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[197]東大教授・刈谷さんの教科書検定論 pakpak 05/4/16(土) 22:30
[198]Re(1):東大教授・刈谷さんの教科書検定論 pakpak 05/4/16(土) 22:39
[199]Re(1):東大教授・刈谷さんの教科書検定論 とほほ 05/4/16(土) 22:53

[197]東大教授・刈谷さんの教科書検...
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 pakpak  - 05/4/16(土) 22:30 -

引用なし
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   4月15日の朝日新聞に『三者三論』という記事がありました。
『三者三論』というのは、一頁を使ってそのときどきの問題を三人の人に語らせる記事で、今回は『教科書検定を考える』と題して「中学校用教科書の検定結果が発表され、一部の内容が国際問題に発展した。検定をどう考えるか。」とリードが付いています。

登場するのは、元文部省初等中等教育局長の菱村幸彦さん、リクルート社勤務から中学校校長に転じた藤原和博さん、東大教授で教育社会学の刈谷剛彦さんの三人です。

元文部省の菱村さんの検定制度に対する意見は、付けられた見出しが「欠陥指摘、当然の制度」と予想どおりの内容です。また校長の藤原さんは御三方の中ではまだましなことを言っているように思いました。

ひどいと思ったのは東大の刈谷さんです。冒頭から、「中国や韓国の人たちの反発は、『検定は国家によるお墨付きであり、国家による知識の権威づけだ』と見ていることに起因するのだろう。」ときます。
「つくる会」の教科書に何が書いてあるかは問題じゃないし、「検定は国家によるお墨付き」ではない、中韓の反発は日本のことを誤解しているからだというわけです。

刈谷さんは続けます。家永訴訟のころに比べれば「現在の教科書検定は大幅に簡素化され」ている、それでも「検定制度が国定教科書制度と同じであるかのように誤解され、国際的な問題を引き起こすのなら」と、あくまでも国際的な問題が起こるのは誤解によるものというスタンスです。

そして刈谷さんは返す刀で「進歩派」を打ちます。「その点で少々気になるのは『進歩派』と呼ばれる人たちの論調だ。かっては検定制度を緩和するように主張していた。ところが、『つくる会』の運動が始まると、今度は検定制度の厳密化を求めるようになった。」
「つくる会」に対して甘い検定に対して、やる以上は同じ基準でやれという声が出るのは当然だと思うのですが、ものごとの上っ面だけを見て批判の材料にするところなど、刈谷さんは「つくる会」から学んでいるのかと思ってしまいます。

さらに続きます。
「『つくる会』の立場であれ、それに反対する立場であれ、国家によって権威づけられた単一の歴史観を学校教育で教え込むという発想は危うい、と私は考える。」
「私は以前から、複眼的な歴史観を培うために、つくる会の教科書と別の教科書の両方を使って授業をしたらどうか、と提案してきた。」

引用していてあきれてしまうのですが、この人は「つくる会」の会員なんでしょうか。
今の日本で「国家によって権威づけられた単一の歴史観を学校教育で教え込むという発想」に一番近いのは「つくる会」でしょうし、「複眼的な歴史観を培うため」に、それに最も遠い「つくる会」の教科書を使おうというのですからさっぱりわかりません。
22 hits

[198]Re(1):東大教授・刈谷さんの教...
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 pakpak  - 05/4/16(土) 22:39 -

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   私の投稿『東大教授・刈谷さんの教科書検定論』中の「刈谷」さんはタイトルも含めてすべて「苅谷」さんの誤りです。
苅谷さん、どうも失礼しました。
25 hits

[199]Re(1):東大教授・刈谷さんの教...
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 とほほ E-MAILWEB  - 05/4/16(土) 22:53 -

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   ▼pakpakさん:
>そして苅谷さんは返す刀で「進歩派」を打ちます。「その点で少々気になるのは『進歩派』と呼ばれる人たちの論調だ。かっては検定制度を緩和するように主張していた。ところが、『つくる会』の運動が始まると、今度は検定制度の厳密化を求めるようになった。」

「進歩派」等という派閥でひとくくりに出来るか否かはわかりませんが、確かに検定批判の声は強かった、自由主義史観がその声を利用してのし上がったのですよねそれに対して批判している、この苅谷氏の議論の立て方そのものが対立構造を単純化させ2極化して錯誤を煽る、自由主義史観の思考法そのものなのですがね(^^;

でもこの「検定」については議論すべきでしょうね。
苅谷氏がここで述べている「検定制度の厳密化」と「進歩派の検定批判」は別に矛盾していないのです。

簡単に言えばこう言うことです。わかりやすいと思います。
私は国家や如何なる権力によるものであれ検定に反対です。しかし一つだけ検定をせねばならない権威があります、それが科学です。
検定は権力によって為されるものではなく、科学によって為されるべきものです。

対立構造を二極分化させ物事を見ると、その本質を見失ってしまう事を苅谷氏の議論は示してますね。
一つの提案としては教科書検定を国際アカデミズムに依頼することでしょうね。

皆さんのご意見お待ちします(笑)
galleryさんはご自身の検定に対する態度を明確に表明されているようですね。
[#187] Re(1):「つくる会」の逆バージョンです
22 hits

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