留意事項 リ ン ク
メンバー登録 T O P
思考錯誤の全投稿をメール配信して欲しい方、クリックして空メールを送信 管理からのお知らせ 思考錯誤ヘルプ
  新規投稿 ┃ツリー表示 ┃スレッド表示 ┃トピック表示 ┃番号順表示 ┃検索 ┃設定 ┃お蔵入り ┃旧思考錯誤 ┃南京事件資料集  
639 / 645 ツリー ←次へ | 前へ→

[117]南京防衛戦の最高司令官唐生智 とほほ 05/4/6(水) 7:50
[118]南京虐殺否定論の非論理性 とほほ 05/4/6(水) 8:08

[117]南京防衛戦の最高司令官唐生智
←back ↑menu ↑top forward→
 とほほ E-MAILWEB  - 05/4/6(水) 7:50 -

引用なし
パスワード
   ちょっと、第一代思考錯誤のログが検索出来なくなったので昔の投稿ですが少しづつこちらに投稿していきます。皆さんも昔書いた文章をこちらに投稿していただければありがたいです。

[2000/07/11]
> 大虐殺がなくとも多くの人が死にました。

大虐殺がなかったらそれだけ多くの人(十数万以上)が生きる事が出来たのです。
その中の一人が、あなた、またはわたし、なのかもしれません。

侵略戦争であった事を忘れてはなりません。中国が日本に野心を持っていたのでしょうか?日本が中国を解放するために本当に進出したのだと思いますか?解放しようとする側がなぜ中国人民を無差別に殺戮して回ったのですか?歴史の事実は明らかに解放戦争を否定しています。こうした詩人達の掲示板にまで謬論が入り込んでしまったことは本当に悲しい事です。人の心を表現する人びとが詩人であるのでしょう、南京で何があったのかアジア周辺国で何があったのか?彼らの身に何が起きたのかちゃんと見つめるべきです。歴史学上の論争など存在していないのです、歴史学を無視する輩がいてそれを批判する人びとの論争なのです。

南京攻略戦の前哨戦として上海戦があります。その戦いで蒋介石は国民党軍の3分の1の兵力である70万を投入し25万人の戦死者を出しています。一方日本軍もまた中国軍の苛烈な抵抗にあい戦死9115戦傷31257と言う壮烈な戦いでありました。
日本軍のこの熾烈な戦いでの復讐心が南京大虐殺の動機になった事は否定できないと思います。

自国への侵略者が自国の女性子供老人に冒した残虐非道の行為を目の当たりにして中国軍の復讐心がどれほど熾烈で無念であったかわからないわけでもないでしょう。日本軍もそれは同じだがそれを統制制御せねばならないのが軍です、制御し切れなかった軍の責任は重く重大です。
実際この南京事件以降日本軍の暴挙はエスカレートしていきます。

南京防衛戦の最高司令官唐生智(とうせいち)はその野心から自ら防衛不能な作戦の指揮官を名乗り出ます。この作戦(南京固守作戦)の推進者が蒋介石です。国防会議では蒋介石の立案は誰にも取り上げられませんでした。唐生智は国民党軍の中では非主流派でした(反蒋介石戦争への参加経験あり)そのために軍内部での基盤がためが必要だったのです。
がしかし彼は日本軍の近代化された軍備と戦う戦争を指揮する能力がなかったのです(経験がない)

当初は南京を七万の兵力で防衛しようとします、ところが日本軍の雪だるま式に膨れ上がった総勢20万という兵力に慌ててしまいました。

南京陥落当日の早朝、唐生智は少数の幹部で撤退作戦の相談をしています。が、司令部と唐生智の居所が遠く離れており(2,3キロ、唐生智は病弱で司令部では指揮せず自分の官邸で指揮していた)この事は迅速な戦況判断等を鈍らせる結果になりました。
蒋介石からの撤退命令はすでに前日に出ております、が唐生智は徹底死守の厳命を下しており急な撤退命令を遂行する自信がありませんでした、実際その撤退命令により防衛軍に混乱がおきました。
撤退作戦は失敗し防衛軍は混乱の極みに陥りました。唐生智の脱出以降は防衛軍はもはや戦闘集団ではありませんでした、実際陥落以降防衛軍の組織的抵抗はいっさい確認されておりません、軍服を脱ぎ生命の安全の確保に努めました。便衣兵とはゲリラの事です。軍服を脱いだ兵士のことではありません。

とにかく事件をちゃんと調べてみてください。その上で意見を唱えてください。謬論にだまされてはいけない、その必要がないと言うのであればあなたの言っていることは謬論であり民主主義破壊であるとして私は徹底的に叩かねばなりません。少なくとも詩人の看板は降ろして欲しい。国際法がどうの馬鹿げた中立論者まで現れる始末で本当にいかん。

