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[16]韓国殖民支配 とほほ 05/3/20(日) 5:21
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[16]韓国殖民支配
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 とほほ E-MAILWEB  - 05/3/20(日) 5:21 -

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   旧板で少し話題になっていた韓国への殖民支配の件ですが、ピエールさんの記事を許可を得て転載します、参考になると思います。

全文はこちらでごらん下さい。

--
朝鮮から見た日露戦争(1)中立化構想と日清戦争

日露戦争開戦100周年にあたり、「杉並歴史を語り合う会」主催の歴史講演会を聴講した。講師は朝鮮近代史の趙景達・千葉大学教授で、テーマは朝鮮にとって日露戦争はどのようなものであったか、というものであった。日露戦争は、司馬遼太郎の小説『坂の上の雲』に代表されるように、奉天会戦や日本海海戦、203高地攻防戦など、戦略や戦術、いかに戦い何故勝利したのか? という視点で研究、あるいは語られることが多い。特に特定の政治的な意図をもって日露戦争を語る場合、「列強の侵略・植民地支配など『弱肉強食』のアジアの片隅に産声を上げたばかりの幼い、健気な日本(人)が、気概と志をもって、国民一丸となって独立を守り抜いた自衛の戦争」というイメージで描かれる。それが、敗戦までの大日本帝国の対外膨張・アジア侵略の正当化を目的とする特定のイデオロギーをもった勢力に政治的に利用されるのは至極当然であって、9年前、藤岡信勝・東京大学教授(当時)が立ち上げた「自由主義史観研究会」は、その中心思想を自ら「司馬史観」と公言していたことを忘れてはならない(「自由主義史観」の「自由」とは、石橋湛山の自由主義的政治思想に由来する、との“強弁”も聞かれたが、彼らが湛山の思想を意図的に(?)歪曲して利用していたことは隠れもない事実だろう)。ようするに、同「研究会」のイデオロギー的原点が、日露戦争を肯定的に描こうという意図から出発しているわけである。つまり、「自衛のための国民戦争」という彼らの主張する【虚構】を、別の史実・違った観点から提示するだけで、彼らの政治運動の根幹が揺らいでしまうということである。さらに「研究会」を事実上の揺籃として発足した「新しい歴史教科書をつくる会」の主導で書かれた扶桑社の中学用歴史教科書も、まさにその「歴史観」で日露戦争をとらえている。だからこそ、日露戦争の実相を多角的に捉え直すことは、彼らの運動の正当性を瓦解させるうえで、きわめて有効なアプローチと言えるだろう。

しかし、「生存をかけた国民戦争」とやらも、実際に日露戦争の「口実」にされ、戦争の結果、戦後は大日本帝国の植民地支配を受けることになった朝鮮については、あまり語られることがない。朝鮮にとって日露戦争とは何だったのか。「日本の生き残りをかけた壮大な国民戦争」(扶桑社教科書)とやらが、朝鮮の人々にもたらした桎梏の事実は、もちろんこの「教科書」では完全に無視されているし、「日露百年」に便乗して最近出回っている歴史書(「研究書」と呼んでいいのか憚られるような内容のものまで含めて)も、朝鮮に関する記述はほとんど皆無といっていいだろう。朝鮮にだって「生存」をかけて方向性を模索する多様な動きがあった。そこで、「朝鮮半島から見た日露戦争」という視点に一旦立ってみれば、これまであまり見えてこなかったこの戦争の実相がつかめるのではないか。そう思って参加した講演会だったが、趙教授の講演は私のそうした長年の「不満」に見事に答えてくれる内容だった。したがって、ここに、歴史の事実を知りたい方、「トンデモ教科書」の採択推進運動から大切な子供たちを守りたいと考えている方のために、講演内容をご紹介するものである。

「朝鮮にとっての日露戦争」

日露戦争が朝鮮の領有をめぐって日本とロシアの間で争われた帝国主義戦争であったことは明確である。ところが、肝心の朝鮮にとってこの戦争がどのようなものであったのかということについては、関心があまり注がれていない。そこでここでは、朝鮮を主軸にすえてこの戦争を振り返ってみたい。

【朝鮮中立化構想】
まず、日露戦争は最初から「戦争ありき」ではなかった。日本にとって、また東アジアの安定と平和のために、朝鮮半島のあり方については様々な考え方が戦前から存在しており、列強の「分捕り合戦」の局外に朝鮮を置こうという中立化構想も有力なものとしてあった。第一は、駐朝鮮ドイツ副領事のバドラーが、朝鮮に直接的利害を持たない第三国の立場から提唱した中立化構想である。次は朝鮮の兪吉濬の中立化構想で、それは清の盟主下での中立化という点に特徴があった。中国との伝統的な朝貢体制を維持しつつ、「万国公法」体制との両立を目指した二重体制論である。兪吉濬は、慶応義塾とアメリカの大学に留学した経験を持つ当代きっての世界通であり、開化派のホープであった。3番目は、井上馨の「弁法八ヶ条」。朝鮮における英露の影響力の排除を意図して清の朝鮮における優位を是認したうえで、日清の提携による朝鮮「独立」を保全しようというもので、比較的穏健な考え方である。

以上はみな1885年に出されているが、1890年段階に至っても山県有朋などが朝鮮中立化を構想していたことは注目される。それは山県の意見書「外交政略論」に見られるものだが、日清英独の4国で朝鮮の中立を保障していこうというものである。ただこの段階では、朝鮮の中立化がどれほど真剣に模索されたかについては疑問の余地がある。山県は朝鮮を日本の「利益線」とし、日本が力をつけたときには朝鮮をなんとか(ものに)しようと考えていたと見られる。いわば国力主義的な外交が本格的に可能になるまでの一時的便法として打ち出された外交策であったといえよう。

【日清戦争】
ところが、1894年の日清戦争で、日本は一気に朝鮮の保護国化に動く。これは、伊藤博文、特に陸奥宗光が練り上げた「最高傑作」の戦争だった。どうしてそんなに戦争をしたかったのかというと、1884年の甲申政変で清と戦争になりそうになったが、「勝てる見込みがない」ということで日本は戦争を断念していた。清の李鴻章が作り上げた北洋艦隊や陸軍と戦って勝てる算段はなかった。ところが、その後10年の間に日本は大増税をかけて、一大軍事力を作り上げる。しかも、すでに徴兵制を敷いていた日本は、国民軍を作るのに成功を収めていた。それに対し清はまだ、国民国家の原理に基づいた国民軍を作り上げていない。清の兵士はどうして日本と戦って死ななければならないのか、その本質について理解できず、当然士気も低かったものと思われる。日本の場合は「文野の戦争」観を明確に打ち出し、文明の国=日本という優越した国民意識を兵士らに注入し、何が何でも戦争に持ち込むということでこの戦争を始めた。

実はこの時、日本は清と戦う前に朝鮮と戦争をしなければならなかった。1894年7月23日に日本は強大な部隊で王宮(景福宮)を包囲し、朝鮮軍と戦闘を始めた。1〜2時間くらい戦闘が続いた。これはもう、天皇を利用した明治維新の発想と同じで、国王を虜にして脅しつけ、日本に対して「清を撃退してくれ」という嘆願書を書かせることにその目的があった。清びいきの国王は嫌々ながらそれを書いたものと思われる。それを「錦の御旗」にして日本は清に戦争を仕掛けた。しかし、国王から執政をまかされた父親の大院君は、清の軍隊に密書を発し、日本軍を撃退するように要請している。また、朝鮮南部で反乱を起こしていた東学農民軍にも密書を出して、「清と協力して日本軍を挟撃せよ」という指令を出している。従来日本でも韓国でも、清は日本同様朝鮮の領有を目指していたとし、朝鮮にとって日本も清も侵略国という点では同じであったというのが定説となっているが、これは大きな間違いだ。しかも日本は、私の概算では日本に抵抗する東学農民軍を3〜5万人殺害している。日清戦争では、旅順での虐殺が有名だが、それに先だって朝鮮民衆の殺害を始めていたことを銘記しておく必要がある。近代日本最初の対外民衆虐殺は旅順でも南京でもなく、朝鮮と考えなければならない。日清戦争は当時の朝鮮にとっては、王室にあっても民衆にあっても、朝鮮を侵略しようとする日本に対し戦いを強いられた清国が打ち破られた戦争、と認識されたことが確認されなければならない。

日本は清を圧倒する形で勝利を収めた。日本は戦争の最中にも朝鮮を保護国化しようとしていた。しかし、下関条約で賠償金は取れたけれども、ロシア・フランス・ドイツが三国干渉をしてきたので、朝鮮を保護国にすることはできなかった。この時から「臥薪嘗胆」が日露戦争までの合い言葉となる。

