。 しかし委員会は冒頭、非公開にすることを決めた。教委事務局から説明を受けた市民らからは 「重要な協議事項だから非公開とは本末転倒」 「市民軽視だ」 などと抗議の声が上がった。 
(8/19)


「つくる会」教科書、来春用採択は1%前後の見通し
2005年08月18日09時19分
http://www.asahi.com/life/update/0818/002.html

 来年春から中学校で使われる教科書の採択で、「新しい歴史教科書をつくる会」のメンバーらが執筆した扶桑社版の歴史、公民両教科書の採択率がそれぞれ1%前後になる見通しであることが朝日新聞社の調査でわかった。「つくる会」は「採択率10%」の目標を掲げていた。

 朝日新聞は15日現在で市区町村教委や私立中などに採択結果を取材、今月発表された学校基本調査(速報値)の児童・生徒数などをもとに計算し、おおよその採択率をまとめた。

 調査によると、全国で来年度使われる歴史、公民の教科書数はそれぞれ約120万冊で、このうち7割程度の約80万冊分は市区町村教委での「採択」または採択地区協議会での「選定」を終えていた。

 採択結果を公表していたのは、全体の4割程度の約40万冊分。この中で扶桑社版の採択率は歴史が約0.9%、公民は約0.6%だった。

 ただ、現時点では、全体の5割以上の冊数分について教育委員会が採択結果を公表していないか、採択を終えていない。これらの教委や、教科書会社などに取材した結果、採択率は最終的に1%前後となる見通しとわかった。各教委は8月末に教科書採択を終える。これを受けて文部科学省は今秋、教科書会社別の採択率を発表する予定。

 17日現在で、扶桑社版の採択が明らかになっているのは、歴史・公民教科書の双方は、公立が栃木県大田原市と、東京都立のろう・養護学校など。東京都杉並区、東京都立の中高一貫校などは歴史のみを採択した。

 扶桑社版は「他社の教科書は自虐的だ」と批判する「つくる会」のメンバーらが執筆し、「日本人としての自信と責任を持てる教科書を」と主張している。来春から使用される歴史、公民の教科書について検定合格したのはそれぞれ8社。

 文科省によると、扶桑社版で05年度使用分の採択率は歴史0.108%、公民0.074%だった。

 調査結果について扶桑社は「前回と比べて着実に採択部数は増えている。今後も増えることを願っており、最終的な結果を待ちたい」とコメントした。

30 hits

[1014]教科書採択、本当の最終戦
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 指環 E-MAIL  - 05/8/30(火) 8:09 -

引用なし
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    8月最後の週に採択を決める所が僅かに残っているようですが、教科書採択戦は殆ど終了です。この前は(後で恥を掻かないようにと思い)「つくる会」教科書の最終的な採択率は1%前後だろうと書きましたが、結局、歴史が0,5%程度、公民が0,2%程度となりそうです。「この後、まだ数地区で扶桑社版教科書が採択される可能性がある」とも書きましたが、結局、愛媛県教委が県立中高一貫高・養護学校・ろう学校に歴史をこれまでの継続で採択したのみでした(公民は不採択、同時に行われた高校の採択では明成社版「最新日本史」が不採択)。
 最も心配された愛媛県内の市町村では、現在判明しているところは、松山市を始め、全て扶桑社以外を採択しています。一番注目された松山市教育委員会の採択審議では扶桑社版を推す意見はなく、全会一致で他社版に決まったのだそうです。↓
http://mytown.asahi.com/ehime/news01.asp?kiji=5298

 愛媛県教委の採択については教科書情報資料センターのサイトによると、愛媛新聞が次のようなコメントを出しているようです。
http://www.h2.dion.ne.jp/~kyokasho/1106kousin/5-8-15.htm

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 扶桑社版公民教科書の不採択は、「つくる会」にとっては厳しい結果。同会が掲げる全国採択率10%が難しい状況で、県教委の採択が歴史教科書のみの「現状維持」に終わったことを落胆する向きもある。「今年は存亡にかかわる採択」と語る会員もおり、運動の今後が注目される。