そうはいかないのであれば私はこの板で議論をします。国際法上正当化される物か否か、、、。
人の心を語る詩人達の場です、言って良い事と悪い事があります。この問題を語りたいのであれば議論をするか自分できちんと調べるかしかありません。申し訳ありませんネット掲示板の性格上、ここは全世界に開かれた場所である以上批判せねばならないのです。
24 hits

[118]南京虐殺否定論の非論理性
←back ↑menu ↑top forward→
 とほほ E-MAILWEB  - 05/4/6(水) 8:08 -

引用なし
パスワード
   >第一代思考錯誤のログが検索出来なくなったので昔の投稿ですが少しづつこちらに投稿していきますII。

[00/04/10]
まず、否定派と呼ばれる中にも色々なタイプがある。

1、まぼろし派
いわゆる完全否定派であるが、論理としては完全に破綻しているが消滅しているわけでは無い大学教授と呼ばれる人種の中にも未だにこれを主張する輩がいる事も事実らしい。
亜細亜大学東中野修道教授、上智大学の渡辺昇一教授などがそうらしい(上智大学ってカトリックの大学なんだよなー困ったもんだ(笑) )ちょっと馬鹿馬鹿しいのだがまぼろし派の主な主張と簡単な反論を上げておこう。

○当時、南京事件の報道がなかった、だから南京事件はなかった。

→報道がなかった事が事件がなかった事にはならない、また報道がなかった、と言う事実はない、報道されなかったのは日本だけ、世界中に報道され非難を受けている。

○国際連盟が批判しなかった、だから、、、、。

→国際連盟が批判しなかった事が事件がなかった事にはならない、、。連盟が批判していないのはなぜなのか政治的状況も絡み検証済みでありその事に反論しようとしない。

○日本軍に虐殺命令がなかった、だから、、、。

→虐殺命令がなかった事が事件がなかった事にはならない。また、処刑命令は実在しているし、非行を禁じた命令もあるのは確かで検証済である、その論に対して反論しようとしない。

○南京事件の公式記録がない、だから、、、、。

→なかったのではない、あるけど情報公開されていないのだ。日本軍は当時捕虜や投降兵の処刑を悪い事とは思ってなかったのだ。だから自国民に対しても「鬼畜米英」と教育しもし彼らに負けたら虐殺され女子供も例外ではない、と本気で思っていたのだ、つまりそれが戦争であると、、、。(私はある意味で正しい、と思ってますが、、、。)よって残虐行為は公式に記録されているはずで断片的に発見された資料でもその事を隠そうとはしていない。

現に旧陸軍士官学校出身旧軍将校の親睦団体「偕行社」が南京事件を否定しようと言う企画をしたところ「南京虐殺を見た」と言う旧将校兵士の証言が相次いだ為残虐行為を認め中国人民に謝罪し発刊した書物がある、それが****さんお勧めの一次資料「南京戦史」である。

○東京裁判はでたらめ、だからなかった。

→東京裁判はでたらめ、だからなかった、と言うことにはならない。東京裁判に付いては私が最初に申した様に真実の追究と法廷とい言うのは原理的に異なる。東京裁判で提出された証拠証言以外にも多くの証拠がその後発見されいる、また東京裁判の間違いもきちんと検証されている、それなのにその事に論及、反論しない。

この まぼろし派 全体を通して良く見ていただきたい。どの論も 否定しようとと言う論なのである、歴史を正しく見つめようと言う研究は「なかった」と言うのであればその証拠や文献資料を地道に探索し検証し証明していく姿勢こそが歴史研究なのである。彼らはそこにある資料を自説に都合の良い物だけ採用してその論を展開しその反証をあげるとその事に対しては無視をする。
詭弁なのである。

「肯定派も同じだ」と ****さん の主張があったが主張したっきりどこが同じなのか追求しようとしない、これもまぼろし派 の論法と全く同じである。
肯定派は(ここで具体的に氏名のでた本多氏にしてもチャン氏にしても)自分の足と努力で新資料新証拠を発掘し検証しその論を主張しているのである。否定派から攻撃があればまた新たに納得のいく研究を積み重ねる、と言う姿勢である、どこに研究者として恥じる事があるだろうか。

否定派が同じように否定の為の研究努力をしているのであればそれは「自由主義史観」とは言わない。はっきり言っておくが否定派の中には現在人っ子一人その様な研究をしている人はいないのである。

なぜ否定派は破綻した議論を繰り返すのか?
*****さん と私の議論で気付いた人もいようが、つまりそれなりの権威を持った人がうそも百回言えばそれを信じる人もいる。と言う作戦なのである。権威が言うのであるからそれなりの証拠や根拠があるのであろう、と思う人を増やすのが目的である。しかし実際にはそんな証拠も根拠もない。