(感想)
日露戦争だけでなく、日清戦争からすでに「朝鮮」保護国化を目指した【侵略戦争】であったわけですね。国王を脅しつけて、「清打倒」の嘆願書を書かせるなど、まさに徳川幕府打倒と同じ発想。いや、源平の争乱以来、私たち日本人は天皇という「権威」を利用することによって敵の戦意を挫くというやり方に慣れきってしまっていたようだ。旧幕府派が「(将軍が官軍との対決に反対なら)上様を討ってでも戦う」と考えたのは、追いつめられたものが権威ではなく、己の「誠」に殉じようという本音だろう。だとすれば、日清戦争も「やりたくてやりたくて仕方がなかった」大日本帝国が、朝鮮国王の「権威」を借りて、「大義名分」をデッチ上げて始めたものだろう。もちろん、日本の朝鮮侵略の意図は、日清戦争のずっと以前の「江華島事件」から明白だったわけだが。
--- ピエール歴史館-歴史修正主義を討つ-より ---
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[18]Re(1):韓国殖民支配
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 higeta  - 05/3/20(日) 19:38 -

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   1894年7月23日の日本による朝鮮王宮占拠は、重要な史実だと思います。
その経緯について、外務省の記録は次のように述べています。


○2 日清韓交渉事件記事/一 朝鮮関係ノ分(対韓政策関係雑纂/日韓交渉略史 松本記録) アジア歴史資料センター:B03030190200

「平和ノ手段ニヨリ我目的ヲ達スルノ見込殆ント尽キタルヲ以テ大鳥公使ハ朝鮮政府ノ異議アルニ拘ハラス京城釜山間軍用電線ノ架設ニ着手セシメ兵営ノ設置ヲ促カシ中朝商民水陸貿易章程中江通商章程及吉林通商章程ヲ廃棄スヘキコトヲ照会シ

又在牙山清兵ノ撤回ヲ清国政府ニ請求スヘキ旨ヲ照会シ此最後ノ請求ニ対シテハ廿二日ヲ期シテ回答スヘク若シ其期ヲ後ルヽニ於テハ処決スル処アルヘキ旨ヲ言送リタルニ期ニ至リ甚タ漠然タル回答ヲ送リ到底満足ヲ得カタキコト判然タルニヨリ

翌廿三日早朝我兵ヲ以テ王城ヲ圍繞センカ為メ之ヲ王宮ノ方ニ進マシメタルニ僥倖ニモ彼ヨリ発砲シタルニヨリ我兵之ニ応砲シ逐ヒ退ケテ闕内ニ進入セリ続テ大院君ハ国王ノ召ニ依リ参内シ間モナク国王ハ外務督辧ヲ使トシテ大鳥公使ヲ召請シタルニヨリ公使ハ直ニ参内シタルニ

大院君国王ニ代リテ進謁ヲ受ケ同君カ国王ヨリ政務統轄ノ任ヲ受ケタルコトヲ披露シ併セテ将来大鳥公使ノ賛助ヲ請フヘキ旨ヲ述ヘタリ」4画像目
(適宜改行)


大院君の擁立も日本側が画策したことです。
渋る大院君の腰を漸く上げさせています。
大鳥大使は、次のように報告しています。


「兼テ申進候通金嘉鎭安■(馬+冏)壽、岡本、小川等ヲ利用シ先ツ大院君ヲ入閣セシムルコトニ尽力致候得共同君ハ今一歩ノ処ニ至リ決シ兼ヌル様子有之誠ニ隔靴ノ感有之候」

そこで幽閉中の大院君の腹心を脱獄させて、
説得に当てさせますが、大院君は態度を決めかね、
そうしてるうちに日韓の戦闘が始まります。

「我兵ト韓兵トノ間ニ発砲起リ遠クヨリ望見スルニ或ハ国王陛下闕後ニ落行カレタル事アル間敷ヤノ疑慮有之候ニ付本官モ一方ナラス心配シ遂ニ杉村書記官ヲ大院君邸ニ遣シ速ニ出世方相促シ候処同君ノ心中全ク出世ニ意アルモ日本人ニ強ヰラレ出テタリト云ハヽ当国人間ノ評言モ有之候ニ付態ト我勧告ニ応セサル様子ヲ仮装シ只管国王陛下ヨリ勅使ノ至ルコトヲ待チ居タリ此時安■(馬+冏)壽、兪吉濬等ハ大闕ト同君邸トノ間ニ奔走シ遂ニ勅使ヲ差立ツルコトニ至リタルニ付大院君此ニ断然決意ヲナシ勅使ノ帰邸ニ引続キ直チニ参内セラレタリ」39画像目

勅使の派遣も日本軍の占拠下で、
強いられたものであることが容易に想像されます。
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[33]韓国の小泉首相への失望といらだ...
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 とほほ E-MAILWEB  - 05/3/22(火) 0:16 -

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   半月城さんのAMLへの投稿を転載します。以前に私は盧武鉉大統領演説に対する朝日社説を批判しましたが、その中で「小泉の行っていることは清算ではなく精算である」と簡単に小泉批判も加えました。正に半月城さんが今回おっしゃっている通りだと思います。

尚、改行、段落、スペース等はWEB用に編集してます。

###以下###

半月城です。ある方への返信を転送します。
++++++++++++++++++++
***様

***さんは「竹島(独島)も韓国(朝鮮)領でいいと思います」とされており、物事を冷静に判断される方と見受けられますので、***さんの疑問にじっくりお答えしたいと思います。

> 韓国の歴史教育は反日ではないと書かれていますが、私にはそうは思えません。ほんの一例ですが、「日帝」という言い方ですが、普通の日本人にとっては喧嘩を売っている言い方です。

韓国の教育が「反日」かどうかですが、まずは被害者と加害者とで相当な認識のギャップがあることを念頭におく必要があると思います。その一例がまさに「日帝」という語です。
日本で「日帝」という語は左翼しか用いないので刺激的に聞こえるかもしれませんが、韓国で「日帝」はほとんど日常語と化しています。日本人が大正時代、明治時代というのと同じ感覚で韓国人は日帝時代(1910-45)という語を使用しています。
この日帝時代という語は、時代区分のうえで欠かせないので、韓国ですっかり定着しました。あえてこれを他の言葉に置きかえると植民地時代あるいは日帝強占期になるのですが、それらは大日本帝国による強権支配のニュアンスが薄かったり、あるいは逆に強すぎたりするのか、韓国では日帝時代が一般的になりました。
それほど韓国にとって日帝時代の影響は深刻だったのですが、その史実や実態を日本ではほとんど知らないのではないでしょうか。

なお、加害・被害に関する認識ギャップで連想するのですが、半年くらい前、身内が電車の中で足を踏まれ、たいへん痛い目にあいました。今でも歩き疲れた時や冷えた時などはかなり痛むようで、そのたびに足を踏まれた時のことを思い出すそうです。
一方、足を踏んだ方は今ごろおそらく踏んだ事実すら忘れているでしょう。被害者と加害者は、えてしてそうしたものではないでしょうか。

被害者は、とくに軍靴で踏まれて痛い目にあった被害者にしてみれば、傷はたとえ60年前であってもとうてい忘れることができないことでしょう。一方、加害者にしてみれば、60年も前のことにいつまでこだわりつづけるのかと言いたくなるでしょう。そうした温度差が「反日教育」の解釈に影響しているのではないでしょうか。

> 確かに日本人は100年前に朝鮮に侵略をして、朝鮮の植民地支配をし、その事実を認めようとしないどうしようもない日本人が沢山いることは事実で、私も苛立たしく思っていますが、それにしても、大統領が口を開くたびに、「日本人は反省しろ」といっているのは、どうなんでしょうか。

多くの日本人には、<大統領が口を開くたびに「日本人は反省しろ」といっている>と映るのでしょうが、事実は逆です。最近の大統領は口を開くたびに「未来志向の日韓関係」を格調高く述べ、反省や謝罪は口にしていません。盧泰愚大統領しかり、金大中大統領しかり、盧武鉉大統領もしかりでした。ただし、これは条件付きです。たとえば盧大統領はこう述べました。

「私は、日韓間の未来志向的な協力をより強化していく中、歴史問題が両国国民間の友好親善を阻害しないよう互いに努力する必要があることを強調した。小泉総理も、これに対し共感を示し、両国政府当局が協力していくことを希望された(注1)」

盧大統領は「歴史問題」が両国の友好を阻害しないかぎり、歴史問題にはふれないと語りました。この発言は韓国で批判をあびたのですが、盧大統領自身は泰然としていたようで、朝日新聞はこう伝えました。
<盧大統領は、昨年の小泉首相との会談で「在任中は過去の問題を争点化しない」と語るなど、金大中前政権の未来志向を引き継ぎ、「姿勢が甘い」と批判を浴びても泰然としていた(05.3.18)>