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 そう言えば、産経新聞が(Webの方しか見ていませんが)愛媛県教委の採択については殆ど報道しなかったようです。東京都教委の採択の時は、直後に号外が出たのですが・・・。
 彼らの落胆ぶりが窺われます。

 ということで、教科書採択戦は予想をはるかに超える大勝利に終わりそうです。
 文科省による採択結果の正式な公表は(都道府県教委からの届出が9月15日なので)9月16日になりそうですが、9月1日に都道府県教育委員会が採択結果を公開するので、そこで最終結果が判明するでしょう(これを受けて、子どもと教科書全国ネット21がこの日の午後に記者会見を行うそうです)。
 一応そこまで待って、その後、祝杯をあげることにします(^.^)。
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[1028]Re(1):愛媛および全国集計予測...
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 ピッポ E-MAIL  - 05/8/31(水) 12:51 -

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   6教委、扶桑社版不採択 <朝日 愛媛版>
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http://mytown.asahi.com/ehime/news02.asp?kiji=5319

東温市教委 「神話多い」との声も

 06年度から使う中学校用教科書を選ぶ市町教育委員会が29日、東温市や西条市などで開かれた。 社会科の歴史と公民は 「新しい歴史教科書をつくる会」 のメンバーらが執筆した扶桑社版の採択が注目されていたが、採択する市町教委はこの日はなく、いずれも歴史は東京書籍版、公民は大阪書籍版に決まった。

 教育委員会を開いたのは西条市、東温市、久万高原町。 26日に教育委員会を開いて採択していた伊予市、松前町、砥部町の各教委もこの日、結果を公表した。

 東温市教委は、午前9時半から非公開で行われた。 終了後に記者会見した岡省吾教育長は、歴史教科書は東京書籍版と扶桑社版を3対2、公民教科書は大阪書籍版と扶桑社版を4対1で採決したと説明した。 「東京書籍版の採択理由は、生徒に教えやすく、発展学習がしやすいという現場の声を尊重した結果」 と言葉を継ぎ、 「扶桑社版は神話に割くページ数が多いのではないか」 との意見が出たという。

 国内外の扶桑社版の賛否両派から、ファクスや電子メールが多数寄せられたことを明らかにした。 「静謐(せいひつ) な環境には遠い。 異常としかいえない」 と不快感を示しつつ、「採決に影響はしなかった」 と強調した。

 久万高原町教委も非公開。 扶桑社版を推す意見はなく、全会一致で決まったという。

 西条市教委も非公開。委員会後に記者会見した星加映二教育長は  「扶桑社版は、歴史、公民とも採択委員会の候補の中に入っておらず、全会一致で決まった」 と話した。

 伊予市、松前町、砥部町の各教委は採択した教科書を発表。 いずれも歴史は東京書籍、公民は大阪書籍だった。 審議内容については  「採択期限後の9月1日以降に公表したい」 としている。

(8/30)


歴史教科書:「つくる会」採択率は0.5%以下
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050831k0000m040137000c.html
 
 来年4月から中学校で使用する教科書をめぐり、「新しい歴史教科書をつくる会」のメンバーが執筆した扶桑社の歴史教科書の採択率が0.5%以下にとどまる見通しであることが分かった。公民の教科書についても0.2%前後で、初めて参入した前回(01年)同様、会の目標の10%を大幅に割り込むのは確実な情勢となった。同社は次回の教科書発行業務について「未定」としており、つくる会側が戦略の再検討を迫られる可能性が出てきた。

 教科書採択は、全国の583の採択地区で事実上7月からスタート、今月31日で締め切られる。扶桑社の独自集計によれば、採択された歴史教科書は、市区町村立で初採択された栃木県大田原市や東京都立の中高一貫校4校、杉並区などで計5000部。前回の約600部から8.3倍に増えたものの、現在判明している採択率は0.4%。公民も前回の約700部から3.5倍の2500部となったが、0.2%前後だ。

