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以下はピッポさんのページから。
この本には、もちろんいくつかの弱点があります。写真の初出、流通経路を問いながら The China
Weekly Review
など当時の英字写真誌を軽視しています。また、写真が複数コピー可能なメディアであることを無視しています。また、自分で立てた仮定を否定すれば写真も否定できると思い込んでいます。また、「南京虐殺はプロパガンダによるまぼろしである」という結論まずありきから「南京事件を証拠立てる写真はなかった」が導かれています。
こうした欠陥がありながらも、欠陥にあり余る有益さをこの本はもっています。私は、この本に取り上げられた写真を導きの糸として、68年前に起こった事実を紐解くインデックスにしようと思っています。様々な証言や歴史史料、戦争に参加した兵士たちの記録。その先にあるのは、見聞きし難いつらい過去の真実なのですが・・・。
これは確かに私もわかります。 おそらく否定論というものがなければ、私は日本軍の戦争犯罪というものも知らず、関心も持たなかったと思います。そしてそれを知れば知るほど戦争犯罪への怒りがわき、それ以上に否定論への怒りがわいてきます。
貢献と言えば貢献かもしれません(^^;
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