しかし、盧大統領の期待や希望は数回にわたって裏切られました。大統領の神経を逆なでするような言動が日本で相次ぎました。まずは靖国問題です。小泉首相は中国や韓国の反発を覚悟してまで靖国神社参拝の意思を明白にしました。
小泉首相だけでなく、他の閣僚からも無神経な発言が飛びだしました。昨年11月、中山成彬文科相は、教科書から「従軍慰安婦や強制連行という言葉が減って良かった」と発言し、韓国をいらだたせました。この発言は、日本はやはり過去の侵略の歴史を覆い隠そうとしているとみられました。

そんなところへ竹島問題がもちあがりました。島根県の「竹島の日」制定に関連して2月23日、高野・駐韓大使は「竹島は日本の国土」と述べ、韓国を刺激しました。
それまで歴代の韓国政府は、竹島=独島問題に関するかぎり「静かな外交」、つまり波風たてない外交を基本としていました。その結果、たとえば日本は竹島=独島にEEZ(排他的経済水域)を設定しても韓国はEEZを宣布しなかったくらいでした。もちろん竹島=独島への渡航を制限するなど、日本を刺激しないように、いわば「腫れ物」にできるかぎり触れない方針で対処しました。

そうした韓国の方針を知ってか知らずか、高野発言や島根県の「竹島条例」案はパンドラの箱をあけてしまったようでした。ここまでくると、じっと我慢をしていた盧大統領も限界にきたようです。
大統領は、朝日新聞(3/18)によれば <竹島条例案の存在を知った2月下旬、「物寂しい様子(側近)」に変わり、一部メディアは「これは侵略だ、と激怒した」と報じた>とされます。

こうした経緯から、日帝に対する独立運動記念日の3月1日、盧大統領はついにこう述べました。
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韓国大統領、歴史問題で日本批判 「謝罪と賠償を」、朝日新聞 05.3.1
(前略)
「韓国政府は国民の怒りと憎悪をあおらないよう自制してきたが、我々の一方的努力だけでは(歴史問題は)解決できない。両国関係の発展には日本政府と国民の真の努力が必要だ」と述べた。
大統領は北朝鮮による日本人拉致問題について「日本国民の怒りを十分理解する」とする半面、「日本も、強制徴用から慰安婦問題まで日本支配時代に数千、数万倍の苦痛を受た我が国民の怒りを理解しなければならない」と強調。「真の自己反省」がなければ「いくら経済力が強く 軍備を強化しても隣人の信頼は得られない」と述べた。

大統領は 65年の日韓条約で日本が経済協力をする代わりに韓国が請求権を放棄した問題に言及。「韓日協定と過去補償問題については(韓国)政府にも不十分な点があった。被害者としては、国家が国民個々人の請求権を一方的に処分したことは納得が難しいだろう」として 韓国政府が今後、国民への個人補償問題を前向きに検討する考えを表明した。同時に「日本も法的問題の以前に人類社会の普遍的倫理、隣国間の信頼問題との認識を持ち積極姿勢を示さなければならない」と述べ、日本にも対応を促した。
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この発言を小泉首相はどう受止めたでしょうか。盧大統領のメッセージを「国内向け」の発言であるとテレビの前で語りました。外交儀礼上、言ってはならないことを失言してしまったようです。これは、やはり火に油をそそぐ結果になりました。韓国の中央日報は韓国の反発をこう伝えました(05.3.18)。
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鄭統一相「小泉首相、韓国の現実見誤っている」
(前略)
鄭長官は、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の3.1節(独立運動記念日)祝辞と関連、小泉首相が「国内用」と評価したことについて「大統領は国内の事情が厳しいときも、国内の負担(世論など)にもかかわらず、(韓日関係を)未来志向へ導こうと努力した」とし「そのため、国内用と決め付けるのは、ロジックにもはずれ、礼儀にも背く」と話した。

続いて「(小泉首相のコメントは)事実関係も間違っており、国家の元首に対する礼儀でもない」と指摘した。鄭長官は「韓国としては、不十分なものの、日本の謝罪を受け入れ、過去の問題を締めくくろうとし、それに基づいて、未来へ進もうとした」とし「(日本が過去史を正当化することで)現在の問題が引き起こされたのであり、韓国こそ、北東アジアの和平のため、過去史にこだわらず、未来志向へ進もうとしている当事国」だと強調した。
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盧大統領は過去の問題を締めくくり、未来志向で進むつもりでいたのに、それが裏切られて失望した結果、対日政策を大きく変えざるをえなかったようです。日本に植民地支配の真実究明、真の謝罪と反省を求める方向へ転換しました。17日の政策転換声明を朝日新聞は次のように伝えました。
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韓国が対日政策で新原則 「断固対処」の姿勢強調
(前略)
声明は、竹島条例と検定申請中の一部の中学歴史教科書について「韓日友好関係への棄損行為で遺憾」と批判。こうした行動や一部政治家らの「妄言」が、日本の自発的な過去清算への努力を求めた盧政権の期待を裏切ったとの見解を示した。

声明はそのうえで今後の日韓関係の基調と対応方針を提示。「(植民地支配の)真実究明、真の謝罪と反省、その後の許しと和解という世界の普遍的方式に基づいて歴史問題を解決していく」と述べ、日韓友好の前提として日本の「謝罪と反省」が不可欠だとの認識を示した。

竹島と教科書問題を巡る最近の動きに対しては「過去の植民地政策を正当化しようとしており、断固対処する」とした。
植民地時代の個人被害補償を巡っては、65年の日韓条約に基づいて「韓国政府が負担するものは直接解決する」とした。しかし一方、元慰安婦や被爆者、サハリン在住の韓国人ら日韓条約当時、請求権問題の想定外だった人たちについては「日本政府が人権を尊重し、人類の普遍的な規範を順守して解決するよう促す」としている。

一方で声明は「日本は東北アジアの平和と安定を実現する同伴者であるとの信念は放棄しない」と言明。政治、経済、文化の交流は継続し、友好関係を維持することも強調した。また韓国国民に対して「国家間の礼儀に反することがないように」と自制を促した。
以下省略(注2)。
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韓国の新対日政策、通称「対日ドクトリン」は、竹島=独島問題に関しても「静かな外交」を改め、同島の開放など積極策に転じる方針のようです。
こうした韓国の政策転換に日本はだいぶ困惑しているようです。それが大きく報道されましたが、その記事を見て、***さんは<大統領が口を開くたびに、「日本人は反省しろ」といっている>ととらえたのでしょうか。しかし、実はこれは数十年ぶりの発言なのです。それくらい今回の方針転換は歴史的なターニングポイントともいえます。

この転回を日本はどう受止めるのかが問題です。声明が「日本は東北アジアの平和と安定を実現する同伴者であるとの信念は放棄しない」としていることに日本政府は一応安心はするものの、じきに難問のくることが予想されます。
それはいうまでもなく教科書問題です。扶桑社の中学校用歴史・公民教科書の検定、およびその採用をめぐって、成りゆき次第では韓国における反日の火はさらに燃えさかり、皮肉な「日韓友情年2005」になりかねません。

扶桑社の教科書は、日本では今のところ大きな問題にはなっていないようですが、韓国では「歴史歪曲教科書」として検定(3/5)前の段階ですでに大きな問題になりました。それを中央日報はこう伝えました。
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<日本教科書歪曲>どんな内容なのか?
 扶桑社発行の05年改訂版 公民・歴史教科書 検定申請本(白表紙版)は、侵略戦争など日本の過去の過ちについて、現行版同様ひた隠しにしている。 とりわけ、公民教科書に「竹島は日本の領土」という記述を追加したことは、今後両国間のもつれを一層強める要素だ。

◇「朝鮮(チョソン)は中国の服属国」=公民教科書は、独島(トクト、日本名:竹島)関連以外に、日本の防衛問題や主権侵害の事例にも言及し、北朝鮮の工作船やミサイル開発、拉致問題などを強調している。 帰国した拉致被害者の写真も載せている。
(中略)
歴史教科書の場合、19世紀の朝鮮(チョソン)を「中国の服属国」と記述するなど、歪曲部分が多い。 現行版の「中国の強い政治的影響下にあった」から上記表現に変えた。また「朝鮮の近代化を助けた日本」なる別項目を設け、いわゆる「植民地近代化論」を主張する。「朝鮮人のうち、一部が日韓併合を受け入れた」という記述もある。