 採択率が確定するのは9月中旬以降になるが、前回(歴史教科書で0.038%)に続き、採算ラインの10%を大幅に下回るのは確実だ。今回の検定・採択にあたり、つくる会と扶桑社は内容のソフト化に加え、前回から唯一コラムで取り上げていた「北朝鮮による日本人拉致事件」について、北朝鮮側が認めたこと(02年)などを追い風に、地方議会などに採択を働きかけてきた。

 しかし、検定期間中に申請本を3回流出させていた事実が発覚したり、前回同様、中国と韓国両国が反発を強めたことなどが影響し、期待した成果につながらなかったとみられる。扶桑社は「前回より着実に増えた。ただ、期待していたが採択されなかった地域もあり残念だ。執ような妨害で公正な採択活動が阻害された」としている。【千代崎聖史、井上英介】

毎日新聞 2005年8月31日 3時00分

22 hits

[1031]滋賀県教育委員会が「つくる会...
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 指環 E-MAIL  - 05/9/1(木) 0:18 -

引用なし
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    教科書採択締め切りぎりぎりの今日(8月31日)、滋賀県教育委員会が、県立中高一貫校3校のうち、河瀬中学校(1学年約80人)に、扶桑社版歴史教科書を採択しましたね(公民は東京書籍、他の2校は歴史・公民とも扶桑社以外を採択)。↓
http://www.h2.dion.ne.jp/~kyokasho/1106kousin/5-8-31.htm

 僅か80冊とはいえ、最後の最後に上積みを許してしまいました(^^;
 ともかく、滋賀県教育委員会には抗議を集中しましょう。

【抗議先】

滋賀県教育委員会
 〒520-8577 大津市京町4-1-1
 電話  077−528−4573
 FAX 077−528−4950
 メール ma06@pref.shiga.lg.jp


 あと、採択結果を公表していない所に「つくる会」教科書が採択されている所がある可能性も全くないとは言えないようです。明日(9月1日)以降、判明すると思いますが。

 なお、昨日(8月30日)の投稿で「予想をはるかに超える大勝利に終わりそう」と書いてしまいましたが、教科書情報資料センターのサイトは、安易な先走りを戒めています。↓以下引用。

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  本日、毎日新聞は、「つくる会」の歴史教科書を「計5000部…採択率は0.4%」、公民は「2500部…0.2%前後」と報じましたが、当センターの集計でも、すでに歴史は5000の数はわずかながら超えていますし、公民も3000に達しようとしています。大局的にみて大きな変化は無いと思われますが、彼らの安易な過小評価だけは避けるべきですし、まずは正確な情報収集につとめるべきです。

  とくに今回、教科書全体が改悪された状況を踏まえ、全教科書の採択率の変化、さらには採択システムが改悪された点などのマイナス点等を含め、正確な情報を集めることに集中し、その上で総合的な評価を下すべきです。「つくる会」の採択率の表面的な少なさのみを見て、先走って、大勝利などと安易に考えてはならないでしょう。

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27 hits

[1032]Re(1):抗議先の訂正
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 指環 E-MAIL  - 05/9/1(木) 1:02 -

引用なし
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    先の投稿の訂正です。滋賀県教育委員会のメールアドレスは、正しくは

ma05@pref.shiga.lg.jp

です。もとのma06@pref.shiga.lg.jpは生涯学習課のアドレスでした。
 また、電話番号は直接の採択担当の係への直通が077-528-4570ですので、先ずはここへ掛けた方が良いようです。この電話がふさがっているときは先の投稿の077−528−4573へ掛けるのが良いようです。
 改めて【抗議先】を掲載します。

滋賀県教育委員会
 〒520-8577 大津市京町4-1-1
 電話  077−528−4570
 FAX 077−528−4950
 メール ma05@pref.shiga.lg.jp
41 hits

[1033]Re(2):抗議先の再訂正
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 指環 E-MAIL  - 05/9/1(木) 1:34 -

引用なし
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    さらに訂正です。滋賀県教育委員会のFAX番号は、先の投稿の077−528−4950が総務課のFAX番号ですので、ここへ送っても良いのですが、学校教育課のFAX番号が077−528−4953ですので、こちらの方がもっと良いようです。