この私の意見に反論があるのであればそう言う否定派の文献なりを私に示すべきである。

2、30万人の大虐殺などではなかった派
これは「確かに虐殺行為はあったかもしれない、しかし30万人と言う虐殺はあり得ない」と言う論を主張する人々である、私の憶測では**さんも****さんもこの派の主張に完全に感化されてしまっている。
これは対立する二つの論がある場合その真中の立場を取りたいとのいかにも日本人的発想方法がその根底にあると思う。がこれは事実を探求する姿勢にはなんの意味もなく、またこの論争において許される姿勢でも無い。

それはさて置き、その感化されてしまった代表的な人物が石原慎太郎氏である。最初、彼はアメリカのプレイボーイ誌で事件を完全否定したのである。
曰く「南京大虐殺は事実ではない。中国の創り話です。」
おそらく完全否定派の学者達の話を根拠にしたのでしょう。
(実際、自民党の歴史研究会というのがあるらしいのですが、そこで講演するのはこの完全否定派の学者だけなんですよ)

そうすると意外にも真っ当な反論があった、そこでその否定派学者達にその反論を期待したのだが沈黙したきりである。そこで自分で調べなおしたらなんの根拠もないことに気がつく、そこで肯定派がきちんと反論できていない説を採用、、。
「自分は30万人の大虐殺はなかったと言った」との苦しい言い訳でお茶を濁した。

あーーこんな人物が首都の都知事なのである。日本国民の程度の低さは世界最高であろう。

さてではこの「30万人の大虐殺などではなかった派」の主張を見てみよう。

○南京大虐殺とは東京裁判で判決になった事件の事を言う。
その大虐殺は事実上あり得ないので大虐殺はなかった。と言う論法

→この論法は完全否定派の「東京裁判はでたらめ説」からの延長である。東京裁判の記録を批判否定ししかも東京裁判が30万人説をとったかのような印象を与えその3段論法で事件を否定している。つまり、「中国側の30万人説はあり得ない」→「その証拠に東京裁判では、、、」→「だから南京大虐殺はなかった」と言うこと。
お分かりと思うが現在の歴史研究も東京裁判も30万人説は取っていない。
現在の日本の研究段階で、10万人から20万人以上、東京裁判では、20万人以上としているのである。

少し、私の説明ではわかりにくいですね(^^;
中国側の30万人説を証明することは現段階では不可能です。
それを良いことに「南京事件のポイントは死者の数」と勝手に規定した上で「当時の裁判資料をみても南京の人口は25万程度だからあり得ない」と裁判資料を検証してその不合理な部分を指摘して結論として「多少の非行はあったかもしれないが大虐殺はうそ」と言う論理展開です。

これは中国側主張と東京裁判の主張、肯定派の主張を全部取り混ぜて、その東京裁判の不合理な部分を指摘して全部を否定しているんです。
この三っつの主張や内容は各々全て異なる主張なんです。肯定派の論が中国説を支持しているわけでも東京裁判を支持しているわけでも無いのです。

3、少数虐殺説
この人達は少しはまともな論陣を張っています。
数の問題というのは現段階で正確に掴む事は不可能です。
歴史的事象ではなくても先の阪神大震災とかで被害者数を正確に掴むのにかなりの時間を要したそうですから押して知るべしでしょう。

そんな中で10万人から20万人と言う説への反論としてその見積もりに屁理屈を付けて少数である事を主張します。

○国際法を持ち出した論法
中国の司令官が先に逃げたので中国兵は捕虜になる資格を失った、だから銃殺をしても構わない。
→これは屁理屈なので敢えて私が解説する事も無いでしょう。
(似たようなのに侵略戦争否定に「盧溝橋で最初に発砲したのは中国だ、だから中国が国際法上わるい」とか「満州建国は国際法に乗っ取っていた」等の屁理屈もある)

○中国軍の数を少なく見積もる(5、6万人)
→実際には総勢15万人程度の人数である事はかなりの確度でわかっている。

○南京の人口を20万人から25人に見積もる
→この数字の根拠は南京陥落直前虐殺を逃れて難民区に残っていた人口の事。

○投降兵の処刑にはある意味戦闘の延長とも言える部分もある。
→だからなんだ。投降兵は保護されなければならない。
事実、南京戦でははっきりと捕虜を取らない方針で戦闘している。この事は投降兵を殺害する以外になく明かに殲滅戦であったわけで正当化されるべきことでは無い
36 hits

639 / 645 ツリー ←次へ | 前へ→
  新規投稿 ┃ツリー表示 ┃スレッド表示 ┃トピック表示 ┃番号順表示 ┃検索 ┃設定 ┃お蔵入り ┃旧思考錯誤 ┃南京事件資料集  
ページ:  ┃  記事番号:   
316695
(SS)C-BOARD v3.8(とほほ改ver2.2) is Free
タブブラウザ Sleipnir 公式ページ(上級者向け) Get Firefox Get opera goo RSSリーダー
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送