そして、今回も従軍慰安婦問題について全く言及しなかった。 「植民地によって苦痛と犠牲を強要された」という現行版の記述も削除され、創氏改名に関しては「韓国人の日本式名を認めた」と日本が強制したことをぼかした。
強制徴用や皇民化政策についての記述も巧妙だ。
壬辰倭乱(文禄の役)当時、朝鮮が受けた被害の事実も書かれていない。
中国による支配の視点で韓国史を描き、年表に古朝鮮を入れていない。

扶桑社を支援する極右団体「新しい歴史教科書を作る会」は、今年6月に全国で巡回展示会を行うなど、採択率を高めるべく大々的な活動を展開すると発表した。 採択の締め切り日は8月15日で、万一採択されると、来年4月から教科書として使われることになる(注3)。
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扶桑社の教科書は、今後、右翼系の東京都や広島県、埼玉県などで採択問題がかまびすしくなるでしょうが、近隣諸国との友好関係を阻害するような教科書だけは、何としても防ぎたいものです。
日韓関係は、昨今の韓流ブームもあって、庶民レベルで相互理解が少しずつ深まりつつあるところですが、日米関係とちがって日韓、日中関係は長年の友好も一日にして崩れかねません。
実際、今回の「竹島の日」条例制定は、十余年にわたる各地の姉妹都市関係に多大な影響を与え、各地で相互訪問が中断されつつあります。この裏には韓国の過剰反応がたぶんに影響しているのですが、こうした事態は韓国にとってマイナスになることはあっても決してプラスにはなりません。韓国にも冷静な対応を望みたいと思います。

(注1)日韓首脳会談後の共同記者会見(2004.7.21)における盧武鉉大統領発言http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2004/07/21press.html(注2)朝日新聞 2005.3.17http://www.asahi.com/politics/update/0317/006.html(注3)<日本教科書歪曲>どんな内容なのか?、中央日報 2005.3.11http://japanese.joins.com/html/2005/0311/20050311192153200.html

(半月城通信)http://www.han.org/a/half-moon/
###転載ここまで###
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[39]<日本教科書歪曲>どんな内容な...
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 ピッポ E-MAIL  - 05/3/22(火) 20:35 -

引用なし
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   半月城さんの文章に引用されていた韓国:中央日報の記事を
思考錯誤参考資料としてアップしておきます。

【記事】<日本教科書歪曲>どんな内容なのか?
http://japanese.joins.com/html/2005/0311/20050311192153200.html
===============================================================

 扶桑社発行の05年改訂版公民・歴史教科書検定申請本(白表紙版)は、侵略戦争など日本の過去の過ちについて、現行版同様ひた隠しにしている。 とりわけ、公民教科書に「竹島は日本の領土」という記述を追加したことは、今後両国間のもつれを一層強める要素だ。

 ◇「朝鮮(チョソン)は中国の服属国」=公民教科書は、独島(トクト、日本名:竹島)関連以外に、日本の防衛問題や主権侵害の事例にも言及し、北朝鮮の工作船やミサイル開発、拉致問題などを強調している。 帰国した拉致被害者の写真も載せている。

 過去の徴兵制や君が代・日の丸問題のように、周辺国から激しく批判されている部分は、現行版よりも記述を減らした。 内容をめぐって周辺国や日本国内の市民団体と論争するよりも、まずは当教科書の採択率を高める戦略のようだ。

 歴史教科書の場合、19世紀の朝鮮(チョソン)を「中国の服属国」と記述するなど、わい曲部分が多い。 現行版の「中国の強い政治的影響下にあった」から上記表現に変えた。 また「朝鮮の近代化を助けた日本」なる別項目を設け、いわゆる「植民地近代化論」を主張する。 「朝鮮人のうち、一部が日韓併合を受け入れた」という記述もある。

 そして、今回も従軍慰安婦問題について全く言及しなかった。 「植民地によって苦痛と犠牲を強要された」という現行版の記述も削除され、創氏改名に関しては「韓国人の日本式名を認めた」と日本が強制したことをぼかした。

 強制徴用や皇民化政策についての記述も巧妙だ。

 壬辰倭乱(文禄の役)当時、朝鮮が受けた被害の事実も書かれていない。

 中国による支配の視点で韓国史を描き、年表に古朝鮮を入れていない。

 扶桑社を支援する極右団体「新しい歴史教科書を作る会」は、今年6月に全国で巡回展示会を行うなど、採択率を高めるべく大々的な活動を展開すると発表した。 採択の締め切り日は8月15日で、万一採択されると、来年4月から教科書として使われることになる。

安成奎(アン・ャ塔Mュ)次長 < askme@joongang.co.kr >
(ぺ・ヨンデ)記者

2005.03.11 19:21
=================

【関連記事】
<日本教科書歪曲>政府の3段階対応
http://japanese.joins.com/php/article.php?sv=jnews&src=pol&cont=pol0&aid=20050311184126200
<日本教科書歪曲>「日本全体ではなく極右勢力が問題」
http://japanese.joins.com/html/2005/0311/20050311190756200.html
<日本教科書歪曲>「独島は国際法上日本の領土」
http://japanese.joins.com/html/2005/0311/20050311180248200.html
<日本教科書歪曲>創氏改名を希望したかのように記述
http://japanese.joins.com/html/2005/0311/20050311152046200.html
国会図書館で「日本歴史わい曲展示会」
http://japanese.joins.com/html/2005/0311/20050311170115200.html
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[110]Re(1):<日本教科書歪曲>どん...
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 makoto E-MAIL  - 05/4/5(火) 17:34 -

引用なし
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   初めまして

「韓国:中央日報」、よくもまあ、いけしゃあしゃあと、言えたもんですよね。
人の国の教科書を批判する前に、自分の国の異常なまでの反日偏向教科書を
批判したほうが良いのではないでしょうか。
扶桑社の教科書は、新しいものは読んでいませんが、今市販されているものなら、
手元に持ってます。
先人の偉業、日本人としての誇りを再確認できるすばらしい教科書だと思います。
他社の教科書も持っていますが、自国の初代総理大臣よりも
彼を暗殺したテロリストの写真を大きく載せるという異常さ。
扶桑社の教科書が、一刻も早く学校教育で使われるようになることをせつに望みます。
104 hits

[111]Re(2):<日本教科書歪曲>どん...
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 とほほ E-MAILWEB  - 05/4/5(火) 20:26 -

引用なし
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   ▼makotoさん:
>「自分の国の異常なまでの反日偏向教科書を批判したほうが良いのではないでしょうか。

「偏向している」とは「事実とかけ離れている」と言う意味です。それが事実であれば偏向しているのはmakotoさんのおつむであって、韓国ではありません。事実を提示して、それが反日であるのであればそれは日本が反省すべき事です。

「反日だから偏向」と言う理屈はまったく通りません。
具体的に韓国の教科書の記述が事実と異なる点とはどういうところなのか?実証的に説明してください。
111 hits

[112]Re(2):<日本教科書歪曲>どん...
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 とほほ E-MAILWEB  - 05/4/5(火) 21:21 -

引用なし
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   ▼makotoさん:
>先人の偉業、日本人としての誇りを再確認できるすばらしい教科書だと思います。
>他社の教科書も持っていますが、自国の初代総理大臣よりも彼を暗殺したテロリストの写真を大きく載せるという異常さ。
>扶桑社の教科書が、一刻も早く学校教育で使われるようになることをせつに望みます。

同様に「親日であれば偏向していない」と言う理屈も全く成り立ちません。事実とかけ離れていればその教科書は偏向してます。
また「親日」であるか「反日である」についてもよく意味がわかりません。デタラメ教科書の宣伝をする、makotoさんの方がよっぽど反日です。

何を誇りに思うか?は各個人が己の中で育んでいくものです。教科書や国家に育まれた「誇り」等は誇る必要はありません。
109 hits

[113]Re(3):<日本教科書歪曲>どん...
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 長崎人 E-MAIL  - 05/4/6(水) 1:13 -

引用なし
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   皆様、御久し振りです。

▼とほほさん:
>▼makotoさん:
>>「自分の国の異常なまでの反日偏向教科書を批判したほうが良いのではないでしょうか。
>
>>「反日だから偏向」と言う理屈はまったく通りません。

 「反日だから偏向」という意味ではなくて、「『異常なまでの偏向さ』である『教科書』」という意味ではないのでしょうか。
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[114]Re(4):<日本教科書歪曲>どん...
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 とほほ E-MAILWEB  - 05/4/6(水) 1:51 -

引用なし
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   ▼長崎人さん:
> 「反日だから偏向」という意味ではなくて、「『異常なまでの偏向さ』である『教科書』」という意味ではないのでしょうか。