 再度【抗議先】を掲載します。

滋賀県教育委員会
 〒520-8577 大津市京町4-1-1
 電話  077−528−4570
 FAX 077−528−4953
 メール ma05@pref.shiga.lg.jp
47 hits

[1034]Re(1):滋賀県教育委員会が「つ...
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 とほほ E-MAIL  - 05/9/1(木) 3:32 -

引用なし
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   ▼指環さん:
> 僅か80冊とはいえ、最後の最後に上積みを許してしまいました(^^;
> ともかく、滋賀県教育委員会には抗議を集中しましょう。

以下のFAXを滋賀県教育委員会に送りました。

---
私は、広島市在住の一市民である。今回、滋賀県教育委員会が、県立中高一貫校3校のうち、河瀬中学校(1学年約80人)に、扶桑社版歴史教科書を採択した、と言うニュースを受け驚愕しているものである。

扶桑社の歴史教科書が、非常に特異な思想宣伝を目的としている事はあまりにも知られている事で、そうした思想そのものに対しても批判的な立場をとる私であるが、それを度外視しても今回の滋賀県教育委員会の採択には驚いている。扶桑社教科書の特異性を滋賀県教育委員会が知らないはずもなく、全国でもその採用率は0.5%にも満たない事も報道されたばかりであり、国内のみならず諸外国からも強い批判が寄せられている教科書である。
あえてそれを採用している事は、扶桑社の特異な思想に滋賀県教育委員会も共感していると言う事であろうか?もしそうであるとすれば一市民として勧告する。滋賀県教育員は直ちに総辞職せよ。教育者の資格なしである。教育はあくまで科学的に正しい事を教えねばならない。何を教えるか教えないか?の選択は教育者に権利がある。しかし非科学や疑似科学、嘘を教える者に、その資格はない。

最近の日本の歴史修正主義的傾向が海外からどういう批判を受けているのか下記を参考に再考せよ。直ちに決定を撤回せよ。下記は「日本はどう報じられているのか」石沢靖治著、新潮新書、から極一部の引用である。
この本では英・仏・独・米・アラブ・中・韓で具体的に報じられた内容を掲載し日本が海外からどういう風に見られているのかを政治・経済・文化等多方面から論考したものである。それぞれに保守系右派系・リベラル左派系のメディアがあり、それぞれに好意的なもの批判的なもの論調は色々あるがしかしそれらが一貫して批判しているのが日本の歴史修正主義の動きである。

こうした日本の孤立化を招くような風潮にまんまと便乗し、私腹を肥やすが如きは言語道断。戦前なぜナチズムがワイマールで台頭したのかわからないのか?過酷な一次大戦の賠償により不景気のどん底をあえぐ庶民が、こうしたファシズム、排外的ナショナリズムに傾倒していくことは良く語られる事であり、教育者が間違っても陥ってはならないどころか、教育者こそが歯止めをかけねばならない立場にあるのだ。

---以下、日本はどう報じられているのか」石沢靖治著、新潮新書。---

○イギリス
「この野郎」---98年11月、大衆紙「サン」は、日本語の大きな見出しを掲げた。英国人ら元連合軍捕虜七人が、「日本軍の捕虜収容所で非人道的な仕打ちを受けた」として日本政府を相手取り賠償を求めた裁判で、東京地裁が「国家に対する個人の損害賠償請求権は認められていない」と原告の請求を棄却した判決を報じた記事の見出しだ。
「昨日、日本の裁判所は、第二次大戦中の日本の強制労働収容所を同様に、自分たちの残虐性を証明した。今度は本紙が、判決を下した三人の日本の裁判官に『この野郎(Bastards)』との判決を言い渡す。彼らが理解できるように日本語でその判決を記す。
            (1998年11月27日付「サン」)