具体的に何が『異常なまでの偏向さ』なのか説明してません。偏向とは何から偏向しているのでしょう?真実から偏向しているのでしょうか?
これを議論しない事には単なる【右翼の理屈】でしかありません。右翼ってのは自分のおつむが偏向してますので、何でもかんでも偏向して見えるのです。偏向しているか否か?は一般的には真実からどれだけ偏向しているのか?で語られます。

はっきり言って、現在言われている「韓国、中国の教科書への偏向と言う攻撃」は右翼の理屈であり、真実からどちらが偏向しているかといえば日本の教科書が偏向してます、これは扶桑社教科書に限りません。
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[115]韓国の教科書
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 makoto E-MAIL  - 05/4/6(水) 6:21 -

引用なし
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   とほほさん
こんにちは

私は右翼ではありません。
まあ、あなたから見たら右によっているように見えるかもしれませんが。

>「偏向している」とは「事実とかけ離れている」と言う意味です。

「偏向」の意味は、「一方にかたよった傾向(を見せること)。」
であって、事実と云々ではないですよ。
その意味では、明らかに反日に偏っている点、
および自国の歴史を極端に美化している点で、
韓国の教科書は、偏向していると言えるでしょう。

韓国の教科書の
「文化の伝播と交易」という項には、

>アジキとワニシが日本へわたり、漢文・論語・千文字を伝えてあげ、(中略)
>漢学と儒教を教えてあげ、(中略)普及させてあげた。

そのほかにも、「伝えてあげ」が数多く、「教えてあげ」も1回出てきます。
すごく恩着せがましい言い方に思えるのは、私だけでしょうか。
日本の教科書を、自国の歴史を美化していると批判していますが、
美化しているのは、どっちでしょう。
日本も教科書に「韓国に鉄道を引いてあげた」、
「学校を建ててあげた」と書くべきですかね。

日本の天皇に対しても、教科書内では、決して「天皇」という文字は使わず、
「日本国王」または「日王」という言葉を書いています。
ちなみに、こんな記述も見られます。

>韓人愛国団員イボンチャンは日本の東京で、韓国侵略の元凶である
>日本国王を処断するため国王の馬車に爆弾を投げつけた。

「処断」ですか。なんともすごい表現ですね。
この言葉は、アンジュンコンによる伊藤博文暗殺の記述にも使われています。

竹島に関しては

>独島は鬱陵島に付属する島で、早くからわが国の領土として連綿として伝えられてきた。

竹島と鬱陵島はまったく別の島で、90キロも離れています。
竹島は日本列島の大陸棚に、鬱陵島は朝鮮半島の大陸棚にあり、
付属する島とは言い難いでしょう。
「早くから・・・」と書いていますが、朝鮮側文献に「独島」の名称が出てきたのは、
1906年が最初だそうです。

まだまだありますが、とりあえずはこんなところです。
これでも、事実と合っている。偏向していない。とおっしゃるのですか?
(なお、韓国教科書に出てくる名前は、漢字が面倒だったので、カタカナにしました。)

ちなみに、中国の歴史教科書もかなり、偏向しています。
139 hits

[116]Re(1):韓国の教科書
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 とほほ E-MAILWEB  - 05/4/6(水) 7:38 -

引用なし
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   ▼makotoさん:
>「偏向」の意味は、「一方にかたよった傾向(を見せること)。」
>であって、事実と云々ではないですよ。

というのが、makotoさんの「偏っている」の定義であれば議論する価値がありません。(^^;
makotoさん自身が偏れば偏るほど、周りが偏っていきます(笑)

言っている意味がわかりますか?
何を基準にして一方に偏っているのか?と言う意味ですよ。
書き込む前に下の過去ログをよく読んで「偏っていないバランスの取れた」と言う言葉の意味を理解してください。



理解できましたか?
そうしたら、次のステップです。makotoさんのおつむも少しづつ良くなっていくはずです。これは短いのでここに書いておきましょう。

---渡辺洋三『日本国憲法の精神』(新日本新書)---

国民主権の考え方からすると、国民は一人ひとりが政治の主体でありますから、中立ということはありえないことです。日本語の「中立」というのは、たとえばAとBという人が争っている、その争いにたいして関係のない第三者のCという人が中立だ、という意味です。けれども、政治についてはすべての国民が当事者ですから、第三者にあたる人はいないわけです。そういう意味で、国民主権の原則からは政治的中立という考え方は出てくる余地がありません。国民は、どんな立場でもいいのですが、とにかくなんらかの政治的立場を持っていなければならないはずです。ところが日本では「どの立場にも属さない」ことが政治的中立という言葉で語られています。こういうことが通用するのは日本ぐらいではないでしょうか。
日本人は自分の政治的立場を明らかにして議論するということをしません。私はこれを日本社会の非政治的体質と呼んでいます。自分の政治的立場を明らかにして行動すると、何か片寄っているというようにみられがちです。ほんとうは、片寄っていない人というのはいないはずなのです。例えば自民党から見れば共産党は片寄っているし、共産党から見れば自民党は片寄っているわけで、つまり、相対的なものです。それが日本では、どこにも属さないことが片寄っていないことになるという変な理解とすりかわってしまいます。これは非常に大きな問題です。日本の社会で政治運動がたいへんやりにくいということも実はこれと関係があります。政治運動を行うと、片寄っている特別な人間のように見られるという社会的土壌は、根本的に民主主義の歴史が浅いというところからくるのだと思います。このように、日本社会における政治的後進性というべきものが国民の意識の中にもあるのです。
(23p)
---
136 hits

[122]Re(2):韓国の教科書
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 makoto E-MAIL  - 05/4/6(水) 11:02 -

引用なし
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   とほほさん
こんにちは

>>「偏向」の意味は、「一方にかたよった傾向(を見せること)。」
>>であって、事実と云々ではないですよ。

>というのが、makotoさんの「偏っている」の定義であれば議論する価値がありません。

上に書いた、「偏向」の定義は、一応、辞書に載っていたものをコピペしたのですが。
なぜ、議論する価値がないのかは、理解できません。
(自分から見て)考えの偏っている人に対しては、議論する意味がないのですか。

>言っている意味がわかりますか?
>何を基準にして一方に偏っているのか?と言う意味ですよ。

これはわかります。

>書き込む前に下の過去ログをよく読んで「偏っていないバランスの取れた」
>と言う言葉の意味を理解してください。

時間がなかったので、さっとしか読んでいませんが、
どう考えても、「偏っていない」とは思えないのですが。
これも、あなたから見ると、私が偏っているからでしょうね。
しかし、なぜ、南京大虐殺の話題がここで出てくるのか。
今は、教科書の話をしていたはず。
ここの元のスレッドを見ても、韓国の植民地支配についてです。
問題をすり替えないでください。

>makotoさんのおつむも少しづつ良くなっていくはずです。

「おつむ」などという語彙を使って、人をわざわざ怒らせようとしているのですか。
ずいぶん、攻撃的な性格をしていますね。
自分と意見を異にするものに対しては、攻撃しなければ気がすみませんか。
もうちょっと穏便に行きましょうよ。

ちなみに、「少しづつ」とお書きになっていますが、
正しくは「少しずつ」です。
127 hits

[124]Re(3):韓国の教科書
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 とほほ E-MAILWEB  - 05/4/6(水) 11:43 -

引用なし
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   ▼makotoさん:
>上に書いた、「偏向」の定義は、一応、辞書に載っていたものをコピペしたのですが。
>なぜ、議論する価値がないのかは、理解できません。
>(自分から見て)考えの偏っている人に対しては、議論する意味がないのですか。

だから(^^;
makotoさんから見て私が偏っていると言う事は私から見るとmakotoさんが偏っているの。これはわかるよね?
で、公正中立な立場からmakotoさんと私とどちらが偏っているのか?を規定するには基準が必要でしょう?韓国・中国の歴史教科書と日本の歴史教科のどちらが偏っているのか?を議論するためには【真実を基準にする】。当たり前でしょう?辞書の言葉の意味もわからないようじゃ、辞書を引いても無駄じゃないの(笑)

>時間がなかったので、さっとしか読んでいませんが、どう考えても、「偏っていない」とは思えないのですが。
>これも、あなたから見ると、私が偏っているからでしょうね。

私から見ると極端に偏ってます(^^ゞ
つまりmakotoさんから見ると私が極端に偏ってもいるわけです。

>しかし、なぜ、南京大虐殺の話題がここで出てくるのか。
>今は、教科書の話をしていたはず。
>ここの元のスレッドを見ても、韓国の植民地支配についてです。
>問題をすり替えないでください。

どうもわかっていないですね、南京大虐殺の話なんかしていないの(^^;
この話を例に【偏っている】とはどういうことなのか?を説明しているのね。

>「おつむ」などという語彙を使って、人をわざわざ怒らせようとしているのですか。
>ずいぶん、攻撃的な性格をしていますね。
>自分と意見を異にするものに対しては、攻撃しなければ気がすみませんか。

makotoさんはここに何しに来たのですか?

>もうちょっと穏便に行きましょうよ。

なんで私がmakotoさんの相手をしなきゃならないのですか?

>ちなみに、「少しづつ」とお書きになっていますが、
>正しくは「少しずつ」です。

ですね(^^;
134 hits

[125]Re(3):韓国の教科書
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 とほほ E-MAILWEB  - 05/4/6(水) 11:47 -

引用なし
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   ▼makotoさん:
>しかし、なぜ、南京大虐殺の話題がここで出てくるのか。

あー(^^;
それは、別のスレッド。
あなたの相手しているわけじゃないの、誰の何に返信しているか?よく掲示板と言うものを理解してくださいね。
153 hits

[129]Re(5):<日本教科書歪曲>どん...
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 makoto E-MAIL  - 05/4/6(水) 12:33 -

引用なし
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   とほほさん

>具体的に何が『異常なまでの偏向さ』なのか説明してません。偏向とは何から偏向しているのでしょう?真実から偏向しているのでしょうか?

韓国の教科書が、異常なまでに偏向していることを、具体的に書きましたよ。
議論が、私個人の偏向に対するものになってしまいましたが、
私の偏向度はちょっと置いといて、
どうです?
韓国の教科書を読んだら、日本の教科書のなんと、
謙虚で奥ゆかしいことかって思いません?

私が何しに来たのか?
いい質問ですね。
あなたのように、日本の悪口を言いまくり、日本が大嫌いな人を
一人でも無くしたいのです。

ところで、質問があります。
これは、決して、2chのように「ザイ決定」とかの
ふざけて聞くわけではなく、純粋に疑問に思ったのですが、
あなたは在日韓国人か何かなのですか?
そこまで韓国の肩を持つからには、なんらかの関連があるのかなぁと思いまして。
120 hits

[130]Re(6):<日本教科書歪曲>どん...
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 とほほ E-MAILWEB  - 05/4/6(水) 12:36 -

引用なし
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   ▼makotoさん:
>韓国の教科書が、異常なまでに偏向していることを、具体的に書きましたよ。

いーえ、あなたの書いた韓国の教科書の内容は偏向などしてませんよ、日本の教科書よりずっと真実に近い、つまり日本の教科書の方が偏っている。
139 hits

[131]Re(6):<日本教科書歪曲>どん...
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 とほほ E-MAILWEB  - 05/4/6(水) 13:04 -

引用なし
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   ▼makotoさん:
>私が何しに来たのか?
>いい質問ですね。
>あなたのように、日本の悪口を言いまくり、日本が大嫌いな人を
>一人でも無くしたいのです。

ほー、私が日本の悪口を言っているとは具体的にどういう悪口ですか?真実を語ってそれが悪口になるのであれば、それは私の責任ではありません。



>あなたは在日韓国人か何かなのですか?

だとしたら何だというのですか?

>そこまで韓国の肩を持つからには、なんらかの関連があるのかなぁと思いまして。

はーー(^^;
韓国人の友人知人は多勢いますが(笑)
大体別に韓国の肩を持っているのではなく真実を言っているのです。
123 hits

[133]Re(3):韓国の教科書
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 とほほ E-MAILWEB  - 05/4/6(水) 13:45 -

引用なし
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   ▼makotoさん:
>自分と意見を異にするものに対しては、攻撃しなければ気がすみませんか。

あれ?
これもレスしたつもりだけど抜けてら、よしりん坊のいつもの決まり文句だけど書いておくか(^^;

「自分と意見を異にするもの」に対して攻撃的なのではなく、いきなり人んちの掲示板へやってきて議論する気もないくせに過去ログどころか自分がレスした記事さえも読まずデタラメで悪質なプロパガンダを行う人には「攻撃しなければ気がすまない」のです。
147 hits

[138]Re(1):韓国の教科書
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 タラリ E-MAIL  - 05/4/7(木) 14:19 -

引用なし
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   ▼makotoさん:


>韓国の教科書の
>「文化の伝播と交易」という項には、
>
>>アジキとワニシが日本へわたり、漢文・論語・千文字を伝えてあげ、(中略)
>>漢学と儒教を教えてあげ、(中略)普及させてあげた。
>
>そのほかにも、「伝えてあげ」が数多く、「教えてあげ」も1回出てきます。
>すごく恩着せがましい言い方に思えるのは、私だけでしょうか。

「・・・してあげた」という日本語には
1.(純粋に好意から)・・・してあげた、というニュアンスと
2.(対等の関係ではなしに、一方的に恩恵を施す立場から)・・・してあげたと
いう場合があります。
常に2.という含意がされているわけではないと思われます。

そしてまた、日本語では「(相手に)・・・した」と書くところを、
韓国語では「・・・してあげた」という書き方をするのはよくあることです。

これは言語の習慣であって、日本語に訳すときには単に「・・・した」と訳した
方が近い場合もありますが、韓国語の「・・・した」と「・・・してあげた」の
ニュアンスの違いまでもきちんと翻訳するためにはあえて日本語では不自然な言い
方になるとしても「・・・してあげた」と訳さなければならないと判断される場合
もあります。

■言葉の問題よりは重要な歴史的事実の問題

>アジキとワニシが日本へわたり、漢文・論語・千文字を伝えてあげ、(中略)
>漢学と儒教を教えてあげ、(中略)普及させてあげた。

「・・・あげた」は別としてここには、言葉の問題よりはずっと重要な問題が
潜んでいます。

実は戦前、戦後の日本の歴史学、歴史教科書では朝鮮が漢文・論語・千文字・
仏教、その他いろんな先進文化を日本に伝えたということを軽視・無視して
教科書には載せていなかったという問題です。

それらは「中国の文化が朝鮮を経て伝わった」というように記載され続けて
きたのです。朝鮮は中国文明を日本よりかなり早くから受容し、日本より早
くから中国文明を自国に適合させ発展させてきました。日本が遣隋使、遣唐
使を派遣して中国文化を取り入れるよりは早くから朝鮮の先進文化として、
取り入れてきたものです。

しかし、朝鮮を支配すべき日本にとっては古代において文化を朝鮮から受容
したなどいう事実はとても書けませんでした。また、朝鮮支配を合理化する
ために古代においては朝鮮は日本が支配していたというフィクションも作り
上げました。このような戦前史学、教科書の偏向は形を変えて今も生き続け
ているのです。

韓国の教科書が古代の日本の文化は韓国(朝鮮)が伝えた先進文化であった
と正しく、記載していることにもっと注意をすべきです。


>日本の天皇に対しても、教科書内では、決して「天皇」という文字は使わず、
>「日本国王」または「日王」という言葉を書いています。
>ちなみに、こんな記述も見られます。

朝鮮を支配した「天皇」と「天皇制」に対する反発も読み取れる用語ですが、
日本語の「天皇」は皇帝ではなく、天上に君臨し世界を支配する王という意味
を含んでいるのですから、すでに天皇と天皇制からの支配を脱した韓国として
「天皇」という呼称を忌避する感情も理解できます。

ところで、明治のはじめには日本もよりニュートラルな称号である日本国皇帝と
称していました。「天皇」の呼称を使いはじめたのは実は国家主義・軍国主義が
伸張してからのことなのです。

>
>>韓人愛国団員イボンチャンは日本の東京で、韓国侵略の元凶である
>>日本国王を処断するため国王の馬車に爆弾を投げつけた。
>
>「処断」ですか。なんともすごい表現ですね。
>この言葉は、アンジュンコンによる伊藤博文暗殺の記述にも使われています。

日本語でも「処断」という言葉はありますが、韓国語における意味、ニュアンス、
使われる場合というのを正確に把握しなければなりません。あなたが感じるような
ニュアンスとは若干違うでしょう。

竹島問題については他のスレッドをご覧下さい。
韓国・中国の教科書問題については些末な言葉や表現の問題に直情的に反応する
のではなく、書かれている事実と、韓国・中国の歴史に対する見方をよくよく味
わうのではなくてはなりません。
139 hits

[163]世界の教科書からの日本教科書...
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 とほほ E-MAILWEB  - 05/4/10(日) 23:40 -

引用なし
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   昨今の、中・韓教科書攻撃言説の中に少なからず見受けられるものに「中・韓は反日的だがアジア一般ではそんなことはない、特にインドネシアは親日的である」と言う言説がある。確かに傾向としてそう言うこともあるのかもしれない、特にインドネシア政府は終戦直後から親日的な事は有名である。