「日本人が、自国の歴史を考える際、この戦争をきちんと位置づけていない点が問題だ。中国の老いた農夫や子供たちを銃剣で突くことは、サムライの倫理綱領である武士道には含まれていない。その結果、虐殺や虐待の記憶は集団健忘症にかかり、消えてしまう」
            (1998年11月28日付「フィナンシャル・タイムズ」)

○フランス
2001年下半期に入り、特に左派系の「ルモンド」は日本経済の動向を伝える記事と、小泉首相の「歴史修正主義」的姿勢、そして親米路線とを同じ記事で伝えるようになる。「靖国神社参拝で日本の歴史論争に火をつける小泉首相---他方で痛みを伴う経済改革路線を堅持」(2001年8月15日付)、「平和主義と日米同盟の矛盾に囚われる日本で継続される経済改革」(同9月16日-17日付)、「政治的ボランタリズム(能動主義)と経済貧困の間」(同11月13日付)などである。

○アメリカ
捕鯨以上に重要な問題でアメリカ側が極めてはっきりとした立場をとる問題がある。それは日本の戦争責任についての報道である。この歴史認識については国内外でさまざまな論争が繰り広げられているが、米メディアは基本的に中国や韓国の主張に沿った報道をしており、それは一貫していると言う事である。

<略>

「ワシントンポスト」は2001年7月28日付で「日本の戦争神社(War Shrine)参拝で傷は癒えず---アジア近隣諸国の批判にもかかわらず小泉首相は参拝を予定」、8月14日付で「日本の指導者が挑発的な戦争神社を訪問---アジア近隣諸国は(8月13日に日程を変更しても)同じ事だと怒りの声」、また靖国参拝と教科書問題を一つに盛り込んだ8月15日付の記事では、「日本の学校が教科書(『新しい歴史教科書』)を拒否」と熱心に報道している。

---
とりあえず以上、他近隣諸国の論調は言うに及ばずである。滋賀県教委は海外の報道を見ないのか?

    広島県広島市*******-*-**-***    ***-****-****
                    平 志 朗
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[1036]Re(1):滋賀県教育委員会が「つ...
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 ピッポ E-MAIL  - 05/9/1(木) 13:30 -

引用なし
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   これって、一括採択ではなくて按分採択? 新方式?

京都新聞電子版 2005年9月1日(木)
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2005090100028&genre=F1&area=S00

「つくる会」教科書使用へ
京滋の学校で初 彦根・河瀬中

 滋賀県教育委員会は31日、彦根市にある中高一貫校の県立河瀬中(中居和平校長)で2006年度から使用される1年生の歴史教科書に、「新しい歴史教科書をつくる会」が主導した扶桑社発行の教科書を採択した。京滋の学校で同社の教科書の使用が決まったのは初めて。県教委は「自国の歴史への理解が深まり、地域の歴史を学習する河瀬中の教育の特色に合っている」と採択の理由を説明している。

 県教委の説明では、文部科学省の検定に合格した歴史教科書8冊の特徴について、同中が8月2日に県教委に報告した。これを基に、同日と9日、22日に教育委員会を開いて委員6人が議論した。この過程で、候補は東京書籍と扶桑社の教科書に絞られた。

 扶桑社の第二次世界大戦などの記述の評価をめぐって、「自国に愛情を持てる内容」「日本を中心にした表現があり、グローバリズムに反する」と賛否が分かれ、22日の段階でも、両社の教科書を支持する委員が3対3に2分したままだった。このため、高橋啓子委員長が「学校の特色という観点で検討してはどうか」と提案し、委員長が支持する扶桑社版を採択することでまとまった、という。

 高橋委員長は「同社の教科書は教科書検定を受けており、誤った(歴史を記載している)教科書ではない。個人的には、河瀬中の特色をどう出せるかを考慮し、採択が望ましいと判断した」と話している。同中は、06年度から4年間、この教科書を使用する。

 扶桑社版の歴史教科書は、栃木県大田原市や東京都杉並区がすべての公立中学校で、愛媛県が中高一貫校などで採択している。アジアへの侵略を正当化しているとの批判が国内であがっているほか、中国や韓国も「歴史をゆがめている」と反発している。

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