しかし、これは「日本の戦争は解放戦争であった」と言う根拠として語られるのは間違いである。親日インドネシア政府が戦後一貫して行ってきた弾圧政策は戦前日本を全く模倣したものであるのだから戦後インドネシア政権が親日であるのは当然なのだ。しかしインドネシアの民衆にとっては親日インドネシア政権、旧日本政府ともに抑圧政権であることに変わりはない、東ティモールの出来事は記憶に新しい。

つとにフィリピンも親日的である、歴史的にみてもフィリピン人は日本人が好きである、これもしかしなぜフィリピン人が日本人に好意を寄せるのか?と言うことを隠している、高山右近はその銅像が庶民に大変親しまれているのであるが彼の銅像があるのは彼がカトリック教徒として日本で迫害を受け流刑された日本弾圧政権(豊臣政権)による【殉教者】だからである。パターン死の行進を始めとした日本軍国占領への憎悪はよく語られているものでフィリピン人民にとって忘れる事の出来ない、地獄絵図の記憶なのである。

そうした東南アジア諸国や台湾の親日感情(これは実は中韓とて同じ)は「もう今の日本は昔の日本とは違う、許してあげよう、仲良くしよう」と言う理念の下にある、そうした親日感情に対して我々は感謝し多いに過去を反省せねばならないに関わらず、過去を正当化し事実を歪曲しようとする勢力に、そうした親日感情を根拠にされたのでは「アジアの親日」に対する侮辱でしかない、最近の中・韓の反日感情も当然の事である。

さてそのインドネシアの教科書にはどのように書かれているのだろうか、先日某MLにその情報が流れたので許可を得て以下に転載する。

--- 以下 ---
少し遅れた話題ではありますが、教科書に関する社説についてです。
朝日新聞によれば、扶桑社の教科書は、

>  今回、「アジアの人々を奮い立たせた日本の行動」
> 「日本を解放軍としてむかえたインドネシアの人々」という囲み記事が新たに登場した。日本が占領した地域の代表者らを集めた「大東亜会議」もくわしく説明している。

などとたわけたことを書いているのだそうで。これでよく検定に通ったものだと思います(笑)。
確かにインドネシアの人々が歓迎したのは事実だそうですが、「だがしかし」と続くのです。
インドネシアの教科書(1988年版なので今はどうなのか不明ですが)によれば、以下のようになっています。

**** [1]より引用 ****
インドネシア 中学校用「社会科学・歴史科 第五分冊」(一九八八年版)
 「当初、日本軍の到来はインドネシア民族に歓迎された。インドネシア民族は、長く切望した独立を日本が与えてくれるだろうと期待した。
  どうしてインドネシア民族は、このような期待を持ったのだろうか。それは
日本がやってきてまもなく、つぎのような宣伝を展開したからである。

−日本民族はインドネシア民族の「兄」である。日本がきた目的は、インドネシア民族を西洋の植民地支配から解放することである。
−日本は「大東亜の共栄」のために開発を実施する。

 その実体はどうであったか。日本時代にインドネシアの民衆は、肉体的にも精神的にも、並はずれた苦痛を体験した。日本は結局独立を与えるどころか、インドネシア民衆を圧迫し、搾取したのだ。その行いは、強制栽培と強制労働時代のオランダの行為を超える、非人道的なものだった。資源とインドネシア民族の労働力は、日本の戦争のために搾り取られた。」
**** 引用おわり ****

「当初はAとして喜んでいた。しかし実際はBだった」の「Bだった」という部分を省いてしまうのは、かなり問題であると言わざるを得ないでしょう。普通「だましている」というような気がしますが。

ここまで書かないと事実を伝えてないのですが、扶桑社の教科書はここまで書いてないですね。
それが隠しているのが気がついてないのかまでは知りませんが。

各社いろいろ書いているわけですが、納得が行かないのが読売新聞の社説のこの部分。

> 歴史教科書に従軍慰安婦についての記述が登場した背景には、慰安婦はすべて強制連行によるものという誤った歴史認識が内外に広まったことがあった。
>
>  日本の一部勢力が、戦時の「女子挺身(ていしん)隊」という勤労動員制度について、「慰安婦狩り」だったかのように、喧伝(けんでん)したためである。
>
>  その誤りが明らかになった以上、慰安婦に関する記述が教科書から削除されるのは、当然のことだろう。

確かに混同されていたそうですが、
だからといって従軍慰安婦という制度そのものがなかったわけじゃありません。
正しい実態を書けばいいだけのことです。すべてをなかったことにするのは誤りです。
ETVの時もそうでしたが、どうも論理展開に問題があると思います。

参考文献
[1] http://www31.ocn.ne.jp/~hinode_kogei/DATA.html#asian_point
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[167]インドネシアの教科書
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 higeta  - 05/4/11(月) 9:08 -

引用なし
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   >確かにインドネシアの人々が歓迎したのは事実だそうですが、「だがしかし」と続くのです。

本当に、「だがしかし」の後が重要だと思います。

日本がインドネシア独立に寄与したことを
強調する議論がありますが、
インドネシアから見たら、
占領中も、その終了に際しても、
日本は抑圧する存在でしかないのです。


○インドネシア共和国教育文化省編『インドネシア』世界の教科書=歴史015、1982年(原著:1975年)

「私たちは、日本が西洋の抑圧からアジア全土の民衆を解放するとの掛け声とともにインドネシアへやってきたことをすでに知っている。しかしその到来後数カ月のうちに彼らは仮面を脱ぎ捨て、アジアの国々を占領して民衆を公然と抑圧した。同じことはインドネシアでも起こった。その圧制のためにあちこちで日本に対する反乱が発生した」227頁

「オランダ領東インドの植民地社会構造ではオランダ人が最上級の国民とされ、次に東洋外国人(中国人、アラブ人、インド人など)が、最後にやっとインドネシア現地人が第3等国民として位置づけられていた。日本による占領時代には日本人が第1等国民として登場し、インドネシア現地人は第2等国民に上がり、中国人、インド人、ヨーロッパ人は第3等に下がった。インドネシアの独立によりインドネシア人は第1等国民に上がったが、インドネシア共和国は人種(皮膚の色)、出自、信仰、種族による差別はしなかった」235頁

「1945年8月15日に連合軍に降伏したのち、インドネシアの日本占領軍は降伏時の状態をそのまま維持するよう連合軍に命令された。その時から日本軍は、連合軍が到着して彼らを武装解除するまで単なる連合軍の道具でしかなくなった。…他方で日本軍は、独立を宣言したインドネシアの民衆と対決しなければならなかった。人民治安団と闘争団体は、すべてのインドネシア民衆とともに日本の手から権力を奪還する運動を始めた。…ほとんどインドネシア全域にわたって、このインドネシア民衆の行動を妨害しようと努めた日本から権力奪還が行われた。その結果、あちこちでありあわせの武器しか持たない民衆と完全武装した日本軍との間に衝突が発生した。インドネシア共和国の主権を確立しようと奮闘する中で、民衆の側から何千人もの人が犠牲となって倒れていった」236頁


この教科書で学んだ人は、今は40代でしょうか。
以上は、彼らの歴史観・日本観の基盤となっているのではないでしょうか。
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[169]中国の歴史教科書
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 higeta  - 05/4/11(月) 16:55 -

引用なし
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   中国の歴史教科書について、
あやふやな情報に基づいて議論するのではなく、
冷静に実態を見定める必要があると思います。

以下では、その一端を
並木頼寿「中国教科書の世界・日本像」(山内昌之・古田元夫編『日本イメージの交錯』東京大学出版会、1997年)によってみていきたいと思います。


(1)教育の方針

国家教育委員会が制定した『全日制中学 歴史教学大綱』(1991年)には、
次のようにあります。


「中学の歴史教学は、学生に対して、社会発展法則の教育、革命伝統の教育、愛国主義教育、四つの基本原則堅持の教育、および国際主義教育を行って、学生が社会主義祖国を熱愛し、社会主義事業を熱愛し、共産党を熱愛する真摯な感情を育て、歴史上の優秀な人物の尊い人格に学び、社会主義現代化建設のために貢献する精神を樹立することが求められる」
(並木論文、45-46頁)


並木氏が指摘するように、
「中国の歴史教育には、中国共産党が指導する中華人民共和国という国家に国民を統合させようとする、たいへん強い意志が働いて」います(同47頁)。

そこでは、マルクス主義の発展段階論が歴史観のベースとなっています。


○初級中学『世界歴史』1992年 巻頭「なぜ世界歴史を学ぶか」

「私たちは世界歴史を学ぶことによって、歴史唯物主義の正しさ、たとえば社会発展法則の正しさをいっそう良く身につけることができる。私たちは歴史の発展に確固とした法則があること、後の社会には前の社会よりも進歩していること、資本主義社会が必然的に社会主義社会にとってかわられることは、社会発展法則によって決定されていることを、より明確に理解することができる。未来の世界が発展していく基本的な方向は、あともどりすることのないものなのである。これによって、私たちの社会主義に対する信念はいっそう強化されるであろう。
 中国歴史を学ぶことによって、私たちは愛国主義の尊さを深く教えられるが、では、世界歴史の学習からも同様の教訓を学ぶことができるだろうか。やはり学ぶことができる。…」(同50-51頁)


(2)時代区分

初級中学『世界歴史』では、
「世界古代史」、「世界近代史」、「世界現代史」
と時代区分されています。

「中世」がないのは、「封建社会」を古代とすることに由来しています。
中国史では、戦国時代(前403-前221)から「封建制」になったとみられており、
その発展段階規定と関連しているわけです。

地主制を基礎とする封建制は、20世紀の中国革命で打倒されるまで続きます。
その後は、植民地主義と結託した封建勢力が民国の政権を牛耳ったとされ、
中国近代の社会体制は、「半封建」と規定されています。

近代から現代への大きな画期は、ロシア革命に置かれますが、
1949年の共和国成立から現代とする見解もあり、
その評価は揺れているようです。


(3)日本について

以上のような時代区分を背景に、
日本との関係は以下のような主旨で記述されています。

中国の古代文明は世界歴史を牽引する先端的文明であり、
世界に絶大な貢献を果したとされます。
しかしアヘン戦争を境に立場が逆転します。

近代アジアの歴史は、欧米植民地主義の圧迫に対抗する
民族解放運動の歴史として描かれていきます。
そして、その中で中国は、
「反帝国主義・反封建」の課題を担う世界の革命的な人民の
先頭に立っていたことが印象づけられる記述となっています。

アジアのなかで著しく異質な存在として、
「帝国主義化」した日本がとらえれています。
「主な帝国主義国家―日本」の項には、次のようにあります。


「大地主と大ブルジョアを代表する天皇専制政権は、極力軍国主義の発展につとめ、内には弾圧政策を行い、外には侵略拡張を行った。日本の侵略の矛先は朝鮮と中国に向けられた。早くも七〇年代に、日本は朝鮮に迫って門戸を開かせ、その侵略勢力を浸透させようとした。一八九四年にはさらに朝鮮への侵略を進めるため、中日甲午戦争〔日清戦争を指す〕を挑発した。ツァーロシアと朝鮮および中国の東北地方を争奪して、一九〇四年、日本は日露戦争を起こした。日本は帝国主義にむかう過渡的な過程において、一面では従来西洋の資本主義国家と結んでいた不平等条約を徐々に廃棄して、西洋に従属させられる危険から脱却するとともに、別の一面では自らすすんでみだりに武力を好む侵略的な傾向の強い帝国主義国家に変わっていった。」(同62頁)


近代以前の日本については、
中国から絶大な影響を受けて社会と国家を形成したこと、
そして「倭寇」の侵略的イメージが主になるのでしょう。

古代の対外関係においては、
中国の大王朝による朝鮮や東南アジアに対する遠征や征服は、
あまり触れられていません。「元寇」についてもありません。
また中国を中心とした冊封・朝貢関係をもとにした地域秩序についても
記述されていません。

近代になると、日清戦争から日中戦争に至る日本の軍事行動の広がり、
および中国の抵抗運動に関して、日本の教科書の記述をはるかに超える情報が
盛り込まれています。
123 hits

[170]Re(1):中国の歴史教科書
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 とほほ E-MAILWEB  - 05/4/11(月) 17:54 -

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   ▼higetaさん:
>中国の歴史教科書について、
>あやふやな情報に基づいて議論するのではなく、
>冷静に実態を見定める必要があると思います。

確かに。
中国の歴史教育については問題点を指摘する人が多いです。特に江沢民以降。
が、私は具体的に江沢民教育の何が問題なのか?間違った教育をしているのか?と言う情報を中々得ることができません。この辺のところはどうなのでしょうかね?
私が見聞する範囲では『国内の共産党独裁に対する鬱憤のガス抜きの為に反日的な教育を施している』と言う言説です。

サッカー暴動の時もそうでしたし、今回の反日デモもそうです。

私はただこれはたとえそうであっても日本には、それが正しいものである限り、批判する権利はない、しかも国際社会も中国を支持するだろう、と思ってます。この辺について何かご意見はございませんか?
112 hits

[181]Re(2):中国の歴史教科書
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 higeta  - 05/4/13(水) 9:38 -

引用なし
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   ▼とほほさん:
近代の日本と中国の関係は、多様でありますが、
日本が侵略したという側面が本質であって、
その評価はそうそう揺るがないでしょう。
中国の教科書もその本質をとらえた上に構成されています。

中国の「愛国主義」の発露に対して、一定の距離を保ち、
冷静な判断をすることは必要だと思いますが、
侵略という本質を相対化する、あるいは忘却するために
中国の教育を批判することには、賛成できません。
117 hits

[184]「つくる会」の逆バージョンです
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 熊猫 E-MAIL  - 05/4/13(水) 22:13 -

引用なし
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   中国では「愛国教育」が行われており、その成果です。
つくる会の皆さんが理想とする若者達の姿を中国に見ることが出来ます。
右翼の皆さんには、喜んで欲しいものだと思います。
何故か彼らは「反日教育」と呼んでいますが.....。
そもそも「愛国教育」なんてのは、外国人から見れば「でめえら、何様のつもりだ?」となるのではないでしょうか?
中国の「愛国教育」は学校教育ではなく名前は忘れましたが、各地に「青年・・・(なんとか)」という所があり、そこで勉強しているようです。
事実を教えているのであれば問題ないのではないかと思います。それこそ、つくる会のメンバーの皆さんに、「他国の教育に口出しするな!」と言ってもらいたいものです。
122 hits

[185]Re(1):「つくる会」の逆バージ...
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 とほほ E-MAILWEB  - 05/4/14(木) 5:34 -

引用なし
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   ▼熊猫さん:
>中国では「愛国教育」が行われており、その成果です。
>つくる会の皆さんが理想とする若者達の姿を中国に見ることが出来ます。
>右翼の皆さんには、喜んで欲しいものだと思います。

5年位前のネットウヨの中にはそう言う正直な事を言うネットウヨもいたんですがね(^^;
「そう言う意味では、今の日本のだらけた若者より北朝鮮の人民の方がずっとましだ」とか、、。
136 hits

[187]Re(1):「つくる会」の逆バージ...
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 gallery E-MAIL  - 05/4/14(木) 13:38 -

引用なし
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   ▼熊猫さん:
>中国では「愛国教育」が行われており、その成果です。
>つくる会の皆さんが理想とする若者達の姿を中国に見ることが出来ます。
>右翼の皆さんには、喜んで欲しいものだと思います。

先に書かれちゃいましたな。
自国を愛するが余り、他国を貶めるって傾向は、まさにそっくり。
つくる会の教科書なんかで育つと、あんな風になっちゃうよ、と(笑)

まぁ実際のところ、「愛国教育」なる影響をモロに受けている人民はごく少数で
「国は国、自分は自分」と割り切って考える人がほとんどだとは思いますが。
そういう意味から言えば、つくる会の教科書も採用されたとしても、
どれほどの影響力を持つかは疑問だとも思います。
個人的には…というより、法律的な立場(有力説)から言えば、
「教科書検定」なんてのは、表現の自由を脅かす行為に他ならないので
(一部を除いて)やめちまえ、というのが持論です。
実際、どうも政治的見解が検定意見として定着しつつあるようですし。
だから、つくる会の教科書もあり。その代わり、故・家永三郎氏レベルの
検定不合格教科書もOKです。教科書は、現場の教師が自由に選んでください。
「一部を除いて」というのは、教科書に「事実」と違う表記があった場合の訂正です。
天動説が「事実」であると教えるのが間違ってるから訂正するのと同様、
「南京虐殺は存在しない」とか書いちゃあいけないよ、と。
あと「神話」を「事実」として載っけないように、とか。
126 hits

[193]「強制連行はなかった」論と戦...
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 とほほ E-MAILWEB  - 05/4/16(土) 4:10 -

引用なし
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   こちらは、戦争責任.comでの論考です。
他にも韓国殖民支配について、良い殖民支配だとか強制連行ではない、等という暴論が如何に馬鹿げた主張であるのか良くわかる歴史論考が多くありますのでお勧めです。

http://www.sengo-sekinin.com/home/contents/issue_koria/issue_higuchi.htmより。

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